第67回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作、待望の日本公開決定『夏をゆく人々』|MOVIE

第67回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作、待望の日本公開決定『夏をゆく人々』|MOVIE

MOVIE|第67回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作、待望の日本公開決定蜂飼いの少女とその家族の絆と葛藤『夏をゆく人々』2014年の第67回カンヌ国際映画祭で見事グランプリ(審査員特別大賞)に輝いた注目作がいよいよ日本公開。大人へと成長する少女の姿を繊細に描き出す『夏をゆく人々』が、8月22日(土)より岩波ホールほかにて全国ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu養蜂業を営む家で生まれ育った監督の半自伝的映画1982年生まれの弱冠32歳、イタリアの女性監督アリーチェ・ロルヴァケルの長篇2作目。本作によってそのみずみずしい才能が高く評価され、一躍新世代を代表する存在となった。イタリア中部・トスカーナ州周辺の地域で養蜂を営む一家の物語を、4人姉妹の長女ジェルソミーナの視点で綴る。大人へと成長する娘の心と、その変化を受け入れられない父の葛藤。ひと夏の家族それぞれの繊細な感情を、きめ細やかに描き出す。主人公のジェルソミーナは、まったく演技経験のないマリア・アレクサンド...
カンヌ映画祭でセレブリティを送迎するクルマが、32年間もルノーでありつづける理由|Renault

カンヌ映画祭でセレブリティを送迎するクルマが、32年間もルノーでありつづける理由|Renault

Renault Captur Cannes|ルノー キャプチャー カンヌカンヌの名を冠したルノー キャプチャーの限定モデルが登場ルノーが映画を愛する理由1983年以来、32年間にわたりカンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーを務めるルノーから、今回はじめて「カンヌ」の名を冠した限定モデルが登場した。Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)映画史におけるルノー1946年からはじまったカンヌ国際映画祭。ベルリン、ヴェネチアとともに世界三大映画祭に数えられ、毎年5月になると世界中の映画関係者らをはじめ、多くのセレブリティが集い街は賑わいを見せる。今年は、日本からも是枝裕和監督の『海街diary』、そして黒沢清監督の『海辺の度』が出品。黒沢監督は本作で「ある視点」部門 を見事受賞するなど、その活躍が話題となった。カンヌ国際映画祭が開催される週末は、世界屈指のリゾート地として知られるコート・ダジュールの一年のなかでも、もっとも特別な時間が流れている。映画監督に俳...
「フランス映画祭2015」フランス映画の“いま”をそのまま日本に|MOVIE

「フランス映画祭2015」フランス映画の“いま”をそのまま日本に|MOVIE

MOVIE|団長はセザール賞女優のマニュエル・ドゥヴォス今年も初夏の祭典「フランス映画祭2015」が開幕最新のフランス映画がいち早く上映されるとともに、フランスから多くの映画人も来日する「フランス映画祭2015」が今年も華やかに開幕。6月26日(金)から29日(月)にかけて12作品の上映のほか、さまざまなイベントが繰り広げられる。Text by YANAKA Tomomi「フランス映画祭2015」主催者への貴重なインタビューはこちらからセザール賞を席巻した『ティンブクトゥ(仮題)』も一般公開に先駆け上映日本でその年に上映予定のフランス映画から、上映されない作品までいち早く観ることができる「フランス映画祭2015」。フランスの“いま”がそのまま日本に輸入される、初夏の祭典が今年も幕を上げる。フランスからの豪華ゲストを象徴する今年の団長となるのは、セザール賞主演女優賞に5度のノミネート、2度の受賞に輝く女優のマニュエル・ドゥヴォス。彼女がパリ文学界に衝撃をあたえた実在の女性作家を主演し...
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの豪華“四姉妹”が実現『海街diary』|MOVIE

綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの豪華“四姉妹”が実現『海街diary』|MOVIE

MOVIE|綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの豪華“四姉妹”が実現人気マンガを映画化した是枝裕和監督の最新作『海街diary』世界が認める是枝裕和監督の最新作であり、今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門にも選出された『海街diary』がついに日本にも上陸。6月13日(土)より、全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi脇を固めるのは加瀬亮、樹木希林をはじめとする豪華俳優陣2013年のカンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた『そして父になる』や『誰も知らない』などで知られる是枝裕和監督。最新作『海街diary』は、鎌倉を舞台に、四姉妹が織り成す清新でリアルな絆と、街の人びととの切なくも優しい触れ合いを描く作品となった。「マンガ大賞2013」や第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した、吉田秋生の人気コミックを映画化した本作には、いまを咲き誇る女優たちが集結。四姉妹の長女には綾瀬はるか、次女に長澤まさみ、三女に夏帆、異母妹の四女に広瀬すずという...
グザヴィエ・ドラン出演作など、世界中の注目作が集結するアジア最大級の短編映画祭

