特集|第72回ゴールデングローブ賞を彩るレッドカーペットジュエリー
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2015年1月21日

特集|第72回ゴールデングローブ賞を彩るレッドカーペットジュエリー

究極のジュエリーが女優たちをさらに美しく輝かせる

特集|第72回ゴールデングローブ賞を彩るレッドカーペットジュエリー

セレブスナップから紐解く魅惑のハイジュエリー(1)

現地時間の1月11日に開催された「第72回ゴールデングローブアワード」。名だたる女優やセレブリティが登場するレッドカーペットは、ゴージャスなハイジュエリーが拝めるまたとない機会だ。最新コレクションはもちろん、クチュールドレスにコーディネートされたジュエリーや贅の限りを尽くした秘蔵のアーカイブ作品など、なかなかお目にかかれない珠玉の品々。女性たちが華やかさを競い合うように、ジュエラーの威信を掛けた華やかな競演がレッドカーペットで繰り広げられた。

Text by IKEGAMI Hiroko(OPENERS)

CHANEL

キーラ・ナイトレイ

シャネルのミューズをつとめるキーラ・ナイトレイは、ふっくらしはじめたお腹を優しく包み込むシャネルのカスタムメイドのドレスで登場。約800時間も費やしたという刺繍が圧巻のクチュールドレスには、「プリュム ドゥ シャネル」のイヤリングと「プリュム ペルレ ドゥ シャネル」のダイヤモンドとパールのリングをコーディネートした。さらに、クラシカルにまとめた髪には、羽根をモチーフにしたジュエリー「プリュム ドゥ シャネル」のブローチをセット。無数のダイヤモンドでかたどった繊細な羽根のラインが、妖精のように可憐な彼女の魅力をさらに際立たせている。

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©CHANEL

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©CHANEL

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©CHANEL

HARRY WINSTON

アマル・クルーニー

ハリウッドきってのセクシー俳優、ジョージ・クルーニーと昨年結婚したばかりのアマルは、いま最も旬な女性。黒髪がゴージャスな彼女の耳元を飾るのは、ハリー・ウィンストンの「アドーメント・コレクション」のディールという名のドロップイヤリングだ。世界の女性の装飾品をダイヤモンドとプラチナで表現する「アドーメント・コレクション」は、ハリー・ウィンストンの職人技が光る一級品のジュエリー。29.62カラットのダイヤモンドをプラチナにセットしたエレガントなイヤリングは、人権派弁護士としても活躍する聡明な彼女にこそ相応しい。

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究極のジュエリーが女優たちをさらに美しく輝かせる

特集|第72回ゴールデングローブ賞を彩るレッドカーペットジュエリー

セレブスナップから紐解く魅惑のハイジュエリー(2)

Tiffany & Co.

エイミー・アダムス リース・ウィザースプーン シエナ・ミラー

今年も多くの女優たちを飾ったティファニー。見事、『ビッグ・アイズ』でコメディ・ミュージカル部門主演女優賞を獲得したエイミー・アダムスは、計37.33カラットものダイヤモンドを贅沢に使用したブレスレットをはじめ、全身でなんと47.25カラットものダイヤモンドで着飾ったとか。大粒のエメラルドカットから、ライン状の垂れさがるドロップピアスは、ゴージャスでありながら知性的な印象も持ち合わせるデザイン。ティファニーらしいエレガントなジュエリーは、ウィナーである彼女の晴れ舞台を、さらに輝かせた。

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Kevork Djansezian/NBC

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©Tiffany & Co.

一方、『WILD』でドラマ部門の主演女優賞にノミネートされていたリース・ウィザースプーンは、伝説のデザイナー、ジーン・シュランバーゼーのアーカイブからブレスレットを。カルバンクラインコレクションのきらびやかなドレスと美しい調和を奏でた。

プレゼンターのシエナ・ミラーは1920年代からインスパイアされた「ティファニー ジャズ」のピアスを着用。胸元をビジューで仕上げたミュウミュウのドレスとコーディネートした。あえてラフに仕上げたヘアスタイルに、アールデコ調のイヤリングが遊び心と品格を添えている。

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Steve Granitz/WireImage

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Kevork Djansezian/NBC

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©Tiffany & Co.

