シャンパーニュ
「シャンパーニュ」に関する記事

Chapter 6 クリュッグ|驚きに満ちたシャンパーニュ
KRUG|クリュッグ驚きに満ちたシャンパーニュこれは香水? テーブルに置かれたグラスにクリュッグ グランド・キュヴェが注がれると、まず、花束のような芳しい香りに、そして、グラスの底から立ちのぼるダイヤモンドダストのような繊細な泡にはっとする。鼻をかすめたはずの香りは、口にふくんだときには爆発し、つぎつぎと驚きがやってくる。クリュッグを飲めば、これが、シャンパーニュ以外の何ものでもないのに、明らかにちがう特別な存在感を放っていることに誰もが気づくのだ。Photo&Cooperation by Kenichi SaitoEdit&Text by Yumiko Akita一族の記憶で紡がれたスタイルクリュッグの初代当主、ヨハン・ヨーゼフ・クリュッグ氏は、ヴィンテージの出来、不出来によるバラツキがないシャンパーニュを求め、1843年にクリュッグを創立した。まだ、ランスにはセラーがなく、この場所が畑だったころの話である。以降クリュッグのスタイルには、シャンパーニュであることを凌駕する...

Chapter 7 ドン ペリニヨン|現在に受け継ぐインスピレーション
Dom Pérignon|ドン ペリニヨン現在に受け継ぐインスピレーション17世紀末、シャンパーニュ地方では、マルヌ西方の丘に建つオーヴィレール大修道院で盲目の修道士ドン・ピエール・ペリニヨンがセラーマスターを務めていた。彼は、後にシャンパーニュのメソッドとして知られる、アッサンブラージュ(ブレンド)の技術を約47年かけて開発していくことになる。その年の作柄に左右されることなく、良質な発泡酒をつくるため、品種、栽培地区、収穫年を混ぜ合わせるというメソッドだ。当時通常のワイン造りの4倍もの時間をかけてつくられたこの美酒の噂はすぐにフランス王ルイ14世の耳に届き、そのテーブルにも上ることになったと言われている。彼が受けたインスピレーション、飽くなき情熱と研ぎすまされた感性は、今も、ドン ペリニヨンに受け継がれている。Photo&Cooperation by Kenichi SaitoEdit&Text by Yumiko Akita最高級シャンパーニュのあるべき姿卓越した技術と...

HENRI GIRAUD|幻のシャンパーニュ「アンリ・ジロー」の魅力とは?
HENRI GIRAUD|アンリ・ジローフィネスとセダクティブを同時体験できる希有なシャンパーニュ 1シャンパーニュとは芳醇で旨味があり、よろこびをシェアするときに欠かせない飲物です。ソーシャルに必要なものであり、さまざまなカルチャーシーンで、人と人が出会ったときの熱に浮かされた状態を鎮め、親密な関係へと導いてくれます。女性と男性を出会わせ、シャンパーニュを媒介に優しい恋愛感情が湧き出すのです──(クロード・ジロー)Text by Yumiko AkitaPhoto by KFW HENRI GIRAUD今最も円熟味を迎えたメゾンアンリ・ジローのシャンパーニュを口にする機会があれば、現当主クロード・ジロー氏がインタビューで語った冒頭の言葉を完全に理解することができるはずだし、ふんわりといい気分にしてくれるシャンパーニュのセダクティブな側面はご経験ずみのことと思う。「王室御用達」「イギリスやモナコのごく一部の階級で消費されるもの」「幻のシャンパーニュ」と言われたこのメゾンは、380年...

EAT|7日間限定で「モエ ロゼ ラウンジ」が六本木にオープン
EAT|今宵、色めくロゼの舞台へ7日間限定で「モエ ロゼ ラウンジ」が六本木にオープンエレガントでグラマラスなシャンパーニュ「モエ・エ・シャンドン ロゼ アンペリアル」の世界を体感できる期間限定のバー「モエ ロゼ ラウンジ」が、3月25日(水)から3月31日(火)までの7日間限定で六本木にオープンする。Text by ENOMOTO Kozue(OPENERS)華やかな“ロゼ ソワレ”の世界で優雅なひとときを楽しむ「モエ ロゼ ラウンジ」のエントランスから伸びる美しいロゼカーペットを、パートナーにエスコートされて歩くと、たちまち目の前に華やかな“ロゼ ソワレ”の世界が広がる。会場内には極上のソワレを体感するためのさまざまな演出が用意されており、優雅で特別なひとときへと招待してくれる。ソワレとは、17世紀にフランスの社交界ではじまった夜会のこと。シャンパーニュや食事を楽しみながら、演奏に合わせて踊りや語りをおこなう洗練された交流の場だ。現在ではエレガントなイブニングパーティーとして、...