グザヴィエ・ドラン出演作など、世界中の注目作が集結するアジア最大級の短編映画祭

グザヴィエ・ドラン出演作など、世界中の注目作が集結アジア最大級の短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2015」ショートフィルムをテーマにした、日本発のアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2015」が今年も6月4日(木)から14日(日)まで、東京や横浜で開催。今年も世界が注目するショートフィルムが一挙に上映される。Text by YANAKA Tomomi人気YouTuberが登場するクリエイターセミナーなどイベント内容も充実『鏡』俳優の別所哲也さんが代表を務める、米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2015」。17回目の開催となる今回は日本記念日協会が認定した「ショートフィルムの日」の6月4日(木)から14日(日)まで開かれる。今年もグランプリを競うオフィシャルコンペティションのほか、CGアニメーション部門、ミュージックShort部門など約2...
「フランス映画祭2014」が今年も開催!

「フランス映画祭2014」が今年も開催!

カンヌ映画祭の監督賞を受賞したトニー・ガトリフが団長に!「フランス映画祭2014」が今年も開催最新のフランス映画をいち早く観ることができる「フランス映画祭2014」が今年も6月27日(金)に開幕。有楽町マリオンの有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇を舞台に6月30日(月)まで12作品が上映されるほか、多彩なイベントが繰り広げられる。Text by YANAKA Tomomiコメディからハードボイルドまで。映画を通して知るフランス人の生き様フランス文化の多様性、そしてフランスのいまを映画を通して感じることができる「フランス映画祭」。今年は、日仏文化協力90周年、フランス映画の海外での振興を担うユニフランス・フィルムズ設立60周年にあたり、この記念すべき年をさまざまなコンテンツで盛り上げる。そして、毎年豪華ゲストが来日することでも知られる本映画祭。今年の団長には『愛より強い旅』(2004年)でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞したトニー・ガトリフ監督に決定。 今年のカンヌ国際映画祭で特別招...
エキスパートが指南 初心者のための東京国際映画祭入門(1)

エキスパートが指南 初心者のための東京国際映画祭入門(1)

今年こそはあなたも国際映画祭デビュー!いよいよ第27回東京国際映画祭が10月23日(木)に開幕エキスパートが指南する、初心者のための東京国際映画祭入門(1)今年も10月23日(木)から東京国際映画祭(TIFF)が開幕する。SAMURAI賞の授与式に登壇予定の北野武監督とティム・バートン監督をはじめ、レッドカーペットを歩く豪華ゲストを間近で見られるまたとないチャンスが目白押し。興味はありつつも、これまでなかなか会場に足を運ぶまでには至らなかったOPENERS読者に向けて、コンペティション部門のプログラミング・ディレクターを務める矢田部吉彦氏が映画祭デビューの心得を指南。ジャンル別に矢田部氏が厳選した10作品の見どころを紹介する。Text by YATABE YoshihikoEdited by WATANABE Reiko(OPENERS)気になる1本を選んだら、普段見ないジャンルにもあえてチャレンジ何事も事前準備と心得さえあれば、はじめてだって安心して取り組める。今年こそは映画祭デ...
3回目を迎えた『ポーランド映画祭』が今年も開幕

3回目を迎えた『ポーランド映画祭』が今年も開幕

民主化25周年を記念した作品も上映3回目を迎えた『ポーランド映画祭』が今年も開幕良質な映画の“産地”として知られるポーランド映画を一堂に集めた『ポーランド映画祭2014』が今年も開幕。11月22日(土)から11月28日(金)までと、12月13日(土)から12月26日(金)まで、渋谷のシアター・イメージフォーラムで開かれる。Text by YANAKA Tomomi現代ポーランド映画を盛り立ててきたヴォイチェフ・イエジー・ハス監督の特集を開催戦後ポーランドの映画史に残る傑作や隠れた名作を数多く紹介し、今年で3回目の開催となる『ポーランド映画祭』。昨年の同映画祭でプレミア上映された『イーダ』は、欧米でのヒット作となり、日本でも劇場公開が実現するなど話題を呼んだ。今年の映画祭でも、ポーランドが誇る巨匠イエジー・スコリモフスキ監督が監修に参加。ジャパンプレミアから、個性的なフィルムメイカーたちの名作にいたるまで20本の作品が選び抜かれ、キェシロフスキ、ザヌーシ、ボロフチク、クラウゼら個性的...
特集|2015年国際映画祭速報|第68回カンヌ国際映画祭

