アート
「アート」に関する記事
「INSULA LUX 光の島」アントニ タウレ展覧会がシャネル・ネクサス・ホールで開催|CHANEL
CHANEL|シャネル幻想的なコントラストと繊細なタッチで光を描く画家アントニ タウレの日本初個展「INSULA LUX 光の島」スペイン出身の画家・アントニ タウレの日本初となる個展「INSULA LUX 光の島」が、銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて2019年2月14日(木)まで開催中だ。Text by OZAKI Sayaka自然豊かなスペイン・フォルメンテーラ島の「光」を描いた作品群アントニ タウレは、1945年スペイン・バルセロナ県のサバデル生まれの画家。幼少より父親の手ほどきを受け、絵を描き始めた。’70年にバルセロナで建築家資格を取得したのち、’75年にパリのギャラリー・マチアス・フェルで初個展を開催して以来、美術館やギャラリーで数々の個展を開催してきた。また’87年にはフランスの芸術文化勲章を受賞し、世界各地の劇場で舞台装飾も手掛けている。そのタウレが、今回テーマとしたのは「光の島」。どの作品も、建築物の開口部から差し込む外の光と、冷たい室内空間の暗さが幻想的なコ...
「アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960 -1990年代」|ART
ART|アジア各地のアヴァンギャルド・アートが東京に集結時代を反映し、新たな表現方法を模索したアーティストたちの軌跡をたどる東京国立近代美術館にて、1960年代〜'90年代のアジア各地の絵画、彫刻、写真、パフォーマンス、インスタレーションといった多彩な作品約140点から、アジアの近代美術から現代美術への転換期にフォーカスする初の展覧会「アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960-1990年代」が開催されている。Text by OZAKI Sayakaローカルに向き合ったアーティストたちによる多彩な約140点の作品が集結ジム・スパンカット《ケン・デデス》1975/1996年 ナショナル・ギャラリー・シンガポール蔵「アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960 -1990年代」展では、日本、韓国、台湾、中国、香港、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、インドなど、10を超える国と地域の90組以上の作家による約140点の作品が東京に集結。...
参加者として体験したい、スペインのアーティスト、ハビア・カレヤの日本初個展|ART
ART|ペインティング、インスタレーションに彫刻作品も驚きとユーモアを与えるトリックに満ち溢れた世界ハビア・カレヤの日本初個展「Do Not Touch」開催渋谷のギャラリーNANZUKAにて、2018年11月24日(土)~12月22日(土)の期間、スペインのアーティスト、ハビア・カレヤの日本初個展「Do Not Touch」が開催される。Text by OZAKI Sayaka象徴的な“BIG EYE”とテキストで生み出されるウィットに富んだ世界観1971年、ピカソの生誕地として有名なマラガに生まれ、現在もマラガにて活動を続けるアーティスト、ハビア・カレヤ。その作品は、日常生活のさまざまな出来事にちょっとした仕掛けを加えることによって、驚きとユーモアを与えるトリックに満ち溢れている。ルネ・マグリッドが好きだというカレヤは、その技法を参考にしながら現代的な肖像画において再解釈を試みている。また鑑賞者が自ずと見出すようなストーリー性の設定は、カレヤが作品に仕掛けた罠のひとつだ。カレヤ...
アーティスト清川あさみによる「千年後の百人一首」原画展|ART
ART|和歌を今のものとして描き出す 現代版「百人一首」の世界を表現アーティストの清川あさみ氏と、詩人の最果タヒ氏による書籍『千年後の百人一首』の原画を展示する『「千年後の百人一首」原画展-糸で紡ぐ、歌人のこころ-』が展示される。期間は2018年11月21日(水)~12月10日(月)まで。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)京都 両足院 建仁寺山内にて開催アーティストの清川あさみ氏と、詩人の最果タヒ氏が、百人一首をテーマにタッグを組み話題となった書籍が、『千年後の百人一首』だ。本書では、和歌の一つ一つを現代のものとして再解釈し、糸と布とビーズを用いて感情豊かに描き出した作品が収録されている。この度、その原画が『「千年後の百人一首」原画展-糸で紡ぐ、歌人のこころ-』にて展示される。会場となるのは、京都 両足院 建仁寺山内。華やかさと静寂が入り混じる紅葉の京都で、想像力をかきたて、心に染み入る現代版「百人一首」の世界観に浸ることができる。©︎AsamiKiyo...
