EV|電気自動車
「EV|電気自動車」に関する記事
BMW iという事件|BMW
BMW i|ビー・エム・ダブリュー・アイ創業100年目のターニングポイントBMW iという事件持続可能な次世代モビリティの実現を目指し、BMWがあらたに立ち上げた新サブブランド「BMW i」。創業100年に渡る歴史のなかでも、もっとも大きなチャレンジにBMWはどう挑もうとしているのか。日本市場にもiシリーズ第1号車となるコンパクトEV「i3」が上陸を果たし、本格的展開がスタートしたいま、あらためてその本質に迫りたい。Text by OTANI TatsuyaMに匹敵するラブブランド何度も何度も見せられたような気がするのに、それでもやっぱり関心が薄れない。なぜゆえ、BMW iはこれほど多くの注目を集めるのだろうか? 正直、EVそのものは決して珍しくない。カーボンコンポジットを使ったクルマだって、ないわけではない(もっとも500万円前後で買えるカーボンコンポジットボディは「i3」がはじめてだろう)。それでもBMW iがある種の社会現象のようになっているのは、製品自体の先進性もさることな...
BMWとダイムラーが共同でワイヤレス充電を研究|BMW & Daimler
BMW & Daimler|ダイムラー & ビー・エム・ダブリューBMWとダイムラーが共同でワイヤレス充電を研究EVやプラグインハイブリッドのモデル拡大にともない、現在のプラグ型充電器にかわり停めておくだけで充電が可能なワイヤレス充電設備について、ダイムラーとBMWが共同で研究をおこない仕様を統一すると発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)EVやPHEV普及の一助に強力なタッグを組んだドイツメーカーが急速にモデルを拡大させている、EVやプラグインハイブリッド。これらを実際に使う上で、ガソリン車にはない面倒のひとつが充電操作だ。現在は各社ともにケーブルをもちいるが、充電開始時と終了時にソケットの抜き差し操作をしなければならないうえ、屋外であれば作業のあいだに風雨に晒されたり、埃のついたケーブルで服や手を汚す可能性もある。そのため、各社ともに“指定場所に駐車するだけで自動的に充電できる”ワイヤレス充電の研究をおこなっている。す...
BMW i3を国内試乗|BMW
BMW i3|ビー・エム・ダブリュー i3エポックメイキングな電気自動車BMW i3を国内試乗BMWが電気自動車「i3」を発売した。「BMW i」というサブブランドを冠するこのクルマは、たんにEVというだけでなく、素材や製造技術、その生産工場にいたるまで、持続可能なクルマ社会を構築するというまったくあたらしい視点からつくられている。そのフィロソフィーを以前「BMW iという事件」にまとめていただいた大谷達也氏が、ついに日本でi3のハンドルを握った。Text by OTANI TatsuyaPhotographs by ABE Masayaついに乗る機会を得たi3初めてBMW iの担当者たちにインタビューしたのが2011年だから、あれからもう3年ちかくになる。にもかかわらず、いまでも道でその姿を目にすると「あ、i3だ!」と思わず声を上げてしまうくらい、私の目には新鮮に映る。それもそのはず、散々エンジニアやデザイナーたちにインタビューしたせいですっかり乗った気になっていたが、よくよく考...
ロータス エヴォーラにハイブリッド|Lotus
Lotus Evora 414E Hybrid|ロータス エヴォーラ 414Eハイブリッド英国の共同プロジェクトの“ショーケース”ロータス エヴォーラにハイブリッドイギリスのスポーツカーの名門、ロータスは、「エヴォーラ」のハイブリッドカー「エヴォーラ 414Eハイブリッド」を、グッドウッドッフェスティバルに出展した。搭載されるハイブリッドは必要に応じてエンジンで発電機をまわして電気をつくる、シリーズ式を採用している。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)レンジエクステンダースポーツ「エヴォーラ414Eハイブリッド」は、同社の2ドア、2+2シータースポーツカー「エヴォーラ」に、ハイブリッドパワートレインを搭載し、最高出力414ps、最大トルク1,000Nm、0-100km/h加速およそ4秒という高いスペックをほこりながら、NEDC(新欧州ドライビングサイクル値)の計測において、CO2排出量はわずか55g/kmという圧倒的な環境対応性能をもつ。ハイブリ...
iシリーズにマッチする太陽光発電カーポートを提案|BMW
BMW Solar Carport Concept|BMW ソーラー カーポート コンセプトiシリーズにマッチする太陽光発電カーポートを提案EVを主軸としたサスティナブルモビリティを提案するBMWの新ラインナップ「i シリーズ」の発売に合わせ、BMWはソーラー発電をおこなうカーポートをデザインした。車両の開発だけでなく、こうしたクルマ周りの“必需品”でもCO2の削減を図るあたりに、BMWの先進性と他ブランドにはないキラリと光るアイデアが感じられる。Text by SAKURAI KenichiEVに太陽光発電のグリーン電力を供給BMWは、ゼロエミッション モビリティのために専用設計した、世界初のプレミアムEV&ハイブリッドモデル「i シリーズ」の本格的な販売を全世界でスタートさせている。日本では、レンジエクステンダー用のエンジンをオプションで搭載可能な純EVモデル「i3」からデリバリーを開始。EV走行にウェイトを置いた、プラグインハイブリッドモデルの「i8」の発売も目前に迫っている...
