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2025年12月24日
俺は「感動」より「怪獣」が好きなんだ! 幻の怪獣テラインコグニータがソフビで登場。映画『怪獣天国』河崎実監督インタビュー | MEDICOM TOY
MEDICOM TOY|メディコム・トイ
テラインコグニータ (怪獣天国版)
少年と怪獣の奇妙な友情、宇宙ゆるがす22大怪獣の大決戦! 世界中の怪獣少年に贈る珠玉のファンタジー。『ウルトラマンブレーザー』の蕨野友也主演による河崎実監督の最新作『怪獣天国』が、いよいよ2026年1月23日(金)より公開。メディコム・トイより同作に登場する幻の怪獣「テラインコグニータ」のソフビが抽選販売されることになった。これを記念して河崎監督に映画『怪獣天国』に込めた思いや同作に登場する怪獣たち、いまなお褪せることのない怪獣愛について聞いた。
Text by SHINNO Kunihiko|Photographs by NAGAO Masashi|Edit by TOMIYAMA Eizaburo
世間は『スター・ウォーズ』ブームでも俺たちは怪獣が一番だった
大学時代より映画サークルで8ミリ映画を製作してきた河崎実監督。最初に手がけた怪獣映画は『フウト』(77年)は、巨大化した豆腐の怪獣を後楽園球場(現在の東京ドーム)に追い詰めて鍋料理にして倒すという奇想天外なストーリーで、のちの『三大怪獣グルメ』(20年)の原点ともいえる作品である。
河崎 『フウト』は映画サークルの先輩が監督して、俺は特撮、美術、造形、脚本を担当したんです。俺が大学に入った頃はゴジラもウルトラマンもシリーズが一度終わった空白の時期で、怪獣映画は「大人の見るもんじゃない」として馬鹿にされていたんです。そんな中、竹内博さんの「怪獣倶楽部」(註1)ができて、その人たちが小学館の青年誌「GORO」のウルトラマン特集(註2)、朝日ソノラマのファンタスティックコレクション『空想特撮映像のすばらしき世界 ウルトラマン』が世に出て、ようやく浮かばれた感じでした。
(註1)1975年に竹内博の呼びかけで結成された日本で最初期の怪獣特撮研究団体。2017年に同団体に想を採ったドラマ『怪獣倶楽部~空想特撮青春記~』(毎日放送)が放送された
(註2)小学館の青年誌「GORO」1977年9月8日号の特集「ウルトラマン大図鑑」をきっかけに、主に紙媒体を中心とする第3次怪獣ブームが始まった
河崎 実|かわさき・みのる
1958年生まれ。東京都出身。映画監督。製作会社リバートップ代表。明治大学在学中から8ミリ映画を自主製作し注目を集める。商業監督作として『地球防衛少女イコちゃん』(87年)、『いかレスラー』(04年)、『日本以外全部沈没』(06年)、『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』(08年)、『突撃!隣のUFO』(23年)、『松島トモ子 サメ遊戯』(24年)『還暦高校生』(25年)など精力的に発表。一貫して特撮コメディ作品を作り続ける「バカ映画の巨匠」。2026 年1月27日に、監督の半生をモチーフにした直木賞作家・朱川湊人による小説『小学六十一年生』が発売予定。
1958年生まれ。東京都出身。映画監督。製作会社リバートップ代表。明治大学在学中から8ミリ映画を自主製作し注目を集める。商業監督作として『地球防衛少女イコちゃん』(87年)、『いかレスラー』(04年)、『日本以外全部沈没』(06年)、『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』(08年)、『突撃!隣のUFO』(23年)、『松島トモ子 サメ遊戯』(24年)『還暦高校生』(25年)など精力的に発表。一貫して特撮コメディ作品を作り続ける「バカ映画の巨匠」。2026 年1月27日に、監督の半生をモチーフにした直木賞作家・朱川湊人による小説『小学六十一年生』が発売予定。
