連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「町寿司」

連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「町寿司」

昔目黒駅前のメグロードに寿司芳という寿司屋があった。お任せコースは3,500円から高くても9,000円くらいというちょうどいい塩梅。レビューサイトで特別な高評価とかではないし、際立って有名な何かがあるというわけではないけど、いつ行ってもうまくて、子ども連れでもカウンターに座らせてくれる粋な大将だった。そんなある日、このわたをお願いしたら、「朝さばいだばかりの新鮮なものと何日か熟成させたもの2種類あるから食べ比べてみな」「どっちがいいも悪いもないんだけど、どのくらいが自分の好みに合うか色々試してみたんだよ。どっちが好き?」と言う。そういうちょっとしたこだわりが好きだった。ただ残念なことにコロナ禍に閉められて以降、開店してるのは見ていない。
Talking about “混沌” 01|東京のなぜか文化人が集うレストラン&カフェバーのお話し

Talking about “混沌” 01|東京のなぜか文化人が集うレストラン&カフェバーのお話し

東京にはなぜこんなお店があるのだろう・・・渋谷や新宿から少し外れた三宿という不便なところ。その交差点の角にある雑居ビルに20年続くレストラン&カフェバーがある。2003年、世田谷区三宿の交差点ビルの5階にオープンした「Kong Tong(コントン)」。階下には香港麺の有名店やクラブなどがあり返還前の香港・九龍を彷彿とさせることから、混沌の音をとって名付けられた。なじみにはエンターテインメントやカルチャーの世界で活躍するクリエイターが多いのも、この店の個性のひとつである。そしてなぜか夜な夜な有名人が集っている不思議なお店。その理由とは・・・?来年20周年となるKong Tongを愛する各界のクリエイターたちが、多面性(混沌)がもたらす魅力について数人のクリエイターたちに聞く。初回は一番のリピーターを自認する、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦氏が登場。
本格的なサウンドシステムが食空間を彩るダイニング「BLUE NOTE PLACE」が恵比寿にオープン|BLUE NOTE PLACE

本格的なサウンドシステムが食空間を彩るダイニング「BLUE NOTE PLACE」が恵比寿にオープン|BLUE NOTE PLACE

上質な食と音楽が楽しめる、ブルーノート・ジャパンの新業態「BLUE NOTE PLACE(ブルーノート・プレイス)」が、恵比寿ガーデンプレイスにオープン。200席以上を有する吹き抜け2階建ての開放的な空間に、ダイニング、バー、ラウンジ、個室、テラスと多様なシーンに対応するスペースを配した、ランチからディナータイムまで楽しめる新しいスタイルのダイニングだ。
EAT
連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「忘年会の鍋」

連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「忘年会の鍋」

忘年会のシーズンになってきた。普段は週1,2回にしている会食も、11月に入ってから3,4回と増えている。コロナが猛威を奮っていたここ2年は、業界や企業によっては忘年会を自粛あるいは規制している向きもあった。今年はどうだろうか。そもそもコロナ関係なく忘年会自体が若人たちには敬遠されがちなんて話も聞く。昔はどうだったとか武勇伝を聞かされ、若いんだから食えや飲めやと強制されて、あげくの果てに会費が自腹なんて始末だったら、誰がどう考えたって参加したくない。と、まあそれは会社や個々人の裁量や器量の問題であって、その辺解決ができるなら忘年会は多いにやった方がいい。
「ホテルインディゴ軽井沢」のワーケーションでリチャージ。ゆったりとした癒しとアイデア膨らむくつろぎの別荘時間を|TRAVEL

「ホテルインディゴ軽井沢」のワーケーションでリチャージ。ゆったりとした癒しとアイデア膨らむくつろぎの別荘時間を|TRAVEL

働き方の一つ、「ワーケーション(work + vacation)」。仕事をしつつ、リラックスタイムを両立できる、現代を生きるビジネスパーソンにお勧めしたい働き方だ。ワーケーションを楽しむのにぴったりの場所がある。東京駅から新幹線で約一時間、「ホテルインディゴ軽井沢」だ。
大人の社交場。ニューヨーク発モダンイタリアン「スカルペッタ東京」が待望のオープン!|EAT

大人の社交場。ニューヨーク発モダンイタリアン「スカルペッタ東京」が待望のオープン!|EAT

アメリカ・ニューヨークのモダンイタリアン・レストラン「Scarpetta(スカルペッタ)」のアジア第一号店として、2022年10月3日、東京・神谷町駅直結の「東京ワールドゲート」内に「スカルペッタ東京」がオープンした。照度を落とした落ち着いたライティング、心地よい音楽で空間を埋め尽くすヒップな音響と、ニューヨーク仕込みの居心地の良さが秀でた、いま最も注目したいナイトスポットだ。
EAT
連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「昼飲み」

連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「昼飲み」

ある日、神保町で昼メシを食べようと思って「新世界菜館」に入った。味も良くて量もしっかりあって、席もゆったりしていて価格も手ごろなので、神保町に用事がある時の昼メシはたいがいここにしている。僕はいつもと同じようになんらかの麺類を頼んだのだけど、ふと前を見たら、ひとりの白髪の老年の男性がいた。シャツにジャケットを羽織った小ぎれいな男性だった。よく見たら彼は、紹興酒を飲みながら上海蟹を食べていた。それを見た時に、自分の理想の老後はこれじゃないかと思った。
連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「河豚」

