クーペ
「クーペ」に関する記事
PORSCHE 911 GT3|さらなるパフォーマンスの向上
PORSCHE 911 GT3|ポルシェ 911 GT3さらなるパフォーマンスの向上ポルシェは1月28日、ジュネーブモーターショー(3月3日より開催)において、ニュー911GT3を披露することを発表した。文=ジラフエンジンは3.6リッターから3.8リッターへ今回の新型はマイナーチェンジが施されたモデルとなるが、かなり大きく手が加えられているという。まずはエンジンだが、こちらは先代モデルから排気量を200ccアップした3.8リッター 6気筒NA ボクサーエンジンが搭載されることが決定。これによりパフォーマンスも大きく向上し、最高出力で先代から20psアップの435ps、最高速度は約2km/hアップの312km/h、0-100m加速でコンマ2秒速い4.1秒を記録する。またGT3では初となる、ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム(PSM)が採用されることによって、スタビリティコントロールとトラクションコントロールが2段階で調節することが可能となり、より懐の深いドライビングを実現...
PORSCHE PANAMERA|今までのポルシェにはない新しい感覚
PORSCHE PANAMERA|ポルシェ パナメーラ今までのポルシェにはない新しい感覚ポルシェAGは2月13日、ポルシェ4番目のモデルとなるパナメーラのインテリアコンセプトを公開した。文=ジラフ自分だけの1台をつくり上げることが可能ポルシェの4ドアグランツーリスモ、パナメーラのインテリアにおける最大の特徴は、ダッシュボードからリアシートまでのびるセンターコンソール。このセンターコンソールによって4つのシートがそれぞれ独立し、今までのポルシェにはない新しい感覚となる、プライバシー性を強調した空間が実現している。ドライバーズシートでは、低い着座位置と低めに設定されたステアリングホイールによって、このクルマがポルシェファミリーの一員であることを感じることができる。これならばポルシェならではのダイレクトな走りを楽しむことが可能だろう。また、このパナメーラにはポルシェの伝統的な価値にくわえ、ユーザーがインテリアを自由にカスタマイズすることができる豊富なオプションを用意。スムース/ナチュラル...
Mercedes-Benz E CLASS COUPE|往年の名車を彷彿させる流麗なクーペ
Mercedes-Benz E CLASS COUPE往年の名車を彷彿させる流麗なクーペダイムラーは、メルセデスベンツの新型モデル「Eクラスクーペ」を発表した。文=ジラフ現行CLKと新型Eクラスの中間に位置するボディサイズ新型Eクラスクーペの特徴は、グリルに採用されたスリーポインテッドスターや、1955年型S220の“ポントゥーン”フェンダーをモチーフとしたリアフェンダーなどにみられる、流麗でスポーティなエクステリア。デトロイトで発表された新型Eクラスセダンのシャシーをベースとしたという情報や、そのヘッドランプやテールランプの形状から、セダンと共通な部分が多いようなイメージをもたれがちだが、じつはそのボディは新設計となる。全長4696mmはセダンより172mm短く、全幅1786mmは68mmも狭い。全高の1392mmにいたっては、78mmも低くく、ホイルベースは112mm短くなった。これは現行のCLKと新型Eクラスのセダンのちょうど中間に位置するサイズとなる。ヨーロッパでの販売は5...
Audi TT-RS|史上最強の“ツーリスト・トロフィ”
Audi TT-RS史上最強の“ツーリスト・トロフィ”アウディは、3月5日からはじまるジュネーブショーにおいて、TTの最強バージョン「TT-RS」を発表する。文=ジラフ0 - 100km/h加速は5秒以下を実現TTの最強バージョンたる同モデルの最大の特徴は、エンジンにある。搭載されるのは、新開発の直噴2.5リッター直5ツインターボ。かつてアウディは世界初の直列5気筒エンジンを開発し多くのモデルに展開していったが、1990年代の中頃にはカタログからその姿は消えた。それが今回、TT-RS用ユニットとして久々に復活するというのだ。アウディ関係者によれば、この「TT-RS」に搭載されるエンジンの最高出力は340ps、最大トルクは46kgm程度になる予定だという。このスペックから0 - 100km/h加速は5秒以下、最高速度は250km/h(リミッター作動)というパフォーマンスを現実のものとさせる。クーペとカブリオレ、同時にデビュー駆動方式はアウディが誇るフルタイム4WDのクワトロを採用。そ...
