ART|恵比寿の街に飛び出した『恵比寿映像祭』

ART|恵比寿の街に飛び出した『恵比寿映像祭』

ART|視点を変えることであたらしいアートの可能性を問い直す恵比寿の街に飛び出した『第7回恵比寿映像祭』映像とアートの国際フェスティバル『恵比寿映像祭』が2月27日(金)に開幕。今年は例年おこなわれていた東京都写真美術館の休館を機に恵比寿の街に飛び出し、恵比寿ガーデンプレイス、日仏会館などを中心に10日間にわたって、多彩な展示やイベントが繰り広げられる。Text by YANAKA Tomomi今年のテーマは「惑星で会いましょう」年に一度、東京・恵比寿の地で展示、上映、ライブ、イベント、パフォーマンスなどが開催されている『恵比寿映像祭』。7回目を迎える今年は「惑星で会いましょう」がテーマだ。私たちの住む地球も、視点を変えてみれば宇宙の無数に存在する惑星のひとつであるように、複層化する世界に向き合い、再発見できるような手がかりが提示される。恵比寿の街に点在する会場では、国内外のアーティストが作品を出品。なかでも注目されているのが、イギリスの名誉あるターナー賞を昨年受賞したダンカン・キ...
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祝オスカー! ジュリアン・ムーアのドレスができるまで|CHANEL

祝オスカー! ジュリアン・ムーアのドレスができるまで|CHANEL

CHANEL|シャネルオスカーを見事受賞! ジュリアン・ムーアの美しさを際立たせたアカデミーを飾ったシャネルのドレスができるまで現地時間の2月22日におこなわれた第87回アカデミー授賞式。一説には世界で7億人もの人が視聴するというだけあって、式の内容だけでなく、誰がどのメゾンのドレスを着たかも大きな話題になる。今回は、見事オスカー主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアが着用した、ため息がでるほど美しいドレスに注目。パリのアトリエで多くの職人たちの手によって特別な1着がつくりだされていく過程をレポートしよう。Text by IKEGAMI Hiroko(OPENERS)カール・ラガーフェルドが特別にデザインした世界に一着のドレス今年のアカデミーのなかでも大きなニュースは、ジュリアン・ムーアが初の主演女優賞に選ばれたことだろう。実力派として過去に5回もノミネートされていながら、なかなか受賞できなかったが、若年性アルツハイマーに冒される女性を描いた『アリスのままで』で見事オスカーを獲得。世...
特集|2015年国際映画祭速報|第65回ベルリン国際映画祭

特集|2015年国際映画祭速報|第65回ベルリン国際映画祭

特集|第65回ベルリン国際映画祭注目の受賞作品を一挙紹介!2月5日(木)から11日間、ドイツ・ベルリンを舞台に開かれている第65回ベルリン国際映画祭。映画祭の花形ともいえるコンペティション部門には全19作品が出品。テレンス・マリックやヴェルナー・ヘルツォーク、ピーター・グリーナウェイといった巨匠たちの作品が並ぶ一方で、ベトナムやルーマニアなど、近年勢いのある新興国から飛び出した新鋭監督の顔ぶれも目立つ。日本の映画ファンにとっては、SABU監督の『天の茶助』、菊地凛子出演の『Nobody Wants the Night』など、日本勢の行方も気になるところ。それらを“厳しい目”で評するのは、審査委員長を務める『レスラー』『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督ほか、『殺人の追憶』『スノーピアサー』のポン・ジュノ監督、俳優のダニエル・ブリュール、オドレイ・トトゥら総勢7人の審査員たち。2月14日夜(日本時間15日未明)に発表された注目の受賞結果を、早速見ていくことにしよう。Te...
特集|2013年国際映画祭速報|第70回ベネチア国際映画祭

