~出会いは楽し~

Life is Edit. #001 ~1本の時計が紡ぐ、出会いの糸 ベル&ロス編~

Life is Edit. #001 ~1本の時計が紡ぐ、出会いの糸 ベル&ロス編~

ひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれる新しい”何か”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれる新しい”何か”。編集者とは、まさにそんな”出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文=島田 明#001  1本の時計が紡ぐ、出会いの糸"ベル&ロス編"服も多いけど、男の会話や出会いのきっかけづくりでいちばん多いのは、やはり時計ではないか、と。かくいう私も、この時計を身につけることでいろんな出会いが生まれ、多くの魅力的な人を惹きつけてくれました。1本の時計が縁で繋がった、熱き男たちのサークルのような内輪話。出会いはスイスでの”逆ナン”?ズシッと腕にくる、この重みが実にスパルタン、でもってピンクゴールドの輝きがエレガント。そんなミックススタイルを高次元で表現した腕時計がパリ発ブランド、ベル&ロス「BR01-94」。じつはこの時計のデザイナー、ブルーノ・ベラミッシュ(以下BB)とは旧知の仲。7年ほ...
Life is Edit. #002 ~Dr.ロマネリ × Mr.ヤン~

Life is Edit. #002 ~Dr.ロマネリ × Mr.ヤン~

ひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれる新しい”何か”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれる新しい”何か”。編集者とは、まさにそんな”出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文=島田 明#002  Dr.ロマネリ × Mr.ヤンあまりに饒舌なクリエイターふたりの終わりなき深夜の蕎麦屋でのカンバセーションはお互いのクリエーション魂がぶつかり合い、周囲を巻き込む? じつにグルーブなひと時。何気ない会話の端々に、まだ見ぬ創造のヒントがある。じつは世界的セレブなDr.ロマネリは気さくなナイスガイ左がDr.ロマネリで、右がMr.ヤン。行きつけの蕎麦屋 山都にて。レンズを向けると、自然とハイ・ポーズ!ナイキやSOPH NET.のリメイクウエアやジャガー・ルクルトのスペシャル時計デザイン、最近ではダンヒルのレザーアイテムを手掛けるDr.ロマネリことダレン・ロマネリ(左)に知り合ったのは、遡ること...
Life is Edit. #003 ~2人のキャラ立ちデザイナーの共通点~

Life is Edit. #003 ~2人のキャラ立ちデザイナーの共通点~

ひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれる新しい”何か”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれる新しい”何か”。編集者とは、まさにそんな”出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文=島田 明#003 2人のキャラ立ちデザイナーの共通点いまや日本で知らなぬ人がいないほどの抜群の知名度とキャラが立ったデザイナー、Sir.ポール・スミス。そして冬でも短丈パンツにグレイスーツでクールに決める、今をトキめく米国人デザイナー、トム・ブラウン。彼らに接し感じること、それは~決して偉ぶってはいけないよ、僕らはただの人なんだから~なる人生訓。ポールさんの粋なはからいに、感涙……ポールさんと出会ったのは、いまから20年前。当時は、さほど彼の素顔も知られていなかったので、一緒にクラブに行ってハジケてもノー・プロブレム(笑)。自由に遊び呆けることが出来た、懐かしい時を共有しました。しかし彼ほど群雄割拠な日本の...
Life is Edit. #005~本当の友情って、何だろう?~

Life is Edit. #005~本当の友情って、何だろう?~

島田 明|Life is Edit.#005 EWAN × PARK 本当の友情って、何だろう?ひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれるあたらしい“なにか”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれるあたらしい“なにか”。編集者とは、まさにそんな“出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文と写真=島田 明ずっと一緒にいたって、分かりあえないことがある。10年に一度の、一瞬の出会いにだって分かりあえることがある。フォトグラファー M.S.PARK(パーク)とデザイナー EWAN(ユアン)と久ぶりに出会い、深夜、蕎麦をすすりながら、ふと考えた――本当の友達って、なんだろう???銀座での撮影から約17年ぶりのオトコ3人、真面目トーク10年ひと昔といいますが、その昔の記憶も薄れがちな17年前。しかしながら、そのときの撮影風景は何故かいまでも鮮明に覚えています。当時、雑誌『メンズクラブ』に在籍して...
Life is Edit. #006 ~フライフィッシングが教えてくれた~

Life is Edit. #006 ~フライフィッシングが教えてくれた~

島田 明|Life is Edit.#006 フライフィッシングが教えてくれたひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれるあたらしい“なにか”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれるあたらしい“なにか”。編集者とは、まさにそんな“出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文=島田 明H.D.ソロー著『森の生活』を読んだのは、28歳、16年前の冬。読んだ当時は、よく分らなかったソローの生活、その精神が、40歳を超えたあたりからジワジワと理解できるようになってきました。大自然のなか、無心に竿を振るフライフィッシングという行為、そして、そのフライフィッシングを通じて、深く結びついた仲間たちが、私に何かの”ヒント”を与えてくれているようです。いつもおなじ川の流れには”井出さん”が小さいときから父親に連れられて海や川に釣りには出かけていた私ですが、フライフィッシングをはじめたのは15年ほど前。当時、...
Life is Edit. #007 ~杉本博司というリトマス試験紙~

