MOVIE|『山形国際ドキュメンタリー映画祭』を10月に開催
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2015年4月6日

MOVIE|『山形国際ドキュメンタリー映画祭』を10月に開催

MOVIE|世界のいま、アジアのいまをドキュメンタリー映画で見つめる

『山形国際ドキュメンタリー映画祭』を10月に開催

ドキュメンタリー映画に特化した、アジアでも数少ない映画祭『山形国際ドキュメンタリー映画祭』(YIDFF)。10月10日(木)から17日(木)まで、山形市で開催される。

Text by YANAKA Tomomi

アジアの新進作家を“発掘”する『アジア千波万波部門』など多彩なプログラム

1989年、アジアで最初の国際ドキュメンタリー映画祭としてスタートした『山形国際ドキュメンタリー映画祭』。これまでにカンヌ国際映画祭で最高賞となるパルムドールを受賞した河瀬直美監督や、タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督らを積極的に紹介してきた2年に1度の祭典が、今年も開催される。

8日間の期間中は、117の国と地域から応募のあった1152本のなかから、厳選した15本の最新ドキュメンタリーを上映する『インターナショナル・コンペティション部門』を開催。また、YIDFFの開催に尽力した故小川紳介監督が、アジアの作家の成長を切望したことにちなみ、アジアの新進ドキュメンタリー作家の映像を紹介し、いまではアジアの作家の登竜門としても知られる『アジア千波万波部門』もおこなわれる。

山形国際ドキュメンタリー映画祭 02

山形国際ドキュメンタリー映画祭 03

山形国際ドキュメンタリー映画祭 06

このほかにも、2011年チュニジアで長期独裁政権を崩壊させ、周辺のアラブ諸国に広がった「アラブの春」をさまざまな視点で表現した作品を上映する『それぞれの「アラブの春」』や、東日本大震災やそれにともなう“未曾有の体験”と、そこから生まれつづける課題をあらためて見つめ、伝えていく『ともにあるCinema with Us 2013』といった意欲的なプログラムも展開される。

山形国際ドキュメンタリー映画祭 09

山形国際ドキュメンタリー映画祭 05

世界のいま、アジアのいまをドキュメンタリーからみることができる『山形国際ドキュメンタリー映画祭』。才気溢れる映像作家たちによる多彩な作品を、1年のうちでもっとも快適だといわれる、10月の山形を舞台に堪能したい。

『山形国際ドキュメンタリー映画祭』
日程│10月10日(木)~17日(木)
会場│山形市中央公民館、山形市民会館、山形美術館など
http://www.yidff.jp/home.html

           
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