杉本博司
「杉本博司」に関する記事
ART|「ヨコハマトリエンナーレ2011」レポート(前編)
「OUR MAGIC HOUR ─世界はどこまで知ることができるか?─」「ヨコハマトリエンナーレ2011」レポート(前編-1)横浜を舞台に3年に一度おこなわれる、現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2011」。風光明媚なヨコハマの街で開催される現代アートの国際展とあって、アートファンならずとも要注目のイベントだ。港町の風情を楽しみながら巡ることができる、展覧会場のなかから独自に選んだ注目の作品を、前後編の2回にわたって紹介しよう。写真と文=加藤孝司美術館のエントランスや通路までをつかったダイナミックな展示ヨコハマトリエンナーレ2011 『横浜美術館』2001年のスタートから第4回となる今回のヨコハマトリエンナーレ2011のタイトルは、「OUR MAGIC HOUR ─世界はどこまで知ることができるか?─」。1990年代後半以降、インターネットの発達とともに情報化が進み、世界でおこっている事件や、ささいな出来事のほとんどをリアルタイムで知ることができるようになった。そこで起こっ...
ART|展覧会と映画、ふたつの視点から写真家・現代美術作家 杉本博司に迫る
ART|映画『はじまりの記憶 杉本博司』も公開!20世紀を代表するファッションをとおして“装う”ことを問う「杉本博司 ハダカから被服へ」原美術館にて開催国際的に高い評価を受ける写真家・現代美術作家 杉本博司による展覧会「杉本博司 ハダカから被服へ」が、3月31日(土)から7月1日(日)まで、東京・品川の原美術館にて開催。さらに同時期に映画『はじまりの記憶 杉本博司』も公開され、その後DVDの発売を予定している。Text by FUJITA Mayu (OPENERS)「人類の古層の記憶」を追い求める作家 杉本博司デジタルメディア時代のいま、写真画像の加工や修正は、コンピュータ上で誰でも容易におこなえるものとなった。そんなテクノロジーの進化とは裏腹に、世界は写真家・現代美術作家 杉本博司の“眼”を求めている。デジタル時代以前より写真は虚構であることを見抜き、カメラの眼で世界を捉えることで、人間の性(さが)を追求。その精緻なモノクロームのプリントは、透徹した思考と卓越した技術に裏打ちさ...
Life is Edit. #007 ~杉本博司というリトマス試験紙~
Life is Edit.連載|〜出会いは楽し〜#007 杉本博司というリトマス試験紙ひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれる新しい”何か”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれる新しい”何か”。編集者とは、まさにそんな”出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。――文章編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文と写真=島田 明今回、紹介するのは現代美術界におけるスーパーアーティスト、杉本博司さん。2005年に雑誌『ブルータス』で一冊丸ごと杉本博司特集が組まれ、アート特集では異例の完売を達成。同年、六本木ヒルズの森ミュージアムで開催された回顧展では同館の来場者動員数の記録を塗り替えたことからも、杉本さんのすごさ、知名度は十二分におわかりいただけるかと思います。まさに日本が誇るアーティストなのです。そんな杉本博司さんは、私にとってはヒーロー的存在。ずっと杉本さんの作品と言動にはつねに深い感銘を受け続け、その作品にふれるたびに人生の...
ART|世界トップクラスの現代アート作品が東京に集結!
ART│世界トップクラスのコレクションを有するヤゲオ財団の現代美術作品がずらり東京国立近代美術館で『現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展』台湾を本拠地とするヤゲオ財団が所有する、世界有数の現代美術のコレクションが展示される『現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより』。6月20日(金)から8月24日(日)まで、東京国立近代美術館で開かれる。Text by YANAKA Tomomiウォーホル、杉本博司、グルスキー、ベーコンらそうそうたる作品がずらりオークションで数十億円の値がつけられるなど、さらに熱気あふれる様相を呈している現代アート市場。そんな高値がつけられる“宝”であり、連綿とつづき、常に革新がもたらされてきた“美術史の宝”でもある現代アートを数多く所有するヤゲオ財団のコレクションを紹介する『現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展』が開催される。ヤゲオ財団は、台湾資本の大手パッシブ(電子部品)メーカーであるヤゲオ・コーポレーションのC...
MOVIE|『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』 プレミア上映会を開催
MOVIE|8Kスーパーハイビジョンカメラで捉えた迫力の映像『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』プレミア上映会開催現代美術作家の杉本博司氏が構成・演出を手がけ、話題を集めた人形浄瑠璃の舞台『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り(そねざきしんじゅう・つけたりかんのんめぐり)』。東京、大阪をはじめ、パリやローマなどでも好評を博したこの公演を、最先端の8Kスーパーハイビジョンカメラで収めた映像のプレミア上映会が、10月25日(土)、26日(日)に大阪で開催される。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)超高精細映像と立体音響で堪能する舞台とはひと味違う臨場感江戸・元禄時代の近松門左衛門の代表作に、現代美術作家の杉本博司氏が独自の解釈をくわえ、構成・演出・美術・映像を手がけた『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』。2011年に神奈川芸術劇場で初演されて以来、2013年9月から10月にかけてスペイン・マドリード、イタリア・ローマ、フランス・パリを巡り、この春東京・大阪にて大好...
ART|杉本博司、ソフィ・カル、青柳龍太の“売れ残り”作品を展示
ART|杉本博司、ソフィ・カル、青柳龍太の“売れ残り”作品を展示『UNSOLD-Hiroshi Sugimoto / Sophie Calle / Ryota Aoyagi』を開催日本を代表する現代美術家である杉本博司氏、フランスの女性現代美術作家ソフィ・カル氏、そして新進気鋭の若手芸術家、青柳龍太氏が極秘で参加した蚤の市。そこで売れ残ってしまった作品を展示する『UNSOLD-Hiroshi Sugimoto / Sophie Calle / Ryota Aoyagi』展が、11月20日(木)から東京・銀座のギャラリー小柳にて開催される。Text by ENOMOTO Kozue(OPENERS)売れ残った作品が作り出す、あらたなギャラリー2013年3月17日── 靖国神社に現代美術家3人の姿があった。奇妙な縁で青柳龍太という若いアーティストと知り合ったソフィ・カル氏。そして彼女を介して青柳氏を知ることとなった杉本博司氏。3人は秘密裏に蚤の市に参加し、それぞれの店を出店したのだ。「...
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