EAT|ヴィンテージシャンパーニュ「クリュッグ クロ・ダンボネ 1998」
クリュッグが開花させた、ピノ・ノワールを象徴する単一区画の魅力「KRUG CLOS D'AMBONNAY 1998」「クロ・ダンボネ」──モンターニュ・ド・ランス南東の丘陵地 ピノ・ノワールの産地として名高いアンボネ村の端に位置する、わずか0.68ヘクタールの庭とも呼べるような小さなブドウ畑。この単一畑で、単一年に収穫されたピノ・ノワールのみを使ってつくられる希少なシャンパーニュ「KRUG CLOS D'AMBONNAY 1998(クリュッグ クロ・ダンボネ 1998)」が発売された。Text by KAJII Makoto (OPENERS)宝石箱の中に大切にしまわれたようなブドウ畑から誕生クリュッグ5代目当主であるアンリ・クリュッグ氏とレミ・クリュッグ氏によってひそかに生産された、秘宝ともいえるシャンパーニュ「クリュッグ クロ・ダンボネ」。2007年にはじめて1995年のヴィンテージが発表されたが、時間をかけて本質を丹念に導き出し、究極のレベルまで高めた逸品として高い評価を得た...

EAT|日本の桜からインスパイアされた限定キュヴェ「ペリエ ジュエ ベル エポック エディション プルミエール 2007」発売
EAT|名門メゾンが贈る、日本の桜からインスパイアされた限定キュヴェ「ペリエ ジュエ ベル エポック エディション プルミエール 2007」発売“シャンパーニュの芸術品”とも称される由緒あるメゾン「ペリエ ジュエ」から、花が咲きはじめる春の喜びを表現した限定キュヴェ「ペリエ ジュエ ベル エポック エディション プルミエール 2007」が発売。この特別なシャンパーニュの登場を記念したイベントが、アンダーズ 東京で3月下旬まで開かれている。Text by YANAKA Tomomiアンダーズ 東京ではスペシャルなイベントも開催1811年の創業以来、伝統とクラフツマンシップを守りつづけ、繊細かつエレガントなシャンパーニュを生み出してきたペリエ ジュエ。他社に先駆け辛口シャンパーニュやビンテージ・シャンパーニュを発売するなど、細部まで妥協しないこだわりと技術によって老舗メゾンへと成長。ビクトリア女王やナポレオン3世の時代の芸術家をも魅了してきた。今回発売される限定キュヴェ「ペリエ ジュエ...

EAT|ヴーヴ・クリコが京都で春の訪れを祝うイベントを開催
EAT|京都・祇園甲部歌舞練場で祝う春の訪れ「VEUVE CLICQUOT P+INK IN THE BLOOM IN KYOTO」を開催1772年の創業以来、大胆な革新性と創造性でスリリングなシャンパーニュでありつづける「ヴーヴ・クリコ」。そのヴーヴ・クリコとともに春の訪れを祝うイベント「VEUVE CLICQUOT P+INK IN THE BLOOM IN KYOTO」が、3月13日(金)と14日(土)に京都・祇園甲部歌舞練場で開催される。Text by ENOMOTO Kozue(OPENERS)鮮やかな色彩に包まれて体感する幻想的な夜ヴーヴ・クリコでは、季節のはじまりを独創的なスタイルで祝うエレガントで刺激的な集まりを“シーズン”と呼び、その季節をヴーヴ・クリコとともに謳歌し、人生の素晴らしい瞬間を共有するというコンセプトのイベントを世界中で展開している。今回、京都で開催される「VEUVE CLICQUOT P+INK IN THE BLOOM IN KYOTO」は、春の...

