フェラーリのBEVスポーツカー、ルーチェのインテリアが明らかに
CAR / NEWS
2026年2月12日

フェラーリのBEVスポーツカー、ルーチェのインテリアが明らかに

 

Ferrari Luce|フェラーリ ルーチェ

 
フェラーリが開発する新セグメントのBEVスポーツカー「ルーチェ」のインテリアが発表された。全容は5月にイタリアで公開されるという。
 

Text by YANAKA Tomomi

100%再生由来のアルミニウム合金を多用したクリーンな空間に

 
昨秋、2026年にBEVスポーツカーをリリースすることを明らかにしていたフェラーリ。その車名がイタリア語で「光」や「照らすこと」を意味する「ルーチェ」となることを発表し、インテリアも明らかにされた。
 
 
その名の示す通り、「ルーチェ」はフェラーリのラインアップにおける重要性や、今後のビジョンを表しているという。
 
デザインもこれまでの手法とは異なり、デザイナーのジョニー・アイブとマーク・ニューソンが設立したサンフランシスコのクリエイティブ集団LoveFromがフェラーリと5年にわたりコラボレーションして手掛けたものとなった。
 
 
キャビンは単一のクリーンな空間として構成。特に象徴的なのはアルミニウムが多用されている点だろう。
 
使われたのは100%再生由来のアルミニウム合金で、無垢のピレットから精密に削り出し、最先端のアルマイト処理を施したもの。これにより、耐久性と硬度、洗練された手触りが生まれるといい、キャビンのアクセントにもなっている。
 
 
また、建築家や芸術家、グラフィックデザイナー、エンジニア、音楽家らが集うLoveFromの専門知識を生かし、「ルーチェ」のインターフェースでは触覚、明確さ、直感的な意思疎通に大きな重点が置かれた一方、ドライバーと車両との強いつながりを作り出すため、物理スイッチも多用された。
 
ステアリングホイールは、フェラーリのヘリテージにオマージュを捧げつつ、現代的な革新技術も装備。シンプルな3本スポークの形状は1950-60年代の名高いナルディ製の木製3本スポークを再解釈し、アルミニウムを意図的に露出しており、標準的なフェラーリのステアリングホイールより400gの軽量化が図られている。
 
ハンドル上のスイッチは、2つのアナログ・コントロール・モジュールに整理され、機能性とわかりやすさを両立。これは、F1マシンのレイアウトを踏襲したものだという。
 
「ルーチェ」には、ドライバー・ピナクルとコントロールパネル、リア用コントロールパネルの3つのディスプレイを装備。チームは直感的で使いやすいユーザーエクスペリエンスのために、かなりの時間を要したといい、歴史的なフェラーリの書体とイタリアの図面用書体をもとにつくった専用書体がルーチェのアイデンティティを物語る。
 
特にドライバーパフォーマンスにかかわるピナクルは、重なり合った2個の有機ELディスプレイが備わっており、重ね奥行きを得ることで視認性が高められているそう。
 
コントロールパネルは、画面をドライバーにも助手席側にも向けられる可動式。操作のためのハンドレストは使いやすさはもちろん、「ルーチェ」ならではの個性が感じられるアクセントとしての効果も。
 
右上のマルチグラフは、高度な電子制御システムによって時計やクロノグラフ、コンパス、ローンチコントロールの4種類のモードに切り替わるという。
 
センターコンソールには、機能的かつエレガントさを表現するガラス製が用いられており、「ルーチェ」の独創性やイノベーティブを感じられるものとなった。
 
 
気になる「ルーチェ」の全体像は2026年5月にイタリアで明らかになる予定だ。
 
 
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