ART TOKYO Tips
「ART TOKYO Tips」に関する記事
大芸術家ミロと日本文化との知られざる繋がりを探る大規模展示|ART
東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて、2022年2月11日(金・祝)~2022年4月17日(日)の期間、『ミロ展―日本を夢みて』が開催される。創作活動の初期から日本文化に興味を持ち、自由闊達な表現を模索したミロの約130点の作品と資料を通覧できる、貴重な機会だ。
東京都美術館にて『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』を開催|ART
世界中で絶大な人気を誇るフィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890年)。その芸術に魅了され、世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869~1939年)のコレクションを中心とする展覧会『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』が、東京都美術館にて、2021年9月18日(土)~12月12日(日)に開催される。
YAMAGUCHI KENICHI写真展が開催中|ART
ART|YAMAGUCHI KENICHI写真展「memento」『memento 安らかな未来への記録』写真家 山口賢一氏による写真展『memento 安らかな未来への記録』が開催中だ。展示は3つのテーマに分けられており、山口氏が切り取った“一瞬”が並ぶ。期間は2019年1月7日(月)まで。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)安らかな未来を願って捉えた作品が並ぶ本展『memento 安らかな未来への記録』は、山口氏の“写真は「記録」である”という考えのもと、安らかな未来を願って捉えた作品が展示されている。展示は、「Freeze Flowers」、「Land」、「Sanctuary」の3つのテーマで構成されている。「Freeze Flowers」というテーマは、強く、来たる次の季節を待ちわびながら生きるということを表している。2011年の震災以後、更なる未来へ想いを馳せていた感覚が停止した、と山口氏は語る。しかし、そのような状況下にあっても、人・多様な生命は...
アーティスト清川あさみによる「千年後の百人一首」原画展|ART
ART|和歌を今のものとして描き出す 現代版「百人一首」の世界を表現アーティストの清川あさみ氏と、詩人の最果タヒ氏による書籍『千年後の百人一首』の原画を展示する『「千年後の百人一首」原画展-糸で紡ぐ、歌人のこころ-』が展示される。期間は2018年11月21日(水)~12月10日(月)まで。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)京都 両足院 建仁寺山内にて開催アーティストの清川あさみ氏と、詩人の最果タヒ氏が、百人一首をテーマにタッグを組み話題となった書籍が、『千年後の百人一首』だ。本書では、和歌の一つ一つを現代のものとして再解釈し、糸と布とビーズを用いて感情豊かに描き出した作品が収録されている。この度、その原画が『「千年後の百人一首」原画展-糸で紡ぐ、歌人のこころ-』にて展示される。会場となるのは、京都 両足院 建仁寺山内。華やかさと静寂が入り混じる紅葉の京都で、想像力をかきたて、心に染み入る現代版「百人一首」の世界観に浸ることができる。©︎AsamiKiyo...
中国西安出身の若手気鋭作家、馬嘉豪による初個展「霾(バイ)PM2.5」|ART
ART|社会主義制度の問題を問う気鋭作家"大量数"への恐怖、そして問題中国出身の現代美術家、馬嘉豪氏が初の個展「霾PM2.5」をTAV GALLERYにて開催する。世界に対する疑問、そして本質を作品で表現した。期間は2018年11月2日(金) ~11月16日 (金)まで。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)社会主義制度の問題を問う、22歳の若手現代美術家の馬嘉豪(マ・ジャホウ)氏。18歳に至るまで反日教育を受け続け、祖国の違和感や国家間の在り方に疑問を抱いたことをきっかけに、来日を果たした、という経歴をもつ。タイトルにつく"PM2.5"は、「Particulate(微小粒子状物質) Matter(問題)」の略であり、主に工場からの粉瘤や排気ガスなどの様々な問題が複合的に重なった社会問題の総称だ。本展ではギャラリー空間を調香師、喜覚愛(AI KIKAKU)氏との合同制作により、PM2.5を「煙」により再現し、レディメイドやミクストメデイアの新作を中心とした作...
スウェーデンのアーティスト、ハンス・アンダーソンの日本初個展が開催|ART
ART|スウェーデンのアーティスト、ハンス・アンダーソンの日本初個展が開催「ファウンドオブジェクト」を使って表現される独特の世界観スウェーデンのアーティスト、ハンス・アンダーソン氏による日本初個展がLOKO GALLERYにて開催される。展示される作品、そして本展を含むこれまでの全ての個展にはタイトルが付けられていない。鑑賞者が言葉とそれに伴う意味から離れ、言語を超えた領域で作品を知覚し、解釈してほしいというアンダーソン氏の意図が込められている。期間は2019年2月8日(金)~3月9日(土)まで。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)直感が生み出す繊細なディテールスウェーデン・カルマル出身のアーティスト、ハンス・アンダーソン氏。これまでに様々な賞や助成を獲得しており、彼の作品はスウェーデンやノルウェー、日本など多くのコレクションに収蔵されている。この度、アンダーソン氏にとって日本の地で初めての個展が東京・代官山LOKO GALLERYにて開催される。彼は長年に...
