パリ現地リポート|INFINITI

パリ現地リポート|INFINITI

INFINITI|インフイニティEVのコンセプトカーをヨーロッパ初出展インフィニティは、同ブランド初のEVとなる「LEコンセプト」をパリモーターショーに出展、ヨーロッパでの初公開を果たした。Text by SHIMASHITA YasuhisaPhotographs by MOCHIZUKI Hirohiko市販前提の現実的なコンセプトインフィニティがパリサロンに出展した「LEコンセプト」は、単なるショーカーではなく市販化を見据えたEVセダンのプロポーザルだ。すでに4月のニューヨークモーターショーにて発表されているが、ヨーロッパでは初披露となる。ルノーの影響力もあり、EVへの補助金が充実しているパリが、その舞台にえらばれたのは納得というところだ。Cd値0.25という優れた空力性能を持つセダンボディには、日産「リーフ」のシステムをベースにしたパワートレインが搭載される。最高出力はリーフの80kW(107ps)から100kW(134ps)に向上。容量24kWhのリチウムイオンバッテリー...
次期エンツォに採用する新型シャシーの動画を公開|Ferrari

次期エンツォに採用する新型シャシーの動画を公開|Ferrari

Ferrari |フェラーリ次期エンツォに採用する新型シャシーの動画を公開フェラーリは、今年のパリモーターショーで次期スペシャルモデルに採用するカーボン製シャシーを発表し、今回あらたにその詳細を収めた動画を公開した。Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)フェラーリのシャシーは、かくしてつくられる「エンツォ・フェラーリ」につづく、次期スペチアーレとして開発が進められるフェラーリのニューモデルは、新開発のカーボンコンポジットシャシーが採用されることが、今回のパリモーターショーではじめて発表された。そのニュースはOPENERSでも先日お伝えしたとおりだが、今回あらたに動画3本が公開された。4種類のことなるカーボンファイバーで構成される新開発のシャシー。本編では、その構造を3DCGを用いて分かりやすく解説。またラミネート加工が施されたシャシーに別のコンポーネントを組み込み、オートクレーブで焼き上がるまでの様子がダイジェストで視聴できるようになっているのもおも...
イアン・カラム氏がジャガーF-TYPEを語る|Jaguar

イアン・カラム氏がジャガーF-TYPEを語る|Jaguar

Jaguar|ジャガージャガーデザイナー、イアン・カラム氏が「Fタイプ」を語るジャガーのスポーツカー、「Eタイプ」の後継車種が登場するという話題は、1998年、パリサロンで「XK180」というクルマが登場したところまでさかのぼる。2000年、この「XK180」をさらに発展させた「Fタイプ コンセプト」が登場。当時、フォード傘下で往年の人気車種の復活をふくめ、モデルレンジを拡大していたジャガーによる「Fタイプ コンセプト」は、ジャガー史上もっともコンパクトなスポーツカーとして、1からつくりおこされ、注目を集めた。その後、一度は途絶えてしまった「Fタイプ」計画。2010年、コンセプトモデル「CX-16」を経て、2012年、パリモーターショーでついに、市販車としての「Fタイプ」がデビューした。2000年の「Fタイプ コンセプト」時代から、スタイリングディレクターをつとめていたイアン・カラム氏に九島辰也氏がパリでインタビューした。Text by KUSHIMA TatsuyaFタイプは純粋...
ジャガーFタイプに試乗|Jaguar