特集|2013年国際映画祭速報|第70回ベネチア国際映画祭

MOVIE|第70回ベネチア国際映画祭各部門の受賞作品を最速レポート!世界三大映画祭のなかでも、最古の歴史を誇るのがベネチア国際映画祭。今年は巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督や坂本龍一ら9人の審査員が、20作品のなかから受賞作品を選出。第70回という記念年を彩ったのは、数々のサプライズだった。まず期間中にふたりの監督が引退を発表。『風立ちぬ』の宮崎駿監督と『Jiaoyou(Stray Dogs)』のツァイ・ミンリャン監督だ。“生涯現役”を貫く監督が多い映画界で、引退を発表するのは異例のこと。発表されるやいなや、その早すぎる引退を惜しむ声が多く聞かれた。そして授賞式でもサプライズが。スカーレット・ヨハンソンを主演に迎えたジョナサン・グレイザー監督の『Under the Skin』や、ケリー・ライヒャルト監督の『Night Moves』など、前評判の高かった作品は無冠に終わった。代わりに、批評家がほぼノーマークだった『Sacro GRA』や、長編2作目という、新鋭アレクサンドロス・アブ...
MOVIE│北欧映画が渋谷に集結「トーキョーノーザンライツフェスティバル2015」

MOVIE│北欧映画が渋谷に集結「トーキョーノーザンライツフェスティバル2015」

MOVIE│北欧5カ国の新旧映画が集結する2週間トーキョーノーザンライツフェスティバルが今年も開幕北欧映画が渋谷の地に集結する「トーキョーノーザンライツフェスティバル2015」が今年も開幕。1月31日(土)から2月13日(金)まで、北欧5カ国から届いた新旧の秀作のなかから、選りすぐりの17本が上映される。Text by YANAKA Tomomiライブなど、映画以外のイベントも盛りだくさん日本でも近年人気が高まりつつある北欧映画。今年で5回目を迎える「トーキョーノーザンライツフェスティバル2015」では、北欧で活躍する気鋭監督たちの名作や新作などがお目見えする。特に今年注目したいのは、アスペルガー症候群の少年を主人公にしたハートフルコメディ『シンプル・シモン』(2010年)で話題となった“スウェーデンの若き才能”アンドレアス・エーマン監督の特集だ。『シンプル・シモン(吹替え版、音声ガイド・ガイド字幕付)』のほか、最新作となる『リメイク』(2014年)や『ビッチハグ』(2012年)の...
特集|2014年国際映画祭速報

特集|2014年国際映画祭速報

特集|2014年国際映画祭速報各映画祭の受賞作品を最速レポート!1月のサンダンス映画祭を皮切りに、今年も賞レースが開幕。ここでは、盛大な映画祭の舞台から届いた受賞結果を、最速でお届けする。Edited by Winsome Li(OPENERS)第30回サンダンス映画祭(1月16日~1月26日)サンダンス映画祭は毎年1月にアメリカ、ユタ州のパークシティーで開催される米国アカデミー賞公認の映画祭。今年で30周年を迎えた。作品の規模やジャンルを問わない、世界有数のインディペンデント映画の祭典として、年々その存在感を増している。第64回ベルリン国際映画祭(2月6日~2月16日)2月16日に閉幕した第64回ベルリン国際映画祭。毎年2月、ドイツ・ベルリンでおこなわれる世界三大映画祭のひとつだ。人呼んで「映画ファンのための映画祭」。商業ベースの作品よりも、芸術的に優れた作品にスポットを当てることで知られている。第86回アカデミー賞(3月2日)アメリカ・ロサンゼルスでおこなわれた第86回アカデミ...
特集|2014年国際映画祭速報|第67回カンヌ国際映画祭

特集|2014年国際映画祭速報|第67回カンヌ国際映画祭

MOVIE|第67回カンヌ国際映画祭各部門の受賞作品を最速リポート!5月14日より南仏の高級リゾート地で開催されていたカンヌ国際映画祭が、25日に閉幕した。一昨年と昨年はひどい悪天候に見舞われ、肌寒い日ばかりが続いたが、今年はコートダジュールの陽光が燦々と降り注ぐ好天に恵まれ、雨が降ったのは僅か2日だけであった。コンペティションに限らず、実在の人物や事件にスポットを当てた作品が多かった今年のカンヌ。現地で取材をつづけていた映画ライター、吉家容子さんの総評とともに早速振り返ってみることにしよう。Text by KIKKA YokoEdited by TANAKA Junko(OPENERS)Photographs by Cannes Film Festivalトルコ映画が32年ぶりにカンヌを制覇映画祭の華であり、日本からも河瀬直美監督の『2つ目の窓』が出品された注目のコンペティション部門の審査員は、1993年の『ピアノ・レッスン』で女性監督初の最高賞に輝いたジェーン・カンピオン(審査...
特集|2013年国際映画祭速報|サンダンス映画祭

