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2023年9月18日
G-SHOCKカスタムデザイナーが新たに手掛ける80’sテイストのメカクオーツ!|DAMUE
DAMUE|ダミュー
SS削り出しのインゴットを腕に! モノトーンの上質なデザインが映える、大人のデイリーウオッチ
G-SHOCKに独自のシルバーケースを被せ、その魅力を何十倍にもアップグレードさせてきた東京発のカスタムマイクロブランド「DAMUE」。このブランドが、ついにオリジナルウオッチ第1号を300本限定でリリースする。2023年9月22日(金曜)18時より、DAMUE公式オンラインストアにて予約受付開始。完成品の発送は、2023年12月中を予定している。
Text by TSUCHIDA Takashi
ブランドを主張しないフラットな第一印象が、強烈な個性を育む
G-SHOCKをベースモデルに、外装ケースを独自のシルバーに代えて、新たな個性を吹き込んできた「DAMUE」。その魅力は、ヴィンテージ仕上げや彫金といった、手作業による金属ケースの個性的な手仕上げにある。非常に手の込んだ仕事は、東京のジュエリーカレッジで研鑽を積んだDAMUEファウンダーでありデザイナーの梅田氏によるもの。梅田氏にかかれば、G-SHOCKのような量産型工業製品も、命を吹き込まれた1点モノとしての個性を帯びる。
その梅田氏が、同じくDAMUEブランドからオリジナルウオッチを初めてリリースする。
このモデルでは、ステンレススチールのソリッドなメタル感を前面にフィーチャー。G-SHOCKとも通ずる質実剛健なデザインを共通言語に、ケースフォルムやリュウズ、プッシュボタンなどを無機質的に表現することで、没個性の延長線上にある強烈な個性を主張する。「無印良品」が、機能追求の先に普遍のデザインを見出したように、同様の方法論が時計に置き換えられ、具現化されているのだ。
そして、まるで試作品のように、手仕事のニュアンスを残しているのがキモ。ジュエリーデザイナーとしての高度な職人技を背景に、クラフト感を引き立たせることで温かみのニュアンスを添えている。
ケースサイズは、縦48✕横39ミリ。手首に大きな存在感を与えるものの、そのデザインがシックなものだけに、コーディネイトのノイズにならない。むしろ、どのブランドを探しても存在しない、80’sテイストをラジカルに強調するような仕上がりが、いま改めて新鮮だ。クオーツムーブメントが市場に浸透した80年代、量産製品に上質なルックスを投影した辛口なデザインテイストが存在したのだ。
搭載するムーブメントは、セイコー製のVK64クオーツキャリバー。通常のクオーツが1秒ごとに1運針するのと異なり、クロノグラフ作動時のクロノグラフ針が1/5秒ごとに運針。小刻みに針が動く様が、機械式と同様であることから、“メカクオーツ”との愛称を持つ。
カラーバリエーションは白・黒の2種類。いずれもモノトーンに徹し、まるでプレミアムスポーツカーのダッシュボードのような抑えを効かせているところも、趣味のいい大人たちに受けそうだ。ただし、2色合わせて300本という僅かな本数設定だけに、予約は短期間で既定本数に達してしまいそうだ。
DAMUE D56 Chronograph
via www.youtube.com
問い合わせ先
DAMUE ONLINE STORE
https://damue.jp