ジャガーFタイプに試乗|Jaguar

Jaguar F-Type|ジャガー FタイプFタイプに試乗ジャガー生粋のスポーツカー「Eタイプ」の血を引く「Fタイプ」の登場は、レースで名を馳せたジャガーのブランドイメージを、再び、そして一気にスポーツに引き戻す使命を帯びる。果たしてFタイプは本当にそれだけの「スポーツカーとしてのマインド」をもちあわせているのだろうか? 河村康彦氏が、Fタイプを試す。Text by KAWAMURA Yasuhikoあたらしいジャガーのスポーツカースラリと長く伸びたノーズに、後輪の直前位置にレイアウトされた2つのシート──そんな、いかにもFRスポーツカーの典型らしいプロポーションでついに姿を現した量販型 Fタイプは、「前回のフランクフルトモーターショーに出展されたコンセプトクーペ「C-X16」を“オープン化”したら、きっとこんな姿になるだろうな……」とそんな予想をしたとおりの、なんとも魅惑的なアピアランスの持ち主だった。まるで鏡面のような映り込みでみずからの陰影を強調し、えもいわれぬ迫力をアピー...
パリ モーターショーの現場から Vol.1|Mondial de l’Automobile 2014

パリ モーターショーの現場から Vol.1|Mondial de l’Automobile 2014

Mondial de l'Automobile 2014パリ モーターショーの現場から Vol.1フランス最大の自動車ショー、パリ モーターショー2014がついに開幕する。メルセデス・ベンツの新生代スーパーモデル「AMG GT」をはじめ、ジャガーは新型サルーン「XE」を初披露。ランボルギーニからもプラグインハイブリッドのスポーツカーが登場するなど、大きな話題を集めている。フランス・パリで取材をおこなうモータージャーナリストの小川フミオ氏が、現地から速報レポートをお届けする。 Text by OGAWA Fumio今年はフォルクスワーゲン祭り10月4日から一般公開となる、パリの自動車ショー。今年はランボルギーニがプラグインハイブリッドのスポーツカーをお披露目するなど、フォルクスワーゲン祭りの色彩が濃い。注目のモデルを速報として紹介しよう。フォルクスワーゲン・グループとは、(読者のかたはご存じのとおり)フォルクスワーゲンを筆頭に、アウディ、ポルシェ、ベントレー、ランボルギーニ、ブガッテ...
PHEVのランボ「アステリオン LPI 910-4」を公開|Lamborghini

PHEVのランボ「アステリオン LPI 910-4」を公開|Lamborghini

Lamborghini Asterion LPI 910-4|ランボルギーニ アステリオン LPI 910-4ランボルギーニ初のPHEV「アステリオン LPI 910-4」を公開アウトモビリ・ランボルギーニは、パリ・モーターショーの開催にあわせておこなわれたフォルクスワーゲン グループの特別イベントで、同社初のプラグインハイブリッドとなるコンセプトカー、ランボルギーニ「アステリオン LPI 910-4」を初披露した。Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)900psオーバーのプラグインハイブリッドパリ・モーターショーの前夜祭として開催されたフォルクスワーゲンナイトで、アウトモビリ・ランボルギーニは、同社初のプラグインハイブリッドカー(PHEV)となるランボルギーニ「アステリオン LPI 910-4」を発表した。高出力ながら日常のドライブバビリティと快適性を実現し、あたらしいランボルギーニ エクスペリエンスを提供すると同社が謳う、このコンセプトモデルにつ...
アウディTTスポーツバック コンセプト発表|Audi

アウディTTスポーツバック コンセプト発表|Audi

Audi TT Sportback Concept|アウディ TTスポーツバック コンセプトアウディTTスポーツバック コンセプト発表フランスで開催されているパリモーターショーにおいて、アウディは事前発表されていた新型「TTロードスター」とあわせて、5ドア版TTとも呼べるアウディ「TTスポーツバック コンセプト」を発表した。Text by TAKEDA HiromiTTらしさを踏襲しつつ5ドア化今年春のジュネーブ モーターショーにて正式発表された第3世代のアウディ「TT」「TTS」には、10月4日から一般公開されるパリサロンにおいて「TTロードスター」「TTSロードスター」がワールドプレミアに供されることはすでにアナウンスされており、これで歴代モデルとおなじくクーペとロードスターからなるボディバリエーションが完成するかに見えていた。ところが同じパリサロンでは、事前情報もほぼ皆無のまま“サプライズ”が用意されていた。最新モデルのTTクーペを5ドア化したアウディ「TTスポーツバック コ...
超低燃費車にドゥカティのエンジンを搭載したXLスポーツ|Volkswagen

