MOVIE TOKYO Tips
「MOVIE TOKYO Tips」に関する記事
『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020』開催決定|MOVIE
『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2020』はコロナウイルスの世界的感染拡大を受けて当初予定していた6月の開催を延期していたが、2020年9月16日(水)~27日(日)をメイン日程に、開催が決定した。会期中は、世界112の国と地域からの応募作品から、約200作品が選出され、都内数カ所での上映とオンラインでの配信が行なわれる。また世界の映画監督らとのライブQ & Aイベントや、各種コラボレーション企画も展開される予定だ。
連載|おうちシネマ 第3回「昭和の大作、角川映画にもう一度出会う」(後編)
TVドラマのスピンオフというジャンルもほとんどない時代。映画はスケールが大きく、「銀幕」という言葉がまだ生き生きとしていた時代。それが昭和だ。角川映画の多くは、経済成長期にあったこの時代ならではの、猥雑さと胡散臭さと興奮が入り交じった日本を見事に切り取っていた。エンターテインメントとグロテスクさは両立しにくいにもかかわらず、だ。タブーを恐れず、社会の闇や人間の裏の顔といった目を覆いたくなる部分もあえて描くという意味では、『パラサイト 半地下の家族』のような現代韓国映画とよく似ている。かつては、濃厚でドラマティックな邦画が多く作られていた。別世界に住む映画スターが、日本にも多く存在していた時代でもあった。
連載|おうちシネマ 第2回「昭和の大作、角川映画にもう一度出会う」(前編)
映画界では、コロナ禍により新作の撮影もストップしている。現在はWEB上で新作を公開する動きもある。そんな中で、いつも私たちを楽しませてくれている映画人たちを応援する方法のひとつが、旧作を観ること。第1回でご紹介したように、動画配信サービスが制作するオリジナル作品を観るのもいいが、子供の頃に観たあの作品、もう一度見たい思い出の作品、つい見逃していた昭和の名作を観るのもおすすめだ。新作が次から次へと公開されると、旧作鑑賞はついつい後回しにしてしまいがち。今こそ、懐かしい旧作に再会するチャンス。昭和生まれの私にとって、嬉しい再会となったのは、子供の頃に強烈なインパクトを残してくれた角川映画だった。
連載|おうちシネマ「Netflixオリジナル映画編」
世界的に感染が拡大し続けている新型コロナウイルス。4月7日(火)には日本でも不要不急の外出自粛などを求める緊急事態宣言が発令され、自宅にいる機会が増えた人も多いはずだ。映画館の休業や、新作映画の公開延期が相次ぎ、映画ファンにとっても辛い状況はまだしばらく続きそうだが、こんな時こそ家で観られる動画配信サービスがおすすめだ。そこで今回、映画ライターの牧口じゅん氏をナビゲーターに迎え、家で観られる映画に特化した連載をスタート。第1回はNetflixのオリジナル作品を紹介する。
セレブが愛したホテルに迫るドキュメンタリー『カーライル ニューヨークが恋したホテル』|MOVIE
伝説のホテル「ザ・カーライル ア ローズウッド ホテル」にフォーカスを当てたドキュメンタリー映画『カーライル ニューヨークが恋したホテル』が公開中だ。公開を記念し、バーニーズ ニューヨークとのコラボレーションを実施。バーニーズ ニューヨーク銀座本店で、映画からインスピレーションを得たディスプレイを展開している。期間は2019年8月25日(日)まで。
ミシュラン三ツ星シェフが日本の名店を巡る美食ドキュメンタリー『世界が愛した料理人』|MOVIE
MOVIE|世界のミシュラン料理人が総出演日本を巡るのは、天才料理人エネコ・アチャドキュメンタリー『世界が愛した料理人』が2018年9月22日(土)より公開。ミシュラン三ツ星シェフ、エネコ・アチャが料理の真髄、魂とは何かを求め、日本の名店を巡る。シェフが作り上げる料理の数々は、見ているだけでも頬がゆるむ。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)和食の素晴らしさを語る予告編が解禁第67回ベルリン国際映画祭カリナリー部門で上映された美食ドキュメンタリー『世界が愛した料理人』が日本で公開される。スペイン史上最年少でミシュラン三ツ星を獲得した天才料理人エネコ・アチャが料理の真髄、魂とは何かを求めるのを追った作品だ。今回、美食探求する舞台となるのは日本。「すきやばし次郎」をはじめとする日本の名店を巡る。真の料理を極めるため、日々料理を追求し続けているエネコが、最高の料理に必要なもの、料理に込めるべき魂は何かを求め、たどり着いたのは日本の“和食”だった。世界最年長の三ツ星料...
イギ―・ポップの情熱を捉えた映画『アメリカン・ヴァルハラ』|MOVIE
MOVIE|アルバム制作から熱狂のツアーまで 「POST POP DEPRESSION」の裏側に迫るイギ―・ポップとジョシュ・ホーミがコラボレーションして生まれた「POST POP DEPRESSION」。そのアルバム制作からツアーに至るまでを追ったドキュメンタリー映画『アメリカン・ヴァルハラ』が公開される。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)ロックシンガー、イギ―・ポップ。50年近い音楽キャリアを誇り、セックス・ピストルズ、ガンズ・アンド・ローゼズ、ニルヴァーナ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなど後世のビッグ・バンドに多大な影響を与え続ける、ロックの殿堂だ。2016年にリリースされたアルバム「POST POP DEPRESSION」は、イギ―・ポップ最後のアルバムとも噂されている。イギ―が自費でレコーディングを計画し、自らQUEENS OF THE STONE AGEのジョシュ・ホーミにプロデュースを打診したところから、このアルバムの制作は始まった。「...
