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TRAVEL
2025年4月10日
「ローズウッド宮古島が描くのは新たな“センス・オブ・プレイス®” の世界です」
ROSEWOOD HOTEL GROUP|エグゼクティブ・バイスプレジデント イヴァン・スアルディ
ウルトラ ラグジュアリーな「ローズウッド ホテルズ&リゾーツ®」を筆頭に、 グローバル ライフスタイルおよびホスピタリティー経営グループを形成するローズウッド ホテル グループ。同社の日本初の施設となるのが2025年3月に開業したローズウッド宮古島だ。その開業を祝したイベントのため来日していたエグゼクティブ・バイスプレジデントのイヴァン・スアルディ 氏に、ローズウッド宮古島にかける思いと、日本での展開、ローズウッドが考えるラグジュアリーの行方について伺った。
Text by KOGA Takashi
「『A Sense of Place®(センス・オブ・プレイス:土地や地域の文化への敬意) 』—それは単なるスローガンではなく、私たちのホテル作りとホテル運営の根幹を成す哲学です」。
ローズウッドホテルグループのグローバルプロダクト・コンセプト開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのイヴァン・スアルディ 氏はそう語る。長年にわたり飲食部門のプロフェッショナルとして、彼は世界各地のロケーションに合わせた料理や飲み物に、その土地固有の食材、伝統、そして雰囲気を巧みに織り込んできた。
「現在は、これまで飲食部門で培ってきた経験と哲学を、より広い視野で展開しています。客室設計からイベント企画、ウェルビーイングプログラム、そして従来から手掛けてきた飲食部門を含む、ホテル全体の商品革新を統括しています」とスアルディ 氏は続ける。彼の卓越した感性と手腕は、新規ホテルのオープニング支援から、独創的な飲食施設・イベントスペースの企画立案までと多岐にわたる。
現代の旅人が求める本物の体験
「現代の洗練された旅行者が真に求めるのは、単なる豪華な施設ではありません。私たちはホテルづくりにおいて、そのロケーションの文化・歴史・遺産を丁寧に読み解き、施設のデザインに織り込みます。配置するアート作品から装飾品、そして料理に至るまで、すべての要素にその土地の本質を反映させることを追求しているのです」。
この哲学は、オランダの建築巨匠ピート・ブーン率いるスタジオ・ピート・ブーンが手掛けたローズウッド宮古島の建築美に体現されている。琉球諸島の豊かな歴史と文化から着想を得た空間デザインは、温かみのある琉球石灰岩と日本の侘び寂びの精神が見事に調和している。
「このホテルの建設に先立ち、私たちは2019年から宮古島を訪れ、地元コミュニティとの対話を重ね、地元の食材を味わい、泡盛の蒸留所を訪問するなど、島の文化への理解を深めてきました」とスアルディ 氏が振り返るように、地域との関係性を時間をかけて醸成することでしか生まれない共創・共生意識こそが「A Sense of Place®」(土地や地域の文化への敬意) というわけだ。
「私たちが最も大切にしているのは、地元の人々にも愛される空間づくりです。スタッフのユニフォームには宮古麻織を用い、レストランでは地元の泡盛を活かした創作カクテルを提供するなど、島の伝統と現代的感性を融合させています」。
宮古島の風土と歴史を映す食の体験
海と空の境界線が溶け合うインフィニティプールからは、果てしなく広がる水平線を望むことができる。「食文化は、その土地の魂を最も直接的に体験できる要素の一つです」との言葉通りにこの壮大な自然を背景に、ローズウッド宮古島には四つの個性豊かな食の舞台が広がっている。
「ローズウッド宮古島で提供する料理は、宮古島の風土と歴史を語るものでなければなりません」。その理念のもと、プールサイドでカクテルと軽食を楽しめる「YUKUU」、海を望みながらイタリアンを堪能できるオールデイダイニング「NAGI」、新鮮な魚介の魅力を引き立てる調理法で提供する「MAAS」、そして寿司・天ぷら・鉄板焼き・焼き鳥を専門シェフが海を見下ろすオープンスペースで提供する「CHOMA(苧麻)」が誕生した。
「私たちが目指すのは、観光客だけでなく、島の人々にも『これこそ宮古島の味だ』と共感していただけるレストランです」。スアルディ 氏の言葉からは、地域の真正性に対する深い敬意と情熱が伝わってくる。
スタッフの創造性が紡ぐ唯一無二のおもてなし
「ゲストは心身全体で感じられる統合的な体験を求めています。そのため、スタッフのサービスやホスピタリティーも、技術を超えた、心からの共感に基づくものでなければなりません。マニュアル通りのサービス提供は、旅慣れた私たちのゲストにとって、真のホスピタリティーとは言えません。ローズウッドでは、スタッフ一人ひとりの自発的な"おもてなし"の精神と創造性を何よりも重視しています」。
