モビリティショーで2027年度発売予定のBEV「ホンダ 0 α」をワールドプレミア
CAR / MOTOR SHOW
2025年10月31日

モビリティショーで2027年度発売予定のBEV「ホンダ 0 α」をワールドプレミア

 

Honda|ホンダ

 
ホンダは、「ジャパンモビリティショー2025」の開催に合わせてプレスカンファレンスを実施。三部敏弘社長が登壇し、自動車やバイクはもちろん、陸、海、空、そして宇宙領域にいたるまでの幅広いモビリティの展示をアピールした。
 

Text by YANAKA Tomomi

宇宙領域にも進出し、陸、海、空と幅広いモビリティを展示

 
ジャパンモビリティーショーでは「ホンダの描く未来に“ワクワク”を感じてもらうことを目指してきた」と語った三部社長。
 
ホンダ 0 α プロトタイプ
 
 
注目されるのが、ホンダが2027年度中に日本やインドを中心にグローバルでの販売を予定している、次世代EVシリーズ「ホンダ 0(ゼロ)」のSUV「ホンダ 0 α(アルファ)プロトタイプ」の世界初披露。
 
「ホンダ 0(ゼロ)」は「Thin, Light, and Wise.(薄い、軽い、賢い)」という独自の開発アプローチにより、EVは“厚くて重い”という従来の常識を覆すEVシリーズで、これまでにフラッグシップモデルとなる「ホンダ 0 サルーン」「ホンダ 0 SUV」のプロトタイプが発表されていた。
 
ホンダ 0 サルーン
 
ホンダ 0 SUV
 
新たにワールドプレミアされた「ホンダ 0 アルファ」は0シリーズならではのスリークで洗練されたデザインとSUVらしさを表現したモデル。「Thin.」の思想に基づいたパッケージ設計で、薄型のキャビンでありながら広々とした快適な室内空間を叶えたという。
 
Super-ONE Prototype
 
 
こちらも世界初公開となった「Super-ONE Prototype(スーパー ワン プロトタイプ)」は、力強い走りが特徴の遊び心に満ちた小型EVだ。
 
小型ながらも安定感のあるワイドなスタンスが備えられ、「ブーストモード」も搭載。出力の拡大とともにエンジン搭載車のようにギアが切り替わる感覚に合わせてエンジンサウンドが響き渡るなど、EVならではの加速とエンジン車の楽しさを融合させたモデルになるとホンダでは謳う。
 
「Super-ONE」は2026年から日本を皮切りに、アジア各国やイギリスなど小型EVのニーズが高い地域に展開されていく予定だ。
 
アキュラRSX
 
 
そして、日本初公開となるのは、Acuraブランドの次世代EV「アキュラRSX」のプロトタイプ。ホンダが独自開発した次世代EVプラットフォームを採用する最初のモデルであるとともに、独自のビークルOS「ASIMO OS」を搭載し、ユーザーそれぞれの好みの運転行動を学習し“超・個人最適化”されるのが特徴。Acuraブランドゆえ日本導入の予定はないが、同ブースで注目の1台だ。
 
EV OUTLIER Concept
 
 
ホンダならではの二輪車も展示。今回は既存の延長線上ではなく、2030年以降の二輪車の新しいあり方を提案するコンセプトモデル「EV OUTLIER Concept(アウトライヤーコンセプト)」をワールドプレミア。
 
電動車ならではのレイアウトの自由度の高さを生かし、前後車輪にインホイールモーターを採用することで、ダイナミックかつロープロポーションなスタイルを実現させた。
 
 
 
このほかにもホンダでは小型ビジネスジェット「ホンダジェット エリートⅡ」のモックアップや大型船外機なども展示。さらに、2025年6月に北海道でおこなったロケットの離着陸実験に使用した実験機の機体も並び、「自由な移動の喜び」を広げるべく続けるホンダの挑戦が宇宙領域にも広がっていることを印象づけるものとなった。
 
「ジャパンモビリティショー2025」は10月31日(金)13時半から11月9日(日)まで東京ビッグサイトで一般公開される。
 
問い合わせ先

ホンダお客様相談センター

Tel.0120-112010
 
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