Mercedes-Benz E CLASS COUPE|往年の名車を彷彿させる流麗なクーペ
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2015年4月20日

Mercedes-Benz E CLASS COUPE|往年の名車を彷彿させる流麗なクーペ

Mercedes-Benz E CLASS COUPE

往年の名車を彷彿させる流麗なクーペ

ダイムラーは、メルセデスベンツの新型モデル「Eクラスクーペ」を発表した。

文=ジラフ

現行CLKと新型Eクラスの中間に位置するボディサイズ

新型Eクラスクーペの特徴は、グリルに採用されたスリーポインテッドスターや、1955年型S220の“ポントゥーン”フェンダーをモチーフとしたリアフェンダーなどにみられる、流麗でスポーティなエクステリア。デトロイトで発表された新型Eクラスセダンのシャシーをベースとしたという情報や、そのヘッドランプやテールランプの形状から、セダンと共通な部分が多いようなイメージをもたれがちだが、じつはそのボディは新設計となる。

全長4696mmはセダンより172mm短く、全幅1786mmは68mmも狭い。全高の1392mmにいたっては、78mmも低くく、ホイルベースは112mm短くなった。これは現行のCLKと新型Eクラスのセダンのちょうど中間に位置するサイズとなる。

ヨーロッパでの販売は5月から

搭載されるエンジンはEクラスセダンと共通。ガソリンモデルについては「E250CGI」が1.8リッター直4ターボ(最高出力204ps、最大トルク31.6kgm)、「E350CGI」が3.5リッターV6(最高出力292ps、37.2kgm)の直噴を採用。「E500」いは5.5リッターV8(最高出力387ps、最大トルク54kgm)が与えられる。ディーゼルモデルでは「E250CDI」が2.2リッター直4ツインターボ(最高出力204ps、最大トルク51kgm)を、「E350CDI」が3.0リッターV6ターボ(最高出力231ps、最大トルク55.1kgm)を搭載する。

またガソリンE500をのぞいた全モデルには、パワーユニット以外のファクターで燃費性能を追求した「ブルーエフィシエンシィパッケージ」が標準装備され、なかでもディーゼルモデルのE250CDIは、欧州複合モード燃費18.9km/ℓという低燃費を実現している。

安全面での装備も、新型Eクラスのセダンと共通の先進装備を導入。インテリアではインストゥルメントパネルがクーペ専用設計となったほか、リアシートに独立2座タイプが採用されたのもクーペならでは。またセダンと同様、「アバンギャルド」「エレガンス」「AMGスポーツパッケージ」というグレードが設定されるという。

新型Eクラスクーペは、3月5日からのジュネーブモーターショーで正式発表される。その後、ヨーロッパでは5月から販売が開始される予定。また今回のEクラスクーペの登場により、CLKはカタログモデルからはずされることとなった。

           
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