戸田恵子×植木 豪|60th Anniversary LIVEを終えて
LOUNGE / FEATURES
2017年10月4日

戸田恵子×植木 豪|60th Anniversary LIVEを終えて

60th Anniversary LIVEを終えて

沢山の方の支えをいただき、人生60年目の節目となる記念ライブを無事成功に終わらせることができました。そこで今回は構成・演出・振り付けをしてくれた植木豪氏と一緒に、むちゃくちゃ楽しかったライブの振り返り&反省会です。

Text by TODA Keiko

アーティスト・戸田恵子を発信するべく

戸田恵子(以下、戸田)・植木豪(以下、植木) いや~終わっちゃいましたねぇ~!! お疲れ様でした~!!

戸田 まずは今回のライブ、構成・演出・振り付けをしてくれた豪には心から感謝しています。

植木 とんでもない。僕もとても光栄でした。

戸田 これまでもアニバーサリーライブに関しては私のことをよく知る仲の良い人に演出をお願いしてきたのだけど、はてさて60歳の記念すべき還暦ライブを誰にお願いしようと考えたところ、めちゃくちゃ近くにその人は居ました(笑)。

植木 そうですね(笑)。特にこの10年は色んな事を積み上げてきて、姉さんの公私ともに色々分かってますからね。

戸田 そして豪の活動もこの10年は大きな広がりと成長を見せていて、たくさんの舞台に出たり「WASABEATS」をプロデュースしたりと、その活躍は素晴らしかった。

植木 今回のコンテンツ作りは姉さんの豊富な人生経験からあっという間にできました。オープニングから中盤、後半のライブ。姉さんが持っている面白い要素、楽しい要素、全部分かってますし。なんとしても「戸田恵子」として、女優・声優というのではなくてアーティストとして姉さんが発信しようとしているものを見せたい。そう思いました。

s_011_keikoTODA_60th_s

戸田 深いね~(笑)。

植木 マンパワーは強いということを。ライブにしろ、コンテンツにしろ、楽曲にしろ、音にしろ、自分のライブではできないけど、姉さんのパワーならイケるんだとぶち込んでみました。

戸田 正直しんどかった(笑)。

植木 しんどいっすよねぇ(笑)。

戸田 皆にも言われたけど、体力勝負! よくまだこんなに動くよね~って。チームアンパンマンにも、これがプロだねなんて誉められましたよ。

s_003_keikoTODA_60th_s

s_005_keikoTODA_60th_s

s_008_keikoTODA_60th_s

60th Anniversary LIVEを終えて (2)

全てがグッド!

植木 皆さんびっくりしてましたよ。側転もするし(笑)。

戸田 全5ステージ、ノーミスは1回も無かったけど何回やっても楽しかった。

植木 そう言ってもらえて嬉しいです。僕も毎回、袖で見てましたけど、始まって20分くらいですでに拍手と笑いが計算と想像を遥かに上廻っていて驚きでした。姉さんは演出を飛び越えていくんだなと思いました。言葉の力、説得力、すごいなと思いました。

s_001_keikoTODA_60th_s

s_002_keikoTODA_60th_s

s_004_keikoTODA_60th_s

戸田 ファンの皆さんも優しいですからね。そして私が望んだ「映像」という部分、プロジェクションマッピング、その他、もう最高でした。子供時代での筆で「とだけいこ」と書いているあの時間、すごく誇らしく思ってました。やりたくてもなかなかやれないことを、今やらせてもらってるなーと。嬉しい時間でした。