河崎 1978年に『スター・ウォーズ』が日本公開されて、世の中が一斉にそっち行っちゃった時も俺たちはやっぱり怪獣が一番だったんです。いくらジョージ・ルーカスとかスティーブン・スピルバーグが騒がれようが、東宝特撮の『地球防衛軍』(57年)とか『宇宙大戦争』(59年)が先に全部やってるわけです。
だから日本の伝統芸能のほうが偉いんだぞっていう思いがあって。円谷チルドレンにとって円谷英二(註3)は神様ですから、俺も日本の誇りを持って着ぐるみで延々とやってるんです。まあ、カネがないからってのもあるんだけど(笑)。今は何でもフルCGだけど、俺らジジイはやっぱり物がないとね。メディコム・トイがこれだけ世界的に人気なのも“触れる”からでしょう? いまはデジタルのデータで充分な人が大多数だろうけど、我々はガラパゴスだからね。
(註3)特技監督[1901年 - 1970年]。ミニチュアワークやスクリーン・プロセスなど特殊撮影技術を最大限に生かした作品作りで映画『ゴジラ』(54年)などを生んだ「特撮の父」。1963年に円谷特技プロダクション(現・円谷プロダクション)を設立し、テレビ番組「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」を立ち上げた
河崎 俺はウルトラマン直撃世代ですけど、ちょっと上の世代はゴジラなんです。お兄さん方はゴジラがシェー(註4)なんてしたらダメだって人たち。『ウルトラマン』も第1話でウルトラマンが怪獣ベムラーと戦うとき、背中のチャックが映ると、お兄さんたちは「チャックが見えてる」ってことしか言わないんです。そこに俺らはガキだったから「何言ってんだ! チャック見えてるけどすごいぞ!」って思いがあって。実はそれが今回の映画『怪獣天国』のテーマなんです。
(註4)1960年代に連載された赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』のキャラクター、イヤミが驚いた時にするポーズが社会現象になるほど大流行し、映画『怪獣大戦争』(65年)ではゴジラまで披露して賛否を呼んだ
『怪獣総進撃』が11大怪獣なら、こっちは22大怪獣だから(笑)
河崎 ストーリーを軽く話すと、怪獣が本当にいると信じている小学校4年の少年がいて、「怪獣プロレス」(註5)というプロレス団体が実際にあるんだけど、その子が観に行って控え室をのぞいたら、チャックを開けて怪獣の中からおじさんが出てくるとこを見てしまう。それでショックを受けて泣きながら家に帰るところから物語が始まるんです。いいでしょう?(笑)。帰り道、隅田川のほとりでしょんぼりしてると突然本物の怪獣が現れる。少年はチャックを開けようとするんだけど見つからない。結局、本物の怪獣をうちに連れて帰ることになるわけです。
(註5)怪獣やUMAたちが激闘を繰り広げる、雷神矢口が立ち上げたエンターテインメントプロレス団体
河崎 『怪獣天国』は、そもそも怪獣ファンのためのお祭り映画として企画したんです。『ウルトラQ』(註6)が放送されていた頃、『現代の主役 ウルトラQのおやじ』(1966年6月2日放送)という円谷英二監督のドキュメンタリー番組を実相寺昭雄監督(註7)が撮ってるんです。その中で『ウルトラQ』の怪獣、M1号とラゴンが円谷監督の家に行って僕たちはこれからどうしたらいいんですかと聞くんです。そしたら円谷英二が「いつか怪獣天国ができてもいいかもしれんね」と言うわけです。
そのあと、実相寺監督が「ウルトラセブン」で「宇宙人15+怪獣35」という怪獣倉庫(註8)にある撮影終了した着ぐるみ全部棚ざらいする脚本を作ったんですが、ボツになってるんです。実現していたら怪獣好きには夢の企画ですよね。それを俺が勝手にやるっていうね(笑)。
東宝のゴジラシリーズ第9作『怪獣総進撃』(68年)は封切り時に日劇で観てますけど、あれは11大怪獣が売りだったでしょう? こっちは22大怪獣と倍になってる(笑)。
(註6)1966年1月2日から7月3日までTBS系列で全27話が放送された特撮テレビドラマ