Life is Edit. #007 ~杉本博司というリトマス試験紙~

Life is Edit.連載|〜出会いは楽し〜#007 杉本博司というリトマス試験紙ひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれる新しい”何か”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれる新しい”何か”。編集者とは、まさにそんな”出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。――文章編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文と写真=島田 明今回、紹介するのは現代美術界におけるスーパーアーティスト、杉本博司さん。2005年に雑誌『ブルータス』で一冊丸ごと杉本博司特集が組まれ、アート特集では異例の完売を達成。同年、六本木ヒルズの森ミュージアムで開催された回顧展では同館の来場者動員数の記録を塗り替えたことからも、杉本さんのすごさ、知名度は十二分におわかりいただけるかと思います。まさに日本が誇るアーティストなのです。そんな杉本博司さんは、私にとってはヒーロー的存在。ずっと杉本さんの作品と言動にはつねに深い感銘を受け続け、その作品にふれるたびに人生の...
ART
Life is Edit. #008 ~ニューヨークで立ち止まり、ふと考えた~

Life is Edit. #008 ~ニューヨークで立ち止まり、ふと考えた~

島田 明|Life is Edit.#008 ニューヨークで立ち止まり、ふと考えたひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれるあたらしい“なにか”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれるあたらしい“なにか”。編集者とは、まさにそんな“出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文=島田 明今回は、昨年末ふたたび訪れた10度めのニューヨーク、そのプライベートな旅について。物憂げなニューヨークが好き私のなかでは年末の恒例行事ともなっているニューヨークへのアート巡礼。その行脚も今年で7年め。東京同様、めまぐるしく変わる街を、東京ではあまりのらない? 地下鉄に乗り、そこにすむ地元の人々といっしょにゆられ街をくまなく横断してみるとふだん見えなかった景色やアイデアが突然うかんできたりします。泊まったのは友人が経営するウエスト・ヴィレッジにあるB&B。ちなみにとなりはヘルズエンジェルのニューヨーク...
Life is Edit. #009 ~いつも心にユーモアを~

Life is Edit. #009 ~いつも心にユーモアを~

島田 明|Life is Edit.#009 いつも心にユーモアをひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれるあたらしい“なにか”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれるあたらしい“なにか”。編集者とは、まさにそんな“出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文=島田 明今回は、いつもわたしにエネルギーをあたえて、そして時をわすれて童心にかえり笑いあえる友人、エトロのメンズデザイナー、キーン・エトロとの出会いについて。遊び心の大切さを体現する人1968年創業、ペイズリー柄で知られるイタリアブランド、エトロ。そのメンズコレクションを一手にしきるのが、エトロ家四兄弟の次男坊、キーンです。そんな彼との出会いはいまから2年半前。雑誌『LEON』でのある企画がキッカケでした。現在も『LEON』誌上で連載中の、私のライフワーク?的ページは、海外の有名ブランドに無謀にも「こんな商品作れない?」とお願いす...
Life is Edit. #010 ~仏像に想い焦がれて~

Life is Edit. #010 ~仏像に想い焦がれて~

島田 明|Life is Edit.#010 仏像に想い焦がれてひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれるあたらしい“なにか”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれるあたらしい“なにか”。編集者とは、まさにそんな“出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文と写真=島田 明今回は、中学時代にハマって以来、わたしの心の奥底にずっと沈澱しつづけ、ときにフワっと浮き上がってくる存在。そんなわたしをカタチづくる大事なパーツ”仏像”という存在を、古都・奈良と京都の旅を通じてお伝えします。わたしの守護霊は”修行僧”!?15年ほど前、当時所属していたメンズクラブ編集部では、私をふくめたスタッフ数人があつまって、お金を出しあい、福島に住むある有名なチャネラーの方に東京で視てもらう、という風変りな会が年に2回ほどありました。かくいう私も視ていただいたのですが、その方が私を見るなりの第一声が「あなたの守護霊...
Life is Edit. #012 ~アートの”森”に囲まれて~

Life is Edit. #012 ~アートの”森”に囲まれて~

#012 アートの”森”に囲まれて#027 相棒MAXが教えてくれたこと(1)ひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれるあたらしい“なにか”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれるあたらしい“なにか”。編集者とは、まさにそんな“出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文と写真(一部)=島田 明今回は、最近、1年にひとつのペースで手元にふえていくモダンアート、そこに描かれた”森”のおはなしを──。気がついたら”森”に囲まれていた「海と山、どっちが好き?」そう質問されたら、わたしは即座に「山!」と答えることにしています。実際、大学時代に、ちょこっとかじったサーフィンやヨットなどは寝食わすれてほどは熱中せず、結局は中途半端な状態で終わるハメに(笑)。で、自分はあまり海には縁がないのかな、というのが44年生きてきての途中感想。一方、ライフワークとなったフライフィッシングなんかは、山に分け入って...
Life is Edit. #013 ~仕事場を見れば作品がわかる~