フランスシャンパーニュ紀行|愉楽の泡を求めて
シャンパーニュは特別な飲み物である。そもそも、17世紀末に誕生して以来、時のフランス王を始め、何かにつけトレンドセッターだったと言われるポンパドール夫人や宮廷の貴族たちが歓喜して飲みたがった高級酒である。だからこそ、それがどうつくられているのかを知れば味わいが深まるに違いない。大切な人と飲む華やかなロゼ、特別な記憶をとどめたキュヴェ・プレステージ、ふくよかな芳香と豊穣な味わいにうちのめされる熟成ヴィンテージ……。この愉楽の泡の秘密を探りに、シャンパーニュ地方を旅し、訪ねたメゾンで出会った試飲記録をワインジャーナリストの斉藤研一氏の解説つきでご紹介する。次に味わう特別な時にふさわしい愉楽のシャンパーニュは、この中からチョイスしたい。Edit&Text by Yumiko AkitaPhoto&Cooperation by Kenichi Saito自然と人間の叡智で奇跡の泡づくりを行う7メゾンChapter 7Dom Pérignon ドン ペリニヨンシャンパーニュの帝王とい...

EAT|ドン ペリニヨンがジェフ・クーンズとコラボレーション
DOM PÉRIGNON|ドン ペリニヨンEAT|ボトル収納型オブジェ&限定ギフトボックスを制作ドン ペリニヨンがジェフ・クーンズとコラボレーションドン ペリニヨンがニューヨークの現代アーティスト、ジェフ・クーンズとコラボレーション。ボトル収納型オブジェ「バルーン・ヴィーナス・フォー・ドン ペリニヨン」と、数量限定のギフトボックス「ドン ペリニヨン by ジェフ・クーンズ」を発売。Text by KUROMIYA Yuzu遊び心に満ちた表現であらたな可能性に挑戦ニューヨークを拠点にポップとコンセプチュアル、そしてアプロプリエーションという3つをポピュラーカルチャーに融合させ、独自のユニークな作品を制作しているジェフ・クーンズ。今回のコラボレーションでは、彼の巨大な彫刻作品「バルーン・ヴィーナス」をドン ペリニヨンのイメージに合わせアダプテーション。ミニバージョンに姿を変えたオリジナル像が、ドン ペリニヨン ロゼのボトル1本を包み込むボトル収納型のオブジェ「バルーン・ヴィーナ...

EAT|門外不出のバック・ヴィンテージコレクション発売
PERRIER-JOUËT|ペリエ ジュエ「ペリエ ジュエ ベル エポック アート・オブ・ヴィンテージ」コレクション発売門外不出のバック・ヴィンテージコレクションプレステージ・シャンパーニュ「PERRIER-JOUËT(ペリエ ジュエ)」の200年以上の歴史で初めて、バック・ヴィンテージ「ペリエ ジュエ ベル エポック アート・オブ・ヴィンテージ」コレクションが日本の限られた店舗にて数量限定で発売される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)日本では各ヴィンテージ10本ずつのみ販売フランスのコート・デ・ブラン地区の最高級シャルドネを使用しブドウの出来が良い年にのみ生まれるシャンパーニュが、プレステージ キュヴェ「ペリエ ジュエ ベル エポック」。過去生産されたバック・ヴィンテージは、「ペリエ ジュエ ベル エポック」の歴史を物語る“アート・オブ・ヴィンテージ”としてメゾンに大切に保管されてきた。アート・オブ・ヴィンテージは、どのヴィンテージもおなじセパージュ(...

INTERVIEW|モエ・エ・シャンドン醸造最高責任者 ブノワ・ゴエズ インタビュー
INTERVIEW|モエ・エ・シャンドン醸造最高責任者 ブノワ・ゴエズ インタビューまったく異なる造りで、モエらしさは失われないのだろうか?グラン ヴィンテージは特別である(1)世界でもっともその名を知られるシャンパーニュ、モエ・エ・シャンドン。1743年にクロード・モエが創業して以来、つねにシャンパーニュにおけるトップメゾンでありつづけてきた偉大なブランドだ。約1150ヘクタールとシャンパーニュ地方でもっとも広く、2位のメゾンのじつに4倍の広さのぶどう畑を所有し、世界中に出荷されるシャンパーニュは毎年200万ケースを超えるという。そんなシャンパーニュの盟主とも言われるメゾンから、特別な1本、「グラン ヴィンテージ」があたらしいエチケットをまとって登場した。そこで、シェフ ド カーブ(醸造最高責任者)であるブノワ・ゴエズ氏にインタビューするとともに、東京・神宮前『Restaurant-I』でおこなわれた、世界的シェフとして知られる松嶋啓介氏とのコラボレーションイベントをリポートする...

