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2022年5月30日
俳優 桐山漣、BMWのフラッグシップBEV「iX」を堪能する|BMW
BMW iX xDrive40|ビー エム ダブリュー iX xDive40
俳優 桐山漣、BMWのフラッグシップBEV「iX」を堪能する「未来の世界に触れる興奮を味わった」
BMWは、 i8やi3を発表することでいち早く電動化への舵を切ったブランドだ。そのBMWが、BEV(バッテリーEV)のフラッグシップモデルを発表した。根っからのカーガイとして知られる俳優の桐山漣さんは、BMW iXからどのようなインスピレーションを得たのだろうか。
Text by SATO Takeshi|Photographs by TAKAYANAGI Ken|Styling by YOSHIDA Naoki|Hair & Make-up by ENATSU Tomoya
まさか、こんなに楽しいクルマだとは思わなかった
BMW iX xDrive40と対面した俳優の桐山漣さんは、「いいですねぇ、キャンプとかアウトドアが趣味なのでSUVが好きなんですよ」と、弾けるような笑顔を見せた。乗り込むと、いかにもクルマ好きらしく、「ちょっとシート動かしていいですか?」と断りを入れてから、素早くシートポジションを調整する。
「見てくださいよ、このシート調整のスイッチもシフトセレクターもクリスタルのようで、ディティールまでデザインに凝っていますね。クルマって洋服などと一緒で、身に付けるものだという感覚があるので、どうしてもファッション的な視線で見てしまうんです。普通だったら、こういうエアコンの吹出口の縁取りってシルバーじゃないですか。でもこのクルマはあえてゴールドにしていて、それが外装やシートの色とのコーディネイトで、エレガントなインテリアになっていますね」
桐山さんが「うわぁ!」と驚きの声を上げたのは、オプションのスカイラウンジパノラマサンルーフを操作したときのことだった。
「このグラスルーフ、サンシェードがなくてヘンだなと思ってスイッチを押したら、クリアだったガラスが一瞬で曇ガラスに変わったんです。これはすごいですよ! 僕はクルマの中で過ごす時間が長いので、どうしてもインテリアに注目してしまいますね」
内外装のデザイン性の高さといい、サンルーフといい、BMW のBEVは走り出す前から桐山さんの心を鷲掴みにしたようだ。
「EVに乗るのが初めてなので、何日も前から今日の取材を楽しみにしていたんですよ」
そう言いながら、桐山さんはBMW iXを走らせる。関東圏なら自分で運転して撮影現場に行き、休日にはレーシングカートを楽しむこともあるという桐山さんは、初対面とは思えないほどスムーズにBMW iXを走らせる。
「ホントのことを言ってもいいですか? 実はEVって、もっと遅い乗り物だと思っていたんです。でもすごくパワフルで、しかもなめらかです。単に速いだけじゃなくて、アクセルを踏んだ瞬間に期待通りに反応してくれるから、運転が楽しいですね」
自走で現場に行くという桐山さんに、普段は車内でどんなふうに過ごしているのかを尋ねる。
「セリフの練習をすることが多いですね。ひとりだから集中できるし、誰にも迷惑をかけないからまだ“寝ている声”を起こすこともできます。あと、以前にバンドをやっていて、いまでもベースを弾くので音楽も聴きますね。これくらい車内が静かだと、セリフの練習をするにも、音楽を聴くにも最高ですね。普段はうるさい古いアメ車に乗っているので、この静かさとスムーズさは別の乗り物のように感じます(笑)」
運転や操作に慣れてきた桐山さんは、センターディスプレイを操作してオーディオや車両セッティングを試し始める。
「スイッチが少なくてシンプルなインテリアだなと感じていたんですが、この一枚板のようなディスプレイでコントロールするんですね。操作もしやすいし、ディスプレイに未来感があるので、テンションが上ります」