BMW X5 M & X6 M|SUVの「M」
BMW X5 M & X6 M|ビー・エム・ダブリュー X5 M & X6 MSUVの「M」BMWはX5とX6に「Mモデル」を設定することを発表した。SUVにMモデルが設定されるのは今回が初となる。文=ジラフエンジンは4.4リッターV8+ツインスクロールターボチャージャー今回発表された概要によると、両モデルに搭載されるエンジンは、新設計の4.4リッターV8エンジンに、ツインスクロールターボチャージャーを採用したもの。最高出力は555psを発揮し、最大トルクは69.7kg-mを記録するという。組み合わされるトランスミッションは、6速AT。このATは通常使用するDレンジにくわえ、スポーティな走りに対応する「S」モード、手動変速に対応する「M」モードが採用されるというから、従来のMモデル同様、軽快な走りが楽しめることは間違いなさそうだ。シンプルながらも存在感のあるエクステリアベースモデルとの外観上のちがいは、今までのMモデルと等しく、過剰な演出のないシンプルながらも存在感をしめす...
PORSCHE PANAMERA|ポルシェ第四のモデル、ついに登場
PORSCHE PANAMERA|ポルシェ・パナメーラポルシェ第四のモデル、ついに登場ポルシェは上海モーターショーにおいて、ニューモデル、4ドアグランツーリスモ「パナメーラ」のワールドプレミアを果たした。文=ジラフまずは3グレード構成からドイツでは、9月12日からの発売が予定されるパナメーラは、ポルシェならではの走りにくわえ、4人が快適に乗車できるという高級大型ツーリングサルーンとして、世界中から注目が集まるニューモデル。ポルシェでは、911、ボクスター/ケイマン、カイエンにつづく第4番目の車種として開発された。エンジンは、カイエンにも搭載される直噴のV型8気筒。パナメーラS、パナメーラ4Sに4.8リッターV8(400ps)が、パナメーラターボには4.8リッターV8ターボ(500ps)が採用され、まずはこの3車種から発売が開始されるという。また遅れて6気筒エンジン、ハイブリッドとバリエーションも増えていく予定だ。ポルシェの総力を注いで開発されたといわれるパナメーラ、日本でもすでにオ...
Mercedes-Benz SLS AMG|メルセデス・ベンツSLS AMGの内装を公開!
New Mercedes-Benz SLS AMG|新型メルセデス・ベンツSLS AMG新型スポーツカー「SLS AMG」の内装写真を公開ダイムラーは、2010年春に発売予定の新型スポーツカー「SLS AMG」の内装写真を公開した。コックピットのモチーフは航空機新型SLSは、ガルウイング式のドアを採用した新しいスーパースポーツ。3月にカモフラージュ姿の外装が公開されたが、全貌は明らかにされておらず、今回はじめて内装写真が公開された。ユニークなスイングウイングドアを開けると、スポーティな装いのインテリアが現れる。そしてそれはすぐに、エアクラフトのコックピットを想起させるだろう。航空機をイメージしたという内装は、翼のかたちをしたダッシュボードや航空機のスラストレバーを彷彿させるトランスミッションのシフトレバー、そして十字型のノズルが航空機のエンジンを彷彿とさせる4つのエアコン吹き出し口に、見事に反映されている。また、素材には、上質なナパレザーやメタルパーツ、オプションでカーボン繊維も用...
Volkswagen|フォルクスワーゲン「シロッコ」が17 年ぶりに復活!