(註7)映画監督・演出家[1937年 - 2006年]。TBS入社後、『ウルトラマン』など特撮作品で活躍し、退社後は『帝都物語』などの映画、CM、舞台、小説、オペラ演出など広く活躍
(註8)かつて円谷プロダクション初代本社と同じ祖師ヶ谷大蔵の砧にあった怪獣やヒーローの着ぐるみを保存する場所
これまでの河崎監督作品に出演してきた怪獣たちも総登場。着ぐるみたちが状態いいまま保管されていたことが、今回の企画を実現させたと言っても過言ではない。
河崎 愛知県幸田町に僕の“怪獣倉庫”があるんです。2022年に幸田町の町おこしのために『超伝合体ゴッドヒコザ』という映画を撮ったんです。幸田町のヒーロー、大久保彦左衛門の子孫が男女合体ロボットに変身するっていう(笑)。そういうバカ映画をこれまでに3本(註9)作ったんですけど、その幸田町に着ぐるみを寄贈してるんです。東京には保管しておく場所がないですからね。
(註9)『超伝合体ゴッドヒコザ』(22年)、『突撃!隣のUFO』(23年)、『サイボーグ一心太助』(24年)
今回の映画には、フィギュアメーカー「マーミット」のオリジナル怪獣「マミトラ―」、人気クリエイター GYAROMIの新怪獣「ビッグモン」、そして70年代の幻の怪獣「テラインコグニータ」が新たに登場する。
河崎 マミトラーはマーミットの赤松和光さんが作ったオリジナル怪獣で、20年前にソフビが発売されているんです。顔がたぬきで体がバラゴンなんだけど、これを実相寺さんがいたく気に入られてね。雑誌『フィギュア王』に連載していたエッセイで「河崎がこれを映画で撮ればいいんじゃないか」と当時書いているんです。その原稿も『怪獣天国』のパンフレットに再録しますけど、それで今回マミトラーを主演怪獣にしようということになったんです。
この顔、『快獣ブースカ』(註10)にちょっと似てるじゃないですか? 要するにブースカってのは「オバケのQ太郎」の系譜なんですよ。時系列でいうと、オバQ、ブースカ、ドラえもんって感じで、子供の日常に珍入者がやって来て、居候して毎日ドタバタと楽しいことが起きるっていうのが僕の大好きなパターンだから(笑)。少年とマミトラーの話をベースに、他にもいろんな珍入者が現れるということで、テラインコグニータも出そうと思ったんです。
(註10)1966年11月9日から1967年9月27日まで全47話が放送された特撮テレビドラマ。発明好きの屯田大作少年たちと快獣ブースカの間で繰り広げられる珍騒動を描いたコメディ
河崎 クトゥルフオイドシリーズでいま大人気のGYAROMIさんは幸田町の映画第3弾『サイボーグ一心太助』で「コンドロイド」っていう敵のキャラクターをデザインしていただいたんです。GYAROMIさんも怪獣が大好きで、今回もGYAROMIさんと「ビッグモン」という新怪獣を作ったんです。
去年(2024年)スペインのヴィックというところで開催された映画祭(FESTIVAL NITS DE CINEMA ORIENTAL DE VIC)に招待されて賞をもらったんですけど、スペインにも怪獣がいて、そこからアイデアをもらって。そこに『妖怪大戦争』(68年)のダイモンとか『悪魔くん』の百目をモチーフに加えて、怪獣たちを蘇らせて宇宙を揺るがす最強怪獣という設定にしたんです。まあ、『ウルトラマン』のジェロニモンみたいなもんですよ。
『怪獣天国』は円谷監督と実相寺監督に勝手に捧げた作品です
今回メディコム・トイから約15年ぶりにZOLLMENによる新規造形でソフビが発売されるテラインコグニータは、1972年に放送のテレビ番組で誕生した“幻の怪獣”としてファンの間では知られている。
河崎 テラインコグニータは1971年~1972年、東京12チャンネル(現・テレビ東京)で日曜夜7時から放送されていた『ちびっこスペシャル』というバラエティ番組で、三波伸介さん(註11)が作った怪獣なんです。顔は将棋の大山名人(註12)がモデルだそうですね。この怪獣がなぜ幻かっていうと、誰も動いてるところを見たことないから。
