世界のトップメゾンを魅了する日本の技

「オニツカタイガー」の「ニッポンメイド」は、同ブランドのプレミアムライン。縫製から染めの作業まで、すべての作業を日本国内でおこなう。ラインナップのなかには、熟練の職人が手作業で、洗いなどの2次加工をほどこしているモデルも存在する。

ひとつひとつ手作業で洗いをかけることで生まれる、まるで履きこまれたかのような味わい。職人がデザイナーのオーダーに真摯に向き合い、自らが積み上げてきた技術と知識を総動員させ、試行錯誤の末に結果を出すのだ。彼ら自身もまた、進化をやめない。それが、職人たる所以なのだろう。

ニッポンメイドは、染めのみならず、編み込みやレザーの仕上げなど、シーズンを重ねるごとに、そのバリエーションを広げてゆく。さまざまなアプローチで日本の職人による研鑽された手仕事が、モダンなデザインセンスと出会い、シューズへと落とし込まれていくのだ。

2015春夏シーズンのニッポンメイド

職人たちの技術と意欲は底なしだ。それは尽きることのないクリエイティブサイドの要望を確実に攻略していく。オニツカタイガーは、そんな彼らの手仕事に魅了され、ブランドの可能性をどこまでも飛躍させていく。

今シーズン、オニツカタイガーのニッポンメイドから、象徴的で革新的なシリーズがリリースされる。特異な存在感をはなつそのルックスからは、スニーカーファンの予想を裏切り、期待を裏切らない、ブランドの自信がうかがえる。次のページで、その全貌を明らかにしていきたいと思う。

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スニーカーの限界を超えるクリエイション

今シーズン、「ニッポンメイド」の新作として登場するシリーズは、3つの個性をもつ。発色の良いカラーをまとったグラフィカルな「COLOR ANTIQUE PACKAGE」、ヌメ革に特殊な加工をほどこし、ほかにはない経年変化を味わえる「TANNIN PACKAGE」、そして職人の手仕事により美しく成形された編み込みのモデルをラインナップ。併せて、定番モデルをスタイリッシュにアップグレードした「MEXICO 66 DELUXE」を紹介する。

油絵のような色彩とアンティークテイスト
真っ白な状態の製品にスプレーで着色をおこない、職人がそれを丹念に擦り取る「サドルアンティック加工」をほどこした「COLOR ANTIQUE PACKAGE」。ムラやアタリ、そのすべてが抽象画のような美しさを描きだす。

やわらかなヌメ革で経年変化を楽しむ
経年変化を楽しむ素材として用いられることの多いヌメ革に、オイル加工をほどこすことで、履き心地を損なわないクオリティでスニーカーへと落とし込んだのが「TANNIN PACKAGE」だ。ハイカットシューズやスリッポンなど3種類を用意。

美しく具現化した手仕事の極み
緊密に編み込まれた、焦がし加工のほどこされたレザー。すべて手編みで製作されている。見事に成形されたアッパーが生むフォルムは、艶やかなルックスをシューズに宿した。表面の光沢は使い込むごとに落ちていき、レトロな雰囲気に変化していく。

定番にして最高峰
オニツカタイガーを象徴するモデル「MEXICO 66」。アッパーに使用したゴートレザーは、繊細なテクスチャーと堅牢性を兼ね備えている。職人が1足ずつ製品洗いすることで、しなやかさとやわらかさを獲得し、まるで履きなれた靴のように足になじむ。

オニツカタイガーの大型路面店が渋谷に誕生

3月7日（土）、国内最大の旗艦店「オニツカタイガー 表参道」につぐ大型路面店「オニツカタイガー 渋谷」がオープンする。豊富なラインナップを誇るショップ内では、ビンテージのムードと未来的な要素、東洋と西洋の出合いをイメージに起こしたようなオニツカタイガーならではの唯一無二の空間が広がる。

ショップのオープンを記念して、ニッポンメイド シリーズの限定シューズも発売。「COLRADO EIGHTY-FIVE」をベースとし、伝統工芸士による京鹿の子絞りにより、一枚一枚のパーツを丁寧に染め上げた革を採用した特別なモデルだ。ぜひ店頭にて、その見事なルックスと質感をたしかめていただきたい。

オニツカタイガー 渋谷
3月7日（土）オープン
東京都渋谷区神南1-21-3渋谷神南共同ビル 1-2F
営業時間｜11:00～20:00（日・祝は20:30まで）
定休日｜不定休

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