クーペ
「クーペ」に関する記事
BUGATTI VEYRON 16.4|ブガッティ ヴェイロン 16.4
BUGATTI VEYRON 16.4ブガッティ ヴェイロン 16.4最高のスーパースポーツブガッティの故郷であるフランスのアルザス地方、モールスハイムに新たにつくられたファクトリーから、300台限定で生産されるスーパースポーツが「ブガッティ・ヴェイロン」だ。1998年にブガッティというブランドを譲り受けたフォルクスワーゲンの、当時会長を務めていたフェルディナンド・ピエヒが開発陣に突きつけた要求は、1000psを上回るパワーと、400km/hを超える最高速だった。もちろん、ブガッティを名乗る以上は芸術的なスタイリングは欠かせない。伝統の半円形のラジエターグリルに流麗なラインが与えられたヴェイロンは、どこか懐かしさを覚える雰囲気を漂わせる一方、その中身は最先端のテクノロジーで固められている。軽量化と高いボディ剛性、そして、安全性の確保のために、ボディはカーボンモノコックを核に、アルミのフレームやボディパネルやステンレスなど、最適な素材が惜しみなく使われている。エンジンは、バンク角が極...
BENTLEY CONTINENTAL GT|世界最速の4シーター
BENTLEY CONTINENTAL GTベントレー コンチネンタルGT“世界最速の4シーター”ベントレーがフォルクスワーゲンの傘下に入り、新しい体制のもと、ゼロから開発が進められた初めてのモデルが、2003年に登場した「コンチネンタルGT」だ。1952年登場の「ベントレーRタイプ」に強い影響を受けたというデザインは、“マトリックスグリル”や丸目4灯のヘッドライトなどにベントレーらしさが見られる反面、レトロさは微塵もなく、またこれまでとは異なる引き締まった曲線がつくるスタイリングには、ニューモデルに賭ける彼らの意気込みが伝わってくる。新しいのはデザインだけではない。世界最速の4シーターを標榜するコンチネンタルGTは、ハードウェアにも最新のテクノロジーが惜しみなく投入された。たとえば、0-100km/h加速をわずか4.8秒でこなす駿足ぶりは、6リッター12気筒ツインターボエンジンの成せる技だ。この12気筒は通常のV型ではなく、V6をふたつ組み合わせたW型で、エンジンの全長を抑えるこ...
MASERATI GRANTURISMO S|スポーツとエレガンスを見事に表現した2ドアクーペ
MASERATI GRANTURISMO Sマセラティ グラントゥーリズモSスポーツとエレガンスを見事に表現した2ドアクーペマセラティが「グラントゥーリズモ」をモデル名として用いたのは、1947年の「A6 1500GTピニンファリーナ」が最初となる。レーシングカーの心臓をもつロードカーとして誕生した初代グラントゥーリズモが、その後のスポーツカーづくりの方向性を決定づけたのはいうまでもない。そして60年後の2007年、「マセラティ・グラントゥーリズモ」がラグジュアリースポーツとして復活を果たした。「グランスポーツ」の後継モデルとなる新型クーペは、ピニンファリーナがデザインを手がけ、ロングノーズの流れるようなフォルムが、マセラティ独自のスポーツとエレガンスを見事に表現している。このグラントゥーリズモをベースに、パフォーマンスを極めたのが、2008年のジュネーブショーに登場した「グラントゥーリズモS」だ。注目は、グラントゥーリズモの4.2リッターV8にかわりノーズに収まる4.7リッターの...
特集|BMWのニューモデル「X6」に見る“クーペ的”なこと
クーペはこの先、いかにあるべきか。BMWが出した答えのひとつが、ニューモデル「X6」だ。エレガントなクーペのデザインに高いユーティリティ性と走破性を融合させ、スポーツ・アクティビティ・クーペという新しいジャンルを開拓したこのモデルを前に、クルマにおける、ファッションにおける、そしてライフにおける「クーペ的」なことについて考えてみた。エレガントなクーペの衣に、高いユーティリティ性と走破性を融合させた、スポーツ・アクティビティ・クーペこと「BMW X6」がデビューした。BMWが考える、クーペの新しいかたちとはどんなものか。そのコンセプトとオリジナリティを紐解く。(08.06.24)「クーペ的」な服とは、たとえばスポーティでエレガントなスタイル。その要素を持つ、クルマとファッションの目利きが選んだボッテガ・ヴェネタ。その魅力を語るトークショーが開催される。(08.06.25)高級車メーカーとして、それぞれの時代を代表するクーペを生み出してきたBMW。そこに貫かれるのは絶対的なエレガンスと...
