石垣島ならではのラグジュアリーステイを「NOT A HOTEL ISHIGAKI “EARTH”」が叶える
LOUNGE / TRAVEL
2025年7月3日

石垣島ならではのラグジュアリーステイを「NOT A HOTEL ISHIGAKI “EARTH”」が叶える

TRAVEL|NOT A HOTEL ISHIGAKI “EARTH”

世界的建築家・藤本壮介氏が生み出した、石垣島の美しい海と緑に抱かれた唯一無二のヴィラ「NOT A HOTEL ISHIGAKI “EARTH”」が、2025年7月1日に開業した。約3,000坪の敷地に自然と融け合うように佇む白亜の建築は、贅沢でありながら素朴。建築・自然・文化が調和するこのヴィラは、旅を超えた石垣島ステイを約束する。

Text by WASEDA Kosaku|Photographs by Newcolor inc.

洗練されたローカル感が生み出す、唯一無二の時間

NOT A HOTELは、「世界中にあなたの家を」という独自のコンセプトのもと、建築美と最先端のテクノロジーを融合させた“住まうように旅する”体験を提供している。
作られるハウスは、資産として保有するだけでなく、NOT A HOTELが展開する他の物件ともシェアリングを通じて相互利用できるというユニークなシステムを採用。所有者は年間10泊単位で利用権をシェア購入でき、世界中のハイエンドな空間を自分の別荘のように楽しめる。
この度、石垣島に新たなヴィラ「EARTH」が誕生した。NOT A HOTELシリーズの中でも最大規模を誇る敷地には、屋内空間、テラス、インフィニティプール、水盤などが備わる。新石垣空港から車でおよそ11分という利便性がありながら、敷地内には静けさと、八重山の美しい自然が広がっている。
建築のデザインは、石垣の緑や海との調和を意識した円形構造。屋上はすり鉢状に設計されており、室内からは、なだらかな丘陵のようなラインを通して自然との調和が図られている。ファサードは、日差しを受けて刻々と表情を変え、海や空とのコントラストを生み出す。これらはすべて、職人の手によって一面ずつ丁寧に仕上げられており、人の手仕事ならではの温かみによって、周囲の自然と調和している。
中庭は緑が敷き詰められ、中央にはシンボルツリーが凛と佇む。造園は齊藤太一氏によるもので、建物の中心にオアシスのような空間を創出。すり鉢状の構造により、中庭に立つと空と海しか見えず、まるで自然の中に自分が溶け込んだような感覚を呼び起こす。キッズプールや焚き火が楽しめるファイアプレイスも設けられ、子どもから大人まで、誰もが思い思いの時間をゆったりと過ごすことができる。
ヴィラ内には、最大10名が宿泊可能な4つの独立ベッドルームに加え、水平線を望むリビングダイニング、インフィニティプール、サウナ、ジム、ガラス張りのバスルームなど、ラグジュアリーな設備が整う。
1階にあるサウナは、水盤から差し込む自然光が天窓を通して降り注ぎ、まるで海底にいるような幻想的な空間を演出。サウナ室の前にはシャワーや水風呂が配備され、木製ドアを開ければ外気浴スペースが広がっており、心身をリセットするには最適な場所だ。
象徴的なインフィニティプールは、リビングダイニングとシームレスにつながり、海との一体感を感じられる絶景の中に配置されている。とくに、夕暮れ時の水平線に沈む太陽を眺めながら波音に耳を澄ませるひとときは、ゲストにとって忘れられない思い出になりそうだ。
もちろん食事へのこだわりも抜かりない。希望に応じて朝食やディナーが用意されるほか、専属シェフによるプライベートコースも提供される。
石垣牛や地魚、新鮮な島野菜など、沖縄の恵みに満ちた素材を活かした料理が揃っており、特に「CHEF’s PREMIUM BBQ」では、選び抜かれた食材を炭火で丁寧に焼き上げる様子をテラスで楽しむことができる。アグー豚のしゃぶしゃぶや、家庭料理を現代的にアレンジしたシェアスタイルのディナーなど、メニューの幅も広く、食の楽しみが尽きることはない。
また滞在中に楽しめる、石垣島ならではの特別なアクティビティも多数用意されている。「サンセットサバニクルーズ」では、かつて沖縄の島々で用いられていた木造帆船“サバニ”に乗り、風に身を委ねながら水平線に沈む夕陽を眺めるプライベートクルーズを満喫できる。また、ヴィラでのプライベートディナーに三線の生演奏を組み合わせる体験や、銅製の直火地釜による蒸留を行う池原酒造でのオリジナル泡盛作りも可能だ。
「NOT A HOTEL ISHIGAKI “EARTH”」は、単なる宿泊施設ではなく、時間、空間、自然、そして人の営みが交差する舞台である。建築という枠を超え、訪れる人に“もうひとつの人生の拠点”を提供するこのヴィラは、ラグジュアリートラベルの新たな境地を切り拓く存在となるだろう。
藤本壮介
1971年北海道生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、2000年藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞(ラルブル・ブラン)に続き、2015、2017、2018年にもヨーロッパ各国の国際設計競技にて最優秀賞を受賞。国内では、2025年日本国際博覧会の会場デザインプロデューサーに就任。2024年には「(仮称)国際センター駅北地区複合施設基本設計業務委託」の基本設計者に特定。主な作品に、ブダペストのHouse of Music (2021年)、マルホンまきあーとテラス 石巻市複合文化施設(2021年)、白井屋ホテル(2020年)、L’Arbre Blanc (2019年)、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013 (2013年)、House NA (2011年)、武蔵野美術大学 美術館・図書館 (2010年)、House N (2008年) 等がある。
NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH
場所|沖縄県石垣市字宮良120番地92
敷地面積|9,586.00㎡
屋内面積|975.01㎡
総面積(屋内面積+2階テラス+プール+水盤含む)|1,489.13㎡
中庭面積(手摺外側含む)|2,066.07㎡
構造・規模|RC造 地上2階建て
総客室数|1戸
間取り|4 Bedroom
宿泊人数|10名
問い合わせ先

NOT A HOTEL
https://www.notahotel.com/

                      
Photo Gallery