Life is Edit. #013 ~仕事場を見れば作品がわかる~

島田 明|Life is Edit.#013 仕事場を見れば作品がわかるひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれるあたらしい“なにか”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれるあたらしい“なにか”。編集者とは、まさにそんな“出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文=島田 明たった500名にも満たない、世界中から集まったジャーナリストやバイヤーたちを一同にあつめ、デザイナーが約半年間、七転八倒、悶絶し抜いた結果が、世界に先駆けお披露目される晴れ舞台でもあり、残酷な結果にも、至福の瞬間にもなりうる戦場=ランウエイ。その現場に居合わせる幸福を感じながらも、同時に、その裏側、彼らの真の部分を知りたくなる欲求は回を増すごとにたかまるばかり。今回は、そんなコレクションや展示会をおえた、バックヤード、その仕事場にお邪魔してアレコレと自分なりにかんがえてみたことを。「ジュリアーノ フジワラ」が生まれる...
Life is Edit. #015 ~ダミアン・ハーストに飛ばされて IN LONDON~

Life is Edit. #015 ~ダミアン・ハーストに飛ばされて IN LONDON~

島田 明|Life is Edit.#015 ダミアン・ハーストに飛ばされて IN LONDONひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれるあたらしい“なにか”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれるあたらしい“なにか”。編集者とは、まさにそんな“出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文=島田 明中学時代、はじめて小遣いで買ったLPがポール・マッカートニー&ウィングスの『LONDON TOWN』。タワーブリッジを背にしてポールが寒そうにコートの襟を立てている、それがマイ・ファースト・ロンドンのイメージ。そんな哀愁あふれる街に、約7年ぶりに訪れてきました。旅のお供に、ちょい不良ジローラモさん今回のロンドン再訪は、雑誌『LEON』での連載「セレブなバカンス」の取材撮影にて実現したもの。当然、ジローラモさんが旅のおともでした。じつは、このロンドン旅行をかねてから熱望していたのは、ほかでもない...
Life is Edit. #016 ~ヨルク・シャウアー、アナクロニズムに魅せられて~

Life is Edit. #016 ~ヨルク・シャウアー、アナクロニズムに魅せられて~

島田 明|Life is Edit.#016 ヨルク・シャウアー、アナクロニズムに魅せられてひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれるあたらしい“なにか”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれるあたらしい“なにか”。編集者とは、まさにそんな“出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文=島田 明写真(ドイツ取材)=五十嵐 真Photo by Jamandfixデジタル化がすすみ、大量生産モノが幅を利かせる現代だからこそ、無性に人の手のぬくもりを感じる作品に惹かれるのはわたしだけではないでしょう。撮影でもデジタルカメラをつかうカメラマンがほとんどだけど、わたしはあえてそんな彼らによく語りかけます「アナログでやってみない?」と。そんなわたし好みのアナログのよさをいまもかたくなに守っている時計師がいます。昔ながらの手作業で針1本から、みずから仕上げている、独立系時計師 ”ウオッチビルダー” ヨ...
Life is Edit. #017~“昭和のにおい”を求めて in 香港

Life is Edit. #017~“昭和のにおい”を求めて in 香港

島田 明|Life is Edit.#017 ”昭和のにおい”を求めて in 香港ひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれるあたらしい“なにか”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれるあたらしい“なにか”。編集者とは、まさにそんな“出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文=島田 明香港をはじめて訪れたのは、かれこれ10年以上前のことでしょうか。喧噪と雑然、猥雑な匂い、そして、どこかしら“昭和的”懐かしさ漂う、そんな印象をもっていましたが、全世界を蝕むグローバリズム化の波に抗えず(率先して?)、昨今は急速に無味無臭な街になりつつあります。今回は年末恒例のNY旅行より、ちょっと嗜好を変え訪れた年末のショートトリップ、香港で立ち止まり、感じたことを。やっぱり“アナログ”が落ち着くワタシ今回、NY旅行をやめ、香港行きにした理由のひとつは“活気”の差、でした。間違いなく今のNYはダウナー気味で...
島田 明 Life is Edit. #018 ~自分探し、は終わらない

島田 明 Life is Edit. #018 ~自分探し、は終わらない

島田 明|Life is Edit.#018 自分探し、は終わらないひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれるあたらしい“なにか”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれるあたらしい“なにか”。編集者とは、まさにそんな“出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの。──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文=島田 明ダライラマはこう言っています。世の中の有り様、現実には3つのあり方から成り立っている、と。すなわち~永遠不変のものなど存在せず(無常)、そのものだけで存在するものはなく(無我)、原因がなくて存在するものはなにひとつない(縁起)~最近、とみにこの言葉を反芻する日々がつづいています。嵐の真っただなかにいると濁って分からないけど、それが過ぎ去り、透き通ってくれば見えてくるモノがある。今年に入って出会ったひと、旅での発見、そして嵐のような数多くのことから、またなにかを学べそう。今回は、そんな話を徒然に……。エドワード・ロシュさん...
27 件