「生誕110年 東山魁夷展」独自の心象風景を描いた作品約70件が集結|ART
ART|自然の情景に自らの心を重ねた静謐な風景画国民的風景画家と謳われた東山魁夷の画業を回顧する「生誕110年 東山魁夷展」戦後を代表する国民的風景画家と謳われてきた東山魁夷(1908年~1999年)。その東山魁夷の生誕110周年を記念し、東京では10年ぶりとなる大規模回顧展「生誕110年 東山魁夷展」が、国立新美術館にて2018年10月24日(水)~12月3日(月)まで開催される。Text by OZAKI Sayaka20世紀とともに生きた東山の画業の全貌「生誕110周年 東山魁夷展」は、自然の景色に自らの心情を重ねた美しい風景画を描き、国民的画家とも謳われた東山魁夷の生誕110周年を記念する回顧展だ。東山魁夷は横浜に生まれ、東京美術学校を卒業。1933年にドイツ留学を果たし、後の画業につながる大きな一歩を踏み出したが、太平洋戦争に召集、終戦前後に相次いで肉親を失うなど苦難の時代を過ごした。どん底にあった東山に活路を与えたのは、自然が発する生命の輝きだった。1947年に日展で特...
中国西安出身の若手気鋭作家、馬嘉豪による初個展「霾(バイ)PM2.5」|ART
ART|社会主義制度の問題を問う気鋭作家"大量数"への恐怖、そして問題中国出身の現代美術家、馬嘉豪氏が初の個展「霾PM2.5」をTAV GALLERYにて開催する。世界に対する疑問、そして本質を作品で表現した。期間は2018年11月2日(金) ~11月16日 (金)まで。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)社会主義制度の問題を問う、22歳の若手現代美術家の馬嘉豪(マ・ジャホウ)氏。18歳に至るまで反日教育を受け続け、祖国の違和感や国家間の在り方に疑問を抱いたことをきっかけに、来日を果たした、という経歴をもつ。タイトルにつく"PM2.5"は、「Particulate(微小粒子状物質) Matter(問題)」の略であり、主に工場からの粉瘤や排気ガスなどの様々な問題が複合的に重なった社会問題の総称だ。本展ではギャラリー空間を調香師、喜覚愛(AI KIKAKU)氏との合同制作により、PM2.5を「煙」により再現し、レディメイドやミクストメデイアの新作を中心とした作...
デヴィッド・リンチとコラボレーションしたスピーカー|BANG & OLUFSEN
BANG & OLUFSEN|バング&オルフセンデヴィッド・リンチとコラボレーションしたスピーカーデイヴィッド・リンチのアートワークをあしらったバング&オルフセン「Beoplay M5」と「Beoplay P2」。どちらにも彼のサインが配された特別なモデルとなっている。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)“War Between the Shapes”シリーズのアート作品を纏うバング&オルフセンが発表した新たなコラボレーション相手は、映画監督。脚本家、アーティスト、ミュージシャンなど多方面で活躍するデヴィッド・リンチ氏。コラボレーションによって生まれたアイテムは、“War Between the Shapes”シリーズや、1970年代に描かれた作品、2007年に制作された“Paris Suite”のリトグラフの中から選ばれたイメージやディテールを取り上げ、スピーカーにあしらったスペシャルなモデルだ。本コラボレーションでは、「B...
