アート
「アート」に関する記事
ART|オープンアトリエ形式『IN SITU-1』展を開催
ART|アーティストのソ・ミンジョンがさまざまな刺激を受けながら滞在制作エスパス ルイ・ヴィトン東京でエキシビション『IN SITU-1』開催ルイ・ヴィトンが展開するアートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン」が東京、パリ、ミュンヘンの3カ所で、世界的に活躍する女性アーティストをフィーチャーした共同プロジェクト『IN SITU-1』を開催。日本では表参道にあるエスパス ルイ・ヴィトン東京で、韓国人アーティストのソ・ミンジョンによる滞在制作と作品展示が来年1月4日(日)まで開かれている。Text by YANAKA Tomomi東京、パリ、ミュンヘンの3カ所で同時開催エスパス ルイ・ヴィトン初の試みとして展開される東京、パリ、ミュンヘンの3館共同エキシビション『IN SITU-1』。それぞれの国に招かれた女性アーティスト3人が、in situ(その場で)作品の制作から展示までおこなう。クリエイティブな分野で活躍する女性に賛辞を贈ろうというルイ・ヴィトンの信念にもとづき、企画された今回の...
ART|アカデミー賞受賞監督の最新作を“間近”で堪能
ART|アカデミー賞受賞監督の最新作を“間近”で堪能エスパス ルイ・ヴィトン東京で『スティーヴ・マックィーン展』開催中今年3月、アカデミー賞の最高峰「作品賞」を受賞したスティーヴ・マックィーン。映画界での活躍も然ることながら、彼はもともと美術大学出身の映像アーティスト。ロンドンのテート・ギャラリーをはじめ、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、パリのポンピドゥーセンターなど、世界各地の美術館に作品が収蔵されている。そんな彼の最新作『Ashes(アッシズ)』が、表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で展示中だ。映画界とアート界、二つの世界を股にかけて活躍する奇才の作品を“間近”で堪能できるこの機会、お見逃しなく。Text by TANAKA Junko (OPENERS)無駄を削ぎ落としたミニマル表現の旗手1969年、イギリス・ロンドン生まれのスティーヴ・マックィーン。現在はロンドンとオランダ・アムステルダムを拠点に活躍する、世界的な映像アーティストであり、映画監督だ。スティーヴ・マック...
ART|エスパス ルイ・ヴィトン東京 『AWAKENING』
ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO|エスパス ルイ・ヴィトン東京『AWAKENING』ルイ・ヴィトン表参道ビル7階のアートスペース、「ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO」では、6月9日(土)から9月9日(日)まで、「AWAKENING」展が開催されている。いままで光あふれるスペースだったそこは、ほの暗く姿をかえ、フィンランドを代表する芸術家3人の作品が展示されている。同スペース2度目のグループ展だ。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)聖域のようなやすらぎ表参道というのは、表参道というくらいだから参道なのであって、それはつまり明治神宮の参道だということだ。明治にはいって、立憲君主国家となった日本の、その君主たる天皇は、東京という都市の中心にあって木々にとりかこまれた地に居を構えた。そうして、東京にすまう人びとの日常から、一定の距離がとられたことで、君主の神性、あるいは聖性は、より強調された――と、そう考えてみると、明治神...
ART|エスパス ルイ・ヴィトン東京『Monuments of Traffic』
ART|エスパス ルイ・ヴィトン東京『Monuments of Traffic』現在、東京は表参道のルイ・ヴィトン表参道ビル7階のアートスペース「ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO」では、ドイツ人アーティスト トーマス・バイルレによる『Monuments of Traffic』が開催されている。会期は9月1日(日)まで。バイルレによって演出された均衡のとれた空間には、エリック・サティの『家具の音楽』がながれ、ワイパーが指揮棒を振るう。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)ミニマルな空間建築、美術、音楽における“ミニマリズム”を、簡単に説明しようとするならば、それは、表現において基本的には同一の、ちいさな構成要素を繰り返して用いながらも、その繰り返しに、わずかな変化をくわえていって、ある程度の大きさをもった集団をつくりだす表現方法、とでもなるだろうか。今回、エスパス ルイ・ヴィトン東京に展示されている、ドイツ人アーティスト トーマス・バイル...
