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「event/report」に関する記事
“The future of...”のタイトルに15分間で各々が答えたこととは?|NellyRodi™
NellyRodi™|ネリーロディ4組のクリエイターが語る「THE CREATIVE JOURNEY」(1)1985年、パリで創業したコンサルティング会社「NellyRodi™」。イノベーション及びクリエーション部門で高い評価を得て、東京やニューヨークにも拠点を置きグローバルに展開している。そして今春、パリ本社のコンシューマートレンドディレクターが来日するタイミングに合わせて、「THE CREATIVE JOURNEY」と題したトークイベントが渋谷の100BANCHで開催された。アート、まちづくり、インテリアデザイン、ビューティと各ジャンルで活躍するクリエイターに与えられたお題は“The future of...”。15分という限られた時間内で、彼らは何を語るのか。Photographs by EMORI Yasuyuki Text by MURATA Naoko NellyRodiによる2019-2020年の未来展望「THE CREATIVE JOURNEY」の会場となったのは、...
ミラノサローネ2018 MINI展示リポート|MINI
MINI|ミニミラノサローネ2018パッケージングの追求と通底するMINIならではの住まいの提案毎年4月に開催される世界最大規模の家具の見本市「ミラノサローネ」。昨今、自動車メーカーの出展も多いが、MINIもその例に漏れない。今年はいかなる展示を行ったのか。現地より小川フミオ氏がリポートする。Text by OGAWA Fumioますます人口が集中する都市にどう住むか昨今はライフスタイルブランドという呼び方を自動車メーカーは好む傾向にある。しかし実際にどこまで踏み込むかは、メーカーによってだいぶ異なる。なかでもMINIはかなり大胆だ。MINI LIVINGの名の下に、住宅の分野まで進んでいこうという勢いなのだ。「ミラノ デザインウィーク2018」でも、「MINI LIVING-BUILT BY ALL」と題して大々的なインスタレーションを展開。トルトーナ地区では倉庫を使ったスペースシェアという提案を、MINIならではのやりかたで見せてくれたのだった。MINIは、2017年のミラノデ...
人間パイロット vs ロボカー対戦の日は近い?|MOBILE WORLD CONGRESS 2018
MOBILE WORLD CONGRESS 2018|モバイル ワールド コングレス 2018人間パイロット vs ロボカー対戦の日は近い?今年2月26日から3月1日まで、スペイン・バルセロナにて国際的エレクトロニクス ショー「モバイル ワールド コングレス(MWC)」が開催された。通信事業者の団体が主催することから、5G通信に関するインフラ機器が数多く紹介される一方で、スカイタクシーや完全自動運転車などのモビリティーの展示も目立った。モバイルITと自動車産業のコラボも進み、より先進技術をアピールする場としてMWCは存在感を増しているように思えた。Photographs & Text by Akio Lorenzo OYA「CASE」を模索するなかで国際的エレクトロニクス ショー「モバイル ワールド コングレス(MWC)」が2018年2月26日から3月1日までスペイン・バルセロナで開催された。世界各地から2300を超える企業・団体が参加。来場者は10万人を超えた。エレクトロ...
コンコルソ・デレガンツァ・京都 2018|Concorso d’Eleganza 2018
コンコルソ デレガンツァ 京都 2018|Concorso d’Eleganza KYOTO 2018春の京都に咲き誇る、クラシックカーの華世界遺産に認定されている京都元離宮二条城において、3月30日から4月2日にかけて「コンコルソ デレガンツァ 京都2018」が開催された。第2回目となる今回のベスト オブ ショウはアルファロメオ「6C2500SSヴィラデステ」(1951)に決定した。Photographs by UCHIDA Shunichi & UCHIDA ChizukoText by UCHIDA Shunichi雅やかな桜とクルマの共演2016年12月に初開催された「コンコルソ デレガンツァ 京都」。二度目となる今回は、まさに花盛りな時期を迎えた二条城で行われた。「二条城といえば桜。なのでぜひ桜の季節に開催したかったのです」とは、主催者でありアートアクアリウムアーティストでもある木村英智さん。その言葉通り、見事に咲き誇る桜とクラシックカーの共演が実現した。ダットサ...
