映画祭
「映画祭」に関する記事
10月期の連続ドラマと11月の国際映画祭と・・・|戸田恵子
10月期の連続ドラマと11月の国際映画祭と・・・(1)2018年10月期の連ドラ「僕らは奇跡でできている」。ホームドラマではないけれど、私にとっては久々に家庭の匂いがありました。スタジオで食べる山田さんの料理の美味しいこと美味しいこと。11月、賑やかに第26回キネコ国際映画祭が催されました。期間中、駅から会場までは、様々な楽しいアトラクションもあり、皆さんの笑い声が溢れていました。Text by TODA Keikoピリ辛きゅうりと山田さん2018年10月期の連ドラ「僕らは奇跡でできている」遅ればせながら沢山の皆さまに観て頂いてありがとうございました。私の役は主人公・一輝の家の住み込み家政婦・山田さん。後に母だと分かるのですが。料理上手で中でも一輝の大好物「ピリ辛きゅうり」はネットにレシピが載るほどでした。私ももちろん作りました!ホームドラマではないけれど、私にとっては久々に家庭の匂いがありました。スタジオで食べる山田さんの料理の美味しいこと美味しいこと。いつも高橋一生さんと居残り...
連載|牧口じゅんのシネマフル・ライフ 第12回『ムーンライト』
連載|牧口じゅんのシネマフル・ライフ第12回 人生を照らす月光のような愛『ムーンライト』今年、米国アカデミー賞受賞式で起きた珍事のおかげで、例年の作品賞受賞作よりも数倍も強烈なインパクトを持って世界にその名を知らしめた映画『ムーンライト』。ともすれば、華やかな『ラ・ラ・ランド』の陰に隠れてしまいそうだったこの良作にとっては、ある意味で運命的なアクシデントだったと言えるかもしれない。Text by MAKIGUCHI June人生を照らす月光のような愛主人公は、マイアミで母とともに暮らすシャロン少年だ。学校では“リトル”と呼ばれている。内気なため、いじめの標的になっており、“オカマ”とからかわれているが、同級生のケヴィンだけが唯一の理解者だった。そんな彼が出会った父親がわりのような男性ファンとその恋人テレサとの関わり、麻薬に溺れていく母親との関係、静かに募らせていくケヴィンへの特別な思いなどが、少年期、青年期、成人期の3つの時代に分けて描かれていく。貧困やネグレクト、麻薬問題、いじめ...
特集|第70回カンヌ映画祭 受賞なくとも素晴らしい作品|MOVIE
特集|第70回カンヌ映画祭を振り返る2017年 映画祭 リポート(1)世界最高峰の映画祭が厳戒体制の下、5月17日~28日の12日間にわたり南フランスの高級リゾート地カンヌで盛大に開催!映画ライター、吉家容子さんが、現地の様子や作品を振り返る。惜しくも受賞を逃した作品も興味を惹かれるものばかりだ。Text by KIKKA Yokoすべての点において他の追従を許さないカンヌ映画祭カンヌの最大の魅力は、何といってもその風光明媚なロケーションと開催時期だろう。人気スターに監督、ジャーナリストや映画ビジネス関係者が世界中から集う会期中は、陽光きらめくコートダジュールのこぢんまりとした高級リゾード地(イメージ的には、ご近所のニースが熱海でカンヌは葉山かな)が、映画祭一色に染まる。続々と現地入りした大物スターが、レッドカーペットでフラッシュの洪水を浴びる姿も映画祭の名物で、メイン会場周辺は詰めかけた観光客や映画ファンで黒山の人だかりとなる。また、上映作品のハイレベルさも周知されている。三大映...
世界各国で称賛されたドイツ映画『ありがとう、トニ・エルドマン』|MOVIE
MOVIE|父と娘の普遍的な関係をあたたかく、ユーモアを交えて描く『ありがとう、トニ・エルドマン』父と娘の普遍的な関係を、あたたかさとユーモアを交えて描いたドイツ映画『ありがとう、トニ・エルドマン』が6月24日(土)より、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi監督は『恋愛社会学のススメ』を手掛けた女性監督マーレン・アデ仕事一筋で笑顔を忘れかけている娘を心配した父が“トニ・エルドマン”という別人に扮して、神出鬼没に娘のもとにあらわれ、騒動を巻き起こしていく『ありがとう、トニ・エルドマン』。昨年のカンヌ国際映画祭でワールドプレミアされ、米国アカデミー賞ノミネートなど各国で40を超える賞に輝いた作品が日本でも上映される。脚本、監督を手掛けたのは、ドイツ人女性監督のマーレン・アデ。自身の長編2作目であり、ベルリン国際映画祭で審査員グランプリと銀熊賞(最優秀女優賞)に輝いた『恋愛社会学のススメ』(2009年)につづく長編3作目の作品と...
