レクサス パリサロンに「LF-CC」を出展|LEXUS
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月26日

レクサス パリサロンに「LF-CC」を出展|LEXUS

LEXUS LF-CC Concept|レクサス LF-CC コンセプト

パリモーターショーにDセグメントクーペ「LF-CC」出展

レクサスは9月27日より始まるパリモーターショーで、Dセグメントに属する中型クーペ「LF-CC コンセプト」を発表する。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

今後のレクサスを予告する1台

今回、情報公開となった「LF-CCコンセプト」は、今後のレクサスの中型クーペ(Dセグメントのレクサス)を予告するモデルであり、2014年モデルのレクサス「IS」が同様の方向性でまとめられるだろう、と予想される。

エクステリアは、これまでのレクサスのデザイン言語の延長線上にあり、「L」をモチーフとした意匠が各所に配され、あたらしいレクサスの象徴“スピンドルグリル”ももちろん採用される。低いフロントスポイラーは複雑な面で構成され、ランニングライトはヘッドライトの下、バンパーと一体化した形で搭載されている。

サイドビューは後部へ向かって重みを増してゆく印象で、レクサスによれば、このクルマが後輪駆動車であることを強調しているという。ボディ下部から、リヤホイールアーチを経由して、テールランプへとのぼるラインも特徴的だ。

 
LEXUS LFCC|レクサス LFCC

LEXUS LFCC|レクサス LFCC

後部に目を移すと、3次元的かつ「L」を反復した独特なデザインのテールランプをふくめ、全体が、上方へともちあがるかのような、動きを感じさせる形でまとめられているのがわかる。ルーフのシャークアンテナには、ハイマウントストップランプが統合されている。

ボディカラーは「フルイドチタニウム」とよばれる、メタリックカラーだ。陰影にとみ、ボディのラインを強調している。

インテリアにもあらたな試み

今回公開された画像は、エクステリアのみで、インテリアのイメージはいまだ詳らかではないが、インテリアにもまた、従来のデザイン哲学を受け継ぎつつも、未来のレクサスに向けた挑戦がなされるようだ。

具体的には、ダッシュボードが上下2つのゾーンに明確に区切られ、上部が画面によって構成された「ディスプレイゾーン」、下部がシフトレバーやコントローラーを擁する「オペレーションゾーン」とされるという。これによって、広々とした室内空間と、ドライバーが運転に集中できる、扱いやすくスポーティなコックピットを演出するのが狙いだ。

内装色は、アンバーカラーのレザーでまとめあげられるという。エレガントで温かみのある空間となるようで、エクステリアのカラーリングとコントラストをなすとレクサスは語る。

クラスをリードする環境性能の新開発ハイブリッドパワートレイン

パワートレインは、トヨタの直噴技術D-4Sと、圧縮比よりも膨張比を大きくすることで熱効率をたかめるアトキンソンサイクルが採用された新開発の2.5リッター4気筒ガソリンエンジンが、レクサス自慢のハイブリッドシステムと組みあわされるという。今後、この動力機関は、レクサスの市販モデルに順次搭載されることになるようだ。

100g/km以下のCO2排出量と、CO2排出量1グラムあたりに2ps以上の出力の発生が予定されており、

スポーティなイメージを裏切らないだけの動力性能と高い環境性能を両立させ、Dセグメントでは最高峰の機関を目指す、とレクサスは、その来るべき完成に自信をうかがわせる。

パリモーターショー2012での公式発表は9月27日。激戦区であるDセグメントに、またも続報がまたれる1台が誕生しそうだ。

           
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