その具体例として、「Asaya Spa」の6室の贅沢なトリートメントルームで提供される、宮古島に伝わる「パーントゥ祭り」からインスピレーションを得た泥パックトリートメントがある。
「このトリートメントは、宮古島出身のスタッフが考案したアイディアです。こうした体験一つとっても、その場所と人から生まれる創造性によって磨かれていくものだと信じています」。
発見に満ちた旅へと誘う多彩なプログラム
ローズウッド宮古島での滞在には、地元アーティストによる書道体験、色鮮やかなサンゴ礁でのシュノーケリング、神秘的なウミガメとの出会い、環境保全について学ぶプログラムなど、宮古島の真髄に触れる機会が豊富に用意されている。また、子どもたちのための「ローズウッド・エクスプローラー・クラブ」では、遊びを通して島の自然と文化を学ぶ、かけがえのない思い出が紡がれる。
「両親はお子様を数時間、熟練したスタッフに任せて、ゆったりとワインを楽しむ自由な時間も持てます」とスアルディ氏は笑顔で付け加えた。
世界へと広がるローズウッドの魅力
ローズウッド宮古島は、いわばこの島の精神を体現した特別な空間である。この美しき楽園は、新時代の究極のおもてなしで、未知なる宮古島の魅力を求める世界中の洗練された旅人を魅了し続けるだろう。
「当グループでは、ゲストの好みや習慣を世界中のローズウッド全施設で共有しています。お好みの枕の硬さから、モーニングコーヒーの種類、アレルギー情報、お部屋の温度設定まで、一度お伝えいただければ、次回ご滞在時には世界のどのローズウッドでも、わざわざお申し付けいただかなくても準備が整っています」。
初めて訪れる施設でも、まるで長年の常連のように迎えられる特別な体験が実現する。ゲストのライフスタイルや好みを尊重した、ゲストに寄り添ったサービスはローズウッドならではの心遣いだ。一度ローズウッド宮古島の洗練されたもてなしを体験すれば、世界各地に広がるローズウッドホテルの魅力にも自ずと惹かれるはずだ。バンコクの都会的洗練さ、パリの芸術的感性、メキシコの歴史的魅力—それぞれの土地の文化と伝統を独自の解釈で表現した「A Sense of Place®(センス・オブ・プレイス)」 の哲学は、どの施設でも一貫して息づいている。
そして、どの施設でも、ゲスト一人ひとりの嗜好に合わせたシームレスな体験が待っている。ローズウッド宮古島での滞在は、世界中に広がるローズウッドの至極の体験への入り口となるだろう。
ローズウッド宮古島
ローズウッド宮古島のグランドオープンを記念して、2025年3月1日(土)から8月31日(日)までのご滞在を対象とした特別パッケージを販売中。
販売期間|2024年12月10日(火)~(※2025年3月1日(土)~2025年8月31日(日)までの滞在が対象)
内容|
・大人2名分の朝食
・ホテルクレジット(ヴィラ予約の場合は20,000円分、ハウス予約の場合は50,000円分)
・フィットネスセンターへのアクセス
・アーリーチェックイン及びレイトチェックアウト(※当日の空室状況によります)
宿泊予約|
URL:https://www.rosewoodhotels.com/jp/miyakojima/offers/opening-celebration-offer
宿泊予約電話番号:0980-79-8998
メールアドレス :miyakojima.reservations@rosewoodhotels.com
営業時間|月-金(10:30~17:00)※土日祝、年末年始(12/31~1/2)休業
ローズウッド宮古島のグランドオープンを記念して、2025年3月1日(土)から8月31日(日)までのご滞在を対象とした特別パッケージを販売中。
販売期間|2024年12月10日(火)~(※2025年3月1日(土)~2025年8月31日(日)までの滞在が対象)
内容|
・大人2名分の朝食
・ホテルクレジット(ヴィラ予約の場合は20,000円分、ハウス予約の場合は50,000円分)
・フィットネスセンターへのアクセス
・アーリーチェックイン及びレイトチェックアウト(※当日の空室状況によります)
宿泊予約|
URL:https://www.rosewoodhotels.com/jp/miyakojima/offers/opening-celebration-offer
宿泊予約電話番号:0980-79-8998
メールアドレス :miyakojima.reservations@rosewoodhotels.com
営業時間|月-金(10:30~17:00)※土日祝、年末年始(12/31~1/2)休業
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