超低燃費車にドゥカティのエンジンを搭載したXLスポーツ|Volkswagen

Volksagen XL Sport|フォルクスワーゲン XLスポーツ1リッターカー「XL1」にドゥカティのエンジンを搭載XLスポーツ、パリでデビューフォルクスワーゲンは、極限の省燃費モデルを目指した「XL1」をベースに、グループ傘下のバイクブランド、ドゥカティのエンジンを搭載したコンセプトカーを、パリモーターショーにおいて発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)リッター100km超の超低燃費車に200psのエンジンXLスポーツの基礎となった、フォルクスワーゲン「XL1」は、“燃料1リッターで100km走行可能なクルマ”を目指してつくられたモデルで、欧州において250台限定で実際に販売されている。XL1のボディは空力性能を最大限優先してデザインされ、そのモノコックは大量生産に向いた最新のRTM法によって生み出される、軽量かつ堅牢なカーボンファイバー製だ。ミッドシップされるエンジンは、0.8リッターディーゼルターボとモーターを組み合わせたハイ...
あらたなフラッグシップサルーン「Q80インスピレーション」を発表|Infiniti

あらたなフラッグシップサルーン「Q80インスピレーション」を発表|Infiniti

Infiniti Q80 Inspiration|インフィニティ Q80 インスピレーションプレミアムサルーン セグメントに攻め込むあらたなウェポンインフィニティ Q80 インスピレーションを発表事前予告どおり、インフィニティはあらたなフラッグシップのコンセプト「Q80インスピレーション」を、パリモーターショーで発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)ラージセダン市場への挑戦状パリモーターショーにおいて、インフィニティはあらたなフラッグシップサルーンを予告するコンセプトモデル「Q80 インスピレーション」のワールドプレミアをおこなった。このモデルは、インフィニティが、プレミアムサルーンカテゴリーに参戦するという意思表示である。Q80インスピレーションのサイズは全長5,052×全幅2,027×全高1,350mmで、メルセデス・ベンツ「Sクラス」やアウディ「A8」、BMW「7シリーズ」やレクサス「LS」にちかく、いわゆるラージセダンと呼ばれるク...
新型ポロ GTI、パリでワールドプレミア|Volkswagen

新型ポロ GTI、パリでワールドプレミア|Volkswagen

Volkswagen Polo GTI|フォルクスワーゲン ポロ GTI新型ポロ GTI、パリでワールドプレミア現在開催中のパリ モータショーで、フォルクスワーゲンは「ポロ」にあらたなグレードを追加。新開発1.8リッターターボチャージャーエンジンを搭載したスポーツモデル「GTI」を発表した。Text by TAKEDA Hiromi待望のワールドプレミア日本でも大ヒット作となったフォルクスワーゲン「ポロ」はこの夏、大規模なマイナーチェンジが施され、フォルクスワーゲン最新のデザイン言語でリフレッシュされた。ところが、その最上級・最高性能バージョンに相当する「GTI」は従来型が継続販売されていたのだが、10月4日に開幕するパリ・サロンにて待望のワールドプレミアがおこなわれることになった。新型ポロGTI最大の注目ポイントは、搭載されるエンジンだろう。1.8TSI、つまり1.8リッターの4気筒ガソリン直噴ターボである。従来型ではスーパーチャージャーとターボチャージャーからなる2種類の過給機...
パリ モーターショーの現場から Vol.2|Mondial de l’Automobile 2014

