ロータス エヴォーラにハイブリッド|Lotus
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2015年1月6日

ロータス エヴォーラにハイブリッド|Lotus

Lotus Evora 414E Hybrid|ロータス エヴォーラ 414Eハイブリッド

英国の共同プロジェクトの“ショーケース”

ロータス エヴォーラにハイブリッド

イギリスのスポーツカーの名門、ロータスは、「エヴォーラ」のハイブリッドカー「エヴォーラ 414Eハイブリッド」を、グッドウッドッフェスティバルに出展した。搭載されるハイブリッドは必要に応じてエンジンで発電機をまわして電気をつくる、シリーズ式を採用している。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

レンジエクステンダースポーツ

「エヴォーラ414Eハイブリッド」は、同社の2ドア、2+2シータースポーツカー「エヴォーラ」に、ハイブリッドパワートレインを搭載し、最高出力414ps、最大トルク1,000Nm、0-100km/h加速およそ4秒という高いスペックをほこりながら、NEDC(新欧州ドライビングサイクル値)の計測において、CO2排出量はわずか55g/kmという圧倒的な環境対応性能をもつ。

ハイブリッドの接続は、シリーズ式。シボレー「ボルト」などで採用されるものと、基本的にはおなじ形式だ。バッテリーに電力があるうちは、2個のモーターがXtrac社製のトランスミッションを介して後輪を駆動。電力が減ると、ロータス製1.2リッター3気筒エンジン(出力35kW)が始動し、EVO社製のジェネレーター(発電機)をまわす。この小型発電用エンジンはガソリンはもちろん、バイオ燃料(メタノールやエタノール)でも動作し、徹底した環境対策がほどこされる。発電機をまわさない、純粋なEVとしての走行可能距離はおよそ30マイル(48km)だ。

エヴォーラ414Eハイブリッドは、英国政府関連公共団体「技術戦略委員会(TSB)」が創設した「REEVolutionコンソーシアム」の成果として生まれた、デモンストレーションカーのひとつ。

このコンソーシアムは、自動車メーカーやパーツサプライヤーが参画し、高性能なレンジエクステンダーEVおよびプラグインハイブリッド車を共同で開発している。英国内において、きたるべき環境対応車(低CO2排出車)の技術とサプライチェーンを確立し、グローバルマーケットへ進出することが狙いだ。

Infiniti EMERG-E|インフィニティ エマージ

現在はジャガー・ランドローバーを中心として、ロータス、日産(インフィニティブランドとして)の自動車メーカー3社と、Axeon Technologies社、EVO Electric社、Xtrac社など英国を基盤とするサプライメーカーで構成される。

インフィニティ(日産)からも「EMERG-E」

なお、今回のグッドウッドフェスティバルには、インフィニティブランドからも、ジュネーブ国際モーターショーでコンセプトカーとして発表された「EMERG-E」が出展されている。こちらもおなじプロジェクトで開発されたものだ。EMERG-Eは408ps(300kW)と最高出力が若干ことなるものの、ほかは0-100km/h加速4秒、CO2排出量55g/km、EV走行可能距離30マイル(48km)と、同様のスペックが公表されている。

           
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