アウディ R8 e-tron に試乗|Audi
Audi R8 e-tron|アウディ R8 eトロンアウディ R8 e-tronに試乗アウディ フューチャーラボ トロン エクスペリエンスのもうひとつの目玉は、アウディが誇る電動スーパーカー「Audi R8 e-tron」のテストドライブだ。姿形こそ「R8」だが、その中身はほとんど別物のこのクルマ。市販化が見送られてしまった現在、乗る機会は、そう滅多にやってくることはない。その実力やいかに?Text & Some photographs by OTANI TatsuyaR8 e-tron初体験アウディ R8 e-tronで限界のコーナリングを試す。そんな夢のような体験をベルリンで済ませてきた。先ごろ開催された「アウディ フューチャー ラボ トロン エクスペリエンス」での1コマである。「R8 e-tronをおもいっきり走らせた日本人ジャーナリストは皆さんが初めてでしょう」 同行したアウディ・ジャパン関係者はそう語る。それはそうだろう。プロトタイプカーといえば、1台1億円を簡...
電気で駆動するSUV ディフェンダー 試験運用へ|Land Rover
Land Rover Electric Defender|ランドローバー エレクトリック ディフェンダーあらゆる地形を走破するEV電気自動車のディフェンダーが実証実験へランドローバーは英国 コーンウォール州にある熱帯の自然環境を人工的に生み出す環境施設「エデン プロジェクト」で、ジュネーブモーターショーに登場した「エレクトリック ディフェンダー」の実証実験を開始した。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)EVでもヘビーデューティーオールアルミニウムプラットフォームの採用、ハイブリッドモデルの開発と、ランドローバーは低環境負荷の全地形全天候対応ビークル量産にむけて前進しているが、今回発表した電動「ディフェンダー」こと、「エレクトリック ディフェンダー」は、その一環としての研究車両だ。実験では60人が乗れる、4量編成12トンの列車を引っ張って、斜度6度の坂を軽々と上り下りしたという。英国コーンウォール州にあるエデン プロジェクトは、熱帯や温暖な気候を人工的に再...
フランクフルト ショーのBMWブースを公開|BMW
BMW|ビー・エム・ダブリューフランクフルト モーターショーのBMWブースを公開グループ全体で1万平方メートルを超えるフロアを、フランクフルト モーターショー 2013では確保したというBMWグループ。中核を担うBMWブースには、サーキットが出現。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)試乗ができるモーターショーBMWがフランクフルトモーターショーで用意するブースの内容を発表した。フランクフルトモーターショーをもっとも大事なモーターショーだと位置づけるBMWは、社是である“駆け抜ける歓びを分かちあう(Sheer driving pleasure)”ことを意図して、3階分の高さをもった約300メートルのサーキットを用意するという。このコースで、プレス、および来場者は、今回のショーの主役、「BMW i3」の走行を体験することができる。12日間に渡るショーで、BMW i3が駆け抜けるであろう距離は約9,100km。これはフランクフルトからサンフランシスコまでの距離...
メルセデス・ベンツ2025年の警察車両を発表|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz Ener-G-Force|メルセデス・ベンツ エナGフォースメルセデス・ベンツ 2025年の警察車両を発表?メルセデス・ベンツは、現在アメリカで開催中の「ロサンゼルスオートショー2012」で、2025年のアメリカ合衆国で活躍しているハイウェイパトロールカーをデザインするコンテスト「デザインチャレンジ」に、同社のSUV「Gクラス」をモチーフにした大型警察車両、「Ener-G-Force」(エナGフォース)を出展した。Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)未来のアメリカで活躍するハイウェイパトロール・メルセデス我々が子供の頃、2025年といえば遠い未来の話だった。クルマはみんな空を飛び、銀色のピッチリした服を着て、透明のチューブに覆われた動く歩道に乗って移動している。自分がこの先に体験するであろうにもかかわらず、あまりに「遠い未来」のことで突飛で漠然とした「未来像」しか想像できなかった。21世紀に入ってすでに11年。それももうすぐ終わる...
ルノー ラブグローブ氏と協業した「Twin'Z」公開|Renault
Renault Twin'Z|ルノー トゥインジールノーの将来のコンパクトカーを示唆するデザインルノー×ロス・ラブグローブのコンセプトカールノーは、英国のデザイナー、ロス・ラブグローブ氏の手によるコンセプトカー「トゥインジー(Twin'Z)」を、ミラノ トリエンナーレにおいて発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)有機的なEV「トゥインジー(Twin'Z)」は、ルノーがデザイン戦略として掲げている、人間の一生のうちのそれぞれの時期をテーマにした、6つのコンセプトカーの5番目のモデル。これまでにも、この、“ライフサイクル コンセプト”として、“Love”をテーマにした「デジール」、“Exploration”をテーマにした「キャプチャー」、“Family”をテーマにした「Rスペース」、“Work”をテーマにした「フレンディジー」が発表されてきた。そして、今回のトゥインジーが表現するのが“Play”。のこるひとつは“Wisdom”ということだ。ト...