Volkswagen SCIROCCO|フォルクスワーゲン シロッココンパクトでスタイリッシュなスポーツクーペフォルクスワーゲン グループ ジャパンは、前衛的なデザインとダイナミックな走行性能を併せ持つコンパクトスポーツクーペの「シロッコ」を発売した。写真=フォルクスワーゲン17年ぶりに復活! 進化を遂げたシロッコシロッコという車種を耳にして「懐かしい!」と思った読者も多いはず。1974 年、自動車の歴史に名を残す名車カルマンギアの後継車という位置づけでデビューしたシロッコ。1981 年に発売された2代目の生産終了が1992年であるから、なんと今回発売となった3代目は、17年ぶりの復活である。かつて世界中の人びとが心躍らせたフォルクスワーゲンのコンパクトクーペが、新たにプレミアムスポーツクーペとして現代に蘇った。1974年春、フォルクスワーゲン初のFFコンパクトクーペとしてデビューした初代シロッコ優れた走行性能“スポーツ”と低燃費“エコ”の両立よりスポーティに、そしてスタイリッシュ...
Volkswagen SCIROCCO|フォルクスワーゲン シロッコ 試乗(前編)
Volkswagen SCIROCCO|フォルクスワーゲン シロッコ 試乗(前編)365日使用できるプレミアム・スポーティクーペエンジンは1.4リッターと2リッターの2本立てシロッコは初代がゴルフに先駆けること1年の1974年にデビュー。2代目が81年で、だいぶ間があいて今回の3代目となる。365日使用できるプレミアムスポーティクーペが新型シロッコのコンセプトで、エンジンは1.4リッター+ツインチャージャー「TSI」(392万円)と、2リッター+ターボチャージャー「2.0TSI」(447万円)の2本立てとなる。一部の基本構成部品をゴルフと共有していながらも、2ドア+4座のシロッコはまったく異なったクルマに仕上がっている。ひとつは2リッター4気筒ガソリン直噴エンジンで、ゴルフにも本国では用意されている2リッターユニットとはほぼ別物の新設計。たとえばカムシャフトはゴルフではベルト駆動なのに対してシロッコはチェイン駆動。また振動低減のためのバランサーシャフトはシリンダーブロック内に配置し...
Audi|最速の「アウディ TT RS」を発表
Audi TT RS|アウディ TT RS最新最速の“ツーリスト・トロフィ”を発表アウディは、アウディTTの高性能バージョンである『TT RS』を発表。クーペとロードスターの2タイプが用意されるという。文=ジラフこの『TT RS』は、クワトロGmbHによって開発されたもので、最大の特徴は5気筒エンジンの採用。排気量は2.5リッターとなり、現行の高性能モデルTTSとくらべても500cc大きくなっている。またこのエンジンにはターボが搭載され、340hpという最高出力を達成。最大トルクについても、45.9kgmという数値が発表され、そのピークトルクは1600rpm~5300rpmのあいだ発生されつづけるという。この数値から、抜きん出るビックパワーを誇りながら、フラットで扱いやすいという特性をもったエンジンということが読み取れるが、実際にこのエンジンスペックから生み出されるパフォーマンスは、0-100km/h加速がクーペで4.6秒、ロードスターで4.7秒を記録。最高速はリミッターが作動する...
Volkswagen|フォルクスワーゲン「シロッコ R」発表
Volkswagen SCIROCCO R|フォルクスワーゲン シロッコ R歴代のシロッコのなかでも最強の1台フォルクスワーゲンは20日、『シロッコR』を発表した。このモデルは、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦するレーシングマシン「シロッコGT24」の技術をフィードバックすることで生み出された公道仕様。歴代のシロッコのなかでも最強の1台に仕上げられているという。文=ジラフスポーツ最強モデル「R」搭載されるエンジンは、アウディS3にも採用された2.0リッターの直4ターボをベースに吸排気系を中心にファインチューンが施され、最高出力が265ps、最大トルクで35.7kgmを発生させる。このパワー&トルクを余すことなく路面に伝えるべくチョイスされたトランスミッションは、6速MTと6速DSG。駆動方式は軽量化のため、敢えてFFが採用され、車重を1330kgに押さえることに成功している。足回りには強化サスペンション、強化ブレーキが組み込まれるほか、ESPに電子制御LSD・EDSを一体化さ...
