スポーツカー
「スポーツカー」に関する記事
至高のスーパースポーツ マクラーレンP1はこうして生まれた|McLaren
McLaren P1|マクラーレン P1至高のスーパースポーツマクラーレン P1はこうして生まれたMP4-12Cを生み出し、スポーツカーブランドとしてあらたなる第一歩を踏み出したマクラーレンの、フラッグシップモデルとして登場した「P1」。ジュネーブショーでワールドプレミアを飾った至高のロードレーサーを生み出した男たちに、大谷達也氏がインタビューをおこなった。Text by OTANI TatsuyaPhotographs from Geneva by MOCHIZUKI HirohikoなぜP1という名前に?マクラーレンといえば、よくいえば几帳面で真面目、悪くいうと杓子定規で融通が利かない集団のようにおもえるが、フラッグシップモデル“P1”の発表に際して取材したプログラムディレクターのポール・マッケンジー、それにデザインディレクターを務めるフランク・ステファンソンのふたりは明るく豪快で、よく笑う。とにかく、同社のイメージを覆してくれるようなキャラクターの持ち主なのだ。たとえば、マッ...
「Rライン」誕生25周年の記念モデル|Jaguar
Jaguar XKR-S GT|ジャガー XKR-S GT「Rライン」誕生25周年の記念モデルジャガー・ランドローバーは、「ニューヨーク オートショー 2013」の開催に先駆けて、「XK」の新型モデル「XKR-S GT」を発表した。Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)サーキットも走行可能なロードゴーイングスポーツカージャガーのハイパフォーマンスモデル「Rライン」の誕生25周年を記念し発表された「XKR-S GT」。この新型モデルは、同社のラグジュアリーサルーン「XK」をベースとするが、その辛口バージョン「XKR」のさらに上をいくスペックが与えられた。テーマは「サーキットも走行可能なロードゴーイングスポーツカー」。仕立てたのは、過去に「XKR-S」や「XJ Ultimate」「XFR-S」を手掛けるなど、スペシャルなクルマ開発を得意とするジャガー・ランドローバーのETO部門。搭載されるパワートレインはXKR-Sとおなじスーパーチャージャー付き5.0リ...
アストンマーティンの現在とこれから|Aston Martin
Aston Martin|アストンマーティン100周年を迎えたアストンマーティンについてあらためて聞くアストンマーティン CCO マイケル・ヴァンダー・サンデ氏 インタビューアストンマーティン100周年を祝うべく、来日したアストンマーティンのチーフコマーシャルオフィサー マイケル・ヴァンダー・サンデ氏に、OPENERSは、あらためてアストンマーティンとはなにかを質問した。Interview & Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Live Photographs by OTSUKI Takuma(OPENERS)つぎは200周年を──サンデさんは、どういったお仕事をなされているのかをまずお聞かせくださいわたしは、ワールドワイドでコマーシャル活動の全般を統括しています。クルマの販売、カスタマーサービス、ディーラーの管理、新車のローンチに関係したさまざまなこと、そして、お客様がアストンマーティンのクルマをたのしむためのお手伝い、これを統括するのがわた...
アストンマーティン ヴァンキッシュ&DB9に試乗|Aston Martin
Aston Martin Vanquish & DB9|アストンマーティン ヴァンキッシュ & DB9100周年をつげる2台のアストンマーティンに試乗アストンマーティン100周年をつげる、あらたなるフラッグシップとして、「DBS V12」にかわって登場した「ヴァンキッシュ」。そして、パリモーターショーにて新型に生まれ変わった、アストンマーティンの中核「DB9」。イギリス伝統のクラフツマンシップあふれる2台の美しいGTスポーツを、OPENERSは今尾直樹氏とともにテストした。Text by IMAO NaokiPhotographs by ABE Masayaなんたる野蛮!センターコンソールのエンジン始動スロットに、長方形のキイを決然と押し込む。スターターモーターがキュルキュルッとまわる。ヴァオッ! 雷鳴のごときうなり。573psの6リッターV12、AM11ユニットが目覚めたのだ。野獣の咆哮。ガソリンの爆裂音に、言葉にならぬ声を内心あげる。大砲の音にも似ている。身体の...
CLA 45 AMG ニューヨークでデビュー|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz CLA 45 AMG|メルセデス・ベンツ CLA 45 AMGCLA 45 AMG ニューヨークでデビューニューモデルラッシュで攻勢をかけるメルセデス・ベンツの勢いはアメリカでもなお衰えない。ニューヨーク国際オートショーでは、EV版の「Bクラス」である「Bクラス エレクトリック ドライブ」と「CLA 45 AMG」がワールドプレミアを果たした。くわえて、市販モデルの「CLAクラス」、「E 63 AMG Sモデル」のワゴンバージョン、「C 63 AMG エディション507」、「スマート フォー・ツー 電気自動車」はU.S.デビューを飾った。ここでは、CLA 45 AMGを紹介しよう。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)メルセデス・ベンツ最小にして最速のクーペCLA クラスがCLSクラスの弟分であれば、「CLA 45 AMG」は「CLS 63 AMG」の弟分だ。コンパクトで、しかし高級な、AMGの新時代を告げる4ドアクーペとメルセ...