東京国際映画祭コンペティション作品『雪女』3月4日より公開|MOVIE
MOVIE|怪奇文学「雪女」を映画化繊細ではかなく美しい愛の物語杉野希妃が監督・主演を務める『雪女』。第29回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、雪と光の映像美、クラシカルな美学、伝統を現代へ活かそうとする試みが高い評価を得た。豪華俳優・スタッフが贈る、自然と人間の関係性を静謐(せいひつ)に描き出した話題作だ。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)自然と人間の関係を端正に描く100年以上前に小泉八雲が著した「怪談」は、日本各地の伝説を怪奇文学に昇華させた作品。その中の一編「雪女」を、杉野希妃氏が独自の解釈で映画化した。ある時代、ある山の奥深く、吹雪の夜。猟師の巳之吉は、山小屋で、雪女が仲間の茂作の命を奪う姿を目撃してしまう。雪女は「この事を口外したら、お前の命を奪う」と言い残して消え去る。翌年、茂作の一周忌法要の帰り道に、巳之吉は美しい女ユキと出会う。やがてふたりは結婚し、娘ウメが生まれる。14 年後、美しく聡明な少女に成長したウメは、茂作の遠戚にあ...
ミュウミュウの新作フィルム『THAT ONE DAY』がヴェネツィア映画祭で上映|MIU MIU
MIU MIU|ミュウミュウショートフィルムプロジェクト 「MIU MIU WOMEN’S TALES (女性たちの物語)」第12弾『THAT ONE DAY』がヴェネツィア映画祭で上映MIU MIU(ミュウミュウ)が、ショートフィルムプロジェクトの第12弾『THAT ONE DAY』を9月1日(木)にヴェネツィア映画祭のヴェネツィア・デイズ部門「Giornate degli Autori」にて発表された。発表を記念してディナーパーティも開催され、多くのセレブ達で賑わいをみせた。Text by OPENERSCa’ Corner De La Reginaに多くのセレブが集合MIU MIU(ミュウミュウ)の、ショートフィルムプロジェクト第12弾は、7人の子供を自宅学習で育て上げた一家を描いたドキュメンタリー作品『The Wolfpack』でサンダンス映画祭審査員大賞を受賞した、アメリカ人映画監督のクリスタル・モーゼルにより手掛けられた。Brigitte Lacombe『THAT ON...
キネコ映画祭に、ライブに…大忙しの日々|戸田恵子
戸田恵子|世界最古の子供映画祭キネコ映画祭に、ライブに…大忙しの日々(1)チェコ・ズリーンで開催された子供映画祭「ズリーンフェスティバル」を訪れた戸田恵子さん。子どもたちと楽しいひと時を過ごしつつ、空いた時間でチェコを観光。すっかりチェコに魅了されてしまったようです。Text by TODA Keikoチェコでもアンパンマンは大人気!自分の趣味の中でチェコという国に行ってみようとは恐らくならないと思うのですが、キネコ国際映画祭のお仕事で思いがけずチェコのズリーンという郊外に行くことになりました。皆さんも聞いたことがない土地だと思います。何と言ってもプラハ。でも今回は本当に自分ではチョイスしないズリーンという田舎町。羽田からドバイ。ドバイからウィーン。ウィーンから車で国境を越えて3時間!なんと羽田から現地のホテルまで24時間くらい掛かる長旅でした。ズリーンははっきり言って田舎です(笑)。緑がとても多くて、だから鳥のさえずりも半端ないです。これには本当に笑いました。まるで環境アプリのテ...