INTERVIEW|「ペリエ ジュエ ベル エポック」限定品の魅力を、セラーマスターのエルヴェ・デシャンが語る
INTERVIEW|プレステージ キュヴェ「ペリエ ジュエ ベル エポック」初の限定品発売セラーマスター、エルヴェ・デシャン インタビュー(1)「皆さまに親しんでいただいているペリエ ジュエ『ベル エポック 2004』のボトルにゴールドの花と葉のモチーフがあらたに添えられて、豊かで美しい姿になった限定品『ペリエ ジュエ ベル エポック フローラル エディション』が誕生しました。人生の幸せの時間のためのシャンパンをぜひお楽しみください」――と語るのは、ペリエ ジュエの7代目セラーマスター(最高醸造責任者)、エルヴェ・デシャン氏。ベル エポック初の限定品のグローバル発信のために来日した際にお話をうかがった。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by HARA Emikoグローバル・ローンチを日本で開催した理由とは1811年の創業で、昨年200周年を迎えたプレステージ・シャンパーニュ メゾン ペリエ ジュエの輝かしい歴史にあたらしい1ページを...

EAT|インターコンチネンタル 東京ベイで“泡を楽しむ”イベントが開催
EAT|秋の味覚とともにシャンパーニュをグラスで楽しむホテル インターコンチネンタル 東京ベイで「Bubbles “By the Glass”」開催秋の味覚とともにソムリエが厳選したシャンパーニュとスパークリングワインが楽しめる「Bubbles “By the Glass”」が、ホテル インターコンチネンタル 東京ベイで12月31日(水)まで開催中だ。トリュフの芳醇な香りをふんだんに活かしたシェフのおすすめメニューとともに、ソムリエセレクションの“泡”を堪能できる。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)ドン ペリニヨンは3種類のヴィンテージを用意ホテル インターコンチネンタル 東京ベイでは、これから年末にかけて開かれる祝宴の席や、季節のイベントなどの特別なシーンに向けて、「ドン ペリニヨン ロゼ2003」「ドン ペリニヨン エノテーク1995」「ドン ペリニヨン2004」の3種類のヴィンテージを用意。さらに「Bubbles “By the Glass”」と題...

EAT|気鋭のシェフ6名が贅の限りを尽くす、わずか8席限定のスペシャルディナー
EAT|気鋭のシェフ6名が贅の限りを尽くす、わずか8名限定のスペシャルディナーマンダリン オリエンタル 東京で“食の芸術”を味わう「アート オブ ダイニング」開催正統派江戸前鮨から本格フレンチ、イタリアン、広東料理など、マンダリン オリエンタル 東京のレストランで活躍する6 名のシェフが腕を振るう、わずか8名限定のディナーイベント「アート オブ ダイニング」。2月20日(金)、同ホテル38階の「タパス モラキュラーバー」で開催される。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)ドン ペリニヨンともに味わう、和・洋・中の極上フルコースこのアート オブ ダイニングとは、「鮨 そら」「シグネチャー」「センス」「ケシキ」「ピッツァバー ON 38TH」など、マンダリン オリエンタル 東京が誇る、6店のシェフたちの心意気に満ちた料理が味わえる、ダイナミックなディナーイベント。今回その舞台として選ばれたのが、洗練された雰囲気と、まるで実験室のような臨場感が魅力の「タパス モラ...

EAT|愛するふたりを結びつけるかけがえのない絆を表現した「モエ ロゼ ブラックタイ コレクション」
MOËT&CHANDON|モエ・エ・シャンドン愛するふたりを結びつけるかけがえのない絆を表現数量限定「モエ ロゼ ブラックタイ コレクション」発売モエ・エ・シャンドンから、「モエ ロゼ ブラックタイ コレクション」が数量限定で発売中。美しいきらめきを放つピンクのロゼと、二人の絆を強めるリボンのようにデザインされたブラックタイは、大切な人と過ごす甘いひとときにぴったり。 Text by KUROMIYA Yuzuロゼ シャンパン×リボンが恋人たちに魔法をかけるモエ・エ・シャンドンのシャンパン・ボトル1本1本のネックを優しく包みこむ、おなじみの“ブラックタイ”。125年以上もの間、メゾンのボトルを上品に飾り、ボトルの中に収められたシャンパンの伝統と類まれなるクオリティを受け継いできた。このブラックタイを纏うボトルは、レッドカーペットを歩くグラマラスなタキシード姿を彷彿させ、お祝いの席に欠かせない世界的なシャンパンの象徴として、成功と華やかさを表現している。魅惑的なロゼ色に...