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ART
2026年2月3日
ガラス、陶芸、木工の共演。日本人作家3名による合同展「Refined Stillness 静謐」
ART|Refined Stillness 静謐
TABAYA United Arrowsは、2026年2月6日(金)よりガラス、陶芸、木工の日本人作家3名による合同展「Refined Stillness 静謐」を1階ギャラリーで開催する。
Text by WASEDA Kosaku
自然の恵みを形にする、作家の技を観る
会場となるTABAYA United Arrows(タバヤ ユナイテッドアローズ)は、ユナイテッドアローズ原宿本店の全館リニューアルに伴い、2025年4月25日(金)に開業した施設だ。「和と美意識と豊かな生活」をコンセプトに、ユナイテッドアローズの審美眼で選び抜いた世界中の本物を取り扱う。服飾雑貨から日用品、工芸品、美術品まで幅広く展開し、館内にはカフェ・バーも併設している。
ユナイテッドアローズは1989年の創業以来、ファッションを通じて新しい生活文化を創造するセレクトショップとして、海外の多様な商品や文化を日本に紹介してきた。同時に、日本人の高い精神性や美意識を企業アイデンティティの核に据え、和に関わる商品も積極的に取り扱っている。
日本の歴史の中で磨き上げられた美意識や技、自然の恩恵や豊かな想像力を背景に、日本文化が影響を受けたもの、与えたものを国や地域、年代、ジャンルを問わず見極め、本物だけを紹介。TABAYA United Arrowsでは、あらゆるカルチャーを創り上げてきたユナイテッドアローズならではの世界観を存分に味わえる。
1Fのギャラリーでは、ユナイテッドアローズの審美眼によるアート作品などの展覧会が開催されており、新たな日本の美に触れることができる。
今回開催される合同展「Refined Stillness 静謐」は、ガラス作家・辻野剛氏、陶芸家・谷井直人氏、木工作家・山本雄次氏による三人展。異なる素材を扱う三者の作品が一つの空間に集い、それぞれの要素が静かに響き合い、重なり合うことで生まれる、静謐で心地よい世界が展開される。
辻野氏はガラスの可能性を追求し続け、圧倒的な世界観を持つ作品を手がける。人工的に精製されたガラス物質の作為性を否定し、天然素材としてのあり方に回帰させることで、作品を通して自然や時の経過を感じ取ることができる表現を実現している。本展では、海中から息を吹き返した器をイメージした「abyss(アビス)」シリーズと、霜を意味する「rime(ライム)」シリーズを出品する。




谷井氏の銀彩陶器は、一つひとつ時間と手間をかけて手作りされている。銀色は光と影を受け止め、静かに揺らめく時の表情を映し出す。アンティークを思わせる佇まいも魅力であり、使うたびに暮らしに馴染み、変化しながら味わいが深まっていく。


山本氏は琵琶湖の北西に位置する滋賀県高島市マキノ町海津西浜を拠点に活動している。雄大な湖と周囲にそびえ立つ山々や木々。山本氏はそこにある自然を感じながら、共に生きる大地で育った木と日々向き合い、作品を制作している。山から伐り出した丸太を製材しただけの「無垢材」と呼ばれる木を使用しており、これらは製品になっても静かに呼吸を続けている。山本氏の作品には木そのものの確かな存在感が宿っており、使うほどに暮らしに静かに溶け込んでいく。
ガラス、陶、木という異なる素材が、互いに干渉することなく調和し、新たな魅力を生み出す。それは三者に共通している、自然の美しさや力を愛で、素材の本質を活かそうとする姿勢があるからだろう。無駄なものを削ぎ落とし、素材そのものの声に耳を傾けるという日本人が長い歴史の中で培ってきた自然観と美意識が、静謐な空間の中で共鳴している。
辻野 剛 (Takeshi Tsujino)
1964 年、大阪府出身。大阪のデザイン専門学校を卒業後に渡米。シアトルの「Pilchuck Glass School」など、さまざまな学校や工房で吹きガラスを学ぶ。帰国後、2001 年に大阪府和泉市に工房「fresco」を創立。2022 年には和歌山県南紀白浜に新たな工房「cavo」を開設。
谷井 直人(Naoto Tanii)
1976 年、滋賀県信楽生まれ。信楽窯業試験場や京都府立陶工高等技術専門校で陶芸を学び、兄と共に「遊楽窯」を開く。2007 年から作家活動を開始し、個展や全国のクラフトイベントに出展。2017 年に独立後も、国内外で個展やイベントに出展している。
山本 雄次(Yuji Yamamoto)
1983 年、京都市生まれ。京都精華大学芸術学部立体造形学科を卒業。大学時代より木の家具を独学で制作。2007 年に朝日現代クラフト展、2009 年には日本クラフト展に入選。卒業後、本格的に飛騨高山森林たくみ塾で木工修行に励む。スタッフの時代には、派遣先のHay Stack Mountain school(USA)のワークショップで自由な木工に触れ、大きな刺激を受け帰国。その後、京都精華大学建築学科の助手を3 年勤める傍ら、アメリカで見たスキンカヌーを独学で制作。現在は滋賀県高島市マキノ町にて木工家具屋として独立。箸などの小物カトラリーから椅子や箱物などの家具、木の表情を生かした大型挽物まで幅広く制作している。
Refined Stillness 静謐
日程|2026 年2 月6 日(金)~2 月24 日(火)
場所|TABAYA United Arrows 1F Gallery
日程|2026 年2 月6 日(金)~2 月24 日(火)
場所|TABAYA United Arrows 1F Gallery
※期間中、ギャラリーにて商品をご購入いただいた方へ、Café & Bar にてご利用いただけるドリンクチケットを差し上げます。お買い物とあわせて、ゆったりとしたひとときをお過ごしください。
問い合わせ先
ユナイテッドアローズ