国際派の韓流スター、イ・ビョンホンが極悪人に扮した『MASTER/マスター』|MOVIE
MOVIE|実話を基に韓国犯罪史上最大の金融投資詐欺事件の全貌を暴く究極のノンストップ・クライムアクション・エンターテインメント!国際派の韓流スター、イ・ビョンホンが極悪人に扮した『MASTER/マスター』ネットワークビジネス詐欺で庶民から大金を巻き上げ、海外逃亡したカリスマ詐欺師 VS 敏腕捜査官&天才ハッカーコンビのスリリングな攻防戦を壮絶な肉体バトル+ガンアクション+カーチェイスでダイナミックに描いた追跡劇『MASTER/マスター』が、11月10日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほかにて全国ロードショーされた。Text by KIKKA Yoko体を張って知能犯罪捜査官を熱演したカン・ドンウォンが来日!『監視者たち』で知られる俊英監督チョ・ウィソクが、韓国中を震撼させた“チョ・ヒパル詐欺事件”に着想を得てメガホンをとり、「詐欺」「マルチ商法」「贈収賄」「汚職」等、現代社会が抱える闇に鋭く切り込んだ本作は、後半の舞台となるフィリピンでも大規模ロケを敢行した注目作だ。天性の口のう...
トム・フォード監督最新作「ノクターナル・アニマルズ」|MOVIE
MOVIE|トム・フォード7年ぶりの監督最新作揺れ動く微妙な心を美しく描き出すトム・フォード監督最新作『ノクターナル・アニマルズ』の特報&ティザーが公開された。2009年公開『シングルマン』以来、7年ぶりの監督作となる。愛と残酷さ、復讐と償いのきわどい境界線を揺れ動く心を描き出す。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)エイミー・アダムスとジェイク・ギレンホールが主演を務めるファッションデザイナーのトム・フォードが『シングルマン』(2009)年以来、7年ぶりに監督を務めた最新作『ノクターナル・アニマルズ』が11月、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開される。スーザンは夫とともに経済的には恵まれながらも心は満たされない生活を送っていた。ある週末、20年前に離婚した元夫のエドワードから、彼が書いた小説「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」が送られてくる。彼女に捧げられたその小説は暴力的で衝撃的な内容だった。才能のなさや精神的な弱さを軽蔑していたはずの元...
ブロードウェイ・ミュージカル「ホリデイ・イン」を映画館で上映|THEATER
THEATER|天才音楽家アーヴィング・バーリン新作ミュージカル傑作ミュージカルをいち早く映画館で堪能ブロードウェイミュージカル「ホリデイ・イン」が映画館で上映されることが決定した。アーヴィング・バーリンの曲と詩、新たな脚本で構成される傑作ミュージカルだ。公開日は2017年11月10日(金)。5日間のみの特別公開となる。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)日本映画史上初の試み(c)BroadwayHD/Joan Marcus Photography/松竹この度、日本映画史上初、ニューヨークのブロードウェイ・ミュージカル「ホリデイ・イン」が松竹系映画館にて公開される。本作は、ビング・クロスビーとフレッド・アステアが主演する1942年のミュージカル映画「ホリデイ・イン」(邦題 スイング・ホテル)を舞台化したもの。ユニバーサルステージプロダクションズとロジャース&ハンマーシュタイン共同でラウンドアバウトシアターカンパニーによって制作された。この華麗な舞台を...
今関あきよし監督最新作『ライカ/LAIKA』|MOVIE
MOVIE|モスクワでオールロケを敢行した意欲作日本の女の子とロシア人女性が織りなすラブストーリー日本からモスクワにきた語学留学生ライカ(宮島沙絵)とロシア人女性ユーリャ(クセーニア・アリストラートワ)の友情を超えた奇妙な愛情関係を描いた今関あきよし監督の最新作『ライカ/LAIKA』が、日本公開に先駆け、7月11日にセルビアの首都ベオグラードで先行公開された。Text by KIKKA Yokoベオグラードから今関あきよし監督のコメント到着『ライカ/LAIKA』は、『カリーナの林檎~チェルノブイリの森~』(2011年)のベラルーシ、『クレヴァニ、愛のトンネル』(2014年)のウクライナに続き、今関監督が旧ソビエト連邦を舞台にして撮った映画の3作目となる。天真爛漫で自由奔放なライカが、モスクワで女優を目指すロシア人女性のユーリャと恋愛にも似た微妙な友情関係を築くが、ある事件をきっかけに歯車が大きく狂い出し……。本作は濃密な時間を過ごす2人の姿を通して、“誰かを強く思い続けることでしか...
世界が認めた才能、長谷井宏紀の長編監督デビュー作『ブランカとギター弾き』|MOVIE
MOVIE|ヴェネツィアをはじめ、数多くの映画祭が絶賛!フィリピンを舞台にした珠玉のロードムービー写真家として活躍する長谷井宏紀(ハセイコウキ)が、日本人として初めてヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭からの全額出資を得て撮り上げ、ヴェネツィア国際映画祭での2冠(マジックランタン賞/ソッリーゾ・ディベルソ賞)をはじめ、世界中の映画祭で高い評価を得た注目作『ブランカとギター弾き』が、7月29日(土)より全国順次公開されることになった。Text by KIKKA Yoko各界の著名人から応援コメントが到着!イタリアが制作国となる『ブランカとギター弾き』は、フィリピンを舞台に、盲目のギター弾きと一緒に母親を買う旅に出た少女の“幸せを探す旅路”を通して、どんな人生にも勇気を持って、立ち向かう価値があることを教えてくれる心温まる感動作だ。フィリピンの首都マニラ。猥雑なスラムの路上で暮らす孤児の少女ブランカは、母親をお金で買うことを思いつく。ある日、盲目のギター弾きのピーターと出...