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2025年8月20日
二代目タイガーマスク 初のオフィシャル・マーチャンダイズがついに実現! [プロレス・マスク・ワールド代表・中村ユキヒロ氏インタビュー] | MEDICOM TOY
MEDICOM TOY|メディコム・トイ
「SFS 二代目タイガーマスク(ゲジゲジ伝説版)」「二代目タイガーマスク (ゲジゲジ伝説版) レプリカマスク」
1984年8月26日、全日本プロレス田園コロシアム大会で衝撃のデビューを飾った二代目タイガーマスク。そのソフビフィギュアとレプリカマスクがついに公式商品でリリースされることになった。二代目タイガーマスクこと三沢光晴氏の若き日の勇姿が再び蘇る!
Text by SHINNO Kunihiko|Edit by TOMIYAMA Eizaburo
長らく公式商品化されなかった二代目タイガーマスクのアイテム
梶原一騎氏原作の漫画『タイガーマスク』は、プロレス界に多大な影響を与えた。その最たるものが、テレビアニメ『タイガーマスク二世』のタイアップとして1981年4月23日にデビューした初代タイガーマスク。
佐山聡選手による空中技を駆使した誰も見たことがないファイトスタイルは、プロレスファンの間で大ブームを巻き起こし、タイガーマスクの名前は覆面とともに二代目(三沢光晴)、三代目(金本浩二)、四代目(現・新日本プロレス)へと受け継がれていった。
佐山聡選手による空中技を駆使した誰も見たことがないファイトスタイルは、プロレスファンの間で大ブームを巻き起こし、タイガーマスクの名前は覆面とともに二代目(三沢光晴)、三代目(金本浩二)、四代目(現・新日本プロレス)へと受け継がれていった。
来年30周年を迎えるメディコム・トイも、設立以来『タイガーマスク』関連のアイテムを数多くリリースしている。そのひとつである2012年3月発売の「タイガーマスク(初期型きいろ2期)」は、1969年に中嶋製作所より発売され大ヒットを記録したソフトビニール製人形の復刻商品だ。
マスクを取ると伊達直人の顔が現れるギミックや、ビニール製マント、たすき、発売当時のパッケージなど可能なかぎり忠実に再現したものとなった。敵対する悪役レスラーも次々と発売され、同シリーズは総勢50体を越えるまでの大きな展開を見せた。
2013年12月からは、実在のレジェンドプロレスラーをソフトビニールで立体化する“ソフビ・ファイティングシリーズ”がスタート(発売元・イングラム)。第一弾はもちろん「初代タイガーマスク」だった。あえて70年代・80年代のレトロソフビテイストで表現された頭部は、すべて選手本人や所属団体の許諾のもと肖像権をクリアしたものである。
今回、「二代目タイガーマスク」がソフビ・ファイティングシリーズのラインナップに加わったのは、メディコム・トイとイングラムによる10年以上に渡る三沢家との交渉が実を結んだ結果だと言う。
もともと二代目タイガーマスクの単独アイテムは、現役時代より恒文社のプロレスアルバム『タイガーマスク 新たなる虎伝説の誕生』、VAPのDVD-BOX『三沢タイガー伝説 ~虎仮面7年の咆哮~』くらいしかなく、立体物に関しては皆無。
そのため、2013年にSANKYOのパチンコ『CRFタイガーマスク2』に二代目タイガーおよび三沢光晴選手の映像が使用されたときは、ファンの間で大きな話題となった。
そのため、2013年にSANKYOのパチンコ『CRFタイガーマスク2』に二代目タイガーおよび三沢光晴選手の映像が使用されたときは、ファンの間で大きな話題となった。
長年許諾が下りなかった背景には、三沢選手の忸怩たる思いもあったのかもしれない。
2004年刊の著書『理想主義者 プロレスは常に進化しなければならない』にて、三沢選手は「タイガーマスクとしてリングに上がっている以上、三沢光晴の志すプロレスを前面に打ち出していくわけにはいけない。タイガーマスク時代、このジレンマに私は悩まされたものだ」と記している。
身長185cm、体重110kgという体格にも関わらず、初代のイメージを踏襲すべく、ファンが望む空中技を多用したことで膝を故障し、長期欠場を余儀なくされたこともあった。「二代目タイガーマスクというポジションに甘んじて自分のプロレスをすべて捨ててしまっていたなら、きっと今の私はなかっただろう」。のちに日本のプロレス界を牽引する“不屈の三沢”は、この時代に培われたものである。
