森美術館
「森美術館」に関する記事
全長100メートルにわたる大作「五百羅漢図」など全作品が日本初公開|MORI ART MUSEUM
MORI ART MUSEUM|森美術館全長100メートルにわたる大作「五百羅漢図」など全作品が日本初公開村上隆、日本で14年ぶりの大型個展『村上隆の五百羅漢図展』開催日本を代表するアーティスト、村上隆氏。国内ではじつに14年ぶりとなる大型個展『村上隆の五百羅漢図展』が10月31日(土)、森美術館で開幕。全長100メートルもある超大作「五百羅漢図」など、全作品が日本初公開となる。2016年3月6日(日)まで。Text by YANAKA Tomomi期間中は俳優の斉藤工とのトークセッションなど多彩なイベントも村上隆氏戦後の日本をテーマに、オタクカルチャーやキャラクターと日本の美術史を接続する「スーパーフラット」という概念をもって、世界を席巻してきた村上隆氏。その作品は、ベルサイユ宮殿やロックフェラーセンター前広場など、名だたる場所で披露されたほか、ルイ・ヴィトンとのコラボレーションを実現させるなど、現代美術を語るうえで欠かすことのできないアーティストだ。国内では14年ぶりの個展とな...
リニューアルした森美術館で古今東西の“シンプルなかたち”を展示|MORI ART MUSEUM
MORI ART MUSEUM|森美術館ポンピドゥー・センター・メスとエルメス財団による初の共同企画展が日本にリニューアルした森美術館で『シンプルなかたち展:美はどこからくるのか』古今東西の“シンプルなかたち”を展示する『シンプルなかたち展:美はどこからくるのか』が、リニューアル・オープンを果たした六本木の森美術館で開かれている。7月5日(日)まで。Text by YANAKA Tomomi日本展だけの展示や、新作インスタレーションの発表も杉本博司 『スペリオール湖、カスケード川』1995年 Courtesy: Gallery Koyanagi森美術館のリニューアル・オープンを記念して開かれている『シンプルなかたち展:美はどこからくるのか』。先史の時代の石器から、現代アートまでおよそ2万年のときをこえて、シンプルなかたちの美しいアートが集結した。パリのポンピドゥー・センターの分館であり、コレクションをもたずに独自の企画展を展開しているポンピドゥー・センター・メスとエルメス財団がはじ...
ART|『六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト』
ART│日本の現代アートの“いま”をグローバルな視点から問いかける『六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト-来たるべき風景のために』今年で開館10周年を迎えた森美術館の記念展となる『六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト-来たるべき風景のために』が2014年1月13日(月・祝)まで開かれている。Text by YANAKA Tomomi日本の現代アートに精通した30代のキュレーター二人を海外から招聘日本のアートシーンを総括する3年に一度の展覧会シリーズとして知られる『六本木クロッシング』。4回目となる本展では、東日本大震災以降、社会的な時間や意識が明確に高まっている現在の日本において、これまでのあらゆる社会通念や既存の制度に向けられた疑念(ダウト)から、どのような生産的な議論を生み出せるかという問題を提起しようと企画。田島美加《エキストラ》 2010年 Photo: Jason Mandella Courtesy: Sculpture Center, New...
RADO|世界的建築家・隈研吾による移動可能なモバイル・ブティックが森美術館に登場
RADO│ラドーラドーが考える未来の時計ブティックを表現世界的建築家・隈研吾による移動可能なモバイル・ブティックが森美術館に登場これまで数かずのイノベーションを興してきたラドー。あらたに世界的建築家の隈研吾氏により設計された「Mobile boutique(モバイル・ブティック)」の展示と時計の販売が12月18日(火)から2013年1月6日(日)まで六本木の森美術館ミュージアムショップで開催される。Text by YANAKA Tomomi“普遍性”と“柔軟性”のコンビネーション傷がつきにくいスクラッチレジスタントの時計を世界に先駆けて1962年に発売するなど、50年間にわたりマテリアル、デザインともに革新的な挑戦をつづけてきたラドーが2012年、未来の時計像をつくるというあたらしいチャレンジをスタートさせた。そのテーマは“普遍性”と“柔軟性”。今回、ふたつのコンビネーションによりラドーの考える時計の未来像を体現するブティックがつくりだされたのだ。デジタル化や仮想化が進んだ現代でも...
