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2015年4月16日
Volvo|ボルボ 北欧発のプラグインハイブリッドカー
Volvo|ボルボ
北欧発のプラグインハイブリッドカー
ボルボ・カーズは2012年に、スウェーデンの大手電力会社バッテンファール社との共同開発による、家庭用標準電源コンセントから充電可能な新型プラグイン・ハイブリッド車を実用化すると発表した。
文=ジラフ
市場導入は2012年から
この新型プラグイン・ハイブリッド車は、電気とディーゼルを動力とし、バッテリーはリチウムイオンを使用。街中などの短距離の移動では強力な電気モーターで走行し、長距離の移動にはボルボ社製の低燃費ディーゼルエンジンがその動力源となる。
バッテリーへの充電は、家庭用標準電源コンセントを使って約5時間とされ、これにくわえてブレーキ使用時にも回生エネルギーとして充電できるという。
また今夏には、ボルボV70プラグイン・ハイブリッド車のデモカー3台の運用を開始。ここで新技術に関するドライバーニーズの収集や、利用方法、最適な充電方法を評価していくという。また家庭での高速充電、公共の充電ステーションに関するさまざまなコンセプトの検証も行われる予定だ。
その結果は量産予定のプラグイン・ハイブリッド車に反映され、まさに具体的な市場ニーズに合わせたニューモデルとして2012年に登場する予定だという。
安全性やデザイン性など、ボルボが築き上げてきた魅力的なファクターは少しも犠牲にせず、環境、そして社会的ニーズをも配慮したニューモデル。その登場を待ち望む声は世界中に広がっている。