特集|2013年国際映画祭速報|サンダンス映画祭

MOVIE|2013年サンダンス映画祭各部門の受賞作品を最速レポート!サンダンス映画祭(Sundance Film Festival)は、アメリカで最も盛り上がる映画祭のひとつで、インディペンデント作品が対象。今年は1月17日(木)より27日(日)まで、ユタ州のパークシティで開催された。アメリカ映画だけではなく世界の最新インディ作品も多数集結。今年の注目すべき受賞作品を、ここで一挙にお届けしよう。Text by OPENERSPhotographs by Sundance Instituteアメリカ勢がダブル受賞の快挙今年のコンペティションには、アメリカはもちろん世界各地から優秀な作品が集まった。U.Sドラマ部門には、事実に基づいた映画『Fruitvale』が審査員大賞と観客賞の両方を受賞、26歳の若手監督ということで注目を浴びた。そしてU.Sドキュメンタリー部門の『Blood Brother』も審査員大賞と観客賞同時受賞という快挙を成し遂げた。ワールド・シネマではエジプト、韓国、...
特集|2014年国際映画祭速報|第71回ベネチア国際映画祭

特集|2014年国際映画祭速報|第71回ベネチア国際映画祭

MOVIE|第71回ベネチア国際映画祭各部門の受賞作品を最速リポート! 9月6日、10日間にわたっておこなわれた第71回ベネチア国際映画祭が閉幕。フランス出身の作曲家、アレクサンドル・デスプラ率いる9人の審査員が、日本からの出品作品(塚本晋也監督の『野火』)を含む20作品のなかから受賞作品を選出した。授賞式の冒頭でデスプラは「10日間で20作品を観るという経験は、なかなか意義深いものでした。どの作品も素晴らしく、受賞作品を決めるのは簡単ではありませんでしたが、出品作品に関わったすべてのシネアスト(映画人)への尊敬の念と公平さをもって選出しました」と述べ、映画音楽を手がける作曲家らしい言葉で締めくくった。「Vive la musique! Vive le cinéma!(音楽万歳! 映画万歳!)」 Text by TANAKA Junko (OPENERS)Photographs by la Biennale di Venezia - Foto ASAC© la Biennale d...
特集|2013年国際映画祭速報|第66回カンヌ映画祭

特集|2013年国際映画祭速報|第66回カンヌ映画祭

MOVIE|第66回カンヌ国際映画祭各部門の受賞作品を最速レポート!5月26日に閉幕した第66回カンヌ国際映画祭。毎年5月、南仏・カンヌを舞台におこなわれる世界三大映画祭のひとつだ。今年はスティーブン・スピルバーグ率いる9人の審査員が、20点の候補作品のなかから受賞作品を選出した。同性愛、音楽愛、家族愛……受賞作が描き出したさまざまな愛のかたち最高賞にあたるパルムドールは、女性同士の恋愛を描いたアブデラティフ・クシシュ監督の『LA VIE D'ADÈLE - CHAPITRE 1 & 2』が受賞。有力視されていたコーエン兄弟の『INSIDE LLEWYN DAVIS』は審査員特別大賞に、アスガル・ファルハーディー監督の『LE PASSÉ』は、主演のベレニス・ベジョが女優賞に輝いた。正式上映時にスタンディングオベーションが鳴りやまなかったという、是枝裕和監督の『そして父になる』は審査員賞を受賞。カンヌでの受賞は、審査員のひとりとして参加していた河瀬直美監督の『殯の森』(もがり...
特集|2013年国際映画祭速報|第85回アカデミー賞