特集|2015年国際映画祭速報|第68回カンヌ国際映画祭

特集|第68回カンヌ国際映画祭各部門の受賞作品を最速リポート!5月13日より風光明媚な南仏の高級リゾート地で催されていた世界最大の映画祭が、24日(日本時間25日未明)に閉幕した。68回目を数え、好天に恵まれた今年のカンヌは、さまざまな面での変化が表出した年となった。現地で取材をつづけていた映画ライター、吉家容子さんのリポートとともに早速受賞作品を振り返ってみることにしよう。Text by KIKKA YokoEdited by TANAKA Junko(OPENERS)フレッシュな顔ぶれを常連監督が迎え撃つ映画祭の華であり、日本からも是枝裕和監督の『海街diary』が出品された注目のコンペ部門の審査員は、1991年の『バートン・フィンク』で最高賞のパルムドール、監督賞、男優賞の3部門を制したアメリカの兄弟監督ジョエル&イーサン・コーエン(審査委員長)以下、ギレルモ・デル・トロ監督、グザヴィエ・ドラン監督、俳優のジェイク・ギレンホール、シエナ・ミラー、ソフィー・マルソー、ロッシ・デ...
MOVIE|ハッピー&アートフルな4日間! 第20回フランス映画祭 開催

MOVIE|ハッピー&アートフルな4日間! 第20回フランス映画祭 開催

MOVIE|ハッピー&アートフルな4日間第20回フランス映画祭 開催フランス映画の復興をめざす組織、ユニフランス主催のもと、1993年にスタートしたフランス映画祭。今年も6月21日(木)より有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇にて開催される。オープニングを飾るエリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ監督『最強のふたり』をはじめ、全17作品が出そろった。Text by FUJITA Mayu(OPENERS)ドラマ、コメディ、アニメ……バラエティ豊かな12プログラム今年20周年を迎えたフランス映画祭。この記念すべき年のオープニング上映を飾るのは、第27回東京国際映画祭サクラグランプリ受賞作、エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ監督『最強のふたり』。フランス本国では1900万人を超える動員を記録、社会現象を巻き起こし、2011年フランス興行成績ランキング1位を獲得した話題作だ。おとなり韓国でも公開2週間で100万人の動員を突破した心温まるヒューマンドラマは、日本でも9月より全国上...
MOVIE|日本未公開のイタリア映画を東京と大阪で上映する「イタリア映画祭2015」

MOVIE|日本未公開のイタリア映画を東京と大阪で上映する「イタリア映画祭2015」

MOVIE|新作から短編まで一挙24作品を上映「イタリア映画祭2015」が東京と大阪で開催日本未公開のイタリア映画が一挙に上映される「イタリア映画祭2015」が、東京と大阪で開催される。東京は4月29日(水・祝)から5月5日(火・祝)まで有楽町朝日ホールで、大阪は5月9日(土)、10日(日)にABCホールでの開催となる。Text by ENOMOTO Kozue(OPENERS)来日ゲストによる開会式や舞台挨拶、トークセッションも“日本におけるイタリア年”をきっかけに2001年の春に開催され、今年で15回目を迎える「イタリア映画祭」。多くの映画ファンやイタリアファンに支持され、毎年1万人を超える観客が訪れるゴールデンウィーク恒例の映画祭だ。今年は、2013年以降に製作された新作14本にくわえ、旧作1本と短編9本の24作品を上映。ある夏の終わり、少年を預かったことにより家族に生じる生活の変化、そして夢と現実のあいだを行き戻りしながら成長を遂げる少女と葛藤する父の姿を描き、2014年カ...
MOVIE|『山形国際ドキュメンタリー映画祭』を10月に開催

