キネコ映画祭に、ライブに…大忙しの日々|戸田恵子
戸田恵子|世界最古の子供映画祭
キネコ映画祭に、ライブに…大忙しの日々(1)
チェコ・ズリーンで開催された子供映画祭「ズリーンフェスティバル」を訪れた戸田恵子さん。子どもたちと楽しいひと時を過ごしつつ、空いた時間でチェコを観光。すっかりチェコに魅了されてしまったようです。
Text by TODA Keiko
チェコでもアンパンマンは大人気!
自分の趣味の中でチェコという国に行ってみようとは恐らくならないと思うのですが、キネコ国際映画祭のお仕事で思いがけずチェコのズリーンという郊外に行くことになりました。皆さんも聞いたことがない土地だと思います。何と言ってもプラハ。でも今回は本当に自分ではチョイスしないズリーンという田舎町。羽田からドバイ。ドバイからウィーン。ウィーンから車で国境を越えて3時間!なんと羽田から現地のホテルまで24時間くらい掛かる長旅でした。
ズリーンははっきり言って田舎です(笑)。緑がとても多くて、だから鳥のさえずりも半端ないです。これには本当に笑いました。まるで環境アプリのテープを流しているかのごとく、いえ、それ以上に激しく鳴いていました。のどかです。オレンジ色の屋根が並ぶ街も可愛らしく、ホテルも映画祭の期間は安くなるという良心的な街。普通は逆ですもんね。
映画祭は終始、街をあげて行われており、あちこちでイベントとスクリーニング。全て子供達に向けてのフェスです。56回目を迎えたズリーンフェスティバルは世界で最も古い子供映画祭と言われています。そんなフェスにお招きいただいてとても光栄でした。
ズリーンでは子供達とワークショップをしました。身体をほぐす体操をしたり、アニメーションに合わせて声を出したりしました。みんなとっても真面目に取り組んでくれて嬉しかったです。ズリーンには日本人が5人しか住んでいないそうですが、偶然そのうちの3名にお目にかかりました。そしてかわいい日本とチェコのハーフの女の子にも。何と!アンパンマンのぬいぐるみを持って来てくれました。すごいぞアンパンマン!チェコでも大活躍だなんて(笑)!
会場は、熱気と活気に溢れていました。映画祭を運営されている方にもお会いして、色々なお話を伺って大変勉強になりました。また、映画も何本か子供達と一緒に観ました。日本でも紹介したい作品もありました。
ファイナルの授賞式やアフターパーティーにも参加しました。ズリーンフィルハーモニーが来て演奏したり、授賞式も立派でTV中継なども入り、本当に街中で盛り上げているのがよく分かります。素晴らしい。
帰りも思いがけずウィーンで数時間のオフが頂けて、壁に直筆サインが残っているグリッヒェンバイスルというレストランで食事をしました。中にはモーツァルト、ベートーベン、シューベルト、マーク・トゥウェイン等のサインがあるのです。日本人の著名な方のサインもいくつか。なんと私もと言われ、もしかして一生に一度かも!と思い、サインを書いてまいりました。
世界遺産シェーンブルン宮殿を馬車でぐるり。シュテファン大聖堂。ホテルザッハのザッハトルテ。駆け足で巡ったウィーンも素敵でした!いつかまた行けることがあれば嬉しいです。
Page02. 大人の雰囲気立ち込める「LIVE in コットンクラブ」
戸田恵子|しっとりとエッジを効かせたライブ
キネコ映画祭に、ライブに…大忙しの日々(2)
大人の雰囲気立ち込める「LIVE in コットンクラブ」
コットンクラブでは2度目となるカジュアルライブ。リハーサルもめちゃくちゃ忙しいスケジュールの中、奇跡的に時間が捻出され、神様はライブに味方してくれていると思いました。
レギュラーのお仕事以外でもJR九州のCMの撮影で鹿児島に行ったり、連ドラ「水族館ガール」の撮影が始まったり、アンパンマンの映画の試写会があったりと、様々な仕事をしながらライブのラストリハを済ませ、本番となりました。少ない時間にもかかわらずバンドの皆さんにも集中してもらって感謝です。
久々にブラザーGOこと植木豪も参加してパワーアップしたライブとなりました。豪のソロダンスもコットンクラブに合わせての大人バージョン。というか、豪もかなりの大人ですが(笑)、とてもかっこよくて素敵でした。
ライブはこのところ参加した舞台の中から数曲歌ったり、特に「星屑の街」で歌った「Miss you」はリクエストがとても多かったのでフルコーラス歌いました。いい楽曲ですね。昭和の香りがすごくして、色気があって切なくて。レコーディングしたいな~なんて思いました。
今回はしっとりの中にエッジを効かせたようなライブだったと思います。たくさんのご来場、ありがとうございました。BGブランドのお買い上げもありがとうございました。BGブランドが応援しているLOVE JUNXの皆もいつも来てくれるんです。応援しているつもりが、いつもこちらが応援してもらってる感じです(笑)。もっともっと彼らを支援できるよう頑張っていきたいと思います。
今年も後半に突入しました。また劇場で、LIVEでお会いできることを楽しみにしています。