運転が「ゲーム」になる日|CES 2018
CES 2018 クルマ編運転が「ゲーム」になる日今年もラスベガスで開かれたCES(コンシューマー エレクトロニクス ショー)。現地を訪れた大矢アキオ氏が、自動車関連に注目してそのトレンドをお伝えする。Photographs & Text by Akio Lorenzo OYAもはや車は「走るスマートフォン」世界最大級のエレクトロニクス見本市「CES」が2018年1月に米国ラスベガスで開催された。近年ショーのスターである自動運転車は、もはや「見るもの」ではなく「乗るもの」となった。パーツサプライヤー「アプティブ」は、配車サービス大手「リフト」とのコラボレーションで、自動運転ハイヤーを会場と市内間で実際に走らせた。利用は無料。通常のリフト用アプリを介して予約する仕組みがとられた。Aptiv × Lyft : Self-Driving BMWTorc Robotics同様の試乗サービスを提供するサプライヤーは、ほかにも数社みられた。また、試乗できないものでも、会期中ラスベガス市...
ニューヨーク オートショーは新型SUV祭り|NYIAS 2018
New York International Auto Show 2018|ニューヨーク モーターショー 2018ニューヨーク オートショーは新型SUV祭りSUV祭りの様相を呈したニューヨーク国際自動車ショーが、2018年3月30日から4月8日にかけて開催された。キャデラックXT4をはじめ、SUVの新型が多く出そろった。Text & Photographs by OGAWA Fumio伝統ある自動車ショーキャデラック、メルセデス・ベンツ、トヨタ、スバル、ホンダ、日産といった名だたるメーカーがワールドプレミアの新型車を発表した2018年のニューヨーク国際自動車ショー(以下ニューヨーク オートショー)。まず注目すべきは地元代表キャデラックだ。ショーの前日にゲストを世界中から招いて全長4.6メートルを切るコンパクトSUV「XT4」を発表。「(XT4でもって)これまでに踏み出したことのないセグメントに参入します」。発表会の席上でキャデラックのヨハン・ダ・ネイシン社長はそう語った。C...
OLEDの「大峡谷」から自動通訳イヤフォンまで|CES 2018
CES 2018リポート 家電・エレクトロニクス編OLEDの「大峡谷」から自動通訳イヤフォンまでPhotographs by Akio Lorenzo OYA / Mari OYAText by Akio Lorenzo OYAIoT家電、加速するマンハッタン風の町並みの向こうに“エッフェル塔”がそびえ、その先にはヴェネツィアのリアルト橋風の歩道橋が掛かるラスベガスの街並み。そこに出展企業による自動運転車がたたずむ光景は、まるで仮想都市に迷いこんだかのような錯覚を与えてくれた。世界最大級の家電・エレクトロニクス・ショー「CES」。1月9日から12日まで開催された2018年度は、昨年とほぼ同数である3900の企業と団体が11の会場にブースを繰り広げた。このイベントの主役である家電・エレクトロニクス部門には、ラスベガス・コンベンションセンターの中央ホールが充てられている。今年の見どころは、「Googleアシスタント」「Amazon Alexa」といったAIアシスタントとIoT家電のさら...
ジュネーブショー2018リポート ショーの華、コンセプトモデルが示す"未来"
Geneva Motor Show 2018|ジュネーブ モーターショー 2018ジュネーブショー2018リポート2ショーの華、コンセプトモデルが示す"未来"歴史あるモーターショーであるとともに、地元に大きなメーカーを持たない地の開催ということも相まって、毎年、非常に国際色豊かな展示で盛り上がりをみせるジュネーブモーターショー。その2018年現地リポート後編では、ショーの華でもあり、ブランドの未来を知ることのできるコンセプトモデルを中心に報告する。Text & Photographs by OGAWA Fumio電動化のフォルクスワーゲングループ2018年のジュネーブモーターショーは百花繚乱。ハイパースポーツカーあり、SUVあり。そのなかで注目は、コンセプトモデルである。コンセプトモデルとは(わざわざ説明もいらないだろうけれど)メーカーの将来に向けての方針をかたちにしたクルマ。市販車と近い場合もあれば、かなり大胆なときも。Volkswagen I.D.Vizzion2018...
