新型「ザ・ビートル」にEVバージョン登場|Volkswagen
Volkswagen|フォルクスワーゲン
2012年デトロイトモーターショー
新型「ザ・ビートル」にEVバージョン登場
フォルクスワーゲンはコンセプトカー「E-バグスター」を出展した。新型「ザ・ビートル」のEVバージョンで、デザインは、2005年、デトロイトモーターショーに出展した「ニュービートル」ベースのデザインスタディ「ラグスター」をモチーフにしている。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
より低くスポーティーに
ベースとなる新型「ザ・ビートル」より、7.4cmほど低い全高と、20インチホイールのおかげでスポーティーさが強調された「E-バグスター」は「Blue-e-motion エレクトリック・ドライブ・ユニット」とよばれるモーターで駆動する完全な電気自動車。695ポンドのリチウムイオン電池をリアシート下とトランクルームのフロア下に内蔵し、1回の充電あたり、航続距離は約100マイル。240Vと120Vの両方で充電でき、80パーセントまでの充電ならば30分で完了するあたりは、EVの定番といったところ。電気モーターの最高出力は116ps、最大トルクは270Nm。時速60マイル(96.5km/h)まで11秒で加速する。
さらに、フォルクスワーゲンのEVに共通の意匠として、フロントとリアに特徴的なLEDデイタイム・ランニング・ライトを装備。インテリアではタコメーターのかわりに、航続距離インジケーター、回生ブレーキインジケーター、バッテリー残量ゲージなどがパネルに表示される。
ジェッタのハイブリッドモデルも登場
フォルクスワーゲンはもう一台「ジェッタ ハイブリッド」も同時に発表。その名のとおり、ジェッタのハイブリッドモデルで、2012年中に市場に投入される予定だ。最高出力152ps、最大トルク249Nmの1.4リッターガソリンエンジンと最高出力27kW(36hp)の電気モーターを搭載し、総合最高出力172psを発揮。0-100km/h加速を9秒以下でこなし、燃費は5.2ℓ/100km。重量はハイブリッド化によって、標準車比で100kgほど増えるという。
フォルクスワーゲンによる「E-バグスター」コンセプトのプロモーション動画