建築ユニット、クリスト&ガンテンバインの展覧会開催|ART
ART|スイス建築の新潮流建築ユニット・クリスト&ガンテンバインの集大成『The Last Act of Design - スイス建築の表現手法』が開催スイス・バーゼルの建築ユニット、クリスト&ガンテンバインの展覧会『The Last Act of Design – スイス建築の表現手法』が東京・渋谷のヒルサイドテラスにて、2019年3月20日(水)~3月31日(日)まで開催される。Text by OZAKI Sayaka新たな建築を生み出すクリスト&ガンテンバインのデザイン行為に着目した展覧会スイス国立博物館(2016年)、バーゼル州立美術館(2016年)など、近年のスイスにおいて重要なプロジェクトを手掛けるクリスト&ガンテンバインは、スイスを代表する若手建築家のユニットだ。彼らは形態の自立的な特性に興味を持ち、魅惑的な方法で古典と現代を調和させた画期的なプロジェクトを実施してきた。その彼らが手掛けた建築におけるデザイン行為に着目し、建築が持つ意味の多様性の表出を試みる展覧会『T...
人間が到達できる描写力の限界地点へ。スーパーリアリズムの画家・上田薫の個展開催|ART
ART|きらめく瞬間を絵画に閉じ込める『-画集刊行記念-上田薫展』生たまごやスプーンに映し出される一瞬を描くスーパーリアリズムの巨匠の個展開催スーパーリアリズムの巨匠・上田薫の個展『-画集刊行記念-上田薫展』が、2019年3月20日(水)~26日(火)まで、東京・日本橋髙島屋にて開催される。Text by OZAKI Sayakaモチーフに映り込む光まで緻密に描き、圧倒的な存在感を放つ上田薫氏は1928年東京に生まれ、東京藝術大学を卒業後、アンフォルメル絵画(抽象的絵画)の影響を受けた作品を発表してきたが、’70年代以降は写実主義の絵画を手掛けてきた。’75年には第11回現代日本美術展で東京国立近代美術館賞、第10回ジャパン・アート・フェスティバルで優秀賞を受賞し、’80年代には大学教授も務めた。作品は、中学や高校の教科書にスーパーリアリズム絵画として掲載されるほど良く知られた存在。モチーフの生たまごやスプーンに映り込む光や室内の風景まで緻密に描かれた作品は、圧倒的な個性と存在感で...
大胆不敵なアーティスト・LUSHの日本初となる個展|ART
Hidari Zingaro|ストリートとインターネットをつなぐ世界初のミーム・アーティストLUSHの日本初個展。『Okay, now THIS is epic.』東京・中野で開催インターネットに溢れるミームやセレブリティ、政治家をモチーフに巨大な壁画を描くストリートアーティスト、LUSHの新作を紹介する個展『Okay, now THIS is epic.』が、東京・中野のHidari Zingaroで開催中だ。会期は2019年3月8日(金)まで。Text by OZAKI Sayakaインターネットで拡散するミームが現実世界の領域に浸出LUSH(ラッシュ)は、メルボルンを拠点に活動するオーストラリアのアーティスト。インターネット上のミーム(SNSやフォーラムのユーザーたちによって作られ拡散される画像)をアイロニカルに描いた路上の壁画が話題となり、グラフィティ界において最も評価が分かれると同時に最も影響力を持つ人物のひとりに数えられるようになった。メルボルン、ロサンゼルス、サンフラ...
ドイツ人作家のアンネ・シュヴァルべ。日本で6年ぶりとなるエキシビションを開催|CURATOR’S CUBE
CURATOR’S CUBE|キュレーターズ キューブベルリンと田園地方のデュアルライフを送りながら、日常の一瞬一瞬を丁寧に写しとる作家が来日インテリアショップや飲食店を運営し、審美眼を活かした空間デザインに定評があるランドスケーププロダクツ。彼らが運営するギャラリースペース「CURATOR’S CUBE」にて、ドイツ人作家のアンネ・シュヴァルべのエキシビションが開催される。Text by WAKABAYASHI SatsukiPhoto by Courtesy of the artist and Galerie f5,6. 新作の写真シリーズのほか、映像や手づくりの器類もベルリンと田舎町の二ヵ所を拠点に生活を営みながら、写真表現を中心に活動をしている美術家、アンネ・シュヴァルべ氏。日常の一瞬を切り取り、ありのままの美しさを丁寧に写しとる作風は、国内外で評価されている。このたび、日本で6年ぶりとなる個展が開催。会場となる「CURATOR’S CUBE」では、新作の写真シリーズのほか...
