2026年注目アート展その1。ルノワール展をはじめ古今の名作や注目作が一堂に

ピエール=オーギュスト・ルノワール《噴水による浴女》1914年、山王美術館

LOUNGE / ART
2026年2月26日

2026年注目アート展その1。ルノワール展をはじめ古今の名作や注目作が一堂に

 

ART|2026年注目アート展

 
今年も古今東西のアート展が目白押しの2026年。第一弾としてOPENERSが注目するのは、没後100年を迎えたモネ展や、生誕185年となるルノワール展、そして今だからこそ振り返りたい1990年代にイギリスで花開いたYBA――。アートそのものはもちろん、関連するグッズや特別メニューなど、アートの多彩な側面も楽しみたい。
 

Text by YANAKA Tomomi

光と色彩、生きる歓びにあふれたルノワールの世界を旅する

──「生誕185年 ルノワール展」山王美術館

 
「おそらくルノワールは悲しい絵を一度も描かなかった唯一の偉大な画家でしょう。」――。フランスの小説家オクターヴ・ミルボーが、1913年に出版されたピエール=オーギュスト・ルノワール(1841-1919)の画集に寄せた言葉のように、温かく、愛情に満ちた視線が注がれた絵画が印象的なルノワール。
 
「生誕185年 ルノワール展」は2026年3月1日(日)から2026年7月31日(金)まで、大阪市の山王美術館で開催される。
 
ピエール=オーギュスト・ルノワール《裸婦》1918年、山王美術館
 
会場には山王美術館のコレクション約50点を一堂に公開。なかでも《噴水による浴女》(1914年)は、“自然のなかの裸婦”という伝統的主題を探求し続けたルノワールが到達した、生命観あふれる新しい表現といえるもの。
 
ピエール=オーギュスト・ルノワール《緑の花瓶のバラ》1910年頃、山王美術館
 
このほかにもバラやアネモネなどの静物画から裸婦、装飾画まで幅広く展示される本展。印象派時代の女性像から、「印象主義の行き詰まり」を感じ古典へと回帰したアングル時代、「自然のなかの裸婦」という伝統的な主題に取り組み始めた南仏時代、さらに晩年に開花する豊潤な色彩による作品群まで、50年以上にも及ぶ画業の一端を5章に分けて辿ってゆく。
 
ピエール=オーギュスト・ルノワール《村の入り口》1900年頃、山王美術館
 
「いやなことが多い人生において、絵画は『愛すべきもの』『愉しく、美しいもの』でなければならない」と、晩年に語っていたというルノワール。光と色彩、生きる歓びにあふれたルノワールの世界を存分に旅してみたい。
 
ピエール=オーギュスト・ルノワール《読書(赤とローズのブラウスを着た二人の女性)》1918年、山王美術館
 
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