連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「河豚」

夏が終わって、あっという間に秋になり、そしてすぐに冬が来る。日本は春夏秋冬が明確で、気候だけではなく、咲く花や木々の色、収穫できる食材で四季の移ろいを感じることができる。食べて、飲んで、香って、見て、愛でて、季節の移ろいを愛しむのが日本の文化だ。
リニューアルした箱根湯本「はつはな」で過ごすひとときで身も心も整える|TRAVEL

リニューアルした箱根湯本「はつはな」で過ごすひとときで身も心も整える|TRAVEL

新宿から小田急ロマンスカーで約85分、東京から最も近い温泉地のひとつとして親しまれる箱根。日本を代表するこの温泉地は、全国第5位の温泉湧出量を誇る。箱根には、古くからある七湯(湯本・塔ノ沢・宮ノ下・堂ケ島・底倉・木賀・芦ノ湯)に、明治以降に開発された十湯を加えた十七湯があるが、湯本温泉は十七湯の最古の湯として知られ、その歴史は1300年にもなると言う。湯本温泉には史跡や文化財が多く、宿泊施設も40軒以上ある。
連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「ビストロ」

連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「ビストロ」

「“ビストロ”ってなに?」って若い頃思ってた。テレビ番組の企画「ビストロSMAP」のお陰で言葉にはなじみがなかったわけじゃないけど、レストランでもないし、カフェでもない。街中に該当する店がそんなに昔はなかったからどんな店なのか頭でイメージがしにくい。けど、なんだかこじゃれたジャンルの店だということだけはわかる。だからかわからないけど、ごはんに行くときに、「じゃあ、“ビストロ”にしようか?」なんて言われたら気取ってていけ好かないヤツだと思ってた。
予測不可能な新しい旅への招待 デルヴォーがポップアップストアを表参道ヒルズにオープン|DELVAUX

予測不可能な新しい旅への招待 デルヴォーがポップアップストアを表参道ヒルズにオープン|DELVAUX

デルヴォーは表参道ヒルズ1階にて2022年6月4日(土)より、3か月間の期間限定ポップアップストアが開催される。また、これを祝して、東京エディション虎ノ門の屋外テラスにて期間限定レストラン“Delvaux Secret Garden”がオープン。
連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「洋食」

連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「洋食」

洋食の定義はむずかしくて、広義で言えば和食や中華といった東洋圏の料理ではないフレンチやイタリアンを含む西洋圏の料理を指すけれど、一般的にはオムライス、エビフライ、ハヤシライスなどを想起する。これらは、ペリー来航以後の幕末から明治初期にかけて日本に入ってきたもの。それが、西洋料理の食材を当時の日本が揃えることが難しかったり、日本人の味覚に慣れ親しんでなかったことから、日本でアレンジされて出来上がったものと言われている。
連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「豚カツ」

連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「豚カツ」

「御三家」と言ったら何を思い浮かべるか。僕は御三家という言葉に最初に触れたのが中学受験をした時なので「開成・麻布・武蔵」、または「桜陰・女子学院・雙葉」。小学校お受験の世界にどっぷりの都心のママパパたちだと「松濤・若葉会・枝光会」の幼稚園御三家を思う人もいるかもしれない(松濤幼稚園は閉園)。あるいは「吉田栄作・加勢大周・織田裕二」の平成御三家を思う人、もっと遡って「野口五郎・郷ひろみ・西城秀樹」の新御三家を思う人は僕らよりちょっと上の世代か。御三家とは江戸時代の徳川御三家「尾張徳川・紀州徳川・水戸徳川」から来ている言葉で、高いレベルで実力や人気が拮抗している3者のことを指している。平凡で優劣つけ難い似たり寄ったりの3者のことは御三家とは呼ばない。
連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「素材の個性を最大化する『韓国料理』」

連載エッセイ|#ijichimanのぼやき「素材の個性を最大化する『韓国料理』」

僕は新大久保育ちなので韓国料理にはうるさい。なんてことはない。韓国料理は好きだけど体質的に辛いものが合わないようでたくさん食べられないし、そもそも韓国に行ったこともないから本場を知らない。遊び盛りの10代~20代を新大久保で過ごしているので、「ハレルヤ」「松屋」「オムニ食堂」あたりは夜中に行きまくったし、人より多少、本場に近い韓国料理に触れる機会があった程度である。
豊かな自然を生かす技術と食。鳥取の魅力を堪能できるイベント「きなんせ鳥取!」|LOUNGE

豊かな自然を生かす技術と食。鳥取の魅力を堪能できるイベント「きなんせ鳥取!」|LOUNGE

雄大な自然が広がる鳥取県は、その自然だけではなく、「鳥取民藝」や全国でもレベルの高い品質と評価される「とっとりジビエ」といった自然を生かす技術や人、品、食も魅力の一つとして挙げられる。その魅力が堪能できるイベント「きなんせ鳥取!」が2022年3月16日(水)〜3月21日(月・祝)で開催され、それに先立ち2022年3月16日(水)に「とっとり民藝&ジビエセミナー」も開講された。
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