スポーツカー
「スポーツカー」に関する記事
ポルシェ911誕生50周年イベント 第3回|Porsche
Porsche 911|ポルシェ 91150周年 ワールドツアーリポート 第3回911の進化とは──996、997、991篇ポルシェ 911の50周年を駆け抜けるリポートも今回で最終回。最初の水冷911たる「996型」から、「997型」を経由し、最新の「991型」を比較。その体験から感じられた911の進化を島下泰久氏が語る。Text by SHIMASHITA Yasuhisa初代水冷911―996型タイプ「996」になると、まだまだ現役のクルマ、最近の話という感じがしてしまうが、発表されたのは1997年だから、もう16年も経っていることになる。つまり911の歴史の3分の1は、水冷化以降の話となるわけだ。エンジンが水冷化されただけでなく、長い歴史上はじめてボディ構造が完全に刷新されて、タイプ996は見た目も中身も近代的なスポーツカーへと進化した。当時、熱狂的なファン達は、この進化を必ずしも歓迎したわけではない。しかしいっぽうでこのタイプ996があらたなファンの獲得を実現したのも確か...
アストンマーティンの魂を見せつけるスピードスター|Aston Martin
Aston Martin CC100 Speedster Concept|アストンマーティン CC100 スピードスター コンセプトアストンマーティンの魂を見せつけるスピードスターアストンマーティンは、以前、CCO マイケル・ヴァンダー・サンデ氏が予告していたように、アストンマーティン創立100周年を記念する、「CC100」と名付けられたコンセプトカーを発表した。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)エキサイティングなのは今だ「CC100はアストンマーティンの誇らしい歴史を凝縮したクルマです。アストンマーティンのモータースポーツでの華々しい戦果、デザイン能力の高さ、技術的ノウハウがどんなものなのか、そのあらわれです。そして、なによりも、CC100は、我々が挑戦を愛していることを表現したクルマです」とは、アストンマーティンのCEO ウルリッヒ・ベッツ博士の弁。CC100は、アストンマーティンをアストンマーティンたらしめる、“アストンマーティンの魂”を強烈に見...
ジャガー「Fタイプ」が日本上陸|Jaguar
Jaguar F-Type|ジャガー Fタイプ50年ぶりの2シータージャガーついに ジャガー Fタイプ が日本にジャガーとしては50年ぶりとなる2シータースポーツカー、「Fタイプ」。2011年にその前身となった「C-X16」が公開されて以降、世界中で市販モデルの動向が注目されてきた。今日、ここ日本にも、ついに「Fタイプ」が上陸した。Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)スポーツカーブランドとしてのジャガーのマイルストーンジャガーブランドの未来を示唆し、ジャガー史上もっとも大きなマイルストーンになるとジャガーが位置づける、「Fタイプ」がついに日本上陸を果たした。そもそも、ジャガーのスポーツカー「Eタイプ」の後継として、「Fタイプ」の名を与えられた最初のクルマは、2001年に、当時フォード傘下だったジャガーから発表された。この時はミッドシップのスポーツカーだった。しかし、この「Fタイプ コンセプト」は、注目を集めるも、その後姿を消し、プロジェクトの続報は途絶えた。...
ルノー5に捧ぐ、本格スポーツ コンセプトカー登場|Renault
Renault Twin'Run Concept|ルノー トウィンラン コンセプトルノー5やクリオV6の進化版V6ミッドシップの本格スポーツ コンセプトルノーは、71回めの開催となるF1モナコグランプリにおいて、コンセプトカー「トゥインラン コンセプト」を発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)本気のスポーツコンセプト今回、モナコで披露されたコンセプトカーの名称は「トゥインラン(Twin'Run)」。その名前のとおり、今年4月にミラノ トリエンナーレで発表された「トゥインジー(Twin'Z)」の双子(twin)モデルにあたる。チューブラーフレームにガラス繊維ポリエステル複合素材で作成されたボディシェルを被せるという構造、ぎりぎりまで四隅に配置された四輪、その結果として限界まで切り詰められたオーバーハング、腰高のラインなど、兄弟としての共通点は多い。ただし、トゥインジーがピュアEVであったのにたいし、トゥインランは、全長わずか3,680mmと...
マクラーレン、P1を国内発表|McLaren
McLaren P1|マクラーレン P1マクラーレン最新型P1がジャパンプレミア3月に開催されたジュネーブショー2013でワールドプレミアを果たし、フェラーリ「ラ フェラーリ」や、ランボルギーニ「ヴェネーノ」とともに、新世代のスーパーカーとして注目を集めた「P1」がいよいよ、日本での発表をむかえた。Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)マクラーレンのレーシングテクノロジーが凝縮された1台MP4-12CやMP4-12C スパイダーを世に送り出したマクラーレンから、375台限定で生産されるスペシャルマシン「P1」が、ついに日本に上陸した。パワートレインは、最高出力625psを発揮するMP4-12Cと同型の3.8リッターV型8気筒エンジンながら、ターボチャージャーのブースト制御の見直し、それに電気モーターを組みあわせたハイブリッドシステムを採用することで、最高出力は916psまで高められている。さらには、最大で600kgものダウンフォースを発生するアクティブエアロダ...
ポルシェ ケイマンに試乗|Porsche
Porsche Cayman|ポルシェ ケイマンPorsche Cayman S|ポルシェ ケイマン Sポルシェ ケイマンに国内で試乗第3世代の「ボクスター」登場に遅れること8カ月。2代目「ケイマン」がいよいよ日本に上陸を果たした。すでにOPENERSではポルトガルでの試乗をお伝えしたが、今回は富士山麓で試乗の機会を得た。2シータースポーツカーの大本命を大谷達也氏がリポート!Text by OTANI TatsuyaPhotographs by MOCHIZUKI Hirohikoポルシェ家の一人前のスポーツカーとして認められたボクスターがモデルチェンジした段階であきらかになっていたとはいえ、新型ケイマンの全方位的な質感の向上には本当に目を見張らされる。エクステリアではボディパネルにより張りが出てプレミアム感を強調するいっぽう、エッジの効いたキャラクターラインは工作精度の精緻さを印象づけている。また、ホイールベースを先代より60mm延長するとともに、全高を10mm低くすることで手に...