MOVIE|『山形国際ドキュメンタリー映画祭』を10月に開催

MOVIE|世界のいま、アジアのいまをドキュメンタリー映画で見つめる『山形国際ドキュメンタリー映画祭』を10月に開催ドキュメンタリー映画に特化した、アジアでも数少ない映画祭『山形国際ドキュメンタリー映画祭』(YIDFF)。10月10日(木)から17日(木)まで、山形市で開催される。Text by YANAKA Tomomiアジアの新進作家を“発掘”する『アジア千波万波部門』など多彩なプログラム1989年、アジアで最初の国際ドキュメンタリー映画祭としてスタートした『山形国際ドキュメンタリー映画祭』。これまでにカンヌ国際映画祭で最高賞となるパルムドールを受賞した河瀬直美監督や、タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督らを積極的に紹介してきた2年に1度の祭典が、今年も開催される。8日間の期間中は、117の国と地域から応募のあった1152本のなかから、厳選した15本の最新ドキュメンタリーを上映する『インターナショナル・コンペティション部門』を開催。また、YIDFFの開催に尽力した故小川紳...
特集|2013年国際映画祭速報

特集|2013年国際映画祭速報

特集|2013年国際映画祭速報各映画祭の受賞作品を最速レポート!2013年1月にアメリカで幕を開いたサンダンス映画祭をはじめ、今年に世界各地で開催する盛大な映画祭典の受賞結果を最速でお届けする。Text by Winsome Li(OPENERS)サンダンス映画祭 (1月17日~1月27日)サンダンス映画祭とは、アメリカで最も盛り上がる映画祭のひとつで、インディペンデント作品が対象。毎年にユタ州のパークシティで開催され、アメリカ映画だけではなく世界の最新インディ作品も多数集結。アカデミー賞 (2月25日)毎年アメリカのロサンゼルスで行う、映画界で最も豪華な受賞式アカデミー賞。さまざまなジャンルで選ばれた各部門の優秀作を紹介する。トライベッカ映画祭 (4月17日~4月28日)トライベッカ映画祭は、毎年春にアメリカのニューヨークで開催される、世界各地より応募作品が集まるインディペンデント映画の祭典だ。カンヌ国際映画祭 (5月15日~5月26日)毎年5月、南仏・カンヌを舞台におこなわれる...
特集|2015年国際映画祭速報|第87回アカデミー賞

特集|2015年国際映画祭速報|第87回アカデミー賞

特集|第87回アカデミー賞注目の受賞作品を一挙紹介!2月22日夜(日本時間23日朝)、アメリカ・ロサンゼルスでおこなわれた第87回アカデミー賞授賞式。授賞式までの1年間、アメリカ国内の特定地域で公開された作品を対象に、6000人以上とされるアカデミー会員の投票によって受賞者を選出する。『博士と彼女のセオリー』『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』に象徴される伝記物、ひとりの少年の成長と家族の軌跡を、12年の歳月をかけて撮影したドラマ『6才のボクが、大人になるまで。』や、全編1カットかと見紛うほど、巧みなカメラワークと計算され尽くした演技で魅せる『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』など、斬新な手法で撮影した意欲作が目立った今年。世界が注目する舞台で、オスカー像を手にしたのは?Text & Edited by TANAKA Junko (OPENERS)© 2014 Twentieth Century Fox. All Rights ...
特集|アカデミー受賞式から紐解くハイジュエリーのいま

特集|アカデミー受賞式から紐解くハイジュエリーのいま

ダイヤモンドカフやカラージュエリーに視線が集中アカデミー賞に見るハイジュエリーのトレンドロサンゼルスのドルビーシアターでおこなわれた第87回アカデミー受賞式。世界最大規模の映画祭だけあって、アカデミーのレッドカーペットはとびきり華やかだ。オートクチュールドレスにまばゆいばかりの宝石。世界中に配信される女優達のスタイルから、次なるトレンドが生まれることも。今回は、ハイジュエリーに注目してみよう。Text by IKEGAMI Hiroko(OPENERS)人気急上昇のダイヤモンドカフこのところレッドカーペットで人気のダイヤモンドカフがアカデミーでも大流行。『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で脚光を浴びるダコダ・ジョンソンやエマ・ストーンをはじめ、ベテランのリース・ウィザースプーンやニコール・キッドマンまで。カフとしてつくられたジュエリーのほか、太めのブレスレットを何本か重ね付けし、ボリュームある手元に仕上げた人も。ネックレスはあえてせず、デコルテをヘルシーに見せ、手首にダイヤモン...
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