『ちびっこスペシャル』は『シルバー仮面』(TBS)と『ミラーマン』(フジテレビ)の裏で放送されていたから、子供はみんなそっちを観ますよね? いちおう番組内では恐竜人間という設定があったみたいだけど、おそらくドラマにまではなってないと思いますよ。東宝怪獣のガバラと向き合っている写真が残っているけど、たぶんスタジオにガバラが来て小競り合いとかしたんでしょうね。ゆるい感じで。それから長いこと忘れられた存在だったんですが、2004年に「特撮エース」という雑誌で幻の怪獣を追いかける加藤礼次朗くんの漫画(註13)が連載されたんです。
(註11)コメディアン・俳優、司会者。[1930年 - 1982年]。てんぷくトリオなどでの活躍で昭和を代表するテレビスター。代表的なギャグは「びっくりしたなぁ、もう!」
(註12)大山康晴。棋士[1923年 - 1992年]。通算1433勝781敗、タイトル戦連続登場50回、A級44期など数々の記録を打ち立て、多くの名局・名手を残した棋界の巨人
(註13)角川書店の雑誌「特撮エース」に連載された加藤礼次朗の漫画『幻の怪獣テラインコグニータを探せ』(2004年~2005年)。メディコム・トイの赤司社長も当時、情報提供している。加藤礼次朗は1966年生まれの漫画家。河崎実とは古くからの友人で、監督した映画にも出演。2005年には実相寺昭雄演出のオペラ『魔笛』の衣装デザインを手がける
河崎 僕も権利元をいろいろと調べてみたけど、いっさい分からない。それで三波伸介さんの息子さん、二代目三波伸介さんに連絡したところ、快く「いいですよ、何でもやってください。誰も文句言いません」って。それでストーリーに組み込んだんだけど、どんな組み込み方になったかは映画を観てのお楽しみということで。
この着ぐるみは石川県に住んでいる特殊造形師の梶康伸さんという方が作ってくれたんですけど、彼はとにかく天才なんです。これまでも『三大怪獣グルメ』(20年)とか近年の俺の作品の着ぐるみを造形してくれて。そういう天才がいて、俺もかろうじて映画を撮れているわけです。「怪獣」って、完全に世界レベルの日本の文化になっているでしょう? ギレルモ・デル・トロ監督の『パシフィック・リム』(13年)にも「KAIJU」って言葉がそのまま出てきたり、円谷英二監督がアメリカで賞をもらったり(註14)。『怪獣天国』は円谷監督と実相寺監督に勝手に捧げていて、映画の冒頭にそういう字幕が出るんです。捧げるのは自由だからね。誰がなんと言おうと(笑)。
(註14)2025年にアメリカの視覚効果協会(VES)の生涯功労賞である「Hall of Fame(殿堂入り)」を日本人として初めて果たした
こんなマイナーな怪獣のソフビを出すメディコム・トイはすごい!
河崎 庵野秀明氏の『帰ってきたウルトラマン』(註15)ってあるでしょう? それより前に俺の作った『√ウルトラセブン~放浪の果てに』(79年)っていう世界初のウルトラセブンのコピー映画があるんです。ルートを付けて本当のセブンに比べてちっちゃくなってるっていう謙虚なシャレです(笑)。これ、本当のセブンが出てくるからね。
(註15)『帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令』1983年の日本SF大会「DAICON4」、8ミリフィルムによる映像作品。総監督・主演(ウルトラマン役)を庵野秀明が務めた
河崎 円谷プロは当時、着ぐるみを一般人に貸し出していたんです。アトラクション用じゃなくて。アトラクション用のウルトラマンは目が黄色く塗ってあるから、こんなの使えないということで怪獣倉庫に行って探したわけです。俺は中学生のときから円谷プロに通ってたからね。
そしたら実際に撮影で使ったスーツが出てきたんです。スーツアクターだった上西弘次さんが入った本物のやつ。円谷プロの倉庫の人が「こんなボロボロのでいいの? じゃあ、5000円でいいや」とか言って、一週間5000円で借りて映画を撮って。ウルトラ警備隊のヘルメットもボロボロだけど本物です。