BVLGARI

ナオミ・ワッツ

しなやかにセクシーな胸元を覆う、ダイヤモンドのスネーク。実力派として知られるナオミ・ワッツが選んだのは、ブルガリの「セルペンティ」のゴージャスなネックレス。目にあしらわれた2つのペアシェイプダイヤモンドに加え、76.31カラットものパヴェダイヤモンドが敷き詰められている。手元には同じく、「セルペンティ」のリングとクラッチも合わせた。色鮮やかなイエローのドレスにブルガリの贅沢なジュエリーを合わせた彼女は、レッドカーペットでもひときわ輝いていた。

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Frazer Harrison/Getty Images

Frazer Harrison/Getty Images

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©BVLGARI

Van Cleef & Arpels

フェリシティ・ジョーンズ

ディオールのドレス姿でレッドカーペットに現れたフェリシティ・ジョーンズをいっそう美しく輝かせたのはヴァン クリーフ&アーペルのジュエリー。イヤクリップとリング、どちらもオニキスやエナメルで黒を取り入れたデザインで、クラシカルなドレスにアクセントを添えている。ファンシービビッドイエローダイヤモンドをダイヤモンドとオニキスで仕上げたイヤクリップ「オクシモール」は、ハイジュエリーコレクションの「ピエール ド カラクテール ヴァリアシオン」から。リングは1973年に制作された貴重なヘリテージコレクションから選ばれた。

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Felicity Jones - Van Cleef & Arpels - Photo byChristopher Polk/NBC - Getty Images

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©Van Cleef & Arpels

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©Van Cleef & Arpels

究極のジュエリーが女優たちをさらに美しく輝かせる

特集|第72回ゴールデングローブ賞を彩るレッドカーペットジュエリー

セレブスナップから紐解く魅惑のハイジュエリー(3)

BOUCHERON

サルマ・ハエック

独創的なデザインで圧倒するブシュロンのジュエリーは、妖艶なサルマ・ハエックによく似合う。カールしたヘアから覗くのは、繊細な羽根をダイヤモンドとホワイトゴールドで表現した「プリュム ドゥ パオン」のイヤリング。孔雀の羽根の意味を持つこのジュエリーは、1883年に発表されたブシュロンの代表作であるアーカイブを現代的に再構築したものだ。くわえて、フロスト・ロッククリスタルとダイヤモンドを大胆に配した「キャリグラフィック」のリングに、グラフィカルな透かし模様をダイヤモンドで描き出した「キャトル ラディアント」のカフブレスレット。ブシュロンのジュエリーコレクションをミックスした彼女は、ほかを圧倒する輝きをはなっていた。

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©Boucheron

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©Boucheron

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©Boucheron

Chopard

ヘレン・ミラン

今年のレッドカーペットは赤のドレスが多く見られたが、イギリスを代表する女優、ヘレン・ミランもドルチェ&ガッバーナのドレスで登場。ドレスに呼応するかのように、ルビーが輝くショパールのイヤリングをチョイスしている。「レッドカーペット コレクション」という名のこちらは、カボションカットのルビーとダイヤモンドでリーフをイメージしたもの。圧倒的にダイヤモンドが主流のレッドカーペット上において、特別な存在感を発揮していた。

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©Chopard

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Forevermark

ケイト・ハドソン フランセス・オコナー

今年プレゼンターとして賞に参加したケイト・ハドソンは、大胆なアトリエ・ヴェルサーチのドレスにフォーエバーマークの大粒のダイヤモンドを身につけて現れた。およそ10カラットものラウンドブリリアントカットのダイヤモンドを中央にセットしたイヤリングに、同じく、14.58カラットのオーバルカットのリング。レッドカーペット常連のハリウッド女優らしい華やかさとヘルシーな笑顔を振りまいていた。

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©Forevermark

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「The Missing」でミニシリーズ・テレビムービー部門女優賞にノミネートされたフランセス・オコナー。レース使いが美しいドレスに、透かし模様を描くバングルを贅沢にも重ね付けし、シックな手元を演出。圧巻なのは、日本でも人気の「センター・オブ・ユニバース」の大粒ダイヤモンドリング。10.11カラットものクッションダイヤモンドがもちいられている。

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©Forevermark

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©Forevermark

           
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