ハイブリッドカー
「ハイブリッドカー」に関する記事
Volkswagen|フォルクスワーゲンもハイブリッド戦線に参戦
Volkswagen Tuareg V6 TSI Hybridフォルクスワーゲンもハイブリッド戦線に参戦フォルクスワーゲン(Volkswagen)は、フルタイム4WDの「トゥアレグ V6 TSI ハイブリッド」(Tuareg V6 TSI Hybrid) のプロトタイプを公開した。文=ジラフ発売は2010年今回搭載されるシステムは「パラレル式ハイブリッド」と呼ばれるもので、エンジンにアウディS4と同様の3.0リッター直噴V6スーパーチャージャーを採用し、ここにアシスト用のモーターが取り付けられる。エンジン単体では、最高出力333ps、最大トルク44.9kgmというスペックだが、ここに最高出力52ps、最大トルク30.6kgmのモーターが取り付けられることで、トータル出力は374ps、59.1kgmを記録。モーターでのアシストは、発進時の単独走行(最高50km/hまで)や、フル加速時におこなわれるという。またこのシステムは0-100km/h加速6.8秒を達成するとともに、欧州複合モー...
PORSCHE Cayenne Hybrid S|エコロジー・コンシャスなカイエン
PORSCHE Cayenne Hybrid S<エコロジー・コンシャスなカイエンポルシェは「カイエンSハイブリッド」について、その概要を発表した。 文=ジラフV8モデルと同等の走行性能と4気筒並みの燃費カイエンSハイブリッドに搭載される駆動システムは、フォルクスワーゲンの「トゥアレグ V6 TSIハイブリッド」と共通のパラレル式フルハイブリッドとなる。エンジンとモーターの出力の合計は374psを誇り、最大トルクは59.1kgmと発表されている。内燃機関にはアウディA4に搭載される3.0リッター直噴V6スーパーチャージャーが採用され、最大出力は333ps、最大トルクは44.9kgmを発揮。モーターだけの出力も最大で52ps、また最大トルクでも30.6kgmを記録するという。これによって0-100km/h加速は6.8秒という驚きの数値を実現。この記録は4.8リッターV8エンジンを積む「カイエンS」のティプトロニックS仕様とおなじもので、ポルシェの発表した「V8と同等の走行性能を...
マクラーレンP1に珠海インターナショナルサーキットで試乗|McLaren
McLaren P1|マクラーレン P1マクラーレンP1に珠海インターナショナルサーキットで試乗F1ゆずりのハイブリッドシステムを搭載し、最高速度は350km/h、0-100km/hに到達するまで3秒もいらないという驚異のパフォーマンスをみせるマクラーレン「P1」。生産台数わずか375台限定のこのスーパースポーツカーについては、これまでも発表からテストドライバーによる同乗走行と、折に触れてお伝えしてきた。そしてついにP1のステアリングをじかに握るときがやってきた。中国・珠海インターナショナルサーキットから大谷達也氏がリポートをお届けする。Text by OTANI Tatsuyaついにステアリングを握るマカオからほど近い珠海(ズーハイもしくはチューハイ)。この街の郊外にF1グランプリが開催できるという触れ込みで珠海インターナショナルサーキットが建設されてからおよそ20年になる。私は、偶然にもそのこけら落としとなるイベントを取材するためにこの地を訪れていたが、やがて中国GPの開催地が...
TOYOTA PRIUS|トヨタ・プリウス 大きく進化した3代目
TOYOTA PRIUS|トヨタ・プリウス大きく進化した3代目トヨタ自動車は18日、3代目となるハイブリッド専用車 「プリウス」を発表した。またこのニューモデルは、同日から全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店という同社のすべての販売店を通じて販売も開始されている。文=ジラフ2.4リッタークラスの加速性能と38.0km/ℓという驚異の燃費世界初の量産ハイブリッド乗用車として、1997年に発売が開始されたプリウスは、世界40カ国以上で販売され、2009年の3月末までに、累計販売台数は125万台を突破。今回発表された新型は、販売国をこれまでの約倍となる80カ国とし、世界のハイブリッド車のトップブランドとしての地位を磐石のものとする狙いがある。日本を皮切りに、他国でも順次販売が開始されるという。気になる新型プリウスの特徴は、各段に進化したハイブリッドシステムと、それにともなった燃費の向上だろう。なにしろ、エンジンの排気量を1.5リッターから1.8リッターにアップさせるこ...