ジュネーブショー2018リポート 市販モデルに見る各ブランドの"今"
Geneva Motor Show 2018|ジュネーブ モーターショー 2018ジュネーブショー2018リポート1市販モデルに見る各ブランドの"今"3月6日にスタートし、18日に幕を閉じたジュネーブモーターショー2018。歴史あるモーターショーであるとともに、地元に大きなメーカーを持たない地の開催ということも相まって、例年非常に国際色豊かな展示で盛り上がりをみせる。現地を訪れた小川フミオ氏によるリポート。前編では、各ブランドの“今”を知ることのできる市販モデルにフォーカスをあてる。Text & Photographs by OGAWA Fumio新型がひしめく濃密なショー2018年で88回を数える歴史あるジュネーブの自動車ショーが3月に開催された。注目すべき点はニューモデルの多さだった。ジュネーブの自動車ショーの会場は空港の隣り。この立地は長く変わっていない。会場もそれほど大きくないのだが、2018年はとりわけ内容が濃い。ニューモデルをみると、大きく分けてSUV、スポーツ...
東京オートサロンのキーワードは「スポーツ」と「カスタマイズ」|TOKYO AUTO SALON 2018
TOKYO AUTO SALON 2018|東京オートサロン 2018「スポーツ」と「カスタマイズ」の東京オートサロンもともとはドレスアップカーを中心としたプライベート色の濃いイベントだった「東京オートサロン」。自動車メーカーが集客効果に注目するようになってからは規模も拡大し、今では国内有数の自動車ショーへと成長した。今年も幕張メッセで開催され大いににぎわったオートサロン2018。その模様を小川フミオ氏がレポートする。Text & Photographs by OGAWA Fumio国内屈指の規模に成長したクルマショー日本で最も人気の高いクルマのショーともいえる東京オートサロン。2018年の話題は公道を走るWECマシンといえるGRスーパースポーツコンセプトだ。2018年1月12日から14日にかけて幕張メッセで開催された東京オートサロン。880台の車両が出展されるという大きな規模で、入場者数は30万人を超えたという。東京オートサロンといえば、もともとはモータースポーツにインス...
古典車と過ごす優雅な週末|Chantilly Art & Elegance Richard Mille
Chantilly Art & Elegance Richard Milleシャンティ・アート&エレガンス・リシャール・ミル古典車と過ごす優雅な週末今年で4回目を迎えた「アート&エレガンス」は、夏に欧米各地で開催されるヒストリックカーの祭典を締めくくるイベントとして近年注目を集めている。クルマに美食、そしてアートを組み合わせた、洒落たエンターテインメントの模様を大矢アキオ氏がレポートする。Photographs by Akio Lorenzo OYA/ Mari OYAText by Akio Lorenzo OYAコンクールシーズンを締めくくる夢の祭典欧州や米国でヒストリックカーを愛する紳士淑女の社交場といえばコンクール・デレガンスである。欧州では毎年5月イタリアで開催される「コンコルソ・ヴィラ・デステ」をスタートに、夏の間各地で催される。Ferrari 250GT “Breadvan”1963Ferrari 512M 1970-71そうしたシーズンのエピローグを飾るイベ...