BENTLEY CONTINENTAL GT SPEED|ベントレー コンチネンタルGTスピード
BENTLEY CONTINENTAL GT SPEEDベントレー コンチネンタルGTスピード最高速326km/h新生ベントレーを象徴するモデルとして、2003年に登場した2ドアクーペ「コンチネンタルGT」が成功を収め、さらに4ドアの「コンチネンタル・フライングスパー」、カブリオレの「コンチネンタルGTC」が投入されたことで、高級車市場の勢力図は大きく変わりつつある。そんななか、ベントレーが放つ第4のコンチネンタルがこの「GTスピード」だ。2ドアクーペというスタイルこそ、コンチネンタルGTと変わらないが、フロントマスクを見比べれば、その違いを容易に感じ取ることができるはずだ。フロントロアスカートに大きく開けられたエアインテーク、よりアップライトなデザインに変更されたラジエターグリル。それらはボンネット下に収まるエンジンが、より多くの空気を求めていることを物語っている。それもそのはず、コンチネンタルGTスピードに搭載されるエンジンは、排気量こそコンチネンタルGTと同じ6リッターであり...
Audi TTS coupe|「アウディTT」の最上級モデル「TTSクーペ」デビュー
Audi TTS coupe|アウディTTSクーペ「アウディTT」の最上級モデル「TTSクーペ」デビューアウディ ジャパンは、デザインコンシャスなスポーツカー「アウディTT」の最上級グレードとなる「TTSクーペ」を、2008年9月2日に発売した。 アウディ ジャパンのドミニク・ベッシュ社長とTTSクーペ。 “アウディの年”にデビューする高性能TT2008年は「ザ・イヤー・オブ・アウディ」──。年初に発売したフェイスリフトされた「A8/S8」を皮切りに、新しいクーペ「A5/S5」、主力モデル「A4/A4アバント」、高性能ワゴン「RS 6アバント」と矢継ぎ早にニューモデルをリリースしているアウディに、またも新型が登場した。クローズドボディの「クーペ」、オープン「ロードスター」が揃う「TT」シリーズの新顔「TTSクーペ」は、パワフルなエンジンや強化された足まわり、専用デザインなどを与えられた高性能な最上級グレード。同郷の競合車を上まわるパフォーマンスをセリングポイントとする。 最大...
PORSCHE PANAMERA|最新グランツーリスモ「パナメーラ」、ティーザー発表
PORSCHE PANAMERA|ポルシェ パナメーラポルシェの最新グランツーリスモ「パナメーラ」、ティーザー発表 ドイツのポルシェAGは、新しい4ドア/4シーターのグランツーリスモ「Porsche Panamera(ポルシェ・パナメーラ)」のティーザーをスタートさせた。注目はハイブリッドバージョン2009年に導入が予定されているFRモデル、パナメーラ。今回発表されたティーザーイメージはフロント部分だけだが、今後は『The 4th dimension』なるサイトにて、また各媒体で展開される広告キャンペーンで順次情報が開示される。パナメーラは、「メルセデス・ベンツCLSクラス」や「マセラティ・クワトロポルテ」といったモデルと競合する。ポルシェと、同社が筆頭株主をつとめるフォルクスワーゲン(VW)とのタッグによりつくられるもので、ポルシェのライプツィヒ工場で車両組み立てを、同ツッフェンハウゼン本社工場でエンジンを、そしてVWハノーバー工場で塗装済みボディを生産する。最大のポイントは、ガ...