プレミアムSUVの行く末を占う新型レクサスRX|Lexus
Lexus RX|レクサス RXプレミアムSUVの行く末を占う新型レクサスRX今月はじめに開催されたニューヨークオートショーで、レクサスは4代目となる「RX」を発表した。ショー会場でデビューの瞬間を目撃したモータージャーナリストの九島辰也氏が、その模様をお届けする。Text by KUSHIMA Tatsuyaアメリカで高い注目度あまり話題になっていないかもしれないが、今年4月の頭に開催されたニューヨーク オートショーには今後のプレミアムSUVマーケットをリードしていくであろう2つのモデルが発表されている。メルセデス・ベンツ「GLE」とレクサス「RX」だ。アンベールされたのはどちらも市販車。つまり、今年われわれの前に姿を現す代物となる。この2台がプレミアムSUVマーケットの近未来を占うのは歴史が物語っている。どちらも初代が誕生したのは1997年。北米で販売を開始したのがはじまりだ。メルセデスは「Mクラス」として登場したが、当時のそれはセンセーショナルだった。ヨーロッパのプレミアムブ...
Volvo|ボルボ 北欧発のプラグインハイブリッドカー
Volvo|ボルボ北欧発のプラグインハイブリッドカーボルボ・カーズは2012年に、スウェーデンの大手電力会社バッテンファール社との共同開発による、家庭用標準電源コンセントから充電可能な新型プラグイン・ハイブリッド車を実用化すると発表した。文=ジラフ市場導入は2012年からこの新型プラグイン・ハイブリッド車は、電気とディーゼルを動力とし、バッテリーはリチウムイオンを使用。街中などの短距離の移動では強力な電気モーターで走行し、長距離の移動にはボルボ社製の低燃費ディーゼルエンジンがその動力源となる。バッテリーへの充電は、家庭用標準電源コンセントを使って約5時間とされ、これにくわえてブレーキ使用時にも回生エネルギーとして充電できるという。また今夏には、ボルボV70プラグイン・ハイブリッド車のデモカー3台の運用を開始。ここで新技術に関するドライバーニーズの収集や、利用方法、最適な充電方法を評価していくという。また家庭での高速充電、公共の充電ステーションに関するさまざまなコンセプトの検証も行わ...
番外編|エコカー3モデル乗りくらべ新潟ツアー 前篇
TOYOTA PRIUS G Touring Mercedes-Benz E 350 BlueTEC AVANGARDEVolkswagen Golf TSI Trendline番外編|エコカー3モデル乗りくらべ新潟ツアー 前篇(1)今回の長期リポートは番外編。リポート2号車のプリウスと、3号車のE 350 ブルーテック アバンギャルド、そして直噴エンジンとダウンサイジング・コンセプトにより低燃費を実現した話題のフォルクスワーゲン ゴルフ TSI トレンドラインの3台を乗り比べました。目指すは新潟の荻ノ島。今なお茅葺きの住居が残る集落です。昔ながらの暮らしを残す荻ノ島へ、アプローチの異なる3台の最新エコカーで、いざ出発。文=オウプナーズ写真=荒川正幸今回のツアーはエコカーの三つ巴戦エコカーといっても、まったくちがうアプローチをしている3台。トヨタ プリウス(以下プリウス)は1997年のデビューから進化しつづけるハイブリッドカー、いっぽうヨーロッパでは熱効率がよく環境コンシャスである...