二代目タイガーマスクのレプリカマスク“ゲジゲジ伝説”が出来るまで
格闘技の聖地として名高い後楽園ホールのある東京・水道橋にて、プロレスマスク専門店「プロレス・マスク・ワールド」を営む中村ユキヒロ氏も、そのような物語に魅せられたひとり。
14歳で独学でマスクを作り始め、27歳でプロのマスク職人に。2003年、初代タイガーマスクの復活を期に佐山選手から直々に連絡を受けて専属マスク職人となった。中村氏のイニシャルを冠したYN製マークは信頼の証である。
メディコム・トイは現在、初代タイガーマスクの商品はすべて中村氏の監修のもと製作されている。自身でプロレスマスクを作られているからこそ「見たものをそのまま表現する」という解釈でもの作りをしてきたメディコム・トイに対し、マスクの内側に人間の骨格が入ったらこうなるという的確な指示を出すことで、さらに作品に命が吹き込まれていく。
今回、メディコム・トイは二代目タイガーマスクの版権許諾が下りると、レプリカマスクの製作を中村氏に打診。中村氏も快諾したという。
「これまで初代、四代目とオフィシャルマスクを作らせてもらっていることもあり『タイガーマスク』の仕事にぜひ携わりたいと思いました。今回、僕が二代目のマスクを作ることができたのは、全日本プロレスの関係者に実物をお借りして型紙を取らせてもらっていたからなんです」
それは1986年1月25日のニューイヤーウォーズ高崎大会にて、ザ・グレート・カブキ選手に毒霧を浴びせられ、引き裂かれたマスクだった。
「三沢選手は、二代目タイガーとしてデビューした当初、初代タイガーマスクの「ヤギリ」というタイプのマスクを使用していました。それから約2ヶ月後に登場した最初のオリジナルマスクは、目の下を沿うようにこめかみから鼻までの模様が特徴で、“ゲジゲジ”と呼ばれてます。
僕が全日本プロレスの関係者にお借りしたマスクは、口の部分が大きく開かれている“伝説”タイプと呼ばれるデザイン。これはもともと初代タイガーの佐山先生が(メキシコの覆面レスラー)エル・ソリタリオ選手みたいな口にしてほしいと職人さんに伝え、顎の下の部分まで取ったことで生まれました。
その部分を取ってしまうとマスクの後ろを紐で縛ったときに鼻がつぶれて気道が確保できなくなるのですが、当時の職人さんは改良に改良を重ねて鼻のスペースが確保できる製法をあみだしていったんです」
かくして、二代目タイガーマスク最大の特徴である“ゲジゲジ”模様と“伝説”タイプの名称を合わせて、今回のマスクは「ゲジゲジ伝説」と命名された。金ラメのボディに映える額の赤ランプが、さらに当時の勇姿を思い出させてくれる。
「模様も大事ですが、ボディこそがプロレスマスクの命です。使う側にとってはボディがフィットしていないといい試合はできません。本物から型紙を取らせていただいただけでなく、僕は三沢さんとお会いしたことがあって頭のサイズも分かるので、本人がかぶっても苦しくないように少しだけ改良させていただきました。後頭部の虎模様の長さが微妙に違うアクセントなどは全部オリジナルのままです」
中村氏はマスクを製作する際、実際に自分で被ってから一枚ずつ模様を貼り付けていくことが大きなこだわりと語る。
「ボディの生地はストレッチ素材なのに対し、模様はエナメルなので生地が伸びた状態で貼らないと選手が被ったときに突っ張ってフィットしないんです。なので、実際に被った状態での模様のセッティングは大事にしています。
当然マネキンに被せて模様を貼る方が効率的にはいいのですが、眉の下のくぼみのラインなどがきれいに出ないので、被って鏡を見ながら一枚ずつ左右対称で一ミリの狂いのないように貼っていく。実際に工程をご覧になれば分かっていただけると思いますが、ものすごく時間がかかるんです。
仕上げの丁寧さはもちろんですけれども、それ以上に選手が被ったときに自然にフィットする仕上がりがうちの一番のこだわり。ですから、一番の褒め言葉は『被った感じがしないね』と言っていただけることです」
メディコム・トイは「二代目タイガーマスク」の今後の展開について、“違うマスク姿のソフビもほしい”“緑のロングタイツ姿も見てみたい”といったリクエストにも応えるべく様々な企画が進行中とのこと。期待して続報を待ちたい。
奇しくも三沢選手が興したプロレス団体「プロレスリング・ノア」は、ディファ有明で行われた旗揚げ戦から今年で25周年。来たる2025年10月11日(土)には両国国技館にて「LINEヤフー PRESENTS WRESTLE ODYSSEY」も開催される。