当時、小道具は撮影が終わると捨てるだけだから、俺とか原口智生くん(註16)とかM1号の西村祐次さんは不要になったものをよくもらっていたんです。MJ号(註17)も「持ってっていいよ」っていうから、もらったんです。全長2mある鉄製のやつ。円谷プロは祖師ヶ谷大蔵駅から20分ぐらい歩く場所にあるんだけど、それを一人でサーフボードみたいな感じで抱えて小田急線に乗って帰ってきたっていう(笑)。そういう夢の欠片をもらっていって、ウルトラセブンのコピー映画を作ったわけです。
(註16)1960年生まれ。幼少期より東宝撮影所や円谷プロに出入りし、高校時代に最年少で「怪獣倶楽部」に所属。特殊メイクアップ、特殊造形として『平成ガメラシリーズ』(1995~1999年)、特技監督、監督として『ウルトラマンメビウス』(2006~2007年)など数多くの作品を手掛ける。現在「BAR KAIJU-CLUB HATAGAYA」店主も務める
(註17)1968年に放送された円谷プロ製作のSF特撮テレビ番組『マイティジャック』『戦え! マイティジャック』に登場する飛行・潜水可能な巨大戦艦
河崎 『√ウルトラセブン~放浪の果てに』は原口智生(註18)くんが一番最初に宇宙人を作った映画なんです。1979年に出たマンガ少年別冊『すばらしき特撮映像の世界』(朝日ソノラマ)という雑誌に、原口くんが『√ウルトラセブン』の宇宙人作ってる写真が載ってますよ。まあ、学生が作った8mm映画だから出来はさておき、歴史的には貴重でしょう? ちなみに『すばらしき特撮映像の世界』には『フウト』の紹介記事も同じ号に掲載されていて、今年亡くなられた聖咲奇さんが書いてくれたんです。ああいう人たちのおかげでね。僕らがこういうバカな活動できている。感謝ですよね。
(註18)ライター、編集者[1952年 - 2025年]。怪奇SF映画同人誌「不死者画報」を発行する傍ら、「怪獣倶楽部」に参加。朝日ソノラマ「ファンタスティックコレクション」や「宇宙船」の企画・構成を担当。幅広い知識で多方面に活躍した
最後に、あらためて今回発売される「テラインコグニータ (怪獣天国版)」の完成品をご覧になった感想を語っていただいた。
河崎 いやあ、それにしてもZOLLMENさんすごい。よくできてます。手足にボアまで付けて、映画用に梶さんが作った着ぐるみをほぼそのまま作ってますから。また、これを出そうと思った赤司さんもすごい(笑)。今回、商品に付く台紙を加藤礼次郎が描き下ろしてますから、そういう意味でも豪華ですよね。
とまあ……オタクにとっては面白いけど一般の人は何言ってるかさっぱりわかんないインタビューになっちゃいましたけど(笑)、これもひとつの振り返りですよね。小学生の時に見た感動がずっとそのままあるんです。気取った言葉で言えば「少年の心」かな。今はネットがあるし、ウルトラマンもサブスクで観られるから年代も関係ないし、「まだそんな見てんの?」とか言うやつのほうがダサくなっちゃったよね。
俺は自分の映画で感動させるのがどうもイヤなんです。「感動」じゃなく「怪獣」がいい(笑)。これからも懲りずにヘンな映画作り続けていきますけど、まずはこの『怪獣天国』をヒットさせて、赤司社長にまたいろいろお願いしたいなと思ってます。
テラインコグニータ (怪獣天国版)
原型製作|ZOLLMEN
サイズ|全高約400mm
販売方法|2025年12月24日(水)0:00~1月10日(土)23:59の期間、MCT TOKYOにて抽選販売
発売日|2026年2月発送予定
価格|13万2000円(税込)
※詳細は www.medicomtoy.co.jp をご覧ください。
※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは一部異なる場合がございます。
©️ 三波伸介記念館
怪獣天国
監督|河崎実
出演|蕨野友也 黒岩絋明、志田音々、高木ひとみ○、イジリー岡田、二代目三波伸介ほか
公開日|2026年1月23日(金) 池袋シネマ・ロサ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
問い合わせ先
メディコム・トイ ユーザーサポート
Tel.03-3460-7555








