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CAR /
IMPRESSION
2022年4月26日
劇的に進化した新型レクサスLX、その乗り味をリポート|LEXUS
LEXUS LX|レクサスLX
レクサスのフラッグシップSUV「LX」に試乗
2021年10月にワールドプレミアされたレクサスのフラッグシップSUV、新型「LX」。ボディやフレーム、パワートレーンが一新され、200kgの軽量化が果たされるなど大きく進化した同モデルに試乗した。
Text by KUSHIMA Tatsuya|Photographs by Lexus International
2つの個性豊かなグレードを初設定
日本を代表するラグジュアリーSUVがフルモデルチェンジした。レクサスLXである。車名はLX600と従来のLX570より数字が大きくなった。理由は自然吸気エンジンの6リッター相当のパワーとトルクを出すからだそうだ.。415psと650Nmがそれに当たる。実際は5.7リッターV8から3.5リッターV6ツインターボへとダウンサイジングしているのだから立派だ。パワーソースの小型化はそのまま燃費の向上と軽量化を意味している。
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では、なぜこのタイミングでモデルチェンジを行ったのか。理由はシンプルで、基本コンポーネンツを共有するトヨタ ランドクルーザーの進化に準ずる。ランクル200系が300系にスイッチしたからだ。それに日本でもそうだが、世界でもレクサスLXはランクルのラグジュアリー版であることは認知されている。
それじゃランクルに豪華装備を付けて顔とバッジを付け替えたのかといえば、そうではない。近年レクサスブランドが追い求めている「スッキリした走り」を実現するために、オリジナルの工夫を各所に取り入れた。
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例えば、車両重量の目標値がそう。LX570に対しマイナス200kgを掲げて開発が行われた。ラダーフレームの溶接方法から見直し、ボディパーツのほとんどをアルミにすることで目標を達成している。また、通称“ガスバネ”と呼ばれるダンパーの減衰圧コントロール方法もそう。ランクルにはない手法でレクサスらしい快適な乗り心地を産んでいるのだ。
2つの個性的なグレードを用意したのもレクサスならではの発想といえる。スタンダードモデルに対する“OFFROAD”はランクルで言うところの“GR スポーツ”だが、“EXECUTIVE”は唯一無二の存在。冒頭に記した「日本を代表するラグジュアリーSUV」の真骨頂がここにある。
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それを一言でいい表すのが、「4人乗り」であること。これだけ大きなボディで、フロント2名、リア2名のぜいたくな空間の使い方をしている。その他のグレードにはリア3名掛けの5名乗車があれば、3列シートの7名乗車もある。