節目の年、不世出の天才レスラー三沢光晴の若き日の勇姿を思い出しながら今回のアイテムをぜひ手にしていただきたい。
SFS 二代目タイガーマスク(ゲジゲジ伝説版)
ソフビ・ファイティングシリーズ「二代目タイガーマスク」第1弾が登場。
監修協力|中村ユキヒロ (プロレス・マスク・ワールド)
原型製作|MOTOR KEN
サイズ|全高約250mm
購入方法|2025年7月24日(木)0:00~8月31日(日)23:59の期間、1/6計画及びオンラインストア各店及びプロレス・マスク・ワールド(TEL.03-6261-1988)にて受注
発売日|2026年1月発送予定
価格|1万4300円(税込)
発売元|イングラム
※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは一部異なる場合がございます。
©️梶原一騎・辻なおき/講談社 ©️三沢光晴
ソフビ・ファイティングシリーズ「二代目タイガーマスク」第1弾が登場。
監修協力|中村ユキヒロ (プロレス・マスク・ワールド)
原型製作|MOTOR KEN
サイズ|全高約250mm
購入方法|2025年7月24日(木)0:00~8月31日(日)23:59の期間、1/6計画及びオンラインストア各店及びプロレス・マスク・ワールド(TEL.03-6261-1988)にて受注
発売日|2026年1月発送予定
価格|1万4300円(税込)
発売元|イングラム
※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは一部異なる場合がございます。
©️梶原一騎・辻なおき/講談社 ©️三沢光晴
二代目タイガーマスク (ゲジゲジ伝説版) レプリカマスク
YN製オフィシャルマスク。1品ずつ手作業で製作した究極の一品。
サイズ|全高約270mm
購入方法|2025年7月24日(木)0:00~8月31日(日)23:59の期間、1/6計画店頭、メディコム・トイ運営オンラインストア各店、及びプロレス・マスク・ワールド(TEL.03-6261-1988)にて受注
発売日|2026年1月発売・発送予定
価格|12万9800円(税込)
※月に数枚しか生産できないため、発送に5ヶ月以上お時間をいただく場合があることを予めご了承ください。
※受注状況により、受注を停止する場合もございます。
※発送に合わせ、プロレス・マスク・ワールド店頭での発売も予定しております。
※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは一部異なる場合がございます。
©️梶原一騎・辻なおき/講談社 ©️三沢光晴
YN製オフィシャルマスク。1品ずつ手作業で製作した究極の一品。
サイズ|全高約270mm
購入方法|2025年7月24日(木)0:00~8月31日(日)23:59の期間、1/6計画店頭、メディコム・トイ運営オンラインストア各店、及びプロレス・マスク・ワールド(TEL.03-6261-1988)にて受注
発売日|2026年1月発売・発送予定
価格|12万9800円(税込)
※月に数枚しか生産できないため、発送に5ヶ月以上お時間をいただく場合があることを予めご了承ください。
※受注状況により、受注を停止する場合もございます。
※発送に合わせ、プロレス・マスク・ワールド店頭での発売も予定しております。
※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは一部異なる場合がございます。
©️梶原一騎・辻なおき/講談社 ©️三沢光晴
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プロレス・マスク・ワールド
http://pwmw.jp/index.html
住所|東京都千代田区神田三崎町2-9-5 水道橋TJビル5F
営業時間|13:00~18:00
定休日|月曜(祝祭日は通常営業)
※年内移転予定につき、移転先住所および移転準備に伴う臨時休業は『X』アカウントなどで告知します。
http://pwmw.jp/index.html
住所|東京都千代田区神田三崎町2-9-5 水道橋TJビル5F
営業時間|13:00~18:00
定休日|月曜(祝祭日は通常営業)
※年内移転予定につき、移転先住所および移転準備に伴う臨時休業は『X』アカウントなどで告知します。
問い合わせ先
メディコム・トイ ユーザーサポート
Tel.03-3460-7555