音楽的な美をウオッチに落とし込んだ「トッカータ ヘリテージ」
WATCH & JEWELRY / WATCH NEWS
2025年12月22日

音楽的な美をウオッチに落とし込んだ「トッカータ ヘリテージ」

 

Raymond Weil|レイモンド ウェイル トッカータ ヘリテージ

 
スイスの独立系高級時計ブランド、レイモンド ウェイルから、トッカータコレクションの新シリーズ「トッカータ ヘリテージ」のファーストモデルが登場した。創業50周年を目前に控え、ブランドの原点である伝統・革新・音楽性を見つめ直した本作は、手巻きムーブメントを搭載した2針デザインを採用。古典的な魅力と現代的な洗練が融合した意欲作だ。
 

Text by WASEDA Kosaku

伝統と革新を奏でる新シリーズ

 
レイモンド ウェイルは1976年、スイス・ジュネーブで時計職人レイモンド・ウェイルにより創業されたウオッチブランド。クオーツショックで危機に陥っていたスイスの伝統的な機械式時計産業の再興を目指し、音楽一家による家族経営を開始。現在は3代目のエリー・ベルンハイムがCEOを務めている。
 
“ミュージック&アート”をコンセプトに掲げる同ブランドは、高品質の時計を手の届く価格で提供することを信条とする。ザ・ビートルズ、ボブ・マーリー、ジャン=ミシェル・バスキアといった世界的アーティストとのパートナーシップでも知られている。
 
「トッカータ」とは、演奏者の技巧を華やかに披露する楽曲を意味する音楽用語のこと。2014年の誕生以来、シンプルでタイムレスなデザインと優れた実用性で世界中のファンに支持されてきた。新たな「トッカータ ヘリテージ」は、確立されたエレガンスを受け継ぎながら、現代的な感性とクラフツマンシップを融合させている。
 
特筆すべきは、機械式の温もりを存分に楽しめる手巻きムーブメントを採用しているところだ。ゼンマイを自ら巻き上げる感触や、シースルーバックから見える精緻なムーブメントの動きは、所有する喜びを高め、時計と持ち主の一体感を生み出す。
 
 
文字盤には時・分のみを表示するシンプルな2針デザインを採用。装飾を削ぎ落としたミニマルな構成は、クラシックなオーバルケースとの調和を生み出し、上品な印象を放つ。ポリッシュ仕上げのアプライドインデックスと、極限まで詰められたダイアルと針とのクリアランスにより、視認性も高められている。
 
ケースには、時計市場でも比較的珍しいオーバル(楕円)型のステンレススティールを採用。長辺と短辺の比率が絶妙に計算された薄型フォルムと緩やかなラグのカーブにより、ヴィンテージウオッチのような柔らかいデザインになっている。このデザインにより、手首に沿う快適な装着感を実現している。
 
 
カラーバリエーションは3つ。温かみのあるコッパー、落ち着いたオールドシルバー、深みのあるブルーが用意されている。どの色もサンレイ仕上げの光の反射によって表情が変わり、日常の光の下でも異なる印象を楽しめる。
 
創業50周年という節目を迎えるレイモンド ウェイルが、「ヘリテージ」という名を冠したモデルをリリースしたということは、半世紀にわたって培ってきた時計製造の技術と音楽への情熱、そして家族経営という独立系ブランドの矜持を受け継ぎながら、次の50年へと進む決意の表れにほかならない。
 
レイモンド ウェイル トッカータ ヘリテージ
ケースサイズ|33mm×38mm
ケース厚さ|6.95mm
ケース素材|ステンレススティール
風防|サファイアクリスタル(両面無反射コーティング)
ケースバック|シースルーバック
ムーブメント|手巻き キャリバーRW4100(SW210-1)
パワーリザーブ|45時間
防水性|3 気圧/30m
ストラップ|カーフレザー/ステンレススティール
カラー |コッパー/オールドシルバー/ブルー
価格|
<2280-PC5-80001、2280-ST-50001>29万7000 円(税込)
<2280-STC-64001/2280-STC-50001>27万5000 円(税込)
 
 
問い合わせ先

レイモンド ウェイル
https://raymond-weil.jp/

 
 
Photo Gallery