エコカー揃い踏み、3モデルの選び方を考える
Mercedes-Benz E 350 BlueTEC AVANGARDE|メルセデス・ベンツ E 350 ブルーテック アバンギャルドTOYOTA PRIUS G Touring|トヨタ・プリウス G ツーリングNISSAN LEAF X|日産 リーフ Xエコカー揃い踏み、3モデルの選び方を考える現在、OPENERS編集部にある長期リポート車はじつは、すべてエコカーと呼ばれるもの。しかし、ひと括りにエコカーと言っても得意な領域や使い勝手はまったくちがう。そこで、はじめて3台を集め、それぞれの特徴を考察した。Text by MATSUO DaiPhotos by ARAKAWA Masayuki街なかでしか乗らないならリーフで十分まず、最新の長期リポート車である日産リーフ。電気だけで走ることができる注目モデルだが、これまでのリポートでも記したとおり、電気を満充電にして120km程度の走行といったところだろう。そのさいに消費する電力は24kwhなので月に1,000km走行するのなら2...
HONDA CR-Z|ホンダのハイブリッド攻勢
HONDA CR-Z|ホンダ CR-Zホンダのハイブリッド攻勢ホンダは、スポーツハイブリッド「CR-Z」を2010年2月より、「フィット」のハイブリッドモデルを2010年中に、日本国内で販売開始することを発表した。文=ジラフ新しいハイブリッドシステムも開発中現在、ホンダがリリースしているハイブリッド車は、「インサイト」「シビック ハイブリッド」の2車種。しかし販売が好調であるインサイトの影響もあり、早急なスモールハイブリッドモデルのラインアップの拡充が図られるのだ。また「フィット」のハイブリッドモデルについては、インサイトよりも安価な価格設定がなされることが予想されるので、さらに幅広い層がハイブリッドに注目してくことはまちがいない。搭載されるシステムは、「シビック ハイブリッド」「インサイト」とおなじ小型・軽量・高効率を追求したホンダ独自のIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)。当面は小型車分野でもハイブリッド技術を展開していくことが予定されるが、現在も中・大型車への搭載...
BMW ACTIVE HYBRID X6|BMWにもハイブリッドの波
BMW ACTIVE HYBRID X6|ビー・エム・ダブリュー アクティブハイブリッド X6BMWにもハイブリッドの波BMWは、同社初のフルハイブリッドカーとなる「アクティブハイブリッドX6」を発表した。文=ジラフ量産ハイブリッド最強のパワーベースとなる車両は、X6のトップグレード「xドライブ50i」。ここに搭載されるハイブリッドシステムは、2モードハイブリッドシステムと呼ばれるもので、50iとおなじ直噴ガソリン4.4リッターV8ツインターボ(最高出力400ps、最大トルク62.2kgm)に、2基のモーターを追加したもの。この2基のモーターは低速用(91ps、26.6kgm)、高速用(86ps、28.5kgm)に分けられ、エンジンとのトータル出力は、480ps、79.5kgmという「量産ハイブリッド車で最強のパワー」を誇る。また「7速ツーモードアクティブトランスミッション(ECVT)」と4WDの「xドライブ」の採用により、そのパワーをロスすることなく路面に伝え、0-100km/h...
TOYOTA PRIUS Plug-in Hybrid Concept|トヨタ・プリウス プラグイン ハイブリッド コンセプト
TOYOTA PRIUS Plug-in Hybrid Concept|トヨタ・プリウス プラグイン ハイブリッド コンセプトエコロジー性能がさらに向上トヨタは、新型プリウスをベースとした「プラグイン ハイブリッド コンセプト」を、フランクフルトモーターショーで公開することを発表した。文=ジラフCO2排出量をさらに削減トヨタは2007年から、フランスの電力公社であるEDFと共同で、先代プリウスのプラグイン ハイブリッド車の開発、テストを繰り返してきたという。今回発表される新型プリウスのプラグイン ハイブリッド車は、そこから得られたさまざまなノウハウを活かし、より進化したモデルになっている。目につく点としては、まず二次電池をニッケル水素からリチウムイオンバッテリーに変更したことがあげられる。性能が向上したリチウムバッテリーのおかげで、市街地での短い走行は、基本的にすべてモーターを使ったEVになるが、ここで使われる電気は、従来のハイブリッドと同様、走行中の充電にくわえ、家庭や公共施設の...