スバル「WRX」がワールドプレミア|Subaru
Subaru WRX Concept|スバル WRX コンセプトスバルからスポーツセダンのコンセプトモデル、「WRX」がワールドプレミアニューヨーク オートショー 2013において、スバルは、次期「インプレッサ」ともくされるスポーツセダン「WRX」のコンセプトモデルをワールドプレミアした。Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)WRブルーのハイパフォーマンスカーが登場スバルの高性能車ではおなじみとなったエクステリアカラーの「WRブルー」を身にまとって登場となったのは、次期インプレッサをイメージしたデザインをあたえられたコンセプトカー「WRX」。スバルといえば、日本のメーカーとしては唯一、ボクサー(水平対向)エンジンを作りつづけるメーカーだ。当然のように、このコンセプトカーにもターボで過給されたボクサーエンジンを搭載し、ドライブトレーンは得意とする「シンメトリカルAWD」を組みあわせる。「あらゆる状況下でドライバーの意のままに操れる」とスバルがいうこのWRXコンセ...
アウディ RS 4 アバント 日本発売|Audi
Audi RS 4 Avant|アウディ RS 4 アバントRS 4 アバントが日本上陸アウディ ジャパンは、スポーティネスとラグジュアリーにおいてA4ラインナップの頂点に立つ「RS4 アバント」の日本発売を発表。4月10日より販売を開始する。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)最新のクワトロを獲得2012年3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアを果たしたアウディ「RS4 アバント」がついに日本上陸。「A4」のコンパクトなボディに、「R8」にも搭載されている4.2リッターV8 FSIエンジンを搭載する、A4のラインナップにおいてもっとも過激なモデルだ。最高出力は331kW(450ps)、 最大トルクは430Nm。7段Sトロニックトランスミッションを組みあわせることで、0-100km/h加速4.7秒を記録する。最高速度は250km/hで制御され、燃費はJC08モードで8.1km/ℓ。駆動方式は四輪駆動のクワトロだが、メカニズム的にはセンターディフ...
フェラーリ カリフォルニアに日本限定の特別仕様|Ferrari
Ferrari California 30 Giappone|フェラーリ カリフォルニア 30 ジャッポーネカリフォルニアに日本限定の特別仕様フェラーリ・ジャパンは、4月19~21日にかけて開催されるイベント「フェラーリ・レーシング・デイズ2013」において、「フェラーリ カリフォルニア 30」の日本特別仕様モデル「Ferrari California 30 Giappone(フェラーリ カリフォルニア30 ジャッポーネ)」を公開する。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)鈴鹿での初勝利から25周年を記念して今回発表されたのは、フェラーリのF1チーム「スクーデリア・フェラーリ」がF1日本グランプリで初勝利を飾ったときより25周年を記念してつくられた特別仕様車。ベースとなるのは、昨年9月のパリモーターショーで登場した、車両重量を30kg軽く、最高出力を30ps向上させた「カリフォルニア30」だ。ボディはビアンコ イタリアと呼ばれるマットホワイト、ルー...
マクラーレン MP4-12C スパイダー国内試乗|McLaren
McLaren MP4-12C Spider|マクラーレン MP4-12C スパイダー開放感を手に入れたスーパーカーマクラーレン MP4-12C スパイダーに試乗F1チームとして有名なマクラーレンがつくった、公道走行向けのスーパーカー「MP4-12C」。2012年8月には、そのオープン版たる「MP4-12C スパイダー」が発表され、直後の10月には日本国内でも発売となった。山崎氏による海外サーキット試乗記につづき、ついに国内への導入が開始されたこのオープンスポーツを、大谷達也氏が試す。Text by OTANI TatsuyaPhotographs by NAITO Takahitoナンセンスな議論だマクラーレン「MP4-12Cスパイダー」のボディ剛性がクーペ版とまったく変わらないという話題が巷を賑わせているけれど、実にナンセンスな議論だとおもう。なぜなら、MP4-12Cのボディは重さ75kgのモノセルと呼ばれるカーボンコンポジット モノコックが主な構造体となっているが、これはキャ...
アストンマーティンDB9が代官山T-SITEに登場|Aston Martin
Aston Martin DB9|アストンマーティン DB9アストンマーティンDB9が代官山T-SITEに登場東京 代官山のT-SITE内、蔦屋書店わきに4月10日(水)から14日(日)まで、アストンマーティン「DB9」が屋外展示されることが決定。100周年を迎えたアストンマーティンの中核を担う新型「DB9」に出会うチャンスだ。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)貫かれる英国車の世界OPENERSでもすでに、試乗記を掲載している、アストンマーティンの中核を担う新型「DB9」。この、英国クラフツマンシップがあふれるDBファミリー最新モデルが、代官山T-SITEに4月10日から14日の10時から18時まで、展示されることになった。あたらしい「DB9」は、2003年に登場した「DB9」と、2011年に登場した「ヴィラージュ」とを統合したような位置づけになるモデルで、2012年のパリモーターショーでデビュー。アストンマーティンのチーフコマーシャルオフィサー マイ...
