EV|電気自動車
「EV|電気自動車」に関する記事
VOLVO V60 Plug-in Hybrid|ボルボ V60 プラグイン ハイブリッド
VOLVO V60 Plug-in Hybrid|ボルボ V60 プラグイン ハイブリッドボルボV60プラグインハイブリットを公開ボルボは、ジュネーブショーでディーゼルエンジンとバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドを公開すると発表した。文=高橋進一世界一安全な「電気自動車」2012年の発売をめざし、ボルボとスウェーデンの電力会社Vattenfall社が協力して開発をすすめているボルボ初のプラグインハイブリッドについて、同社Safety Strategy& Requirements部門のシニアマネージャー ヤン・アイバーソン氏は「市場に出ている電気自動車のなかで、もっとも安全なクルマをつくることがボルボのひとつの刺激的な挑戦」と語る。採用される駆動用バッテリーは、前面、側面、後部といったあらゆる箇所の衝突試験をクリア。同社のほかの製品とおなじく世界基準の高い安全基準が適用されていることがうかがえる。くわえて、高度なモニタリングシステムも搭載されており、バッテリーの...
電気で走るMINI
電気で走るMINIBMWグループが、世界ではじめて個人ユーザーが日常的に使用可能なMINIの電気自動車を約500台、試験用に展開することを決定したのが昨年のこと。2009年に入り、北米でついにデリバリーも開始される。文=ジラフこの「MINI E」と名付けられた電気自動車は、高性能の充電式リチウムイオン・バッテリーから電力チャージし、定格出力150 kW(204 ps)の電気モーターで駆動。最大トルクは220Nm、0-100km/h加速性能は8.5秒を記録する。また最高速度は電子制御で、152km/hに制限される。1回の充電での走行可能距離は約240km。標準的なコンセントからの充電が可能で、車輌と一緒に渡されるウォールボックス(壁取り付け用配線ボックス)を使って約2時間半で充電が完了するという。リヤシートはバッテリーを搭載するために取り外され、乗員は2人。車輌重量は1465kgとなるが、サスペンションに改良を施し、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)にも、このモデル特...
Rolls-Royce 102EX|ロールス・ロイス 102EX ファントムのEVを発表
Rolls-Royce 102EX|ロールス・ロイス 102EXついにロールス・ロイスからもEVが誕生!ロールス・ロイス・モーター・カーズは、102EXのコードネームで試験的に開発しているEVモデルのテスト車両を3月1日に開幕するジュネーブモーターショーで公表する。文=松尾 大ファントムベースのEVロールス・ロイスが開発中のEVは、フラッグシップモデルであるファントムをベースにしたもの。同社は、「ファントム・エクスペリメンタル・エレクトリック」とも呼ばれるこの102EXにたいする意見、反応をつのり、今後のロールス・ロイス車のあり方を慎重に検討するとしている。ショーの終了後には、ヨーロッパ、中東、アジア、北米をめぐるグローバルツアーを開催。一部顧客やメディアの試乗用に提供される。いまのところ製品化は計画されていないものの、100EXや101EXがそれぞれ市販モデルとなったことからみても、たんなるコンセプトカーではなく、ロールス・ロイス車のあらたな展開と捉えてもいいだろう。ロールス・ロ...
MITSUBISHI|三菱 被災地にi-MiEVを貸与
MITSUBISHI|三菱被災地に電気自動車 i-MiEVを貸与三菱自動車は、東日本大震災の被災者・地域にたいし、義捐金の拠出と災害支援車両の無償貸与を決定した。文=松尾 大3,000万円の義捐金とi-MiEVを提供義援金は3,000万円を拠出。それにくわえて、被災状況や各自治体のニーズに応じた災害支援車両を無償貸与するというのが支援策の柱だ。同社の海外における販売会社およびビジネスパートナーからも災害支援の申し入れを受けており、もっとも効率的な支援の方策を検討するという。その貸与される災害支援車両は、電気自動車 i-MiEVと4輪駆動ピックアップトラック、トライトン。18日には、第1弾としてi-MiEV 30台を現地に向けて輸送開始させている。被災地の深刻なガソリン不足のため、EVへの要望が多いことから、今回のi-MiEV貸与が決定された。また、物資の供給にあたっては、悪路での走破性や積載力を考慮してトライトンを選定したとしている。23日の段階で、福島、宮城、岩手の各県に、i-M...