ART|エスパス ルイ・ヴィトン東京『Urban Narratives ―ある都市の物語―』
ART|エスパス ルイ・ヴィトン東京Urban Narratives ―ある都市の物語―ルイ・ヴィトン表参道ビル7階のアートスペース、「ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO」では、1月26日(土)から5月6日(月・祝)まで、 第6回目の展示として『Urban Narratives ―ある都市の物語―』が開催されている。今回は、キュレーターのナナク・ガングリー(Nanak Ganguly)率いる新進気鋭インド人アーティスト4名の作品を展示している。Text by Winsome Li(OPENERS)4人のインド芸術家の視点で社会の実情をアートに映す今回のグループ展はインドのコルカタ(西ベンガル州の都市)を拠点とする4人のアーティスト、 アディプ・ダッタ(Adip Dutta)、スネハシシュ・マイティ(Snehasish Maity)、セカール・ロイ(Sekhar Roy)、ピヤリ・サドゥカーン(Piyali Sadhukhan)の作品が展示され、キャンバスからマ...
LOUIS VUITTON|アートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン 東京」誕生
ルイ・ヴィトン|LOUIS VUITTONガラス張りの異空間アートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン 東京」が誕生アートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン 東京」が、ルイ・ヴィトン表参道ビル7階に2011年1月15日、オープンする。第1弾は、フランス人アーティストのグザビエ・ヴェイヤンの立体作品が展示される。文=谷中朋未パリ本店につづく2ヵ所めのアートスペース村上隆やスティーブン・スプラウスら国際的に有名なアーティストとパートナーシップを組むなど、ラグジュアリーと現代アートとの関係を深める取り組みをつづけているルイ・ヴィトン。表参道のランドマークともなっている、ルイ・ヴィトン表参道ビル7階にあたらしいアート空間「エスパス ルイ・ヴィトン 東京」を誕生させる。ルイ・ヴィトンのアートスペースは、2006年にオープンしたパリ・シャンゼリゼ通りにある本店につづき、2カ所め。パリのエスパスでは、年3回のコンテンポラリーアートのエキシビションや朗読会、アートトークなど「アート・オブ・トラベル」...
ART|エスパス ルイ・ヴィトン東京 『Madness is part of Life』
ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO|エスパス ルイ・ヴィトン東京Madness is part of Lifeルイ・ヴィトン表参道ビル7階のアートスペース、「ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO」では、9月29日(土)から1月6日(日)まで、『Madness is part of Life』展が開催されている。今回は、リオ・デ・ジャネイロを拠点とする、ブラジルの代表的現代芸術家、エルネスト・ネトの作品を展示。ところが、今回は美術の展覧会というよりも、どこかアトラクションのような様相を呈している。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)東京に浮遊する漁師の使う網のようなもののなかに、ゴムのボールのようなものがぎっしりとつまり、ソーセージのような形になって、それが、エスパス ルイ・ヴィトン東京のひろいスペースで、ハンモックのように天井からぶらさがったり、床のうえに置かれていたりする。天井からぶらさがっているほうは巨大で、空中にで...
ART|エスパス ルイ・ヴィトン東京『COSMIC TRAVELERS -Toward the Unknown』
エスパス ルイ・ヴィトン 東京|Espace Louis Vuitton TokyoART|COSMIC TRAVELERS -Toward the Unknownコズミック・トラベラーズ - 未知への旅ルイ・ヴィトン表参道ビル7階にひらかれたアートスペース、「エスパス ルイ・ヴィトン東京」は、1月21日(土)から5月6日(日)まで、同スペース初のグループ展にして、初の日本現代アートシーンに的を絞った展覧会『Cosmic Travelers -Toward the Unknown (コズミック・トラベラーズ - 未知への旅)』を開催する。Works: ©Louis Vuitton / Jérémie Souteyrat Courtesy of Espace Louis Vuitton TokyoPortrait: ©Louis Vuitton / Tadamasa IguchiText by SUZUKI Fumihiko (OPENERS)5人の日本人芸術家がつくる旅2011年1...