Volkswagen SCIROCCO|フォルクスワーゲン シロッコ 試乗(後編)
Volkswagen SCIROCCO|フォルクスワーゲン シロッコ 試乗(後編)クルマは贅たくな精神の遊びだと感じさせてくれるフォルクスワーゲンが17年ぶりに復活させた2ドアクーペ「シロッコ」。ダウンサイジングコンセプトに基づく最新のパワーユニットを携えて登場した同車に試乗した。文=小川フミオ写真=河野敦樹ぐいぐいと背中を押すような加速感エンジンの比較でいうと、1.4リッター・ツインチャージャーエンジンの、鋭いレスポンスをより評価するむきもあるようだ。たしかに、たっぷりしたトルクと高回転まで回るスポーティな性格は、マニュアルのダイレクト感をもつデュアルクラッチのDSGギアボックスとよく合っていて、クルマを楽しむためには最適と思えるほどだ。それは同感なのだが、2リッターエンジンの自然なトルク感が捨てがたいのも事実。とくにコーナーからの脱出などでは、ぐいぐいと背中を押すような加速感を楽しませてくれる。インテリアはドイツ車の常で、黒を基調に、品質感を演出するものだ。黒というのは、色調の...
LAMBORGHINI GALLARDO LP550-2 Valentino Balboni|
LAMBORGHINI GALLARDO LP550-2 Valentino Balboniランボルギーニ ガヤルド LP550-2 ヴァレンティーノ・バルボーニ伝説のテストドライバーに捧げる1台ランボルギーニは、わずか250台の限定生産となるガヤルドLP550-2 ヴァレンティーノ・バルボーニを発表した。文=ジラフランボルギーニで唯一の後輪駆動ヴァレンティーノ・バルボーニとは、ランボルギーニ社の創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニに見出され、1960年代のランボルギーニ・ミウラから現在のガヤルド、ムルシエラゴにいたるまでのテストに携わったばかりでなく、ほとんどの生産車のステアリングを握り、ユーザーに納車される前の最終確認を行ってきたという伝説のテストドライバーの名。そんなバルボーニの偉大な功績に敬意を表して製作されたのが、このガヤルドLP550-2 ヴァレンティーノ・バルボーニだ。その大きな特徴は、走るよろこびを追求した結果、現在のランボルギーニ・ラインナップで唯一の後輪駆動...
PEUGEOT RCZ|プジョー RCZ
Peugeot RCZ|プジョー RCZ308CZの流れを汲むエクスクルーシブなクーペプジョーは、2007年のフランクフルトモーターショーで発表されたコンセプトカー「308CZ」の市販化モデル「RCZ」の発売を決定した。文=ジラフ車名に「0」がつかないはじめての市販車2007年のフランクフルトモーターショーで発表されたコンセプトカー「308RCZ」の流れを汲むニューモデル「RCZ」。その市販化にあたっては、あえて「308」シリーズから独立させ、プジョー伝統の「0」や「00」という数字がその名前につかない初の市販車となったのも話題となっている。今回の発表と同時に公開された7点の部分アップの写真からわかるのは、フロントマスクの形状はほぼ308シリーズと共通であること、そしてコンセプトカーと同様に、コンパクトな2+2クーペというスタイルを実現させるために、完全なクーペスタイルのリアデザインが採用されていることだろう。09年9月のフランクフルトモーターショーで正式発表ボディサイズは、コンセ...
BMW M3 M DCT Drivelogic|ビーエムダブリューM3 M DCT Drivelogic|第23回 (前編)|あのスーパーカーと同門の最新モデル
第23回 BMW M3 M DCT Drivelogic(前編)あのスーパーカーと同門の最新モデルBMWの高性能スポーツモデルの称号「M」。最新型「M3」に搭載される新型トランスミッション「M DCT Drivelogic」は、新しい時代のスポーツカーのあり方を示唆している。それはつまり、スポーツ走行にはマニュアルトランスミッションに限る、という時代の終焉なのかもしれない。文=下野康史Photo by BMWBMW M11万6200台の“M”ワタクシゴトながら、2008年は自動車マスコミ在籍30周年である。学校を出て、自動車専門誌の編集部に入ったのは1978年。スーパーカー・ブームは去っていたが、まだ余熱はあった。駆け出しの編集記者小僧時代にも、「フェラーリ308」「ランボルギーニ・ジャルパ」「ポルシェ911ターボ」「ロータス・エスプリ」といった華々しいスーパーカーに接近遭遇するチャンスは少なくなかった。運がいいと、ステアリングを握らせてもらうチャンスもあった。そのなかで、当時、も...