ART|森美術館で『アンディ・ウォーホル展:永遠の15分』
ART|“20世紀を体現するアーティスト”国内史上最大級の回顧展森美術館で『アンディ・ウォーホル展:永遠の15分』20世紀を代表するアーティスト、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol,1928-1987年)の初期から晩年までを紹介する国内史上最大級の回顧展『アンディ・ウォーホル展:永遠の15分』。2月1日(土)から5月6日(火・休)まで、六本木の森美術館で開かれる。Text by YANAKA Tomomi名作が生み出された伝説のスタジオ「シルバー・ファクトリー」をほぼ原寸大で再現 スロバキア東部からの移民の三男として1928年に誕生したアンディ・ウォーホル。消費社会と大衆文化の時代を背景に、ジャンルを超えたマルチクリエイターとして20世紀後半を駆け抜けた。なかでも「キャンベル・スープ缶」など、日用品を主題にしたシリーズや「スターの肖像」シリーズなど、シルクスクリーンで大量に複製できる絵画は、美術界に大きな衝撃を与えるものとなった。かつて、「将来、誰でも15分は世界的な有...
ART|シャガールから初音ミクまで“愛”をテーマにしたアート展
ART|シャガールから初音ミクまで“愛”をテーマにした約200点を紹介六本木ヒルズ・森美術館10周年記念『LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで』森美術館で開館10周年を記念する『LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで』が4月26日(金)から9月1日(日)まで開かれている。古今東西、あらゆる芸術家たちにインスピレーションを与えてきた“愛”をテーマにした約200点が紹介される。Text by YANAKA Tomomi本邦初公開のフリーダ・カーロの作品や草間彌生の新作インスタレーションも登場2003年の開館記念展として『ハピネス:アートにみる幸福への鍵』展を開催した森美術館が、開館10周年記念展として、幸福につづく普遍的なものとして選んだテーマ“愛”。本展では「愛ってなに?」「恋するふたり」「愛を失うとき」「家族と愛」「広がる愛」の5つのセクションで、時代や地域を超えて選ばれた美術史を彩る名作や新作を通じて、複雑で変...
REPORT|「メタボリズムの未来都市:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」展
「メタボリズムの未来都市:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」展リポート日本再生に向けていまこそ再考すべき、メタボリズム(1)メタボリズムは、近年、世界中でその活動が再評価されている、日本でおこったユニークな建築運動。戦後復興からEXPO’70でクライマックスを迎える日本の一時代。東日本大震災を乗り越え再建への道を歩む現在の日本と、メタボリズムの活動がスタートした、戦後復興を経て高度成長期に向かって進む状況には共通点が多い。当時の建築家やデザイナーたちがどのような考えをもって日本をつくっていこうとしていたのか、メタボリズムをきっかけにあらためて考えてみたい。写真と文=加藤孝司作品総数500点以上、見ごたえのある展示今年で結成51年目を迎えた、日本発の建築運動であるメタボリズム。その初となる大規模回顧展が六本木 森美術館で開催中だ。森美術館ではこれまでも2007年に「ル・コルビュジエ展」など、建築をテーマにした展覧会を開催しており、建築のみならず、美術やデザインなど幅広く建築や都市の...