ART|『六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト』
ART│日本の現代アートの“いま”をグローバルな視点から問いかける『六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト-来たるべき風景のために』今年で開館10周年を迎えた森美術館の記念展となる『六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト-来たるべき風景のために』が2014年1月13日(月・祝)まで開かれている。Text by YANAKA Tomomi日本の現代アートに精通した30代のキュレーター二人を海外から招聘日本のアートシーンを総括する3年に一度の展覧会シリーズとして知られる『六本木クロッシング』。4回目となる本展では、東日本大震災以降、社会的な時間や意識が明確に高まっている現在の日本において、これまでのあらゆる社会通念や既存の制度に向けられた疑念(ダウト)から、どのような生産的な議論を生み出せるかという問題を提起しようと企画。田島美加《エキストラ》 2010年 Photo: Jason Mandella Courtesy: Sculpture Center, New...
ART|森美術館で『アンディ・ウォーホル展:永遠の15分』
ART|“20世紀を体現するアーティスト”国内史上最大級の回顧展森美術館で『アンディ・ウォーホル展:永遠の15分』20世紀を代表するアーティスト、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol,1928-1987年)の初期から晩年までを紹介する国内史上最大級の回顧展『アンディ・ウォーホル展:永遠の15分』。2月1日(土)から5月6日(火・休)まで、六本木の森美術館で開かれる。Text by YANAKA Tomomi名作が生み出された伝説のスタジオ「シルバー・ファクトリー」をほぼ原寸大で再現 スロバキア東部からの移民の三男として1928年に誕生したアンディ・ウォーホル。消費社会と大衆文化の時代を背景に、ジャンルを超えたマルチクリエイターとして20世紀後半を駆け抜けた。なかでも「キャンベル・スープ缶」など、日用品を主題にしたシリーズや「スターの肖像」シリーズなど、シルクスクリーンで大量に複製できる絵画は、美術界に大きな衝撃を与えるものとなった。かつて、「将来、誰でも15分は世界的な有...
ART|シャガールから初音ミクまで“愛”をテーマにしたアート展
ART|シャガールから初音ミクまで“愛”をテーマにした約200点を紹介六本木ヒルズ・森美術館10周年記念『LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで』森美術館で開館10周年を記念する『LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで』が4月26日(金)から9月1日(日)まで開かれている。古今東西、あらゆる芸術家たちにインスピレーションを与えてきた“愛”をテーマにした約200点が紹介される。Text by YANAKA Tomomi本邦初公開のフリーダ・カーロの作品や草間彌生の新作インスタレーションも登場2003年の開館記念展として『ハピネス:アートにみる幸福への鍵』展を開催した森美術館が、開館10周年記念展として、幸福につづく普遍的なものとして選んだテーマ“愛”。本展では「愛ってなに?」「恋するふたり」「愛を失うとき」「家族と愛」「広がる愛」の5つのセクションで、時代や地域を超えて選ばれた美術史を彩る名作や新作を通じて、複雑で変...