世紀を越えて作品が邂逅する『ピエール セルネ&春画』展|CHANEL
ART|国や時代を越えて、作品のコントラストを鑑賞する人間の普遍的な共通点を浮かび上がらせる『ピエール セルネ&春画』展シャネルは、フランスのアーティスト・ピエール セルネの写真作品と春画を紹介する展覧会『ピエール セルネ&春画』展を、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて開催する。会期は、前期が2019年3月13日(水)から3月27日(水)まで、後期は3月29日(金)から4月7日(日)まで。Text by OZAKI Sayaka人間の普遍性を探究するセルネの作品と、人間の生を描いた春画が時代を越えて邂逅ピエール セルネは、フランス生まれの写真家およびパフォーマンスアーティスト。パリのルーブル宮にあるレ・ザトリエ・デュ・カルーゼルでアートを学び、20代前半に写真の世界で働いた後、アメリカに渡りビジネス界で成功をおさめた。そして再びアートの世界に戻って精力的に作家活動に取り組み、アメリカ国内および世界各国の有名ギャラリーや美術館で個展を開催している。そのセルネの...
スウェーデンのアーティスト、ハンス・アンダーソンの日本初個展が開催|ART
ART|スウェーデンのアーティスト、ハンス・アンダーソンの日本初個展が開催「ファウンドオブジェクト」を使って表現される独特の世界観スウェーデンのアーティスト、ハンス・アンダーソン氏による日本初個展がLOKO GALLERYにて開催される。展示される作品、そして本展を含むこれまでの全ての個展にはタイトルが付けられていない。鑑賞者が言葉とそれに伴う意味から離れ、言語を超えた領域で作品を知覚し、解釈してほしいというアンダーソン氏の意図が込められている。期間は2019年2月8日(金)~3月9日(土)まで。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)直感が生み出す繊細なディテールスウェーデン・カルマル出身のアーティスト、ハンス・アンダーソン氏。これまでに様々な賞や助成を獲得しており、彼の作品はスウェーデンやノルウェー、日本など多くのコレクションに収蔵されている。この度、アンダーソン氏にとって日本の地で初めての個展が東京・代官山LOKO GALLERYにて開催される。彼は長年に...
エスパス ルイ・ヴィトン東京でヘスス・ラファエル・ソト「Pénétrable BBL Bleu」展|ART
ART|作品と鑑賞者の関係性をも変容するインスタレーションキネティック・アートを牽引したヘスス・ラファエル・ソト代表作「Pénétrable BBL Bleu」をエスパス ルイ・ヴィトン東京で公開エスパス ルイ・ヴィトン東京は、フォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵のコレクションを紹介する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの第6弾として、キネティック彫刻や大規模な視覚的インスタレーションで知られるアーティスト、ヘスス・ラファエル・ソトの象徴的な作品である《Pénétrable BBL Bleu》を公開する。会期は2019年5月12日(日)まで。Text by OZAKI Sayaka目には見えない空間への知覚を揺さぶる没入型インスタレーションヘスス・ラファエル・ソトは1923年ベネズエラに生まれ、カラカスの造形美術学校で学んだのち、1950年にパリへ渡った。1955年にはマルセル・デュシャン、アレクザンダー・カルダー、ヴィクトル・ヴァザルリらと共にギャルリー・ドゥニ...
過去最大級、待望の「クリムト展 ウィーンと日本 1900」が開催|ART
LOUNGE ARTART|2018年のクリムトの没後100年、2019年の日本とオーストリアの友好150周年を記念傑作《女の三世代》が初来日!「クリムト展 ウィーンと日本 1900」が東京・上野で開催19世紀末から20世紀初頭にウィーンで活躍した画家、グスタフ・クリムトの没後100年を記念して、「クリムト展 ウィーンと日本 1900」が東京都美術館にて、2019年4月23日(火)~7月10日(水)に開催される。Text by OZAKI Sayakaウィーン世紀末美術を代表するクリムトの作品。日本では過去最多20点以上を展示グスタフ・クリムト《ユディトⅠ》 1901年 油彩、カンヴァス 84×42cm ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト(1862~1918年)。華やかな装飾性と世紀末的な官能性を併せ持つその作品は、今なお多くの人々を魅了してやまな...