自動運転の時代に求められるラグジュアリーを提案する「GEA」|Italdesign Giugiaro
Italdesign Giugiaro GEA|イタルデザイン・ジウジアーロ GEA自動運転の時代に求められるラグジュアリーを提案する「GEA」ジョルジェット・ジウジアーロ氏によって設立されたイタリアのデザイン会社で、現在はフォルクスワーゲン グループ傘下にある「イタルデザイン・ジウジアーロ」がジュネーブモーターショーで発表したのは、移動空間を重視し設計されたラグジュアリーモデル「GEA」だ。最近のイタルデザインにはみられなかった要素をふんだんに取り入れ、趣を変えた意欲作だ。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)自動運転の果てにクルマに求められるものイタルデザイン・ジウジアーロが今年のジュネーブモーターショーで発表したのは、「GEA」と名付けられたコンセプトモデル。クルマとしての性能よりも、自動運転が実現したそのときに提供できるラグジュアリーことはなにか、をテーマとし開発された。そのため、デザインの中心は従来のように運転席まわりではなく、後席や助手...
RENAULT ZOE PREVIEW|ルノー ZOE プレビュー 初の市販EV
RENAULT ZOE PREVIEW|ルノー ZOE プレビュールノー製EV、販売決定フランスのルノーは、2012年に小型5ドアハッチバックEVのZOE PREVIEWを発売することを発表した。文=高橋進一2012年に販売開始昨年の2010 パリモーターショーで発表され、このたび2012年の販売開始を決定したルノーの小型5ドアハッチバックEV「ZOE プレビュー」。ルノーは、現在販売中のモデルClio(日本販売名|ルーテシア)のディーゼルタイプと同等の価格で販売したいとしている。ボディサイズは、全長4,086×全幅1,788×全高1,540mm、ホイールベース2,575mmで、19インチホイールを装着する。欧州Bセグメントに収まるコンパクトな仕上がりになっている。使用されているモーターは、最大出力60kW (80hp)、最大トルク22.6kgmを発生し、0-100km/h加速は8.1秒、最高速度は135km/hに達する。搭載されるリチウムイオンバッテリーは、1回の充電で、最大16...
Audi e-tron A3|アウディ e-トロン A3 A3EVの誕生!
Audi e-tron A3|アウディ e-トロン A3A3をe-トロンラインアップに追加アウディが開発を進める電気自動車「e-トロン」にA3があらたに追加された。文=高橋進一軽さとパワーを兼ね備えたEVフロントフェイスのデザインは、A3のスタンダードモデルとほぼ同一であるが、e-トロン仕様として改良がくわえられた機能や、アルカンターラで覆われたシートを採用するなど、特別性を随所に見ることができる。そのほか、ヒーテッドフロントガラスや、最適化されたエアコンシステムで快適な車内環境を実現させているという。パワートレインにあたるモーターは、最高出力100kW(136ps)、最大トルク270Nmを発生する。バッテリーには、26.5kWhのリチウムイオンバッテリーを採用。0-100km/h加速は11.2秒で到達し、最高時速は145km/hと、必要にして十分といえる結果だろう。1回の充電で約140km(87マイル)の距離を走行することができ、充電に要する時間は、230Vの家庭用コンセントで9...
