ART|シャガールから初音ミクまで“愛”をテーマにしたアート展
LOUNGE / ART
2015年5月27日

ART|シャガールから初音ミクまで“愛”をテーマにしたアート展

ART|シャガールから初音ミクまで“愛”をテーマにした約200点を紹介

六本木ヒルズ・森美術館10周年記念『LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで』

森美術館で開館10周年を記念する『LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで』が4月26日(金)から9月1日(日)まで開かれている。古今東西、あらゆる芸術家たちにインスピレーションを与えてきた“愛”をテーマにした約200点が紹介される。

Text by YANAKA Tomomi

本邦初公開のフリーダ・カーロの作品や草間彌生の新作インスタレーションも登場

2003年の開館記念展として『ハピネス:アートにみる幸福への鍵』展を開催した森美術館が、開館10周年記念展として、幸福につづく普遍的なものとして選んだテーマ“愛”。本展では「愛ってなに?」「恋するふたり」「愛を失うとき」「家族と愛」「広がる愛」の5つのセクションで、時代や地域を超えて選ばれた美術史を彩る名作や新作を通じて、複雑で変化に富んだ愛の諸相を考察する。

会場には、フリーダ・カーロの『私の祖父母、両親そして私(家系図)』とフランシス・ピカビア『恋人のポートレート』が本邦初公開されるほか、愛をテーマに走りつづけてきた草間彌生の新作インスタレーションも披露される。

『LOVE展:アートにみる愛のかたち』 02

さらに、初音ミクや現代美術界のスターともいえるソフィ・カルやジャン・シャオガンらの作品、さらにはロダンやシャガールなど往年の名作まで、多彩な作品から愛のかたちを提示する。

社会や宗教的価値観が大きく変化を迎えた現代。伝統的な仕組みとしての国家や家族、男女の関係などの概念とともに愛のかたちも大きく変容した。しかし、今後どのように世界地図が変貌し、ひとびとのコミュニケーションの方法が発達しても、人類の根源的なテーマでありつづけるであろう「愛」。その多様性と可能性について考えてみたい。

『LOVE展:アートにみる愛のかたち』 03

『LOVE展:アートにみる愛のかたち』 04

『LOVE展:アートにみる愛のかたち-シャガールから草間彌生、初音ミクまで―シャガールから草間彌生、初音ミクまで』
会期│4月26日(金)~9月1日(日)
時間│10:00~22:00 火曜~17:00
会場│森美術館
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F
Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
入館料│一般1500円、学生(高校・大学生)1000円、子ども(4歳~中学生)500円

           
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