植木 今回はフライヤーの姉さんの赤から、スタッフ、バンド、ダンサー、DJ、ゲスト、全てグッドだったんじゃないでしょうか。皆さんノリノリでしたよ。

戸田 本当に私のために皆さん時間を費やしてくれました。

植木 照明さんもお祝いだからってレーザー入れてくれたり。ノスタルジックな映像も僕はキュンとしてました。皆こうやって生きていくんだなーって。映像班も毎日稽古場に足を運んでくれて、毎日手を入れてくれましたし。

s_006_keikoTODA_60th_s

s_010_keikoTODA_60th_s

s_012_keikoTODA_60th_s

戸田 豪が全ての演出を付け終えてからも、TAKAHIROとHILOMUとで毎日稽古してどんどん埋まっていきました。やっぱり稽古するってすごいと思ったし、短い時間ではあったけど、アニバーサリーライブに向けて気合いが入っていきました。

植木 僕が留守してる間にその積み重ねはめちゃくちゃ感じてました。そしてライブの歌、説得力ありすぎです。言葉の強み!! だから前半で遊べるんだと僕は確信してました。

戸田 DJのやついいちろうさんと5組のゲストの皆さんにも感謝です。

植木 皆さんオリジナリティがあって色々工夫してくださって。

戸田 皆、私の大好きなゲストの皆さん。お客様も大興奮だったですね。やっぱり普段からライブ・生を経験してきてる芸人さんの迫力、素晴らしいと感じていただけたと思います。

植木 僕も側で見ていてすごいなぁと思いました。

s_007_keikoTODA_60th_w

60th Anniversary LIVEを終えて (3)

これが最後でもいいと思えるくらい

戸田 総合的に私の出来はどうでしたか(笑)?

植木 本当に勝手に「戸田恵子」が暴れ出したなと思いました。キャラ付け、子供時代、歌手時代、声優、女優、様々に暴れ出すんですよね。こっちが何もしなくても。

戸田 二人の掛け合いも面白かったですね。

植木 お客様はちゃんと台本があると思ってたらしいです。まさに普段の会話でしたね(笑)。

戸田 かなりリアリティあったと思う(笑)。

植木 僕は相手が姉さんだから安心してやれました。何を言っても拾ってくれますしね。

戸田 豪のソロダンス、美しかったです。マッピングもパワーアップしてましたし、独特な形の感情のダンスを豪が覚悟を決めたダンスとして表現してくれて嬉しかったです。

s_009_keikoTODA_60th_s

植木 僕も気合い入れていきましたから。

戸田 思い出は尽きないのだけど、やれて良かったー! って思ってます。楽しかった。マジこれで最後でもいいくらい。

植木 皆カッコ良かったって言ってますよ。やっぱすげーなって。

s_012_keikoTODA_60th_ws_009_keikoTODA_60th_w

s_010_keikoTODA_60th_ws_011_keikoTODA_60th_w

戸田 ありがたいです。素敵なステージを改めてありがとうね。

植木 リハーサルの時から、皆、面白い! って言ってましたし、これは勝った! って。

戸田 私はイタイんじゃないかって悩んでた頃ね(笑)。

植木 僕なんて正直、姉さんがランドセル背負って石ころ蹴ってるだけで涙が出そうになるんです。ブーンって飛んで家に帰るあのシーン大好きなんです。

戸田 ありがとう。ランドセル背負った甲斐がありました(笑)。私はあゆ朱美の歌を歌っている時、とてつもないノスタルジーというか、一番万感の思いがありました。歌詞も忘れてないし、それだけたくさん歌ったんだなーって(涙)。もう一度きちんと歌うことができてホントに良かったです。ありがとう。60歳、還暦を元気に迎えられたこの感謝の気持ちをひたすら皆様にお届けしたかったアニバーサリーライブ。最後まで懸命に歌、歌いました。

s_006_keikoTODA_60th_w

植木 スペシャルなパフォーマンスで皆さんに感謝の思いを届けたいってずーっと言ってましたもんね。僕こそ今回はご指名頂きありがとうございました。皆さんのおかげで悔いなくできました。次は思いきりアコースティックなものとかどうですか?

戸田 もうすっかり演出家の観点ですね(笑)。ご期待に応えられるようこれからも頑張ります。

植木 僕も負けずに頑張ります。

           
Photo Gallery