ホンダ|HONDA 上海でのコンセプトは「Mobility for the Earth」
ホンダ フィット EV コンセプト|HONDA Fit EV Concept「Mobility for the Earth」をコンセプトに掲げる出展ホンダは、4月21日から開催される上海オートショーへの出展概要を発表した。Text by OPENERSIMAハイブリッドシステムがワールドプレミア2010年の12月におこなわれたロサンゼルス オートショーで公開されたフィットをベースとする電気自動車「フィット EV コンセプト」。同車は、2012年の販売が目されており、日本、アメリカの市場に導入される予定となっている。これと同時に発表されたのが、次期のアコードなどに用いられる予定のプラグインハイブリッドプラットフォームである。今回の上海オートショーでは、このそれぞれが展示されることになっており、どちらも中国では初のお披露目となる。 同ショーにおけるホンダブースの掲げるコンセプトは「Mobility for the Earth」。フィット EV コンセプトのほか、フィット ハイ...
TESLA MODEL S|テスラ モデル S 国内予約受付開始!
TESLA MODEL S|テスラ モデル S4ドアセダンEV、国内予約受付開始!テスラモーターズは、オフィシャルウェブサイト上で「モデル S」の日本向け予約受付を開始した。 Text by OPENERS最大航続距離、483kmモデル Sは、42kWhを発生するリチウムイオンバッテリーによってモーターを駆動する4ドアセダンタイプのEV。0-60マイル加速は5.6秒で駆け抜け、最高速度は193km/hである。1度の充電で483kmまで走行することができる。充電に要する時間がEVの問題点として挙げられるが、驚くべきなのがモデル Sはこの航続距離にしてなんと45分でフル充電を終えてしまう。ほかのEVと比較してみると、「日産 リーフ」が最大航続距離200kmにたいし、充電時間は30分以上。昨年のLAオートショーで公開された「ホンダ フィット EV コンセプト」は160kmで6時間。こちらもスタディモデルの「アウディ R8 eトロン」は、250kmで6~8時間としている。計測の基準は...
MINI E|ミニ イー 実証実験のテスターを公募
MINI E|ミニ イー実証実験のテスターを公募ビー・エム・ダブリューは、電気自動車「ミニ イー」の日本における実証実験第2期の参加者14人を募集する。実験参画期間は2011年9月から2012年1月まで。文=谷中朋美第2期は東京近郊にくわえ、大阪近郊でも実施ミニ イーは、個人ユーザーが日常的に使用する目的で開発された2人乗りの電気自動車。高性能のリチウムイオンバッテリーを使用し、最高出力150kW(204ps)、最大トルク220Nmのモーターを搭載。0-100km/h加速は8.5秒、最高速度は152km/hを記録する。電気自動車ながら、ミニ本来の俊敏性と卓越したハンドリングが発揮できるよう設計されているという。1回の充電での最大航続距離は約240km。充電は通常のコンセントから可能だ。 ミニ イーの実証実験はこれまで2009年のアメリカを皮切りにイギリスやドイツなどで展開している。日本でも早稲田大学などとBMWがパートナーシップを結び、実証実験をおこなっているほか、第1期...
フォルクスワーゲン グループが設計する未来のクルマ社会|Volkswagen
Volkswagen Group|フォルクスワーゲン グループトータルで構築する、持続可能な未来へのクルマフォルクスワーゲン グループが、クルマの電動化を進めている。それは、たんにクルマづくりだけでは完結しない、グローバルな視点からみた持続可能なモビリティ社会の構築を目指したものだという。エネルギーのefficient(高効率化)からsustainable(持続可能化)へ。フォルクスワーゲン、アウディ、ベントレー、ポルシェといったいくつものブランドをもつ巨大企業は、未来のクルマをどう設計しているのか。インタービューや最新EVモデルから読み解く。e-up!とe-Golfが日本に上陸電気自動車「e-up!」と「e-Golf」の2台が、2015年より国内導入される。CHAdeMO対応など日本のEV環境にあわせた仕様での登場だ。up!の電気自動車e-up!を体験するフォルクスワーゲンのもっとも小さいモデル「up!」にモーターを搭載した電気自動車「e-up!」。日本での発売に先立ち、国内で試...
あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業──日産自動車編
あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業――日産自動車編EVは走る楽しみを提供しつつ、蓄電池として機能する(1)東日本大震災ののち、クルマを取り巻く環境が変わりつつある。工場被災もさることながら、使用者の立場からしても、震災直後に東北を襲ったガソリン不足はいまも記憶に鮮烈だ。あらためて電気自動車に注目が集まっている。来るべき時代のクルマのあり方、その可能性について、日産自動車電子技術開発本部の二見 徹氏に聞いた。文=小川フミオ写真=門井 朋EVに大事なのは“クラウド”、そして再生可能エネルギーでの発電EVは従来のクルマのような内燃機関を搭載しない、代替燃料車としてこのところ注目を浴びてきた。震災直後に、日産自動車が支援車両として、ガソリン不足の被災地に65台のリーフを提供したニュースも話題をよんだ。一方で、「節電がよびかけられている昨今、電気で走る自動車でいいのか?」という疑問も投げかけられている。しかし、OPENERSは、再生可能なエネルギーに立脚したあたらしい社会を作るために、...
ゴルフのEVモデルがいよいよ発売|Volkswagen
Volkswagen e-Golf|フォルクスワーゲン e-ゴルフゴルフのEVモデルがいよいよ発売フォルクスワーゲンは、昨年のフランクフルト モーターショーで発表したゴルフのEVモデル「e-ゴルフ」をいよいよ欧州で今夏より発売する。これは「electrified! e-mobility weeks by Volkswagen」と題しベルリンで開催されているイベントであきらかにされたもの。「e-ゴルフ」が一回のフル充電で走れる距離は190kmだが、オーナーには1年間に30日無料でレンタカーを使用できる権利も付帯するなど、フォルクスワーゲン独自のサービスを展開する予定だ。Text by SAKURAI Kenichi燃料コストは化石燃料の半分以下フォルクスワーゲンは3月8日(土)からベルリンでおこなわれている「electrified! e-mobility weeks by Volkswagen」と題したEVのプロモーションイベントで、ゴルフの量産EVモデル「e-ゴルフ」の価格や購入時...
トヨタがワイヤレス充電の実証実験をスタート|Toyota
TOYOTA│トヨタトヨタがワイヤレス充電の実証実験をスタートトヨタ自動車は、ケーブルを使用せずに充電ができる非接触充電システムを開発。2013年2月下旬から実証実験を開始し、実用化を目指す。Text by YANAKA Tomomi伝送効率のロスがすくない磁界共鳴方式を採用プラグインハイブリッド(PHV)やEVなどの増加の予想にあわせてトヨタが開発を進めているワイヤレス充電システム。すでに携帯電話や電動歯ブラシをはじめ、さまざまな小電力機器では実用化されており、自動車への導入機運も高まっている。ボルボが研究をおこなっている話題も先日お伝えしたとおり、各社が研究を重ねている分野だ。トヨタが開発した充電システムは、地面に設置したコイル(送電側)と車両に設置したコイル(受電側)のふたつのコイルのあいだにある磁界の共鳴現象を利用して、電力を伝送する磁界共鳴方式。この方式にすることで、送受電コイル間の位置のずれや高低差などによる、伝送効率のロスを少なくできるという。今回の実験車両には「プリ...
あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業──シムドライブ編
あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業――シムドライブ編EVの普及は将来の豊かな生活につながる(1)シムドライブ社は、わが国におけるEVの先駆けともいえる慶應義塾大学の清水浩教授が、ベネッセコーポレーションの後押しを受けて設立した。さきごろ、SIM-LEIなるEVを発表して話題を呼んでいる。文=小川フミオ写真=JAMANDFIX未来設計の重要なキーを担う自動車 "SIM-LEI" 未来を設計する、なる言い方がある。そのさい、もっとも重要なキーのひとつがクルマだ。化石燃料で走るクルマに代わり、EVが近未来社会で、大切な役割を担うとも言われる。EV開発のベンチャー企業も出てきている。なかでももっとも現実に近いところにいるのがシムドライブだ。EVの世界でこのひとあり、といわれる慶應義塾大学環境情報学部の清水浩教授が社長を務める。かわさき新産業創造センター内にある清水浩教授の研究室を訪れ、インタビューをつうじて、EVの可能性を聞いた。 性能の向上は効率のよいエネルギーマネージメント...