特集|2013年国際映画祭速報|第85回アカデミー賞

MOVIE|第85回アカデミー賞各部門の受賞作品を最速レポート!2月25日(月)、世界最大の映画祭典「第85回アカデミー賞」の授賞式がアメリカのロサンゼルスで行われた。さまざまなジャンルで選ばれた各部門の優秀作を紹介する。Text by OPENERSPhotographs by The Academy of Motion Picture Arts and Sciences伝記からミュージカルまで!今年の注目作品は作品賞を受賞した、実話に基づいた『アルゴ』と、監督賞を受賞した『ライフ・オブ・パイ』。『アルゴ』は俳優ベン・アフレックが監督兼主演の話題作。そして、台湾の監督アン・リーは『ライフ・オブ・パイ』で、再度アカデミー賞の監督賞を獲得した。また、映画『レ・ミゼラブル』に出演した女優アン・ハサウェイがオスカー初受賞という栄冠に。今回のアカデミー賞は映画のジャンルにとらわれることなく、素晴らしい作品が率直に評価される結果となった。Courtesy of Warner Bros./Cl...
特集|第72回ゴールデングローブ賞を彩るレッドカーペットジュエリー

特集|第72回ゴールデングローブ賞を彩るレッドカーペットジュエリー

究極のジュエリーが女優たちをさらに美しく輝かせる特集|第72回ゴールデングローブ賞を彩るレッドカーペットジュエリーセレブスナップから紐解く魅惑のハイジュエリー(1)現地時間の1月11日に開催された「第72回ゴールデングローブアワード」。名だたる女優やセレブリティが登場するレッドカーペットは、ゴージャスなハイジュエリーが拝めるまたとない機会だ。最新コレクションはもちろん、クチュールドレスにコーディネートされたジュエリーや贅の限りを尽くした秘蔵のアーカイブ作品など、なかなかお目にかかれない珠玉の品々。女性たちが華やかさを競い合うように、ジュエラーの威信を掛けた華やかな競演がレッドカーペットで繰り広げられた。Text by IKEGAMI Hiroko(OPENERS)CHANELキーラ・ナイトレイシャネルのミューズをつとめるキーラ・ナイトレイは、ふっくらしはじめたお腹を優しく包み込むシャネルのカスタムメイドのドレスで登場。約800時間も費やしたという刺繍が圧巻のクチュールドレスには、「...
MOVIE|エキスパートが指南 初心者のための東京国際映画祭入門 (2)

MOVIE|エキスパートが指南 初心者のための東京国際映画祭入門 (2)

MOVIE|今年こそはあなたも国際映画祭デビュー!いよいよ「MoMA ニューヨーク近代美術館 映画コレクション」が10月24日(金)に開幕エキスパートが指南する、初心者のための東京国際映画祭入門(2)いよいよ10月23日(木)から東京国際映画祭(TIFF)が開幕。今回OPENERSが注目したのが、10月24日(金)からTIFFの特別提携企画として東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される「MoMA ニューヨーク近代美術館 映画コレクション」だ。本特集の企画を担当した同フィルムセンター研究員の入江良郎氏に、全23作品のなかから特におすすめの5プログラムについて解説してもらった。初心者のための東京国際映画祭入門(1)はこちらからText by IRIE YoshiroEdited by WATANABE Reiko(OPENERS)世界屈指の映画コレクションを、最良のプリントでMoMAの通称で知られる「ニューヨーク近代美術館」。その映画部門は、イギリス生まれの映画評論家アイリス・バ...
MOVIE│第15回『東京フィルメックス』が11月22日に開幕

MOVIE│第15回『東京フィルメックス』が11月22日に開幕

MOVIE│アジアの新星、気鋭監督の新作から名作まで充実のラインナップ第15回『東京フィルメックス』が11月22日(土)に開幕世界各地の独創的な映画作品を上映するとともに、特にアジアのフィルムメイカーの発掘、育成に取り組んできた映画祭『東京フィルメックス』が今年も開幕。11月22日(土)から11月30日(日)まで、有楽町朝日ホールとTOHOシネマズ日劇で開催される。Text by YANAKA Tomomiカナダの鬼才デヴィッド・クローネンバーグや1960年代の日本映画の特集上映も今年で15回目という節目の年を迎えた『東京フィルメックス』。これまでもつくり手の心のこもった作品、世界を驚かすような作品と観客との橋渡しをおこなってきた映画祭が、今年も華やかに幕を開ける。昨年の『東京フィルメックス』で『罪の手ざわり』がオープニングを飾ったジャ・ジャンクー監督が審査委員長を務めるコンペティション部門では、国際色豊かなフレッシュな才能が集結。才能ある新鋭フィルムメイカーの長編監督デビュー作や...
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