プジョー3008が8年ぶりのフルモデルチェンジを受けハイブリッドモデルに
CAR / NEWS
2025年7月4日

プジョー3008が8年ぶりのフルモデルチェンジを受けハイブリッドモデルに

Peugeot 3008|プジョー 3008

ステランティスジャパンは、8年ぶりにフルモデルチェンジしたプジョーのCセグメントSUV「プジョー3008」を発売。当初はハイブリッドモデルのみだが年末には電気自動車(BEV)モデルもリリースされるという。

Text by YANAKA Tomomi

新開発プラットフォーム「ステラ ミディアム」を初採用

8年ぶりのフルモデルチェンジとなったプジョー3008。ステランティスが新開発したプラットフォーム「ステラ ミディアム」を初採用したモデルとなった。
このプラットフォームはCセグメントとDセグメント向けに設計された電動車用のプラットフォームで、ホイールベースや全長、地上高、サスペンション形式など多様な構成に対応できるのが特徴。
BEVに最適化された設計でありながら、ハイブリッドや将来の開発を視野に入れたマルチなエネルギーにも対応できるなど、車両設計の自由度を最大化しており、多彩なブランドを擁するステランティスグループならではのプラットフォームともいえる。
今回発売されるハイブリッドモデルは、1.2リッター直列3気筒ガソリンターボと、電動モーターを内蔵した6段ATトランスミッションを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。
モーターのアシストにより発進、加速がよりなめらかになり、市街地では最大50%のエンジン停止状態や、約30㎞/hまでの電動走行も可能に。システム最高出力は145psとなり、最大トルクはエンジン単体で230Nm、モーターで51Nmを発生する。
プジョーが次世代フラッグシップモデルと謳う3008のデザインは、ファストバックスタイルを採用。プジョーで初めてとなるサイドウィンドモールが表に見えないデザインが取り入れられ、フロントからリアに伸びるシームレスなサイドラインが演出された。
フロントの中央部にはエンブレムを配した大型フレームレスグリルが与えられ、ボディと同色のデザインのグリッドが存在感を放つ。さらにライオンの爪痕をモチーフにしたLEDデイタイムランニングライトなどでプジョーのアイデンティティを感じさせるものに。
ハイブリッドモデルの足元に装着されるのは「YARI(ヤリ)」と名付けられた19インチホイール。これは長野県北アルプスの槍ヶ岳から名付けられたもので、槍の穂先のように鋭い山頂部をモダンなデザインで再解釈しつつ、エアロダイナミクスも考慮したデザインだという。
インテリアは、キャビン全体をワイドに見せる水平基調のデザイン。ダッシュボードからセンターコンソールへ斜めに切れ込む大胆なラインは、収納力と機能性を維持しながらもモダンな空間を演出する。
新開発の「プジョー パノラミック アイコックピット」も搭載され、必要な情報を集約するとともに視認性や操作性も向上させた。
ボディカラーは新色の「インガロブルー」に加え「オブセッションブルー」「オケナイトホワイト」の3色を展開。
グレードと価格は「アリュールハイブリッド」が489万円、「GTハイブリッド」が540万円、「GTアルカンタラパッケージ ハイブリッド」が558万円だ。またBEVモデルの「E-3008」は年内に発売予定とアナウンスされている。
Peugeot 3008|プジョー 3008
ボディサイズ|全長4,565×全幅1,895×全高1,665㎜
ホイールベース|2,730㎜
トレッド|1,615㎜
車両重量|1,620kg
エンジン|1,199㏄ 直列3気筒DOHCターボ
エンジン最高出力|100kW(136ps)/5,500rpm
エンジン最大トルク|230Nm/1,750rpm
モーター最高出力|16kW/4,264rpm
モーター最大トルク|51Nm/750-2,499rpm
リチウムイオンバッテリー容量|0.9kWh
トランスミッション|6段AT
サスペンション前|マクファーソンストラット
サスペンション後|トーションビーム
ブレーキ前|ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後|ディスク
タイヤ|225/55R19
定員|5人
価格|489万円~558万円
問い合わせ先

プジョーコール
Tel.0120-840-240
https://www.peugeot.co.jp/

                      
Photo Gallery