ザ ビートルのオーダーメイドを期間限定でスタート|Volkswagen
Volkswagen The Beetle│フォルクスワーゲン ザ ビートルVolkswagen The Beetle Cabriolet│フォルクスワーゲン ザ ビートル カブリオレザ ビートルのオーダーメイドを期間限定でスタートフォルクスワーゲン グループ ジャパンは23日、「ザ ビートル」と「ザ ビートル・カブリオレ」に期間限定でオーダーメイドできる特別受注生産車を発表。専用サイトをオープンするとともに、4月26日(土)から6月30日(月)まで約2カ月間にわたり受注する。 Text by YANAKA Tomomi450万通りのなかから選び出す、自分だけの1台「Create Your Own“The Beetle”Project」をキャッチフレーズに、フォルクスワーゲン グループ ジャパンではじめて展開されるオーダーメイドシステム。「ザ ビートル」でベースとなるのは1.2リッターエンジンを搭載するエントリーグレードの「Design」。オープントップモデル「ザ ビートル カブリ...
ニュー911の真相に迫る! 『911スニーク・プレビュー』レポート|ポルシェ
Porsche 911|ポルシェ 911より軽く、より速く、そしてよりエコに!ニュー911の真相に迫る!(1)今年のフランクフルトモーターショーにおける最注目株が“991型”と称される次期型ポルシェ 911だ。大幅なダイエットがほどこされた、先代とほぼ同寸のボディに、さらなるハイパワーと圧倒的な環境性能を手に入れた同車。その詳細を明らかにするイベント『911スニーク・プレビュー』が、ポルシェの本拠地 シュトゥットガルトにあるポルシェミュージアムで開催された。ジャーナリスト 河村康彦氏による現地レポートをお送りする。Text&Photos by KAWAMURA Yasuhikoポルシェ車初のCO2排出量200g/km切り!最近、新開発エンジンへと換装されたE 63 AMGのセダンが230g。「次期モデルではふたたび6気筒にもどる」と噂される、現在はV8エンジン搭載のM3が263g。「“300km/hクラブ”に初参入」と謳うXKR-Sが292g。そして、日本代表のIS-Fが2...
Ford Mustang V6 Sport Appearance|フォード マスタング V6 スポーツアピアランス
Ford Mustang V6 Sport Appearance|フォード マスタング V6 スポーツアピアランス往年のマスタングを彷彿させる特別仕様車フォード・ジャパンは、「マスタング」の特別仕様車「マスタング V6 スポーツアピアランス」を発表。現在、限定25台で販売中だ。文=谷中朋美絶大な人気を誇ったエクステリアカラー「グラバーブルー」が復活!マスタングは、大胆なスタイリングとパワフルなエンジン、リアホイールドライブによるエキサイティングなドライビングフィールで1964年に登場して以来、世界中のクルマ好きを魅了してきた。フォード・ジャパンでは、マスタングをフォードのブランドコンセプトである「Make Every Day Exciting」を具現するアイコンカーとして位置づけ。今回のスポーティな限定車を発売することで、フォードの存在感をアピールする狙いだ。「マスタング V6 スポーツアピアランス」は、3.7リッターV6エンジンを搭載。最高出力は307kW(418ps)/6,50...
CITROEN C4|シトロエン C4 マイナーチェンジを経たC4に試乗
CITROEN C4|シトロエン C4よりオーソドックスなモデルへと変貌した新型C4に試乗(1)シトロエン C4はフォルクスワーゲン ゴルフ・クラスの4ドアハッチバック。さきごろ日本発売された新型は、従来の欠点ともいわれた荷室容量を拡大。個性的だったスタイリングも一般的なものとなり、マーケットの拡大をめざすという。文=小川フミオボディ拡大により実用性がさらにアップ2011年7月1日より日本発売開始の新型シトロエン C4。従来型は2005年に日本市場に導入され、シトロエン登録台数の45パーセントを占めるヒットだった。今回は外観がオーソドックスになり、ロングルーフが強調され実用性のアピールが強くなった感がある。内装は質感があがった一方、先代の半透明型メーターなどは廃止され、ぐっとノーマルになった。1.6リッターの自然吸気とターボの2本立て。とくにターボ装着の「C4 エクスクルーシブ」はとりわけ楽しい。 新型C4の特徴は、機能性を前面に押し出したことともいえる。ボディサイズは、全長でプ...
