LAMBORGHINI GALLARDO LP550-2 Valentino Balboni|
CAR / NEWS
2015年4月16日

LAMBORGHINI GALLARDO LP550-2 Valentino Balboni|

LAMBORGHINI GALLARDO LP550-2 Valentino Balboni
ランボルギーニ ガヤルド LP550-2 ヴァレンティーノ・バルボーニ

伝説のテストドライバーに捧げる1台

ランボルギーニは、わずか250台の限定生産となるガヤルドLP550-2 ヴァレンティーノ・バルボーニを発表した。

文=ジラフ

ランボルギーニで唯一の後輪駆動

ヴァレンティーノ・バルボーニとは、ランボルギーニ社の創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニに見出され、1960年代のランボルギーニ・ミウラから現在のガヤルド、ムルシエラゴにいたるまでのテストに携わったばかりでなく、ほとんどの生産車のステアリングを握り、ユーザーに納車される前の最終確認を行ってきたという伝説のテストドライバーの名。

そんなバルボーニの偉大な功績に敬意を表して製作されたのが、このガヤルドLP550-2 ヴァレンティーノ・バルボーニだ。

その大きな特徴は、走るよろこびを追求した結果、現在のランボルギーニ・ラインナップで唯一の後輪駆動となったことだろう。パワフルなV10エンジンゆえに、ドライバーが思い描いた通りのラインをトレースしながら、簡単にドリフト走行へと持ち込むことも可能だという(もちろん安全面もしっかりと考慮され、アシスタント・システムにもガヤルドLP550-2 ヴァレンティーノ・バルボーニならではの味付けがなされる)。

またドライビング・ダイナミクスを向上させるために、このほかにもスプリング、ダンパー、スタビライザーをはじめ、タイヤにまで調整がくわえられているというから、そのこだわりは相当なものといえるだろう。

ランボルギーニ ガヤルド LP550-2 ヴァレンティーノ・バルボーニ|LAMBORGHINI GALLARDO LP550-2 Valentino Balboni<br />

ランボルギーニ ガヤルド LP550-2 ヴァレンティーノ・バルボーニ|LAMBORGHINI GALLARDO LP550-2 Valentino Balboni<br />

最高速度320km/h、0-100km加速は3.9秒

搭載されるエンジンは、ガヤルドとおなじくV型10気筒5.2リッター。最高出力550ps、最大トルク540Nmを発揮し、最高速度320km/h、0-100km加速は3.9秒を誇っている。

デザイン面にもそのこだわりは見てとれる。フロントパネルからルーフ、そしてエンジンカバーを通ってリアスポイラーまでつづくホワイト&ゴールドのストライプは、1970年代のスポーツカーのそれ。またこのモデルには8種類のボディカラーが用意され、ブレーキキャリパーは、ボディカラーによって、ブラック、オレンジ、またはイエローが選択されるという。

このカラーコンビネーションはインテリアにも反映されている。基本となるカラーはブラックだが、運転席と助手席にはホワイトのストライプが入り、センターコンソール全面には「ポーラ」ホワイトレザーが採用される。このホワイトがインテリアの強烈なアクセントとなっている。

強い個性と卓越した性能の融合。ランボルギーニを育てあげた伝説のテストドライバーに捧げるにふさわしい1台が誕生した。

BRAND HISTORY
イタリアを代表するスポーツカーメーカーとして、常に対比されるのがFERRARI(フェラーリ)とLAMBORGHINI(ランボルギーニ)だ。しかし、それは至極当然のこと。なぜならランボルギーニの原点は、フェラーリを超えることだったのだから。

フェルッチオ・ランボルギーニがスポーツカーメーカーのランボルギーニ社を興したのは1963年。彼が47歳のことだ。第二次大戦後、トラクターやエアコンで財を築いたフェルッチオは、それまでに数々のスポーツカーを乗り継ぐが、どれひとつとして彼を満足させるものがなかった。フェラーリも例外ではなく、ある日、フェルッチオがエンツォ・フェラーリに愚痴を並べると、「君はトラクターでも転がしていればいい」と返されたことから、自らのブランドを立ち上げ、打倒フェラーリを掲げたというのはあまりにも有名な逸話だろう。

早速ランボルギーニは1963年のトリノショーに先進のV12と美しいボディを持つ「350GTV」を送り込み、翌年には生産型の「350GT」を世に送り出した。その後は一世を風靡した「ミウラ」や「カウンタック」などを発表するが、トラクター事業のつまずきやオイルショックの影響などから、自らの名を冠したスポーツカーメーカは人手にわたることになる。

その後もランボルギーニ社は幾度も身売りの憂き目に遭うが、1998年、アウディの傘下に収まってからは、順調な成長を見せている。現在はV12エンジンを積む「ムルシエラゴ」とV10の「ガヤルド」をラインナップする。

           
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