第28回東京国際映画祭観客賞受賞Feel Good ムービー『神様の思し召し』|MOVIE
MOVIE|第28回東京国際映画祭観客賞受賞Feel Good ムービー『神様の思し召し』2011年の同映画祭で大喝采を浴び、のちに劇場公開されてスーパーヒットを記録した『最強のふたり』を彷彿とさせる笑いと涙と感動が、今度はワインとピッツァとアモーレの国イタリアを舞台によみがえる! 2015年の東京国際映画祭で最も客席を沸かせ、観客賞の栄光に輝いた『神様の思し召し』が、8月27日(土)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー。Text by OPENERS『最強のふたり』を彷彿とさせる笑いと涙と感動をふたたび!第28回東京国際映画祭(2015 年)で会場を笑いと涙で包み、観客賞を受賞した『神様の思し召し』。主人公は、目に見えるものだけを信じる医師と、見えないものこそ信じる神父。神に心臓病は治せないし、医師に人生は治せない。真逆の立場で人を救ってきたふたりが出会って見つけた、人生の宝ものとは――? 今日も完璧なオペで、患者の命を救った心臓外科医のトンマーゾ。医師としては天才だが、傲慢...
特集|第69回カンヌ国際映画祭を振り返る|MOVIE
特集|第69回カンヌ国際映画祭第69回カンヌ国際映画祭を振り返る映画ライター、吉家容子さんによる現地レポートより、2016年5月11日(水)から22日(日)まで開催された「第69回カンヌ国際映画祭」を振り返る。今年の出展作品の見どころやいかに――現地の様子なども交え、独自の視点から世界最大の映画祭「カンヌ」のインプレッションをお届けする。Text by KIKKA Yoko社会派作品『I, Daniel Blake』がパルムドールに輝くも第69回カンヌ国際映画祭が、5月11日(水)〜22日(日)の12日間にわたり、南仏の高級リゾート地で開催された。今年のカンヌは、フランスとベルギーにおけるテロの影響でセキュリティ・チェックが一段と厳しくなった印象だ。今回の開幕作品は1930年代のハリウッドのきらびやかな映画業界を舞台にしたウディ・アレン監督のラブコメディ『Cafe Society』。本作に出演したジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライヴリーらがレッドカー...
世界中の映画祭を席巻中! デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督作品『裸足の季節』|MOVIE
MOVIE|アカデミー賞®外国語映画賞ノミネートをはじめ、あらゆる映画祭を席巻!デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督デビュー作『裸足の季節』2015年カンヌ国際映画祭に出品されるやいなや、各国マスコミに絶賛され話題を集めた、デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督作品『裸足の季節』。これが長編デビュー作と信じがたいほど卓越した構成力と美しい映像、5人姉妹を演じる少女たちの溢れんばかりの存在感に圧倒される。6月11日(土)シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー。Text by OPENERS「注目すべき映画監督10人」に選ばれた美しき監督作品昨年のカンヌ国際映画祭にはじまり、世界中の映画祭に引っ張りだこだった本作の監督と女優たち。新人監督と新人女優ながら、彼女たちがレッドカーペットで身にまとっていたのは、なんと「CHANEL(シャネル)」だった。「綺麗な女性監督が初めて作った美しい姉妹の映画」、内容もビジュアルも『ヴァージン・スーサイズ』を思わせるこの作品を、なぜ最高級メゾンがサポートするのか...
エディ・レッドメインがゴールデン・グローブ賞でオメガ着用|OMEGA
OMEGA|オメガエディ・レッドメインがオメガ着用1月10日(日)、ロサンゼルス近郊のビバリーヒルズで第73回ゴールデン・グローブ賞が、今年も華やかに開催された。授賞式では、オメガのブランドアンバサダーであるエディ・レッドメインがプレゼンターを務め、手元に着用した「コンステレーション グローブマスター」に注目が集まった。Text by NOGUCHI Minakoレッドカーペットを盛り上げた新作コンステレーション昨年度、映画『博士と彼女のセオリー』でゴールデン・グローブ賞男優賞を受賞し、さらにアカデミー賞で主演男優賞を手にしたエディ・レッドメイン。端正なルックスは周知の通り、演技力においても高く評価され、俳優としての実力を世界に知らしめた。今年度のゴールデン・グローブ賞ではプレゼンターとして、またドラマ『リリーのすべて』でドラマ部門の男優賞ノミネート俳優として、妻のハンナ・バグショーと共にレッドカーペットに登場。フォーマルな装いをエレガントに着こなしたエディの手元を飾ったのは、オメ...