パリ モーターショーの現場から Vol.2|Mondial de l’Automobile 2014

Mondial de l'Automobile 2014パリ モーターショーの現場から Vol.2世界的なモーターショーのひとつであり、現在フランスで開催中のパリ モーターショーの現場から、モータージャーナリストの小川フミオ氏がレポート。その第2段は、フランスのビッグスリーといわれる、プジョー、シトロエン、ルノーをはじめ、多くのブランドが開発にしのぎを削る、いまもっとも競争の激しいカテゴリーのひとつ“小型車”について。 Text by OGAWA Fumioパリの路上から自動車の都はどこだろう。ひとつは、パリかもしれない。街中の狭い道には小さなハッチバックがひしめくいっぽう、バカンスには家族でクルマで出かけ(週末に地方まで美食を楽しむなんてドライブもある)、社交界では大型高級車がよく売れる。フェラーリもかつては、ニューモデルの発表の場は、パリの自動車ショーで、と決めていた。いまはそうでもなくなったが、原則は尊重され、2014年秋のショーでも、華やかな「458スペチアーレ」をベースに...
ルノー、リッター100kmの小型PHVを発表|Renault

ルノー、リッター100kmの小型PHVを発表|Renault

Renault EOLAB Concept|ルノー イオラブ コンセプトリッター100kmの小型プラグインハイブリッドをパリで発表ルノーは、パリモーターショーにおいて小型のプラグインハイブリッドカー「イオラブ コンセプト」を発表した。量産時のことまで見据えた、現実味の強い一台だ。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)空力、軽量化、ハイブリッドで実現した低燃費ルノーがパリモーターショーにて発表したのは、小型ハイブリッドカー「イオラブ コンセプト」。最新テクノロジーを満載したコンセプトでありながらも、生産時のコストを想定した、リアリティのあるモデルとなっている。イオラブ コンセプトは、ガソリン1リットルで100kmを走行できる“リッターカー”を目指してつくられ、実際にその燃費はおよそ1ℓ/100km、CO2排出量22g/kmを達成している。そのために、おなじセグメントにある「クリオ(日本名ルーテシア)」とくらべて、30パーセントもの空力性能の向上、40...
パリ モーターショーの現場から Vol.3|Mondial de l’Automobile 2014

パリ モーターショーの現場から Vol.3|Mondial de l’Automobile 2014

Mondial de l'Automobile 2014パリ モーターショーの現場から Vol.3前回の記事につづき、今月19日までフランス・パリで開催中のモーターショーの現場から、モータージャーナリストの小川フミオ氏によるレポートが到着。3回目となる今回は“スポーツカー”がテーマ。「メルセデス AMG GT」を発表したメルセデス・ベンツを筆頭に、フェラーリ、そして初となるプラグインハイブリッドスポーツを発表したランボルギーニまで、 モーターショーの最新トレンドをさぐる。Text by OGAWA Fumioパリ モーターショーの現場から Vol.1パリ モーターショーの現場から Vol.2 高級スポーツカー市場に参入するメルセデス・ベンツパリには華やかなイメージがつきまとう。富裕層も世界中から多く集まる。そのため、高級車やスポーツカーが、パリの自動車ショーでは必ず耳目を集める。周囲に大きな人垣を作っていたのが、メルセデス・ベンツがデビューさせた、「メルセデス AMG GT」なるス...
パサート初のプラグインハイブリッドを公開|Volkswagen

パサート初のプラグインハイブリッドを公開|Volkswagen

Volkswagen Passat GTE|フォルクスワーゲン パサート GTEパサート初のプラグインハイブリッドをパリで発表フォルクスワーゲンは、パリ モーターショーで「パサート」初となるプラグインハイブリッドモデル「パサート GTE」を発表した。セダンとヴァリアント(ステーションワゴン)に用意されたこのモデルは、フル満タン&フル充電状態で1,000kmもの航続距離を確保し、同時にEVモードでは最高速度130km/h(ハイブリッドモードでは220km/h)、約50kmのゼロエミッション走行を可能とした。Text by SAKURAI Kenichiパリ-ロンドン間を無給油で走破可能第8世代となる新型「パサート」に導入されるプラグインハイブリッドモデルは、最高出力115kW(156ps)を発揮する1.4リッター直列4気筒DOHCターボのTSIエンジンに、85kW(115ps)の出力を持つ電気モーターとリチウムイオンバッテリーをくわえたパワーユニットを搭載。プラグインの名称どおり、家...
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