第28回東京国際映画祭観客賞受賞Feel Good ムービー『神様の思し召し』|MOVIE
MOVIE|第28回東京国際映画祭観客賞受賞Feel Good ムービー
『神様の思し召し』
2011年の同映画祭で大喝采を浴び、のちに劇場公開されてスーパーヒットを記録した『最強のふたり』を彷彿とさせる笑いと涙と感動が、今度はワインとピッツァとアモーレの国イタリアを舞台によみがえる! 2015年の東京国際映画祭で最も客席を沸かせ、観客賞の栄光に輝いた『神様の思し召し』が、8月27日(土)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー。
Text by OPENERS
『最強のふたり』を彷彿とさせる笑いと涙と感動をふたたび!
第28回東京国際映画祭(2015 年)で会場を笑いと涙で包み、観客賞を受賞した『神様の思し召し』。主人公は、目に見えるものだけを信じる医師と、見えないものこそ信じる神父。神に心臓病は治せないし、医師に人生は治せない。真逆の立場で人を救ってきたふたりが出会って見つけた、人生の宝ものとは――?
今日も完璧なオペで、患者の命を救った心臓外科医のトンマーゾ。医師としては天才だが、傲慢で毒舌で周りからはケムたがられていた。ボランティアが趣味の妻との仲は倦怠気味で、お気楽な長女はサエない男と結婚。でも、頭脳明晰な長男が医学の道を継いでくれれば満足だ。ところが、あろうことか医大生の息子が「神父になりたい」と宣言! 表向きはモノわかりのいいフリをして教会に潜入したトンマーゾは、息子がハデなパフォーマンスで人気のピエトロ神父に“洗脳”されているとニラむ。さらに、神父が実は“前科者”であることが判明。トンマーゾは、失業して無一文で妻からはDVを受け、もうどん底だと悩む信者を演じて神父に近づく。すると、親身になった神父に家族に会いに行くと言われてしまい、追い詰めるはずが追い詰められるトンマーゾ。果たして、神父の正体は? 崩壊寸前の家族の行方は?
トンマーゾには『赤いアモーレ』『天国は満席』のマルコ・ジャリーニ、ピエトロ神父には『トランスポーター2』『ローマ、恋のビフォーアフター』のアレッサンドロ・ガスマン。トンマーゾの妻・カルラには、『息子の部屋』『マザー・テレサ』のラウラ・モランテ。円熟期を迎えた俳優たちが絶妙な掛け合いで、イタリアを代表する演技派の底力を見せつける。監督は二人について、「マルコとアレッサンドロは素晴らしい俳優であり、真摯に仕事に取り組む素晴らしい人間だ。彼らを演出できて嬉しかったよ、この上なく感謝している」と賞賛した。
監督は、イタリアで脚本家としてのキャリアを誇るエドアルド・ファルコーネ。自分のことしか考えなかった医師の人生と価値観が、型破りな神父との出会いによってひっくり返されるまでの顛末を、ハートフルな大人のコメディに仕上げた。イタリアでは2015年4月に公開され、深い共感を呼んでロングランヒットを記録。イタリアのアカデミー賞であるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の新人監督賞に輝き、主演男優賞にノミネート。
2011年の同映画祭で大喝采を浴び、のちに劇場公開されてスーパーヒットを記録した『最強のふたり』を彷彿とさせる笑いと涙と感動が、今度はワインとピッツァとアモーレの国イタリアを舞台によみがえる。
どんな人間も、やわらかくて優しい心を持って生まれてくる。歳を重ねるうちに歪んだり固まったりしてしまうけれど、きっかけさえあれば、いつでも元に戻ることができる─そんな人生がもっと好きになる気づきを与えてくれる、イタリアの太陽が生んだ、笑って泣ける人生讃歌『神様の思し召し』は、8月27日(土)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー!
『神様の思し召し』
監督|エドアルド・ファルコーネ
キャスト|マルコ・ジャリーニ、アレッサンドロ・ガスマン、ラウラ・モランテ、イラリア・スパダ、エドアルド・ペーシェ、エンリコ・オティケル
原題:Se Dio vuole/2015 年/イタリア/88 分/カラー/シネスコ/5.1ch デジタル/字幕翻訳:岡本太郎
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