ライブに映画祭、月9、ラジオ……充実の2015年後半戦を振り返る|戸田恵子
戸田恵子|ライブに映画祭、月9、ラジオ充実の2015年後半戦を振り返る(1)ご無沙汰しております、戸田恵子です。はやくも冬の訪れを感じるこのごろですが、私は夏のカジュアルライブを皮切りに、「キネコ国際映画祭」(編集部注・戸田さんが代表を務める子どもたちのための映画祭)、もうひとつライブを挟んで、ドラマとラジオの新レギュラースタート……とますます忙しく飛び回っておりました。この機会に、怒涛の2015年後半戦を振り返ります。Text by TODA Keiko心機一転! 今年の「カジュアルライブ」は新バコ&新メンバーでカジュアルライブと称して、長いあいだ「六本木スイートベイジル」を“ホーム”に回を重ねてきましたが、残念ながら2014年5月に閉館。この先どこで歌えばいいのかしら? とあれこれ思案していました。都内には大小さまざまなライブハウスがあり、私も折に触れて各方面に出かけておりました。なかでも印象に残っていたのが「コットンクラブ」と「ジェイジーブラット」。というわけで、じゃあいっそ...
ユニフランス・フィルムズ代表に訊く「フランス映画祭2015」にまつわる5つの話|INTERVIEW
INTERVIEW|ユニフランス・フィルムズ代表、イザベル・ジョルダーノに訊く「フランス映画祭2015」にまつわる5つの話最新のフランス映画がいち早く上映されるとともに、フランスから多くの映画人も来日する「フランス映画祭2015」が今年も華やかに開幕。6月26日(金)から29日(月)にかけて12作品の上映のほか、さまざまなイベントが繰り広げられる。OPENERSでは開幕に先駆けて、映画祭を主催するユニフランス・フィルムズの代表、イザベル・ジョルダーノ氏を直撃。どんな基準で作品を選んでいるのか、今年注目のニューフェイスはだれなのか、映画祭にまつわる5つの話を訊いた。Text by TANAKA Junko (OPENERS)「フランス映画祭2015」の概要を先に読む1. ズバリ、フランス映画の魅力とは?ひとことであらわすなら「ユニーク」ということになるでしょうか。おいしいワインといっしょで定義することは不可能です。映画の制作国別に見ても、フランスほど議論の対象になり、評価され、批判を...
特集|第72回ベネチア国際映画祭レッドカーペットスナップ
特集|第72回ベネチア国際映画祭レッドカーペットスナップ速報ベネチアに華を添える多彩なドレススタイル第72回ベネチア国際映画祭が、9月2日にイタリアで開幕。OPENERSでは、数々のセレブティがレッドカーペット、フォトコールやアフターパーティで見せる華麗なドレス姿を随時更新してお届けする。Text by Winsome Li (OPENERS)“水の都”を輝かせたエレガントなスターたち世界3大映画祭のひとつ、第72回ベネチア国際映画祭がイタリアで幕を開いた。女優のダイアン・クルーガーやダコタ・ジョンソン、注目作『The Danish Girl』の主演男優エディ・レッドメインなど、多くのスターがレッドカーペットに登場。最新映画のワールドプレミアや授賞式の発表とともに、エレガントなドレススタイルにも注目したい。
東京ミッドタウンで「モエ ガーデン シネマ」初開催|MOЁT & CHANDON
MOЁT & CHANDON|モエ・エ・シャンドンモエ・エ・シャンドンゆかりの3作品を上映東京ミッドタウンで「モエ ガーデン シネマ」初開催モエ・エ・シャンドンは、秋の夜長にシャンパーニュと映画をともに楽しめる贅沢なイベント「MOЁT GARDEN CINEMA(モエ ガーデン シネマ)」を初開催する。東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 芝生広場で、9月4日(金)、18日(金)、25日(金)の全3回おこなわれる。Text by KUROMIYA Yuzu日本初登場の「ミニ モエ」ベンディング・マシンが会場に華を添えるモエ・エ・シャンドンと映画は、長きにわたり「魔法の瞬間」を分かち合ってきた強い絆をもつ関係。ハリウッド黄金期の1930年代から現在まで100本を超える映画に登場し、名作の歓喜に満ちた祝福シーンを演出。また、国際的映画祭の授賞式やレッドカーペットなどでも映画界を彩る多くのスターたちの功績を祝ってきた。今回のイベントでは、東京ミッドタウン敷地内にある緑豊かな...