ART|イ・ブル展『私からあなたへ、私たちだけに』
ART|アジアを代表する韓国女性アーティストが世界初の大規模個展森美術館で『イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに』開催アジアを代表する女性アーティスト、イ・ブルによる個展が5月27日(日)まで森美術館で開催されている。身体を使った初期のパフォーマンスから、人間を超越した存在としての彫刻シリーズ、建築や都市模型をイメージさせる近年の作品まで、究極の身体、理想の社会を追い求めてきたイ・ブルの思考プロセスを感じられる世界初の大規模個展となっている。Text by YANAKA Tomomi歴史と個人史を編み込みながらつくり出される独自の世界観イ・ブルは1964年、韓国に生まれ、軍事独裁政権下に育った。1987年の民主化宣言を経て国家が急速な近代化や経済発展を遂げていく過程にアーティストとしてのキャリアを構築。クーデターや革命など、韓国の政治史や社会史を踏まえつつ、理想の社会やユートピアを模索し、そこに彼女自身の個人史を重ねあわせることで、独自の世界観をつくり出してきた。そんな彼女は1...
EAT|『アンディ・ウォーホル・カフェ』が六本木にオープン
EAT|作品にちなんだ空間、メニューが続々『アンディ・ウォーホル・カフェ』が六本木ヒルズ展望台にオープン現在、森美術館で開催されている『アンディ・ウォーホル展:永遠の15分』にあわせ、日本ではじめてとなる『アンディ・ウォーホル・カフェ』が六本木ヒルズ展望台 東京シティビューに誕生。5月6日(火・祝)までウォーホルの作品にちなんだメニューなどを楽しむことができる。Text by YANAKA Tomomiウォーホルの幻の名作が45年の時を経て、日本に再登場アンディ・ウォーホルの国内史上最大級の回顧展として注目を集める『アンディ・ウォーホル展:永遠の15分』。その開催にあわせて、ウォーホルの世界を五感で体感できるカフェが登場した。会場となるのは地上250メートルの眺めを臨む「六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー」の展望廊下内に位置するカフェ「マドラウンジ スパイス」。一面人工芝が敷き詰められた空間に、『牛の壁紙(黄色にピンク)』や『花』といったウォーホルの代表的な作品をモチーフにした装...
ART| 劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント!「会田誠展:天才でごめんなさい」
ART|劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント!生まれながらの芸術家・会田誠の世界に迫る「会田誠展:天才でごめんなさい」2012年11月17日(土)から2013年3月31日(日)まで、現代美術界の奇才「会田誠展:天才でごめんなさい」が、東京・森美術館で開催される。本展は、初期の代表作から最新作までの約100点を通して会田誠の全貌に迫る、世界初の大規模個展である。Text by MATSUDA Natsuki(OPENERS) 領域を選ばず、感性に訴えかける作品会田誠は1990年代初頭のデビュー時から、女子高生、エログロ、社会問題など多様なテーマをジャンルに縛られることなく発表しつづけている、先鋭的な日本の現代アーティストのひとりである。変幻自在かつコンセプチュアル、社会通念にたいする反発をあつかうことも多く、常識を覆す鮮烈な作品は批評的な視点もある。画力と発想の素晴らしさはもちろん、一度見たら忘れられないほどのインパクトを我われにあたえる。会田誠《「紐育空爆之(にゅうようくくうばくの...
ART|光を駆使した現代アートを“遊ぶ”『魔法の美術館』
ART│招待券を5組10名にプレゼント!光を駆使した現代アートを“遊ぶ”『魔法の美術館』(1)日本を代表するアーティスト11組が、光をモチーフに生み出した体験型の現代アートを楽しむことができる「光のイリュージョン『魔法の美術館』~Art in Wonderland~」が9月6日(金)から10月6日(日)まで、台東区上野の森美術館で開かれる。Text by YANAKA Tomomiアナログな手法から最新技術を取り入れたデジタルな作品まで19点が登場さまざまな表現方法により、日々無限大に広がる現代アートの可能性。しかし一方では、「むずしい」「わかりにくい」といった意見も少なくない。そんな現代アートを光と先端技術を用いて「見る・触る・参加する」をコンセプトにしたのが『魔法の美術館』だ。これまでに全国22会場をまわり、累計で約60万人を動員した本展。待望の東京での初開催が実現し、国内外のさまざまなエキシビションに出展し高い評価を得ている、日本を代表するアーティストたち11組が集結。光を...
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