モデルチェンジを果たした レクサス ISに先行試乗|Lexus
Lexus IS|レクサス ISレクサスの走りが輝くモデルチェンジを果たした レクサス ISに先行試乗日本でのレクサスブランドのスターティングメンバーにして、これまで、モデルチェンジを受けていなかった レクサス「IS」が、ついにモデルチェンジを果たす。レクサスのスポーツイメージの牽引役となる、新型ISの国内発売を目前にひかえ、レクサスは、箱根 ターンパイクを貸切って、ほぼ市販化モデルのプロトタイプによる大試乗会をおこなった。OPENERSは、河村康彦氏とともに、レクサスの走りを試す。Text by KAWAMURA YasuhikoPhotographs by ARAKAWA Masayukiこれならば戦える年頭のデトロイトモーターショーでその姿が公に発表され、アメリカ西海岸で開催された“プロトタイプ試乗会”の模様も当サイト上に掲載済みのあたらしいレクサス IS。レクサスファミリーの中では末っ子のこのモデルに、国内で乗れるタイミングがやって来た。ただし、今回乗る事ができたモデルも、...
ボルボS60 ポールスター ついに生産モデルへ|Volvo
Volvo S60 Polestar|ボルボ S60 ポールスターボルボS60 ポールスター ついに生産モデルへ17年のモータースポーツの経験から得た、ボルボのノウハウの結晶たる、「S60 ポールスター」が、ついに生産バージョンとして登場する。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)これぞ、真のポールスター「私たちは熱狂的な自動車好きの集団として、私たちが運転したいとおもうクルマをつくりました。これぞ、ドライバーズカーです。すでに高い完成度をほこっていたS60のシャシーに、私たちのモータースポーツから得た経験とテクノロジーを集結しました」ボルボのほこるモータースポーツ集団、ポールスターが自信をみなぎらせる、「S60 ポールスター」は、2013年6月後半に、まずはオーストリア市場に投入される予定の、ボルボのもっともスポーティなロードカーだ。アウトバーンからスペインの峠道、凍てつくスウェーデンと、何千kmにもわたる道でテストを繰り返し、ファクトリーチームのドライ...
ブガッティ 時速408.84kmで中国へ|Bugatti
Bugatti Veyron 16.4 Grand Sport Vitesse World Record Car edition|ブガッティ ヴェイロン 16.4 グランスポール ヴィッテス ワールド レコード カー エディションブガッティ 時速408.84kmで中国へブガッティは、今後の戦略上、もっとも重要な市場とみなす中国で、「ヴェイロン 16.4 グランスポール ヴィッテス」の記念モデルを公開する。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)世界最速のオープンカー市販のオープンカーとして、世界最高時速となる408.84km/hを記録したブガッティ「ヴェイロン 16.4 グランスポール ヴィッテス」。ブガッティは上海モーターショーで、この記録を達成した一台と、それをドライブした中国人ドライバー アンソニー・リュウとともに、記念となる限定車「ワールド レコード カー エディション」を発表する。とはいえ、記録達成車も、限定車も、通常のモデルも、基本的にはおなじも...
ランボルギーニ50周年を記念したアヴェンタドール|Lamborghini
Lamborghini Aventador LP 720-4 50° Aniversario|ランボルギーニ アヴェンタドール LP 720-4 50°アニヴェルサリオランボルギーニ50周年を記念したアヴェンタドール創業50周年を記念して、ランボルギーニは上海モーターショーで、フラッグシップモデル「アヴェンタドール」の特別モデル「アヴェンタドール LP 720-4 50°アニヴェルサリオ」を発表した。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)0-100km/h加速2.9秒!ランボルギーニ創業50周年を記念して100台限定で生産されるのが、50°のロゴプレートを装着する「アヴェンタドール LP 720-4 50°アニヴェルサリオ」。モデル名からもわかるように、最高出力は、通常モデルの700psを20ps上まわる720ps。高速シフトチェンジを謳う「ISR トランスミッション」によって、0-100km/h加速2.9秒、最高時速350km/hというスペックを誇る。空...
中国発のスーパーカーが登場|Icona
Icona Vulcano|イコナ バルカーノ中国発 スーパーカー イコナ バルカーノ登場中国からハイクオリティなスーパーカーが登場した。その成り立ちは? 上海モーターショーに参加した山崎元裕氏からのリポート。Text by YAMAZAKI Motohiro想像を超えるオート上海の開幕以前から、中国にあらたなスーパースポーツブランドが誕生するという情報は、世界を駆け巡っていた。上海市に本社を置くICONA=イコナがそれで、同社からは事前にエクステリアデザインの一部を見せるティーザーフォトも公開されていた。はたしてイコナとは、どのような新興スーパースポーツメーカーなのか。そして彼らの第一作はいかなる魅力を持つモデルなのだろうか。現在の段階では、まだコンセプトカーにすぎないが、それは想像をはるかに超える、素晴らしいフィニッシュ、そしてエンジニアリングを見せるモデルだった。オート上海で抱いた第一印象を率直に表現するのならば、このような言葉を用いるのがベストだろう。バルカーノ その成り立...