ART|イ・ブル展『私からあなたへ、私たちだけに』
ART|アジアを代表する韓国女性アーティストが世界初の大規模個展森美術館で『イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに』開催アジアを代表する女性アーティスト、イ・ブルによる個展が5月27日(日)まで森美術館で開催されている。身体を使った初期のパフォーマンスから、人間を超越した存在としての彫刻シリーズ、建築や都市模型をイメージさせる近年の作品まで、究極の身体、理想の社会を追い求めてきたイ・ブルの思考プロセスを感じられる世界初の大規模個展となっている。Text by YANAKA Tomomi歴史と個人史を編み込みながらつくり出される独自の世界観イ・ブルは1964年、韓国に生まれ、軍事独裁政権下に育った。1987年の民主化宣言を経て国家が急速な近代化や経済発展を遂げていく過程にアーティストとしてのキャリアを構築。クーデターや革命など、韓国の政治史や社会史を踏まえつつ、理想の社会やユートピアを模索し、そこに彼女自身の個人史を重ねあわせることで、独自の世界観をつくり出してきた。そんな彼女は1...
ART| 劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント!「会田誠展:天才でごめんなさい」
ART|劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント!生まれながらの芸術家・会田誠の世界に迫る「会田誠展:天才でごめんなさい」2012年11月17日(土)から2013年3月31日(日)まで、現代美術界の奇才「会田誠展:天才でごめんなさい」が、東京・森美術館で開催される。本展は、初期の代表作から最新作までの約100点を通して会田誠の全貌に迫る、世界初の大規模個展である。Text by MATSUDA Natsuki(OPENERS) 領域を選ばず、感性に訴えかける作品会田誠は1990年代初頭のデビュー時から、女子高生、エログロ、社会問題など多様なテーマをジャンルに縛られることなく発表しつづけている、先鋭的な日本の現代アーティストのひとりである。変幻自在かつコンセプチュアル、社会通念にたいする反発をあつかうことも多く、常識を覆す鮮烈な作品は批評的な視点もある。画力と発想の素晴らしさはもちろん、一度見たら忘れられないほどのインパクトを我われにあたえる。会田誠《「紐育空爆之(にゅうようくくうばくの...
ART|光を駆使した現代アートを“遊ぶ”『魔法の美術館』
ART│招待券を5組10名にプレゼント!光を駆使した現代アートを“遊ぶ”『魔法の美術館』(1)日本を代表するアーティスト11組が、光をモチーフに生み出した体験型の現代アートを楽しむことができる「光のイリュージョン『魔法の美術館』~Art in Wonderland~」が9月6日(金)から10月6日(日)まで、台東区上野の森美術館で開かれる。Text by YANAKA Tomomiアナログな手法から最新技術を取り入れたデジタルな作品まで19点が登場さまざまな表現方法により、日々無限大に広がる現代アートの可能性。しかし一方では、「むずしい」「わかりにくい」といった意見も少なくない。そんな現代アートを光と先端技術を用いて「見る・触る・参加する」をコンセプトにしたのが『魔法の美術館』だ。これまでに全国22会場をまわり、累計で約60万人を動員した本展。待望の東京での初開催が実現し、国内外のさまざまなエキシビションに出展し高い評価を得ている、日本を代表するアーティストたち11組が集結。光を...
ヨコハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR-世界はどこまで知ることができるか?-
タイトルは「OUR MAGIC HOUR-世界はどこまで知ることができるか?―」「ヨコハマトリエンナーレ2011」開幕!(1)3年に一度の現代アートの祭典「ヨコハマトリエンナーレ2011」が11月6日(日)まで3カ月間、横浜市の横浜美術館や日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)をメイン会場に開かれている。 文=谷中朋未時を越えたボーダレスな作品を展示4回目となるヨコハマトリエンナーレ2011のタイトル「OUR MAGIC HOUR-世界はどこまで知ることができるか?―」。総合ディレクターに横浜美術館の逢坂恵理子館長をむかえ、科学技術が高度発達している現代においても、まだまだ科学や理性では説明できない不思議、魔法のような力、神話、アニミズムなどにスポットを当てた。日本郵船海岸通倉庫や今回はじめてメイン会場となる横浜美術館を中心に、ヨコハマ創造都市センター(YCC)などの屋内外に国内外の77組、79人のアーティストらによる300点以上の作品が展示される。Ugo RO...