俳優桐山漣、BMWのフラッグシップBEV「iX」を堪能する｜BMW

人の感性に寄り添うためのテクノロジー

市街地から首都高速に上がり、夢の島マリーナへ向かう。桐山さんの知人がここにクルーザーを係留していることから、休日によく訪れるのだという。

「27歳のときに、趣味を増やしたくて船舶免許を取りました。僕の“海の師匠”は船でのんびり過ごしたい人で、いっぽう僕はとにかく船の操縦がしたいので、いいコンビなんですよ」

音声やジェスチャーでオーディオや空調を操作できるインフォテインメントシステムや、前を行く車両との車間距離を自動で調整する運転支援機能などを試すたびに、桐山さんは感嘆の声を上げた。

「クルマの進化ってすごいですね。ほら、ディスプレイには周囲を走っているクルマの姿が映し出されているから、安心じゃないですか。僕はテクノロジーが進化するとクルマから温もりのようなものが失われるような気がして古いクルマに乗っているんですが、逆ですね。技術が進むと、クルマはどんどん人の感性に寄り添う乗り物になっていくことが、iXに乗って分かりました」

今シーズンのF1グランプリがいかにエキサイティングであるかを熱弁しながら、桐山さんは楽しそうに首都高速道路を行く。「毎日こういう仕事だったら最高ですけどね（笑）」と、取材陣を笑わせると、目的地である夢の島マリーナが見えてきた。

「このクルマ、充電が満タンだと何キロぐらい走るんですか？」という桐山さんの質問に、スタッフが「この仕様だと欧州値で450km、もう少しバッテリー容量が多い仕様は650km走ります」と答える。

すると桐山さんは、「そんなに走るなら、仕事に使ってもプライベートでも全然問題ないですね」と、大きくうなずいた。

夢の島マリーナの駐車スペースに停めるときには、周囲の障害物がディスプレイに3Dで表示され、これも桐山さんを驚かせた。

「僕のボキャブラリーだと、“圧巻”とか“驚愕”という感じですね。静かでスムーズなことも含めて、人に優しいクルマだなと思います」

試乗を終えてBMW iX xDrive40から降りた桐山さんは、「とにかく面白い体験でした」と、切り出した。

「デザインを眺める楽しさがあって、運転もエキサイティングで、なにより未来の世界に触れる興奮を味わいました。お世辞とかじゃなくて、このまま乗って帰りたいくらいで、このクルマと古いクルマをガレージに2台並べるのが僕の理想ですね」

そして撮影を終えて、取材はすべて無事に完了。都心に戻る段になって、桐山さんがスタッフに向かって、「帰りも僕が運転してもいいですか？」と申し出た。少し上気した表情からは、このクルマが心底気に入った様子が伝わってきた。

KIRIYAMA Renn｜桐山漣
1985年、神奈川県生まれ。（2006年にミュージカルで）俳優としてデビューして以来、活動の範囲を広げる。映画では『新宿スワン』や『群青色の、とおり道』、ドラマでは『これは経費で落ちません』や『おじさんはカワイイものがお好き。』など。現在はNHK夜ドラ『カナカナ』に出演中。その後、TX『復讐の未亡人』・CX『テッパチ！』の放送が予定されている。クルマのほかに、キャンプ、スノーボード、クルージング、ベース演奏など、趣味が多いことでも知られる。
※桐山“漣”のしんにょうの点は正しくはひとつ
衣装｜ジャケット22万円、パンツ6万9000円、シャツ5万9000円/エトロ（エトロジャパン）Tel.03-3406-2655

Spec

BMW iX xDrive40｜ビーエムダブリュー iX xDive40