MIYAKE ISSEY展、“身体をデザインする”吉岡徳仁のインスタレーションに注目|ART
ART|45年間の仕事が一堂に会す一大展示吉岡徳仁が“身体”を透明なグリッドボディで表現国立新美術館で開催されている「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」では、三宅一生氏の45年間の活動に焦点をあて、作品を展示。吉岡徳仁氏による、吉岡氏が手がけた“身体”を使ったインスタレーションが、MIYAKE ISSEYのより一層奥深い世界へ観る者を誘う。Text by WASEDA Kosaku自由な発想のもと作られた衣服たち国立新美術館で開催されている「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」は三宅氏が活動を開始した1970年から現在にいたる約45年間の仕事を紹介する、これまでにない規模の展覧会だ。三宅一生氏は既成の枠にとらわれない自由な発想のもと、独自の素材づくりから始まり、「一枚の布」と身体との関係や、そこに生まれる「ゆとり」や「間(ま)」を追求。本展示では、チームとともにリサーチと実験を行い、革新性と着心地のよさを兼ね備えた衣服を発表し続けてきた軌跡をたどる。本展では、...
樽生限定! クラフトビール「7種の桃のエール」|Sankt Gallen Brewery
Sankt Gallen Brewery|サンクトガーレンまるで大人のピーチネクター! 甘い香りと柔らかな飲み口を楽しむ「7種の桃のエール」フルーツビールやスイーツビールなど個性的なビールを製造するサンクトガーレンが、山梨産のはねだし(規格外)桃を活用したクラフトビール「7種の桃のエール」を2018年9月より取り扱い開始。樽生限定で、甘い香りとトロっとしたピーチネクターのような飲み口が楽しめる。Text by OZAKI Sayaka山梨産のはねだし桃を活用した甘い香りと、柔らかでトロっとした飲み口を味わう個性的なビールを仕掛ける地ビール蔵、サンクトガーレンより「7種の桃のエール」がリリースされた。香料や濃縮果汁を使用せず、すべて本物の果物にこだわって作られ、エールの仕込みにはなんと400kgの桃を使用。ピューレに加工された桃と麦芽汁を合わせてから発酵させた白濁色のビールからは、桃そのものの甘い香りが漂う。ビールは大麦麦芽を使用するのが普通だが、このビールは大麦より柔らかくトロっと...
“日本の香り“をリシンクする、アーティスト・舘鼻則孝の最新個展開催|LOUNGE
LOUNGE|「香りの日本文化」にフォーカスした展覧会NORITAKA TATEHANARETHINK - 舘鼻則孝と香りの日本文化 -アーティストの舘鼻則孝による展覧会「NORITAKA TATEHANA RETHINKー舘鼻則孝と香りの日本文化ー」の開催が決定。2018年9月14日(金)から9月16日(日)、歴史的建築として名高い東京・九段の旧山口萬吉邸(kudan house)にて、日本文化を再考する。Text by dia standard“香り”という日本文化本展は、昨年の表参道ヒルズで開催をした大規模個展「舘鼻則孝リ・シンク展」に続き「日本文化をリシンク(RETHINK)する」をテーマとし、中でも「香りの日本文化」にフォーカスした展覧会となっている。代表作のヒールレスシューズから「源氏香の図」をモチーフとした香炉などの新作を多数展示。会場内の和室では、京都の香老舗松栄堂の協力を得て「聞香体験」を実施する。香りを聞くと表現する聞香では、香木を鑑賞をする楽しみ...
石田昌隆初写真集「JAMAICA 1982」|LOUNGE
LOUNGE|JAMAICA 1982 カメラマンとして生きることになった記念すべき写真を収録フォトグラファー、石田昌隆氏が初の写真集「JAMAICA 1982」をリリースする。1982年のジャマイカを舞台に、音楽シーンを含めた当時の様子を捉えたものだ。合わせて写真展がBOOKMARCにて開催される。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)原宿BOOKMARCで写真展も開催決定旅した国は56ヵ国というフォトグラファー、石田昌隆氏。石田氏がプロデビューするきっかけとなったのは、1982年のジャマイカを撮影したときだという。氏は1982年、ジャマイカ・キングストンのゲットーの下宿を拠点に53日間滞在。現地の熱とニオイを捉えた。ゲットー・チルドレンから名だたるアーティストまでが石田のレンズを通して語りかける。ゲットー・ライフ、スタジオ、そしてモンテゴベイで行われたレゲエイベント「レゲエ・サンスプラッシュ 82」までを撮影。ジャマイカンレゲエの当時の姿までも網羅してい...