10月期の連続ドラマと11月の国際映画祭と・・・|戸田恵子
10月期の連続ドラマと11月の国際映画祭と・・・(1)
2018年10月期の連ドラ「僕らは奇跡でできている」。ホームドラマではないけれど、私にとっては久々に家庭の匂いがありました。スタジオで食べる山田さんの料理の美味しいこと美味しいこと。11月、賑やかに第26回キネコ国際映画祭が催されました。期間中、駅から会場までは、様々な楽しいアトラクションもあり、皆さんの笑い声が溢れていました。
Text by TODA Keiko
ピリ辛きゅうりと山田さん
2018年10月期の連ドラ「僕らは奇跡でできている」遅ればせながら沢山の皆さまに観て頂いてありがとうございました。
私の役は主人公・一輝の家の住み込み家政婦・山田さん。後に母だと分かるのですが。料理上手で中でも一輝の大好物「ピリ辛きゅうり」はネットにレシピが載るほどでした。私ももちろん作りました!
ホームドラマではないけれど、私にとっては久々に家庭の匂いがありました。スタジオで食べる山田さんの料理の美味しいこと美味しいこと。いつも高橋一生さんと居残りで食べてました。(笑)
一生さんとは撮影の合間に色んなお話ができて楽しかったです。お互いに育てているグリーンのことや、舞台のこと、共通の知人も沢山いて、いつも話が尽きなかったです。
もう一人の家族、おじいちゃん役の田中泯さんともゆったりと素敵な時間が流れました。そして榮倉奈々ちゃんとは久しぶりの共演。実は元親子です。すっかりママになって、ここでも私はもうばあばです。(笑)
毎回の台本もイラストが可愛くて、ついつい他人に見せたくなります。
何といっても忘れられないことは、9月末に風邪をこじらせ声帯を痛めてしまったことです。生まれて初めてのことで自分でびっくり&ショック!!全く声が出ない時期を経て、ハスキーボイスになり、ご迷惑をお掛けしました。この時期連ドラ以外にもあちこち迷惑を掛けてしまいまして。
「切腹最中」を持って頭を下げて廻っておりました。切腹最中、たくさん買いましたねぇ。(笑)
今だから話せますが、全く声がゼロの時、撮影スケジュールや相手役の方のスケジュールも有りで声が出ないまま撮影もしました。そして後から自分の声を自分に合わせて入れたシーンもありました。(泣)
本当にプロとしてお恥ずかしい限り。それでも皆さんに大変親切にして頂きまして心より感謝しております。
ドラマはとても好評でして、お陰様で私も久々に皆さんから役名で呼ばれてました。「山田さん、山田さん」って。(笑)
「ピリ辛きゅうりのレシピ教えてください」って。(笑)
ドラマは毎回、心に響く台詞があり、深い!!と思ってました。何より寝る前に「イーッ」と言って寝るのは良いことだと思っています。(笑)
ドラマもすごく面白かったです。色んな意味で思い出に残る作品となりました。ご支援ありがとうございました。
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10月期の連続ドラマと11月の国際映画祭と・・・(2)
キネコ国際映画祭
2018年11月、賑やかに第26回キネコ国際映画祭が催されました!二子玉川に拠点が移ってからとても良い雰囲気でぐんぐん前進しております。期間中、駅から会場までは、様々な楽しいアトラクションもあり、皆さんの笑い声が溢れています。
今回メインのライブ吹き替えは「生きのびるために」93分。アイルランド、カナダ、ルクセンブルクの合作。いつもと少し違う、切なくて、やるせないお話でしたが、それでも子供達は食い入るように観てくれました。
毎回、慌ただしく過ぎてしまう映画祭ですが、本当に素晴らしい作品を毎回ご紹介できる喜び。これは掛け替えのないものです。一人でも多くの方に観て頂きたいと願うばかりです。未だご来場頂けてないお子さん、そして大人の方にも、絶対の自信を持ってオススメします。
キネコ国際映画祭、是非お越し下さい。今年も11月を予定しております。どうぞ宜しくお願い致します。