新型スマート日本発売|smart
smart fortwo|スマート フォーツー新型スマート日本発売モデルチェンジした新型「スマート フォーツー」が日本でも発売された。また、電気自動車「スマート電気自動車」の予約受付も開始した。Text & Photographs by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)価格は159万円から ターボモデルも登場メルセデス・ベンツ日本は5月24日、六本木、メルセデス・ベンツ コネクションにおいて、自信を感じさせるデザインに生まれ変わったというあたらしいスマートを発表。同日より販売を開始した。まず印象的なのはその価格だ。この日、スタッフは背に大きく「159」とかかれたTシャツを着用。これはベースグレードとなる「スマート フォーツー クーペ mhd」が従来より25万円やすい、159万円からの販売になることを意味している。「明確なライフスタイルと考え方を持つ人に熱狂的に支持されてきた」というスマート。しかし、環境問題にたいする責任を果たしながら、個人の生活をたのしむパ...
テスラモーターズ EV「モデルX」を公開|Tesla Motors
Tesla Motors|テスラモーターズテスラ 電気自動車のSUV「Model X」を発表シリコンバレーに本社をおき、PayPal、eBay、GoogleといったIT系のバックグラウンドをもつ出資者に支えられて設立された米国のベンチャー企業 テスラモーターズ。スタイリッシュな電気自動車の開発メーカーとして名を馳せる同社は、電気自動車 「Model X」を発表した。テスラ初のSUVとなる。発表会の様子は同社ホームページでも配信された。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)独自のスタイリングで登場ロサンゼルスオートショーにてトヨタが発表した、テスラモーターズのEVシステムを搭載した電気自動車「RAV4 EV」。そのテスラ版というべきモデル「Model X」が米国時間2月9日 午後8時に発表となった。「Rav4 EV」とは大きくことなる現代的なスタイリングが、いかにもテスラらしい。Model Xは「ロードスター」、4ドアクーペ「Model S」につづく、テスラ...
新型「ザ・ビートル」にEVバージョン登場|Volkswagen
Volkswagen|フォルクスワーゲン2012年デトロイトモーターショー新型「ザ・ビートル」にEVバージョン登場フォルクスワーゲンはコンセプトカー「E-バグスター」を出展した。新型「ザ・ビートル」のEVバージョンで、デザインは、2005年、デトロイトモーターショーに出展した「ニュービートル」ベースのデザインスタディ「ラグスター」をモチーフにしている。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)より低くスポーティーにベースとなる新型「ザ・ビートル」より、7.4cmほど低い全高と、20インチホイールのおかげでスポーティーさが強調された「E-バグスター」は「Blue-e-motion エレクトリック・ドライブ・ユニット」とよばれるモーターで駆動する完全な電気自動車。695ポンドのリチウムイオン電池をリアシート下とトランクルームのフロア下に内蔵し、1回の充電あたり、航続距離は約100マイル。240Vと120Vの両方で充電でき、80パーセントまでの充電ならば30分で完了...
モーガンのEV公開|Morgan
MORGAN MOTOR COMPANY|モーガン モーター カンパニーモーガンのEV 「プラスE」公開モーガン モーター カンパニーは伝統的なモーガンルックのボディに電気モーターとバッテリーを搭載したEV、「プラスE」コンセプトをジュネーブモーターショーで公開した。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Photographs by MOCHIZUKI Hirohiko& Morgan Motor Company分厚いトルクを楽しむモータードライブ既報どおり登場した「エアロクーペ」および新型「プラス8」にくわえて、モーガン モーター カンパニーは登場が噂されていたプラス8ベースのEV、「プラスE」を出展した。このプラスEは、1997年にロータス エリーゼをEV化して以来、クライスラー、ゼネラルモーターズ、ダイムラーなどと関係を築き、近年ではスマートフォーツーedの開発にも参加したザイテック社製の電気モーターとリチウムイオン電池を搭載する後輪駆動車だ...
スマートグリッド社会はすぐそこに!?|MITSUBISHI MOTORS
三菱自動車|MITSUBISHI MOTORSスマートグリッド社会はすぐそこに!?三菱、EVを電源に変える(!)次世代装置を発売電力は使い捨て。そんな時代がもうすぐ終わりを迎えるかもしれない。4月27日(金)に三菱自動車から発売される電源供給装置「MiEV power BOX(ミーブ パワーボックス)」は、私たちにそんな未来を予感させる次世代装置だ。Text by TANAKA Junko(OPENERS)一般家庭の電力、約1日分をまかなう万能装置MiEV power BOXは、power box=“電源箱”というネーミングそのままに、電力を蓄えて供給するいわば蓄電器の役割を果たす装置。ただし、一般的な蓄電器と大きくちがう点がひとつある。蓄電器は、ソーラーパネルなどの電力をつくる発電装置と組み合わせて、つくった電力のうち余った分を貯めておくもの。この装置の場合、電力を貯めこむことが最終目的ではない。たとえば外出先で突然電力が必要になったとき、たとえば停電などの非常時に電力が必要にな...