CHAPTER3    “ダイバーズ”と“クロノグラフ”をドッキングさせた新境地|TUDOR

アンバサダー、デイヴィッド・ベッカム氏が着けているのが、「ブラックベイ クロノ S&G」。ツーカウンターがシャンパンゴールドにより強調されているため、チューダーらしさがひと目で分かる。

WATCH & JEWELRY / FEATURES
2020年8月19日

CHAPTER3 “ダイバーズ”と“クロノグラフ”をドッキングさせた新境地|TUDOR

TUDOR|チューダー

マニュファクチュールムーブメントをオイスターケースに装着した最強クロノグラフの誕生

チューダークロノグラフの歴史にとって、2017年は金字塔となる重要な年となりました。この年、チューダーはブライトリング製クロノグラフ「キャリバー01」を採用、これを独自にチューンナップして「キャリバーMT5813」を作り、製品化することに成功したのです。ここに200メートル防水を誇る“現代のダイバーズクロノグラフ”が誕生しました。

Text & Edit by TSUCHIDA Takashi

類まれなる防水クロノ、しかもコラムホイールと垂直クラッチを搭載したこだわりのキャリバーを内蔵

「ブラックベイ クロノ」の特徴である美的要素は、チューダーの歴史に由来します。
全体のフォルムそしてドーム型のサファイアクリスタル風防は、チューダー初のダイバーズウオッチに起源を持ちます。他人の目を引く大きなリュウズは、1958年の有名なRef.7924の特徴です。その時計とは、200m(660フィート)までの防水性能を備え、“ビッグ・クラウン”として知られています。
またスノーフレークとして知られる特徴的なスクエア型の針は、1970年代にフランス海軍に提供した腕時計の代表的モデルの特徴を備えています。そして横ふたつに並んだインダイアルは、1970年、1971年に発表されたチューダーの初期クロノグラフの特徴を継承しています。
「ブラックベイ クロノ」は、まさにチューダーが持つ伝統をかけ合わせることで生まれました。
マットブラックの文字盤とドーム型のサファイアクリスタル風防により高い視認性を実現。最適なコントラストとするために、サブカウンターを窪んだ構造に、日付表示を6時位置に配置しています。そして41mm径のケースには、初代クロノグラフにインスピレーションを得たプッシャーを備えています。固定ベゼルにタキメーターを刻印して、スポーティな印象を導いている点も、一貫して実用性能を追求した結果です。
その類まれなる性能と、傑出したデザインにより、「ブラックベイ クロノ」は、2017年のジュネーブウオッチメイキンググランプリで「“Petie Aigulle”Watch Prize」を受賞しました。
コラムホイールとシリコン製バランススプリングを備えるマニュファクチュールキャリバー「MT5813」。
一方で、クロノグラフマニュファクチュールキャリバーは、ブライトリング01をもとに、チューダーが開発した高精度の調速機を備え、独自の仕上げを施したものです。これは、信頼性の高い機械式のムーブメントを製造するために、ふたつのブランドが設計・製造における技術を結集させた、両者の近年の協力関係の賜物です。
約70時間のパワーリザーブを誇り、シリコンバランススプリングを採用した「ブラックベイ クロノ」の心臓部、マニュファクチュールキャリバーMT5813は、スイス公認クロノメーター認定の高性能ムーブメント。時計製造の伝統を継承する精巧なコラムホイールメカニズムと垂直クラッチを有しています。独自の品質哲学のもと、すべてのチューダー製品に課される厳しいテストにより保証された比類なき堅牢性と信頼性を実現、その性能に疑う余地はありません。
「ブラックベイ クロノ」で選べるデニムタイプのファブリックトラップ装着モデル
もうひとつ、チューダーは、ファブリックストラップを採用した初めての腕時計ブランドのひとつであることにも言及しておきます。古くから織物工業が盛んなフランス・サン・テティエンヌ地方で150年の歴史を持つファミリー企業が、19世紀のジャガード織機で織ったこのストラップは、その製造品質に加え、手首に着けた時の心地良さに優れています。
問い合わせ先

日本ロレックス / チューダー
Tel.03-3216-5671
https://www.tudorwatch.com/ja

                      
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