PORSCHE PANAMERA Hybrid|ポルシェのハイブリッドは2010年
PORSCHE PANAMERA Hybrid|ポルシェ パナメーラ ハイブリッドポルシェのハイブリッドは2010年上海モーターショー09で、ポルシェ パナメーラ世界デビュー文=ジラフ1月5日、ポルシェは世界中がデビューを待ちわびる4ドアグランツーリスモ「パナメーラ」の世界初となる一般公開を決定した。その場所となるのは4月20~28日に開催される『オート上海』だという。パナメーラの世界デビューは、19日の記者会見で行われる予定。販売は夏の終わりとアナウンスされている。さらにポルシェは「パナメーラ」のハイブリッドモデルを2010年までに市場導入することを発表。搭載されるコンポーネントは、2010年までに市販予定のカイエン・ハイブリッドにも採用されるパラレル式のフルハイブリッドシステム。すでにカイエンの開発車輌は9ℓで100kmの走行を実現、リッター換算だと11.1km/ℓとなる。 このハイブリッドシステムは、ラゲッジコンパートメント内に配置されるバッテリーユニット、パワーエレク...
CITROEN C4│シトロエン C4 新型日本上陸
CITROEN C4│シトロエン C4新型C4が日本上陸プジョー・シトロエン・ジャポンは、ミドルレンジハッチバック「NEW C4」を7月1日から全国のシトロエン ディーラーネットワークで販売すると発表した。文=谷中朋美「セダクション」と「エクスクルーシブ」の2グレード構成2005年に初公開され、世界で100万台以上を販売した「C4」がフルモデルチェンジを果たした。昨年のパリモーターショーで公開され、販売間近とアナウンスされていたので、心待ちにしていたひとも多いのではないだろうか。あたらしい「C4」は、「C4 Seduction(セダクション)」と、「C4 Exclusive(エクスクルーシブ)」の2モデルを展開。 パワートレインは「セダクション」に1.6リッター自然吸気エンジンを搭載し、トランスミッションには高効率の新型トルクコンバーターを採用した電子制御4段オートマチックを採用した。最高出力は88kW(120ps)/6,000rpm、最大トルクは160Nm(16.3kgm)/4...
Lamborghini Aventador LP 700-4|ランボルギーニ アヴェンタドール LP 700-4 走りを動画で公開
Lamborghini Aventador LP 700-4|ランボルギーニ アヴェンタドール LP 700-4英国誌『AUTOCAR』が走りを動画で公開英国の自動車専門誌『AUTOCAR』は、You Tube上でランボルギーニのあたらしいフラッグシップである、アヴェンタドール LP700-4のインプレッションムービーを公開した。文=松尾 大最終的な結論は、ファンタスティック!ランボルギーニがムルシエラゴにかわるあらたなフラッグシップとして発表した、アヴェンタドールLP700-4。あたらしく設計された6.5リッターV12エンジンに、最速のシフト時間0.05秒を実現し、革新的なトランスミッションと謳われるISRトランス・ミッション、さらにカーボンファイバー製モノコックとプッシュロッド・サスペンションを備えた非常に野心的なモデルだ。『AUTO CAR』英国版編集部主筆で、飛ばし屋としてもしられるスティーブ・サトクリフによるアヴェンタドールの試乗記が同誌のYou Tubeアカウントで公開...
ランボルギーニ アヴェンタドール日本上陸!|Lamborghini
Lamborghini Aventador LP700-4|ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4ランボルギーニ アヴェンタドール日本上陸!(1)他に類のないスタイリングと、700psという超がつく高性能ぶりで、スーパースポーツカーのひとつの極を形成するランボルギーニの新型車「アヴェンタドール LP700-4」。報道陣むけの発表会が、東京国立霞ヶ関競技場を借りきって開催された。 文=小川フミオ写真=荒川正幸ランボルギーニの首脳陣が勢揃いしたジャパンプレミア7リッターV型12気筒をミッドシップして、四輪を駆動する、ランボルギーニのニューモデル アベンタドールLP700-4。2011年3月に発表され大きな話題を呼んだ。以来、世界各地でお披露目をおこない、11月末に日本にやってきた。 6.5リッターエンジンが生み出すトルクを前後4つの車輪に振りわけ、最高時速350km/hというモンスターだ。「英語でLast But Not Least、最後にひとつたいへん重要なことを、...