ホンダ CR-Z コンセプト|純粋に走りを愉しむためのハイブリッドカー
HONDA CR-Z Concept|ホンダ CR-Z コンセプト純粋に走りを愉しむためのハイブリッドカーホンダは東京モーターショーのおいてさらなるアップデートがほどこされた「CR-Z Concept」を登場させることを発表した。文=ジラフ1.5リッター 4気筒+6速MT2010年の夏からの市販化を考えれば、今回発表される「2009CR-Z Concept」はかなり市販モデルに近いかたちで発表されることはまちがいない。リリースされた写真を見ると、新しい形状となったエンジンフード、より現実的になったヘッドライト、ダミーではないリアルなドアハンドル、より大きくなった後部の4分の1ウィンドウなど2007年デビューのCR-Z Conceptから多くの変化があることが見受けられる。またハッチバックは新設計となり、リアビューはインサイトとの相似性を若干感じ取ることができる。インテリアについても、現行で発売されているホンダ車に近いかたちでまとめられている。パワーユニットは、ホンダのIntegra...
インフィニティ M35 ハイブリッド|インフィニティ史上もっともクリーン
INFINITY M35 Hybrid|インフィニティ M35 ハイブリッドインフィニティ史上もっともクリーン日産が北米を中心に海外で展開している高級ブランド、インフィニティは、公式にM35(日本名フーガ)ハイブリッドの量産計画を発表した。文=ジラフリニアなレスポンスと抜群の加速性能インフィニティによるとM35 Hybridは、性能と燃費のバランスをとるように設計され、インフィニティの歴史上、もっともクリーンで経済的なクルマとして誕生するという。このモデルは、駆動用と回生用を兼ねた電動モーターと、3.5リッターV6エンジン、そしてトランスミッションを2つのクラッチでダイレクトに接続したパラレルハイブリッドシステムを採用。もちろんモーターのみで走行することも可能で、ハイパワーなリチウムイオンバッテリーは、従来のバッテリーパックと同サイズながら、2倍のエネルギーを供給することが可能だという。またこのハイブリッドシステムのコンポーネントは、非常にリニアなレスポンスと抜群の加速性能を実現。...
日産フーガ|ハイブリッドモデルは2010年秋デビュー
NISSAN FUGA|日産フーガハイブリッドモデルは2010年秋デビュー日産自動車は、10月24日から開催される第41回東京モーターショーで、新型フーガを発表する。文=ジラフロー&ワイドになったボディお披露目されるモデルは、まもなく発売が予定されている市販モデルにかなり近いものになると思われる。搭載されるエンジンは、すでにおなじみとなっているVQシリーズ。3.7リッターのVQ37VHRと、2.5リッターVQ25HRの2種類が設定され、2010年の秋には3.5リッターV6エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルも設定されることが予定されている。エクステリアデザインは、現行モデルと比べ全高が低くなり、全幅は広がったロー&ワイドなフォルムが特徴。曲線が積極的に取り入れられ、スカイラインシリーズにもみられるフェンダーの膨らみに、走りの確かさが連想される。最先端の安全装備安全装備面では、車両の制動を補助する「インテリジェントペダル」、コーナーリングの挙動を安定させる「コーナリング...
Porsche Panamera S hybrid|ポルシェ パナメーラ S ハイブリッド 試乗
Porsche Panamera S hybrid|ポルシェ パナメーラ S ハイブリッドラグジュアリアスなポルシェ製ハイブリッドサルーンに試乗(1)ポルシェから市販ハイブリッドモデル第2弾となる「パナメーラ S ハイブリッド」が誕生した。カイエン S ハイブリッドとおなじパワートレインを積み、市販ラインナップ史上もっともCO2排出量が低いと言われるこのプレミアムサルーンに、モータージャーナリスト 渡辺敏史氏が試乗した。文=渡辺敏史写真=ポルシェ ジャパンポルシェの積極的な環境負荷低減策世界の先進国が地道に推し進めるCO2排出量の削減は、自家用車の世界でもいよいよ待ったなしの状況だ。それは大量生産を前提としていないスポーツカーやラグジュアリーカーのブランドについても、何らかの対応を迫ることになる。 そんななか、ポルシェはレースフィールドでも市販車の世界においてもハイブリッドの可能性を積極的に模索している。すでに日本でも発売されているカイエン S ハイブリッドについで、このパナメー...