“モーター”ショーの向かう先|IAA 2017
IAA 2017|フランクフルト モーターショー 2017“モーター”ショーの向かう先次はフェードアウトか「有人ドローン館」かフランクフルト モーターショーの現地に足を運び、現地の熱と報道を肌で感じた大矢アキオ氏。市販モデルの傾向はもとより、俯瞰してみたとき見えてくる、モーターショー自体の未来についての考察。Photographs by Akio Lorenzo OYA / Mari OYAText by Akio Lorenzo OYA今年はiPhoneにはかき消されなかったがフランクフルト モーターショーにおける過去数回のライバルは、ずばり「アップル」であった。具体的には彼らが、ショーとほぼ同時期に大西洋の向こうで催す新製品発表会だ。BMW i8 Memphis StyleLamborghini Aventador S Roadsterメディアの多くは、たとえ夏中にメーカーが配信するコンセプトカーや新型車のティザー画像を並べ立てていても、いざ新しいiPhoneが発表されると...
フランクフルト モーターショー 2017 コンセプトカー編|IAA 2017
IAA 2017|フランクフルト モーターショー 2017フランクフルト モーターショー 2017 コンセプトカー編ステイ チューンド ! ニューモデルの登場や新技術の発表がなされ、盛況を博した今年のフランクフルト モーターショー。そのなかでも、ショーの華ともいえるコンセプトモデルは、空を飛んだり、自動で運転できたりと、ひと昔前はSF小説で見たような機能を実際に備えたものも多く登場した。今年も現地に足を運んだ、大矢アキオ氏による総括リポート。Photographs by Akio Lorenzo OYA / Mari OYAText by Akio Lorenzo OYA photo過去への反省と未来への電動化「国内外における私たちの業界には、重大な過ちがあった。一つは起きてはいけない過ち。二つめは私たちの産業が描こうとするイメージに反してしまった過ち、そして認識し、徹底的に追求するうえでの過ちである」2017年9月12日から24日まで開催された第67回フランクフルト モーターショ...
戸田恵子×植木 豪|60th Anniversary LIVEを終えて
60th Anniversary LIVEを終えて沢山の方の支えをいただき、人生60年目の節目となる記念ライブを無事成功に終わらせることができました。そこで今回は構成・演出・振り付けをしてくれた植木豪氏と一緒に、むちゃくちゃ楽しかったライブの振り返り&反省会です。Text by TODA Keikoアーティスト・戸田恵子を発信するべく戸田恵子(以下、戸田)・植木豪(以下、植木) いや~終わっちゃいましたねぇ~!! お疲れ様でした~!!戸田 まずは今回のライブ、構成・演出・振り付けをしてくれた豪には心から感謝しています。植木 とんでもない。僕もとても光栄でした。戸田 これまでもアニバーサリーライブに関しては私のことをよく知る仲の良い人に演出をお願いしてきたのだけど、はてさて60歳の記念すべき還暦ライブを誰にお願いしようと考えたところ、めちゃくちゃ近くにその人は居ました(笑)。植木 そうですね(笑)。特にこの10年は色んな事を積み上げてきて、姉さんの公私ともに色々分かってますからね。戸...
グッバイ・ジャズ、ハロー・ラジオ!|Villa d’Este
Concorso d’Eleganza Villa d’Este 2017コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2017グッバイ・ジャズ、ハロー・ラジオ! ヨーロッパのヒストリックカー・ソサエティにおいて、春から夏は自らのクルマを愉しむとともに、仲間のコレクションを愛でる季節である。その幕開けが、イタリア北部コモ湖畔を舞台に催される「コンコルソ デレガンツァ ヴィラ・デステ」、通称「ヴィラ・デステ コンクール」だ。現存する世界最古の自動車コンクールに、今年も世界からとびきりのクルマたちが集った。Photographs by Akio Lorenzo OYA/ Mari OYAText by Akio Lorenzo OYA3台のワールドプレミアもヴィラ・デステ・コンクールの起源は第二次大戦前に遡る。当時、高級車の多くは、エンジン付きシャシーとボディは別々にオーダーしていた。メーカー自身がボディ製作者(イタリアの場合カロッツェリア)の選択肢をある程度用意している場合もあれば、オーナ...